魚眼レンズ実験、の巻 [趣味]
smc PENTAX-F 17-28mmF3.5-4.5 Fish-Eye |
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仕様・特長 | ||||||||||||||||||||||||||
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トイレンズと遊ぶ、の巻(2020-04-28-1)
さて、今日の記事は、散歩カメラの話題です。私の所有機材は、おおむね旧世代の生産終了品です。中古で購入した時点で既に生産終了していたものも少なくありません。このPENTAXQ S1もそうです。愛用してきたPENTAXQ7が故障したため、最近、修理代金相当で中古購入しました。
上の写真は標準ズームつきのレンズセットですが,今回購入したのはボディのみです。PENTAX ミラーレス一眼 Q-S1 ズームレンズキット [標準ズーム 02 STANDARD ZOOM] ピュアホワイト 06191
- 出版社/メーカー: リコー
- 発売日: 2014/08/28
- メディア: Camera
それと、こんなトイレンズも,衝動買いしてしまいました。
PENTAX 単焦点トイレンズ 04 TOY LENS WIDE Qマウント 22097
- 出版社/メーカー: ペンタックス
- 発売日: 2011/08/31
- メディア: Camera
歪んでますなあ!の巻(2021-10-01)
もっと以前にこんな記事もありました。はしけやし昭和末年17歳(2015-08-25)
フィッシュアイズームの歴史PENTAXは古くからフィッシュアイレンズ(魚眼レンズ)を発売してきたのですが、ズームを採用したフィッシュアイズームは1995年に発売したsmc PENTAX-F FISH-EYE ZOOM 17-28mmF3.5-4.5に端を発します。KAFマウントでもちろん35mm判フィルム用。このころから今と同じ対角魚眼ズームレンズでした。その後、デジタル一眼の時代になった2005年にsmc PENTAX-DA FISH-EYE10-17mmF3.5-4.5ED[IF]が登場します。初代のFレンズのモデルは最短撮影距離0.45mだったのですが、魚眼レンズならではの焦点距離の違いによって大きく変化する画角、強い遠近感、被写体のデフォルメ、画面全体にピントが合ったパンフォーカス撮影などを考えると、最短撮影距離は短くしたい。そこで最短撮影距離0.14mを実現しての登場となりました。レンズの前面から約2.5cmでもピントが合うという、マクロ顔負けの近接撮影ができるレンズです。これで鼻をアップにしたペット画像も撮れるようになりました。このレンズがHD化して2019年に登場したHD PENTAX-DA FISH-EYE10-17mmF3.5-4.5EDへと続くのですが、HDコーティングならではのクリアな描写はもちろん、フードを取り外し式にしてフルサイズ一眼カメラでの使用も考慮しているのも大きな特徴のひとつと言えるでしょう。三代続くフィッシュアイズームの広角側の画角は180°。初代のFレンズは35mm判フィルム用ですので、APS-Cに装着すると35mm判換算値で100°程度になり「歪みのある広角レンズ」ということでちょっと違和感が出てしまいます。しかし、APS-C用のHD PENTAX-DA FISH-EYE10-17mmF3.5-4.5EDは、フルサイズで使用すると円形に近い構図で魚眼撮影を楽しむことができます。APS-Cに装着して撮影するのとはまたちょっと違うプラスアルファの楽しみ方ができるんですね。「初代」に当たるわがレンズの、発売時価格は確かめられませんが、最新のPENTAX-DA FISH-EYE10-17mmF3.5-4.5EDのメーカー希望小売価格は、。78,000円(税別)ですから、初代もそれ相応の値段設定だったはず・・・.ですが、それにしては、チープ感漂うプラスチック鏡筒・・・という印象が免れません。何か見覚え感があるなという気がします。それもそのはず、当時大量に出回った標準レンズsmc PENTAX-F 35-80mmF4-5.6とうり二つ。
久々の機材ネタ、の巻 [趣味]
久々の機材ネタです。
昨日の記事の写真、カワセミだけはPENTAXK5Ⅱ+sigma APO 120-400mm F4.5-5.6 DGで写しましたが、アジサイ、バラは、OLYMPUS OM-D E-M1にフォーサーズアダプターを介してZUIKO DIGITAL 35mm F3.5 Macroを装着したものと、リコーGXR+MOUNT A12にPENTAXkマウント用変換アダプターを介してsmc pentax M50mmf1.7つけたセットで、撮り比べてみました。文字で書くと長くなりますが、実際はコンパクトサイズの2台です。
前者は、マイクロフォーサーズのカメラに、もはや現役を退いた旧世代のフォーサーズレンズをセットしたものですが、私の所有レンズでは比較的新しいし、マクロレンズは楽しいな(2013-08-28)の記事で話題にしたマクロレンズです。(その後故障して中古で買い換えましたが)
ところがお立ち会い。ここにとりいだしましたるこのレンズは、ここにあるあそこにあるという、ありきたりのレンズではござらぬ。ほかのレンズとどこが違うかと申すに、①安い(マクロレンズとしては)、②軽い。③写りがよい。
OLYMPUS ZUIKO DIGITAL35mm1:3.5MACROです。(この写真は、1.4倍テレコンバータをつけているので、少し長く見えますが、レンズ本体は、すごくコンパクトです)
(中略)最近滅多に持ち出すことのなかったE420に、軽いマクロレンズを装着してみてはどうかという誘惑が頭をもたげ、PENTAX機+トキナー90mmMACROというお気に入りのコンビと競合するシステムに手を染めてしまったのです。
いつもながらに自己嫌悪とともに使い始めたこのシステムでしたが、、、、とてもいいです。
バッグに、もう一台K5Ⅱ+望遠ズームを入れて出かけても、軽装の範囲内です。
肝心の写りは?マクロレンズとしても、標準レンズとしても、申し分ありません。解像度といい醸し出す表情といい、所有レンズのなかでトップクラスと思えます。ここ23日の散歩に持って出ましたので、画像を少し紹介します。
ここまでの、知ったかぶりのウンチクは読み飛ばして、マクロの世界を楽しんでください。
実がはじけたゴーヤです。
ここまでベタほめしたレンズですので、写りが悪いはずはありません。
例えばこんな写りです。昨日の記事への積み残しを少しだけご紹介します。
もう一方の組み合わせは、紅葉も銀杏も今が盛りの後楽園、の巻(その3)(2019-11-26)の記事などでも紹介しました。
RICOHGXR+A12+Smcpentax m50mmf1.7。レンズは、比較的コンパクトな方ですが、フィルム時代の金属鏡筒オールドレンズですので、かなりズシリときます。しかも、必要な接続用アダプターを加えると、結構かさばります。マニュアル露出、マニュアルフォーカスで、注意深く撮影しても、思い通り写っているとは限りません。でも、そこにフィルムカメラみたいな味わいがある、といってみると、いっぱしの趣味人のようですな(笑)
このレンズについて書いた過去記事も再掲しておきます。
異邦(とつくに)のひとらと躑躅愛でにけり(2015-04-30)
この園を訪問するたびに思いますが、日本人の来園者よりも、外国人、とりわけアジア系の観光客の方が目につく気がします。日本人のツアー客かと見ていると、聞こえてくる言葉が違うことに気づくこともしばしばあります。
この日は、東洋系の外国人客も見受けましたが、西洋人の団体客らしい一行を目にしました。英語圏ではない言葉が聞こえてきたようにも思えました。しかとはわかりませんけれど。異邦(とつくに)のひとと躑躅を愛でにけり
いずれにしても、海外の方が、「和」の世界に触れてくださることは歓迎です。
そのような事情で、今日の記事は、躑躅三昧の似たような写真ばかりの羅列になりました。
これでも、当初のセレクト画像を、気がとがめてかなり割愛しています。「フォト蔵」を訪ねていただきますと、もっと多くのツツジの写真をストックしておりますので、ご覧いただければ幸いです。
携行カメラは、野鳥との出会いを期待してpentax K5Ⅱ+AFボーグを準備するとともに、そのAFアダプターに、久しぶりに古い古いMFレンズ、pentax M50mmf1.7を換装しながら使う計画でした。このレンズは、私が最初に買った一眼レフ機PENTAX MEに付属の標準レンズでした。その時のレンズそのものは、AF時代に対応したシステム変更に合わせて、カメラごと中古で(安く)買い上げて貰ったのですが、しばらく経ってからまたマニュアルカメラが欲しくなって、同じカメラを中古で買いました。その際このレンズも着いていました。特段の特徴のない、平凡なレンズですが、そのコンパクトな姿は「ベストサイズ」という感じがして愛着がありますし、時々使ってみるたびに、決して悪い写りではないと、その都度確認している次第です。
ですが、いろんないきさつで手元にある「pentax M50mmF1.4」や、リコー製の、「和製ズミクロン」こと「XR RIKENON 1:2 50mm」、あるいはまた、m42スクリューマウント(ネジ込み式マウント)の「Super-Takumar 1:1.8 55mm」など、同じような画角の標準レンズに出番を譲ることが多いのです。
以下の写真は、そのM50mmのものです。
またまた脱線が過ぎました。でも、意外に侮れない写りを見せてくれるので、時々思い出したように使って見るのです。
何か撮影意図があったかのような(笑)「作品」になりました。
今朝の朝散歩も、この組み合わせをもち出してみました。
路傍のコスモス。
ヤグルマギク。
タチアオイ。
オオキンケイギク。
ポピー。
チェリーセージ?
刈り入れが終わった麦畑。
刈り入れを待つ麦畑。
きょうはこれにて。
本題は?の巻 [趣味]
台風14号の余波で、雨風が、外出を妨げます。わが地方は、災害につながるような影響は免れ、何よりでした。
一昨日は、県知事選挙の公示日。県政の転換をめざす候補者やスタッフの方々をはじめ、友人知人の誰それも、雨の中をポスター貼りやら街頭演説やら、ビラ配りやら、年齢や身体的・家庭的状況を押して頑張っているので、私もちょっとだけお手伝いはしてます。
昨日は10月9日で、「9の日」です。地元九条の会が、九条改憲反対を掲げて、毎月9日の午前九時から、スタンディングアピールを続けていますが、この日も予定通り実施されました。前日、この会の中心のQさんに出会ったとき、「台風の影響で、雨のようだから、もし雨が降っていたら中止」とおっしゃっていましたが、幸いなことに曇りの天気。少々風は冷たく感じられたものの、90歳代、80歳代の先輩方も含めて、いつものメンバーで、心地よいスタンディング行動ができました。
この場での雑談で、ひときわ話題になったのは、スガ首相の「たたきあげの苦労人」「気さくな人柄の令和オジサン」「パンケーキ好きのお茶目な一面」という、CMとして作られたイメージの化けの皮が、一気に剥がれ落ち、衣の下のヨロイが丸見えになってきたこと。とくに、学術会議の人事に泥手を突っ込んできた一件です。
あらましこんな、やりとりです。
世間では、まだ他人事、対岸の火事という反応。特にメディアの対応の鈍感さが気になる。忖度の病膏肓に入るという状況?。むしろ「ネイチャー」「サイエンス」誌や、有力新聞など、海外のメディアの方が、率直で本質的な批判を寄せている。
法外にお友達を優遇し、尻尾を振り競い合って恭順の意を表する家来だけに恩寵を与える(自分の身に火の粉が及びそうになると、あっさりと非情な手のひら返しで切り捨てるが)反面、政権の気に入らない相手には、陰湿なお仕置きをするというのが、安倍内閣スガ官房長官時代からの一貫した姿勢。ことは学問・研究という特別な分野だけの問題ではない。国民一人ひとり、殊に言論・表現の分野にとっては死活問題であるはず。この分野からも、もっと、機敏な発信があってしかるべき。
スガさんは例のごとく、「批判は当たらない」「学問の自由とは全く関係ない」と、スガ語法を駆使して、これまた根拠も示さずオウム返ししているが、問題が学問の自由、ひいては思想信条の自由に深く直結することは明瞭だ。なぜなら、何ら理由も示さず、学術会議からの推薦を受容したり拒絶することは、「研究内容の何が許容され何が排除されるのか?」「政権の意に染まぬ人物は排除されるらしい」、「こうかしら、ああかしら」という疑心暗鬼を増幅させ、自主規制に次ぐ自主規制、忖度に次ぐ忖度を、学問研究の世界に蔓延させずにはいないだろうから。
学問研究の自由を揺るがすこの事態は、教育にとっても重大問題で、学問の自由・研究の自由が侵される状況下では教育の自由もなりたたない。教職員組合にも最大限の対応が求められているのではないか、、、などなど、話は弾みました。
昨日の午後は、年金者組合の集まりがありました。ここでも、県知事選挙と、スガ専制の話題でもちきりでした。
前置きが長くなりました。こからが、今日の本題。
雨の合間の、朝散歩での写真です。
白(クリーム色?)のヒガンバナ。
小川のほとりに群生する赤いヒガンバナ。
七変化(ランタナ)
そして、コスモス。
いずれも、特に珍しくもない、路傍の花ですが、レアなのはこれを撮影した機材です。今日の話題の中心は、これです。
カメラは、RICOH GXR。レアものです。
このカメラの説明文を、メーカーサイトから少し引用しておきます。
ボディ
GXR 販売終了希望小売価格:オープン価格
発売日:2009年12月18日GXRは、本体とカメラユニットで構成される、新しいカメラシステムです。それぞれのカメラユニットは、焦点距離の異なるレンズと最適化したタイプ/サイズの撮像素子、画像処理エンジンを搭載しています。これを交換することにより、多彩なシーンに対応。表現力への高度な要求をクリア。カメラユニットの着脱にはスライド機構を採用し、すばやく確実なユニット交換を実現しています。
ユニット交換式だから実現できる、小型・高性能なレンズ設計
レンズこそ写真の命です。これまでのレンズ交換式カメラシステムでは、マウントやレンズ後玉から撮像面までの距離、いわゆるフランジバックやバックフォーカスを確保するという制約があり、光学性能と小型化を両立させることは困難でした。しかし、マウントを持たず、バックフォーカスも自由に設定できるGXRなら、光学的に最も無理のないレンズ設計と将来的な発展が可能です。この合理的な発想から、コンパクトさと「写り」を妥協することなく追求したカメラユニットが生まれます。
レンズと撮像素子の能力を余さず引き出す、最適チューニング
レンズと撮像素子が持っている本来の性能を活かすためには、それらをユニット化するのが理想的といえます。たとえば、撮像素子の表面を覆っているローパスフィルター。このフィルターは偽色や色モアレを防ぐ一方、効果を高めるほどレンズの分解能が犠牲になるというジレンマがありました。これまでのレンズ交換式カメラシステムでは、すべてのレンズに単一のローパスフィルターで対応するため、効果の過不足が避けられません。
それに対してGXRでは、レンズの分解能に最適化した、専用フィルターを設計することが可能です。これにより、しっかり偽色を防ぎつつ、解像力への影響を抑えることに成功しています。ホコリを気にせずレンズを変える。防塵性に優れた高気密システム
これまでレンズ交換式のデジタルカメラは、撮像素子にホコリが付着しやすいという、システム上の問題がありました。GXRのカメラユニットは、レンズと撮像素子を一体化。交換に際してカメラ内部を露出する必要がないため、ホコリが侵入しにくい構造です。しかも、ユニット内部は遮光壁で厳重に密封。ホコリの多い撮影環境でも、躊躇することなくカメラユニットを交換できます。
※端子をホコリから保護するため、未装着時は本体、カメラユニットともに端子キャップを使用してください。
確かな精度と信頼性を目指した、スライド機構
一眼レフカメラのマウントがそうであるように、GXRのシステムを象徴するのがガイドレールです。信頼性の高いスライド機構を実現するため、このレールに耐蝕性と強度に優れたステンレスを採用。軟窒化処理によって表面硬度と耐摩耗性をさらに高め、精度のよいスライドと確実な着脱を可能にしました。これと樹脂部材や圧接バネを組み合わせることにより、適度な滑り心地や静粛性も確保しています。なお、開発にあたってはハードな着脱試験を実施。機械的・電気的な接続の信頼性を確認しています。
愛着にふさわしい耐久性と高級感。マグネシウム合金の外装
本体はもちろんカメラユニットも、外装カバーにマグネシウム合金を採用。マグネシウム合金は軽くて強く、成型精度、放熱性、電磁シールド効果にも優れた、デジタルカメラにとって理想的な素材のひとつです。GXRでは、これに高品位と耐蝕性を兼ね備え、滑りにくい梨地の焼き付け塗装を施し、耐久性と信頼性、高級感のある外装を実現しています。
この本体に、適当なレンズユニットを組み合わせて(合体させて)、使います。上の撮影に用いたのは「マウントユニットA12」という、これまたレアものです。
レンズマウントユニット
販売終了
電子シャッター設定時最速1/8000秒
希望小売価格:オープン価格
発売日:2011年9月9日ライカMレンズなどに対応した、ユニバーサルマウント
長い歴史と豊富な対応レンズを誇る、Mマウントと互換性を確保。ライカMレンズなどを装着できるほか、マウント変換アダプターを使用することで、さらに多様なマウントのレンズに対応が可能です。数々の「銘玉」や使い慣れた「愛玉」を活用し、その魅力を再発見することができます。ピント合わせはマニュアルフォーカスのみ。お手持ちのレンズが物理的に装着可能か確認するための、チェッカーも同梱しています。
ボディもマウントユニットも、新品だとなかなか高額でしたから、もちろん中古で購入しました。それでも、どんな使い方ができるか不確かで、中古の代金さえもリスクいっぱいの冒険でした。なにしろ、「ライカMレンズ」など、持ち合わせていないばかりか、触ったこともありませんでしたし、、、。まずは、手元にあるPENTAX Kマウントやm42マウントのオールドレンズを、アダプターを介して装着装着して遊ぼうと思ったのでした。
例えばこんな過去記事のごとく。
相も変わらぬガラクタ較べ、の巻
ちなみに今朝の散歩、リコーGXR+A12(ライカM)レンズマウントユニット+PENTAXKマウント用アダプターに、smcPENTAXM50f1.7をつけて持って行きました。四十年以上も前の、しかも普及タイプの標準レンズですが、いい線行っています。
smcPENTAX M50 f1.7は、フィルムカメラ時代のPENTAX MEに標準でつけられた、軽量コンパクトなかわいらしいレンズです。でもGXRと組み合わせると、十分おおきく重くかんじられます。
レンジファインダー用に作られたL39マウントのレンズだと、どんな具合なんだろうか?という思いを抑えきれず、2年ほど前、オークションで入手した中古レンズがインダスター61というロシア製のオールド廉価レンズです。
こんな記事に書いたとおりです。
恍惚の廉価レンズ遊び、の巻
昨日の記事で、インダスター61という中古ロシアレンズを話題にしました。コンパクトな外出用(軽装散歩用)カメラへの志向が、私の長年の習性(?)になっているような気がします。
このブログにも、以前から同じようなことを何度も書いています。(中略)
私は、「ペンタックス党」にも、「オリンパス党」にも属していません。
特別のファンでもないし、特別の贔屓というわけでもないと思います。
でも、一眼カメラに限って言えば、メジャーなN社・C社のものを使ったことがありません。so-net会員でありながら、sony(そしてミノルタ)のカメラとも、 縁がありません。(コンデジは別ですし、C社の事務機器やプリンターは、毎度毎度使わせて貰ってます。sonyの電気機器は、身の回りにたくさんあります。特にベータ方式のビデオ機器から、8mmビデオ、デジタル8mmビデオのカメラ・録画再生装置には、長くお世話になりました。)
偶然の縁で、社会人になった最初のころ、初めて買った一眼カメラがPENTAX MEというカメラでした。(中略)
確か、結婚を間近に控えていた頃で、カメラがあっても良いかなと考えていた油断に「つけ込まれた」形です。このメーカーのこの機種を選ぶ積極的な動機は見あたりませんが、一見してスタイルと言い、手になじむ感覚と言い、フィルム巻き上げの感覚や、シャッター音など、メカニックで、洗練された感じが気に入ったことは確かです。
そのあと、ずっと、ペンタックス製品とつきあってきました。
期待して新機種を買っても(大抵エントリー機~中級機レベルのグレードの機種でしたから) いつも、何か物足りない不満感を覚え、隣の芝生を見るたびに悔しい思いを抱き続けたのも、確かです。
それなのに、なぜ乗り換えようとはしなかったのか?
不思議と言えば不思議です。
子ども自分、「巨人、大鵬、卵焼き」という言葉がはやりました。大勢の人がもてはやすもの、メジャーなものの代表です。
子ども心にこれに反発を感じた私は、巨人よりは阪神を、大鵬よりは柏戸を(それより、なぜか、安念山のファンを自認していました)、 応援したい傾きがありました。
最後の卵焼きには、代替物が見あたりませんでした。
「巨人、大鵬、卵焼き」。これに続けて「自民党」と付け加えても良かったかも知れません。
同じ理由で、自民党よりは社会党を、子ども時代の私は応援したいと思いました。当時、大人達は、縁側談義の折など、ことある事に自身の生々しい戦争体験を語っておられ、居合わせた子ども達も聞くともなくそれを聞くような場面がよくありました。多くの場合、話は次第に熱を帯び、武勇談に似たトーンに彩られる傾向がありました。そして、たいていの場合、命からがら生きのびた苦難の話題に及び、「戦争はおえん(駄目だ)。平和が一番じゃ」という結論におさまるのでした。
お隣の、同級生の友達のお父さんは、鉱山の坑内で仕事をしておられる筋骨たくましい方で、従軍経験もお持ちでした。床の間には天照大神の掛け軸と、白馬にまたがった昭和天皇の凛々しい軍服姿の写真が、額に飾られていました。
この方が、あるとき、「自民党が政治を続けたら、また戦争になるかも知れん」 と、子ども達に向かって語ったことがありました。
当時の私達は、戦争は過去のものであり、平和憲法を持つ我々は、永久にそれを捨てたはずだと信じていましたから、現実の世にふたたび戦争という選択肢が登場するなどは、想像の域を越えていましたので、この言葉は、「サンタクロースはいない」と、友達から聞いた時と同じような衝撃を私に与えたものでした。
自民党でなければ社会党、と、単純に子ども心に思ってきました。「護憲政党」というのは、無条件に正しいと考えたのです。今では、その「社会党」という政党も、いったん政権についたものの、拭いがたいがっかり感を残して、雲散霧消してしまいましたが、 紆余曲折した、またまた自民党が圧倒多数を占め、改憲準備を着々と進めている今の時代、「自民党が政治を続けたら、また戦争になるかも知れん」というお隣の小父さんの危惧が、せめて杞憂でありますように祈らずにはいられません。
またまた、とんだ脱線でした。(中略)
話を戻します。
サンライズカメラさんのブログ記事にこんな記述がありました。。
Industar(インダスター)安価なロシアレンズの代表の特徴とは?
Industarとは、ロシアレンズのなかでも廉価なラインの交換レンズに付けられた名前。
他のロシアレンズ同様、大量生産されたためとても安価に中古を購入することが可能です。
設計に無理がないため描写も良好。
テッサー同様の3群4枚構成のレンズは、切れ味鋭い描写をみせてくれますよ。
中略
インダスター61
レンズ構成 3群4枚
マウント ライカLマウント(キエフ用も存在)
ライカLマウントのインダスター61は、インダスターシリーズのなかでももっともメジャーなレンズのひとつ。
長期間に渡って大量生産されたため、各種のレンジファインダー用レンズのなかでも、もっとも安価に購入できることでも知られている製品です。
安価なレンズとはいえ、けっして描写に劣った部分がないのがすごいところ。
それもそのはず、このレンズの構成は、3群4枚の正調テッサータイプ。
ツァイスのテッサーは「鷹の目」と呼ばれたほどに切れ味するどいことで知られています。
コーティングはマルチコートです。
インダスター61のバリエーション
インダスター61は製造期間が長く、レンズ名や外装などにバリエーションがあります。
基本的にはレンズ構成も同一と思われるにもかかわらず、焦点距離の表示まで異なります。
(中略)
インダスター61 L/D(右)
このレンズですが、焦点距離の表示に53mmと55mmという2種類があります。
基本的にはレンズ構成は同じと思われるため、なぜ表記が違うのか謎です。
絞り羽根は6枚。
製造年代が新しいため作りが粗いこともありますが、レンズ性能自体は良質です。
同時代のカメラボディとしてはFED5が相当します。リコーGXR+インダスター61という選択は、「『これ一台で間に合う』というオールマイティカメラ 」の対極に位置するもの。画角が55mmと固定している上に、最短撮影距離は100cmと遠い。何よりも手動フォーカス、かつ手動絞りの、徹頭徹尾 マニュアルレンズ。臨機応変の軽快な撮影など望むべくもありません。
でもコンパクトさにかけては、特筆ものです。
こんな記事を書いたことなどは忘れてしまい、最近何時間もかけて、インダスター61レンズについてネット検索を続けてきました。インダスター61には、いわゆる「星ボケ(ダビデ型の六角星ボケ)」が現れるという情報を、以前からインプットしていましたが、私の所有個体はそれに該当しないようです。同じ商品名でも、製造時期やその他の事情で、幾種類ものバージョンがあるらしいことも知りました。レンズ正面に刻まれた刻印も、キリル文字(ロシア文字)のものと英語表記のものとがあるらしく、私のものはキリル文字です。
写真で見る限り、このお店で取り扱っていた商品と、よく似ているように思えます。
旧ソビエトのオールドレンズを最新のミラーレスカメラで使おう
「Industar-61 L/D 55mm f/2.8」は、旧ソビエト時代に作られたレンジファインダーカメラ「FED-5」の標準レンズで、55mm f/2.8の単焦点レンズです。
(中略)
ハリコフのFED社にあったデットストック品から程度の良いものを選び出して、元FEDのスタッフが整備した物を輸入しています。
旧ソビエト連邦ウクライナの名レンズ
Industar-61 L/D 55mm f/2.8は、酸化ランタンを含有した高屈折率硝子を含む、3群4枚構成のテッサー型レンズです。
この希少素材のおかげで、従来のガラスに比べ屈折率が高く、球面収差や色収差などの改善されることにより、描写力が大変優れています。大口径で明るくシャープな写りであり、色味が鮮やかなレンズです。
キリル文字の刻印は、比較的古い時期の製品との情報目にした覚えがありますが、数字が並んだ製造番号の最初の二桁が、製造年だとも言います。私のレンズは、すると9273・・・と続いていますから、1992年の製造ということになりますかま?また、上のお店の商品写真では.93・・・とあります。ソ連崩壊が1991年12月25日ですから、どちらも、その直後のものと言うことで、何やら歴史の重みを感じてしまいます。
今日はこれにて。
トイレンズと遊ぶ、の巻 [趣味]
PENTAX ミラーレス一眼 Q-S1 ズームレンズキット [標準ズーム 02 STANDARD ZOOM] ピュアホワイト 06191
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- 発売日: 2014/08/28
- メディア: Camera
PENTAX 単焦点トイレンズ 04 TOY LENS WIDE Qマウント 22097
- 出版社/メーカー: ペンタックス
- 発売日: 2011/08/31
- メディア: Camera
- 出版社/メーカー: ペンタックス
- 発売日: 2011/08/31
- メディア: Camera
PENTAX 魚眼単焦点レンズ 03 FISH-EYE Qマウント 22087
- 出版社/メーカー: ペンタックス
- 発売日: 2011/08/31
- メディア: Camera
PENTAX 広角ズームレンズ 08 WIDEZOOM Qマウント 22827
- 出版社/メーカー: リコー
- 発売日: 2013/12/06
- メディア: エレクトロニクス
「 Mierun View Finder」は、カメラのホットシューに取り付けることができる、32mmの視野角を持つビューファインダーです。
「写ルンです」のビューファインダーに使われているレンズを再利用しました。
ホットシューに取り付けると、粋なスナップシューターに早変わりします。
■スペック
商品名:GIZMON Mierun View Finder
製造会社:GIZMON
視野角:32mm
セット内容:ビューファインダー、ケース
対応機種:ホットシューの付いたカメラ
サイズ:25mm × 20mm × 20mm
重さ:約15g
黒死病異聞、の巻 [趣味]
まずは、前回記事の付録です。同じ機会、同じ場所で写したメジロです。(by PENTAXK5Ⅱ+AFBORG60ED)
次は、深山公園にて、PENTAX k-30で撮影(昨日)。
今日の記事は、このPENTAX k-30にまつわるちょっとオタクな話題です。
テーマは「黒死病」。と言っても、新型コロナウイルスの猛威から連想を誘われて、かの高名な破滅的な伝染病「ペスト」の別名を思い出したというわけではありません。
わが愛用のPENTAX k-30に発現した不具合。NET上では「黒死病」というおどろおどろしい病名を与えられ、多くの症例報告がUPされています。
以前、こんな記事を書きました。
割れ鍋に綴じ蓋、の巻(2019-05-02)
最近、PENTAXK30というカメラを中古で買って使っています。HOYAによる吸収という転変を経たPENTAXが、リコーと合併して最初に発売した防塵防滴の「ミドルクラス」カメラです。2012年の発売当時、向井理の出演するCMで注目されました。
発売当時から関心はありましたが、ちょっと奇をてらった尖った感じのデザインが感じが好きになれず(それより何よりお小遣いが及ばず)、手を出さないままで今日まできました。最近、諸事情から手元にPENTAX機がK5Ⅱ一台になり、お手軽お散歩カメラも確保しておきたい思いから、なりゆきでこれを入手したのでした。
思っていたより軽量コンパクトで、使ってみると、デザイン的にも違和感がなく、使い勝手もよくて気に入っています。すでに生産中止になって久しい旧製品の使用感を、今更コメントするのもタイミング遅れというものですが、世間ではよく知られているらしい一つの問題に今更気づきましたのでメモしておきます。
というのは、中古で購入した直後から、シャッターを切って液晶画面で写りを確認すると、画像が真っ暗・真っ黒でがっかり、という現象に時折見舞われました。いや、時折と言うより、かなりの頻度でこの現象が起こります。
netで調べてみると、似た症例がかなりたくさん報告されており、かなりよく知られたトラブルのようです。
自動絞り制御の不具合によるもので、メーカーによる修理が必要なようで、一万数千円の出費を覚悟しなければならないようです。それでは、中古での購入価格と大差なくなってしまいます(トホホ)。
さらにネット記事を探っていますと、自己責任で分解して修理する方法も克明に紹介してあったりします。10年前、いや20年前なら、きっと試してみたことでしょう。ジャンクパソコンの分解組立や、ジャンクレンズの分解掃除など、わくわくしながら試していた頃ですから。ただ、いま振り返れば、成功体験の方が極めて少なかったのですが(汗)
分解修理の方法をとらずにすます方法は?
1)専用バッテリーではなく単三乾電池を使う、
2)しばらく連写撮影をしてみる
3)ファインダーではなくライブビュー撮影をしてみる
などの方法が紹介されていました。その原理を説明するとややこしいので省略しますが、絞り制御ユニットの中の部品が、余分な磁気を帯びることで適切に作動しなくなるためらしいです。
1)の方法が有効と思われて、もっぱら単三電池(充電式)で使用するのを常としていましたが、この条件でもしょっちゅう暗黒症状が出現するようになりました。
2)の方法によれば、ほぼ回復するのですが、何枚、あるいは何十枚連写すれば回復するのか確実ではなく、肝心のシャッターチャンスに対応しかねます。
3)は、私の撮影では実用的でありません。
というような中で、どうしてもストレスがつきまとうので、気持ちにゆとりのある場合にしか、このカメラは持ち出せず、勢い使用頻度が減ります。
いっそ、思い切って修理に出そうかと迷うこともあるのですが、どうやら修理代金は1万8000円といったところらしい。これでは、本体の中古購入価格を上回り、馬鹿馬鹿しい限り。いっそ、別機種の中古購入を検討しようか、とも迷うのですが、困ったことに、この症状は、わがk-30のみならず、シリーズのk-50、k-70、k-s1、k-s2でも、高い頻度で発症するそうで、代替機を得ても、同じ苦労を覚悟せねばならぬらしい。
で、とうとう、悪魔の誘惑にあらがいがたく、禁断の「分解修理」に着手してしまったのです。
いつも、この種のDIY(do it yourself=自分自身でやる)で、懲りることなく陥る失敗は、外した部品やネジがどこの部分だったか分からなくなる悲劇。このたびも、それを怖れて、慎重の上にも慎重を期して、発泡スチロールに書いた図面の該当位置に、ネジを突き刺して保管し、組み立て時に正確に使うことに留意しました。
外皮をはぎ取ると、見事に骨格があらわれました、ここまでは、難しい作業ではありません。
蓄電しているコンデンサ類に触れると感電の危険があるということで、そこは慎重に、、、。
電磁コイルの中にあって、露出を司るこの馬蹄型の部品が、電磁石の影響で磁気を帯びたままで悪さをする、というのがこのトラブルの原因であるようです。薄くハンダを載せることで、電磁の影響を減らす、という方法や、ヤスリで一部を削るなどの対処法が,NETでは紹介されています。
ハンダとハンダごては、いま孫宅へ出張中なので、ヤスリで削る術をほどこすことにして、元の姿に組み立てなおしました。はやる心で電池を入れ、電源ON。早速試写してみますと、、、、、露出異常は、まったく起こりません。ひょっとして、18000円に匹敵する手術成功?嬉しいです。
組み立てが終わっても、ネジが2本余ったんですが(汗)、、、気にしない気にしない。
昨日は、午前中、かかりつけ医への通院のあと、このPENTAX K30をもって、深山公園を歩いてみました。
ヤマガラ。
シロハラ。
キジバト。
そして、カワセミもいました。
さて、「黒死病」の癒えたこのカメラ、いつまで活躍してくれるでしょうか?楽しみです。
嬉しいことがもう一つ。
昨日、かかりつけ医で、血液検査をしていました。
昨年夏に受けた人間ドックで、腫瘍マーカーにやや高い数値が出て、このかかりつけ医で再検査をしてもらったら、またまた基準を超える数値。経過観察ということで、昨日、検査してもらっていました。その結果を、今日電話で聞くと、正常範囲。ほっとしました。
今日はこれにて。
孤高の名機?の巻 [趣味]
RICOH GXRというユニーク(キワモノ、ゲテモノ?)カメラを、時々使います。すでに生産中止になって、旧時代の遺物となってから、中古で買いました。
このカメラ、「ユニット交換方式」という唯一無二の独自システムをとるデジカメです。ウィキペディアの解説をお借りします。
このカメラの最大の特徴である世界初の「ユニット交換方式」とは、ボディは入出力機能(ボタンと液晶画面)にフラッシュ等の補助メカニズムを付加したI/Oモジュールとシステムの電源を一体化したものに他ならず、レンズはおろかイメージセンサーすら搭載されていないという奇抜な設計である。カメラとしての実質機能は全て交換ユニット側に集約されているが、カメラユニット側だけでなく本体側にも画像処理エンジンを搭載している。そのためカメラユニットを外した状態で本体の電源をオンしても動作は可能であり、撮影したデータを表示、加工するなどがボディ単体でも行える。
この「骨組み」とも言えるボディに対して、レンズ、イメージセンサー、画像処理エンジンを一体化したカメラユニットを、本体にスライド挿入して使用する。トータルではやや大型のコンパクトカメラとなり、背面液晶かオプションのEVFを用いて撮影する。
先日の後楽園散歩に持ち出したのは、1台で28-300mm相当の働きをする「P10」というユニットで、下のようなスペックとなっています。
RICOH LENS P10 28-300mm F3.5-5.6 VC
•レンズ構成:7群10枚
•実焦点距離:4.9-52.5mm
•センサー:1/2.3インチCMOS(裏面照射型)
•有効画素:約1000万画素
•基本アスペクト比:
•画像処理エンジン:Smooth Imaging Engine IV
•ISO感度:100-3200
•ユニット重量:160g (カメラ装着時367g)
•Vibration Correction(センサーシフト方式のぶれ補正)搭載
このカメラを買う時に、「キット」で入手したユニットです。1/2.3インチというサイズのCMOSセンサーは、一般のコンデジ並ですので、画質に大きな期待はできないので、「作品」を意識するような時には、おのずと出番がなくなります。
が、意外や意外、こんな絵が撮れます。
広角から望遠まで、コンパクトなこの一台で済ませることができます。
コンデジと侮ることのできない描写です。
このような独自の存在感を発揮する製品が、後継機も出されないまま、早々と表舞台から消え去っていく無常を、つくづく寂しく感じます。いや、そう言えば、同じRICOH社の製品ということになりますが、PENTAXQのシリーズも、もう少し長生きして欲しいところでした、、、
今日はこれにて。
最後はコマーシャルです。
ナードサークの四季(抄)Ⅰ: 四季の田園風景と折々の思い (MyISBN - デザインエッグ社)
- 作者: 木下透
- 出版社/メーカー: デザインエッグ社
- 発売日: 2019/09/30
- メディア: オンデマンド (ペーパーバック)
ナードサークの四季(抄)Ⅱ: 田園の四季と折々の思い(冬) (MyISBN - デザインエッグ社)
- 作者: 木下透
- 出版社/メーカー: デザインエッグ社
- 発売日: 2019/09/30
- メディア: オンデマンド (ペーパーバック)
ナードサークの四季(抄)Ⅲ: 田園の四季と折々の思い(2014年春) (MyISBN - デザインエッグ社)
- 作者: 木下 透
- 出版社/メーカー: デザインエッグ社
- 発売日: 2019/11/04
- メディア: オンデマンド (ペーパーバック)
森のチルトン: 森のようせいチルトンのぼうけん (MyISBN - デザインエッグ社)
- 作者: 木下透
- 出版社/メーカー: デザインエッグ社
- 発売日: 2019/09/02
- メディア: オンデマンド (ペーパーバック)
カルロス爺さんの思い出: そこにある戦争 (MyISBN - デザインエッグ社)
- 作者: 木下透
- 出版社/メーカー: デザインエッグ社
- 発売日: 2019/09/09
- メディア: オンデマンド (ペーパーバック)
じゃじゃ馬カメラのつきあい方、の巻 [趣味]
いったん機嫌を壊すと、なだめてもすかしても、とことん偏屈を貫くじゃじゃ馬カメラについて、この記事で書きました。
万策尽きた挙げ句、一計を案じて、電池を交換してみましたら、すっかりご機嫌を直してくれました。
念のために補足しておきますと、私のじゃじゃ馬カメラPENTAX k-30(及びその兄弟機種)は、専用リチウムイオン電池D-LI109のほか、単三電池ホルダーD-BH109を使って、単三電池が使えます。私がもっぱら使用しているのは、ニッケル水素電池エネループです。元祖サンヨー社のものも使いますし、身売り先のpanasonicブランドのものも、、、。
PENTAX リチウムイオンバッテリー D-LI109 39096
- 出版社/メーカー: ペンタックス
- メディア: Camera
PENTAX 単三型電池ホルダー D-BH109 39100
- 出版社/メーカー: ペンタックス
- メディア: Camera
表題の「じゃじゃ馬カメラのつきあい方 」のポイントは、詰まるところ、専用電池よりも単三電池を使うべし.ということのようです。せっかくの専用電池が持ち腐れにならないように、これはPENTAX K-rで使うことにします。
前回記事にも書きましたが、昨日は所用のついでに岡山後楽園を歩いてきました。その際、性懲りもなく、このPENTAX k-30に、例の激レアのレフレックスレンズ(ミラーレンズ)TAMRON SP 500mm F8 TELE MACRO 55BBをつけてみました。
モミジを写すのには、適切なレンズとは言いかねます。
リングボケという特性を上手に使いこなすことは難しいですし、背景のボケが、うるさくなりがちで、どうも落ち着きません。。
でも、現代レンズの見慣れたスマートな写りに比べると、個性のあるそれなりに面白い絵にはなります。
そして、狙いの鳥撮りの首尾は?夏は白い大輪のハス「一天四海」が咲き誇る「花華の池」に、モミジが映り、カルガモの群れがのどかに浮かんでいます。
別の場所には、コガモの姿も。
このカモは?
漁に熱中するコサギ。
長さ 91.5 mm 重量 595gのコンパクトさで、500mmの望遠撮影 ができるのは、得難いアドバンテージと言えます。ただし、この日のような明るい日中、戸外での撮影という限定つきではありますが、、、。
県内のモミジの名所で、現在「見頃」が続いているのは、後楽園と深山公園など、僅かのようです。後楽園のモミジ、次回に続きます。
今日は隣市に住む3歳児の、保育園の発表会。「来たかったら来てもいいよ」と、園児の母である私の娘が言うものですから、見学に行ってきました。2歳児と3歳児が順次出演する部を、一時間ほど見学しましたが、このくらいの年頃の幼児たちを、最近見慣れないので、改めてその幼さ、あどけなさに驚きを感じます。おなじ2歳児でも低月齢組と高月齢齢組ではずいぶん生育度合いが違いますし、さすがに3歳児ともなると、赤ちゃんらしさが薄らいで、「子ども」と呼ぶべき「確かさ」が備わってきていることが感じ取れて、ある種の感銘を覚えます。こうやって、みんな成長してきたんだっけと、高校生、小学生の孫たちの幼時を思い出そうとしてみますが、もはや、記憶が薄らいでいます。ましてや、孫たちの親の子ども時代のことも、すっかり、忘却の彼方です。
暗いので、手ぶれ写真量産です。肖像権の観点からは、好都合ですが(笑)
きょうはこれにて。
自転車遊びの顛末、の巻 [趣味]
先日の記事で話題にした、自転車遊びの中間報告です。
幼児用の自転車は、前輪、後輪ともにタイヤとチュ―ブを新調しました。前輪タイヤは、最初傷みが少なそうに思えたので、チューブだけの交換で済ませようかと思っていたのですが、いざ新しいチューブに付け替えてみると、カエルのお腹のようにぷくっとふくれる有様、やむなくタイヤも付け替えました。そのため、前輪と後輪のデザインがちぐはぐですがこれもご愛敬。さらに奮発して、新品の、片足スタンドをつけると、なかなか精悍な感じになりました。
でも、4歳のヒメは、片足スタンドはイヤだそうで、もともとつけていた補助輪をつけてくれと言い張ります。仕方ないので、補助輪に付け替えて、贈呈しました。日中は、暑すぎて、試乗もできませんでしたが、夕方、ままの帰宅後、兄や姉にも見守られながら、近所の公園のグラウンドを歓声を上げて乗り回して、ご満悦だったようです。
肝心の、私の愛車。
前輪の取り外しは極めて簡単です。
ですが、外した前輪を確かめてみたところ、特に不具合はなく、まだそのまま使えそう。そう言えば、以前、タイヤとチューブを交換したのでした。AMAZONの購入履歴を見ると、2013/9/14とあります。6年前ですが、まだまだ大丈夫のようです。
問題は後輪です。
何しろ取り外しが厄介。
と思いましたが、チェーンを上手に外せば、ラクラクでした。
これが、外した後輪です。
後は、タイヤとチューブを付け替えるだけ、、、
と安心したのが大間違い。
先日の記事でも書きましたが、私の自転車のチューブは、仏式バルブ(フレンチバルブ)という形式で、これはちょっとマイナーで不便、と感じることが多かったので、世間によくある英式バルブ(虫ゴムのある普通のタイプ)のチューブを、敢えて注文購入したのでした。サイズは26×1.25と、抜かりはありません。
これで万事うまくいく、はずと思ったのですが、素人の浅はかさ。フレンチバルブと英式バルブでは、リムのバルブ穴のサイズが違うんですって。知りませんでした。ですので、今のままでは英式バルブは2mmほど大き過ぎて、穴を通りません。
選択肢①潔く失敗を認めて、フレンチバルブのチューブを再発注する。
選択肢②バルブ穴を、やすりで削って大きくする。
ネットでは、1000円内外、安いものでは数百円のチューブが販売されていて、注文して1・2日で届くはず。でもその1。2日が待ちきれなくて、ホームセンターや自転車ショップをめぐってみましたが、目当てのものは見つかりません。という状況の下で、いつものことですが、悪魔的な選択をチョイスしてしまったのでした。工具箱の中から丸形のヤスリを探し出して、ゴシゴシ、、ギコギコ、何十分努力したでしょうか。
途中何度も諦めそうになりながら、「愚公山を移す」という故事成語を思い出したりなどしておりました。
太行王屋二山、方七百里、高萬仞。本在冀州之南、河陽之北。北山愚公者、年且九十。面山而居、懲山北之塞出入之迂也。聚室而謀曰、吾與汝畢力平險、指通豫南、達于漢陰。可乎。雜然相許。 其妻獻疑曰、以君之力、曾不能損魁父之丘。如太行王屋何。且焉置土石。雜曰、投諸渤海之尾、隱土之北。 遂率子孫、荷擔者三夫、叩石墾壤、箕畚運於渤海之尾。 鄰人京城氏之孀妻、有遺男、始齔。跳往助之、寒暑易節、始一反焉。河曲智叟、笑而止之曰、甚矣、汝之不惠。以殘年餘力、曾不能毀山之一毛。其如土石何。 北山愚公長息曰、汝心之固、固不可徹、曾不若孀妻弱子。雖我之死、有子存焉。子又生孫、孫又生子。子又有子、子又有孫。子子孫孫、無窮匱也。而山不加增。何苦而不平。河曲智叟、亡以應。 操蛇之神聞之、懼其不已也、告之於帝。帝感其誠、命夸蛾氏二子負二山、一厝朔東、一厝雍南。自此、冀之南、漢之陰、無隴斷焉。
【『列子』湯門篇】
『地方語訳』
中国に太行山と王屋山いうふたつの山があるけえど、そりゃあ、もとは今の場所にはなかったんじゃ。
昔やあ、えれえ離れた冀州(きしゅう)の南、河陽の北にあったんじゃ。昔、北山に愚公という九十歳になろうかゆう年寄りがおったんじゃ。その家あ、太行山と王屋山ゆうふたつの山に面しておって、
家の出入り口が山の北側でふさがれとったもんじゃから、 どけえ出かけるにも遠回りせにゃあぺなんだんじゃ。
あるとき、愚公は家族を集めてこう言うた。
「みんなであの山を切り崩して平にし、 予州の南へ向こうてまあっすぐ、道をつくって、 漢水の南岸まで通らせてえ思うんじゃけど、どうじゃろうか?」
みな、ええなあ言うて賛成したけえど、おカミさんはこう言うたんじゃ。
「あんたの力じゃあ、ちんまい丘せえ崩せますまあがな。 ましてや太行山と王屋山みてえな大けえ山はムリに決まっとりましょうが。 せえに、山を崩した土はどこに捨てるんですりゃあな?」
家族のみんなは言うた。
「渤海(ぼっかい)か隠土のへんまで捨てに行きゃあええが」
愚公は孫・子を連れて作業をはじめたけえど、 モッコをかつげるモンはたった三人じゃった。岩をぶち砕き、土地を切り開き、 箕(み)やモッコで、土や石を、遠ええ渤海のはずれにまで運んだんじゃ。愚公のとなりにゃあ未亡人が住んどって、ようよう歯が抜け変わったばあの七、八歳ぐれえの男の子がひとりおった。 その子も手伝うた。けど、、土を運んでようよう一ぺん家に戻るまでにゃあ、半年もかかった。
河曲に住む智叟(ちそう)という利口なとしよりが、あざ笑うて愚公に言うた。「あきれたことじゃ。アンタの老いぼれた力じゃあ、山の草いっぽんも、満足には抜けまあに。 まして、あれだけ膨大な土と石をどうしょう言うんなら?」
愚公が答えたことにゃあ、
「固え頭じゃなあ。隣のボウズ以下じゃ。 ええかな?わしが死んでも、子があとを継ぐ。 子は孫を生み、孫はさらに子を生む。 子子孫孫、果てることはねえ。 山の土石は、たしかにえれえようけことぉあるけぇど、限りゆうもんがあらあ。 なんでいつぞにゃあ、ぺちゃんこにできんはずがありましょうにい」
智叟はけえす言葉も無かったそうな。山の神さんは愚公の言葉を聞いて、ほんまに山が切り崩されてしまやあせんかと心配して、天帝サマに報告したんじゃ。天帝サマは、えろう感心して、夸氏と蛾氏ゆう巨人の息子ふたりに言いつけて 、太行山と王屋山のふたつの山を背負うて、一つは朔東( 朔北の東部。今の興安嶺あたり)一つは雍南( 雍州の南)ゆう、えろう遠ええとこへ運ばせたんじゃ。
こうゆうわけで、冀州の南から漢水の南側にかけては、小高ぇ丘ひとつ無うなってしもうたんじゃ。
デジタル大辞泉 の解説には 「 どんなに困難なことでも努力を続ければ、やがては成就するというたとえ。」とあります。
しかしながら、手持ちのヤスリは、形状のせいか、摩耗のせいか、なかなか仕事がはかどりません。ここで作業を中断して、より効率的なヤスリを物色に、ホームセンターへ行ってみました。しかし、結構良いお値段で、新しいチューブを購入した方がマシ?と思えるほどでした。諦めていったん家に引き返し、また、愚公流のギコギコ、ゴシゴシに戻りましたが、やっぱり作業がはかどりません。しびれを切らせて、今度は、100円ショップで、使い捨て覚悟で丸形ヤスリを購入。これが、期待以上に作業をはかどらせ、英式バルブに適合する穴を開けることができました。こうなれば、後は無問題で、新品タイヤとチューブを装着した後輪を、自転車に取り付けることができました。
前輪も元に戻し、愛車が復活しました。
早速近所を試乗しています。
田園風景を斜めに見ながら走ります。目には愉しいのですが、カメラを構えるにはいったん止まって操作しなければならず、勢い撮影の余裕もなく通り過ぎることになります。
借りてる畑の様子を見てみました。
すさまじい雑草です。
鎌を一本積んでいきましたので、草払いをしてみますが、早々に挫折。激しい汗をかきました。
カボチャが沢山実っていました。種も苗も植えたわけではありません。去年のこぼれ種から生えたものです。有り難い自然の恵みです。
右端は、ヒョウタンです。小学生の所望により植えましたが、もはや興味は薄れたようです。見栄えは悪いが、デカいです。持って帰ると、さすがにみんなビックリしてました。
口にドリルで穴を開け、水に漬けて腐らせ、中の種を取り出して乾燥させる、という工程を、孫と一緒に楽しむつもりです。昨日は、孫がドリルで穴を開け、たっぷりの水に漬けました。さてどうなりますか?
もう一つの修理対象自転車は、長女の中学・高校への通学用だった古いもの。あれこれ修繕して、スプレーペンキを吹き付けたりなどしたものを、妻が使っていましたが、再三のパンク(虫ゴム劣化もありました)に見舞われ、最近は前後輪ともパンクしたまま放置してあったものです。前回記事の通り、前輪は新しいチューブとタイヤに取り換えました。後輪は、その難易度の高さにひるんで、ご近所の自転車店に修理依頼せねばと思っていたのでしたが、ここ数日の「勢い」で、タイヤとチューブ一式をホームセンターから買ってきて、交換に着手したのです、、、、が、やっぱりムズい。というより、ネジ類がさび付いていて、思い通りには取り外せないのです。ですのでねじ山修復材などを買ってみたもののムダな出費でした。やむをえず、乱暴粗雑なやり方で、後輪を車体から取り外し、タイヤ交換に挑みました。
当然、元通りというわけにはいきませんが、なんとか組み立てることがとができ、只今妻に試乗を要請しています。
今日の気温は36℃とかで、アルバイト帰りの夕方も、とても自転車で走る気力はありません。こんな風に、やがて来る凍える冬までに、何度利用できるかは分かりませんが、ほんのしばらくの佳い季節を、自転車で楽しめたらと、夢見ているところです。
今日はこれにて。
道草の至福(その2)、の巻 [趣味]
一昨日訪ねた「自然保護センター」は、にわかに思い立ったことでしたので、周到な準備というわけにはいきませんでした。望遠系の機材は、昨日の記事でご紹介したPENTAXK30+玉抜きトキナー100-300mmAF+BORG50(アクロマート)という組み合わせ。BORG50(アクロマート)は、焦点距離250mmF5.1というスペックで、望遠性能としては平凡。総社市ヒイゴ池のように、遠くにいるハッチョウトンボを写すにはやや力不足でしょうが、自然保護センターの湿地では、思いがけないほど近くにあらわれてくれました。ただ、惜しむらくは、最短撮影距離が遠く、せっかく近くに被写体がいるのに、わざわざ離れて写さなければならないので、ハッチョウトンボのような小さな存在は、ミクロサイズにしか写せません。ですから、昨日掲載したのは、かなりトリミングした画像です。レンズの後ろに。あと何センチかの長さの延長筒、もしくは を継ぎ足すだけで、近接撮影が可能になりますが、嵩張るのがいやで敢えて採用しなかったのが、こんな時には後悔の元となります。
ただ、たまたま、マクロレンズも持ってきていたのです.しかも二つも、、、。
ひとつは、OLYMPUS E420+ ZUIKO DIGITAL 35mm F3.5 Macro + 1.4倍 テレコンバーターZUIKO DIGITAL用 EC-14。
アザミ。
すぐ近くを歩くタンチョウ。
金網で覆われたスペースの中には、大勢の姿が見えます。
ハッチョウトンボも、ノートリミングでこんな大きさまで近寄ることができます。
もう一つは、RICOHGXR+A12+SMC PENTAX-FA 100mm F3.5 Macro。アナログ時代のレンズですが、使えます。AF機能を持ってはいるのですが、RICOHGXRに装着する場合、当然マニュアルフォーカスとなります。でも、マクロ撮影の場合、いきおい、マニュアルでのピント合わせを多用する事になりますから、割り切ることができます。
以上ノートリミングでした。
個体数が多いのに驚きました。体色も、微妙に個体差があるのが興味深いです。
メスも見つけました。これはトリミング画像です。
今日はこれにて。
道草の至福、の巻 [趣味]
かなり激しく降った一昨日の雨が上がったようなので、昨日は、刈り残しの草を刈りに、郷里に帰ってきました。中国地方の梅雨入りはまだだそうですが、どんよりと肌寒い感じで、作業にはありがたいお天気でした、ぞれでも汗はかきました。
元は畑だった場所ですが、老木の柿の木の根元に小笹や茅のたぐいが存分にはびこって、刈り払うのもなかなか難儀です。
帰り際に、老父が、最近ハッチョウトンボが新聞に出ていたと言います。帰り道方面の自然保護センターのことらしいです。
まったく予定していませんでしたが、道草して帰ることにしました。
この日リュックに入れていた機材の中で、ハッチョウトンボの撮影が可能な望遠系カメラと言えば、今年の正月頃の記事今年の初日の出、初鳥など、の巻実験的に使用したミニボーグ50(アクロマート)を、PENTAXk30につないだセット。
1月2日のプチ散歩。
PENTAX K10D+ミニボーグ50(アクロマート)というこれまたレアな取り合わせ。しかも、いつもの PENTAX AFadapter1.7X (AFアダプター)によるオートフォーカス化ではなく、YAHOOオークションで入手した全玉抜き(もともと付属しているレンズをすべて取り去った)Tokina AF 100-300mm/5.6-6.7の鏡筒に、アダプターを介してBORGレンズを取り付けるという荒技を実験してみました。ミニボーグ50(アクロマート)は、BORG望遠鏡レンズの中でも、最もリーズナブルな廉価レンズで、EDレンズやFLレンズなど比べると、性能的には歴然とした差がありますが、この写りなら、お値段以上と言うべきでしょう。
こんなことを書いたこともあります。
5月になりました、の巻
4月28日付けのこの記事(ちひさきもの発見、の巻)の最後に話題にした「PENTAXK30+玉抜きトキナー100-300mmAF+BORG50(アクロマート)というレアな組み合わせ」の画像を紹介しておきます。かなりいずれもトリミングしています。
時ならぬ冷え込みで、まだ暖房が恋しい5月ですが、田園の風景は初夏の装いを見せてきています。
道端のヤグルマソウ、ナガミヒナゲシと、ブドウの若葉。
多少の坂道を、息を切らしながら歩きます。
「一筆啓上仕り候」とホオジロが囀っています。
カイツブリが潜水しては漁にいそしんでいます。
タンチョウヅルがいる方へ歩いて行ってみます。
ササユリが咲いています。
濃いピンクの花もあります。
ヤマボウシ。
ビヨウヤナギ。
ヒメジョオンとウラナミジャノメ。
ツマグロヒョウモン♂。
樹液に群がるヒカゲチョウ。
ルリタテハ。
これ、珍しい蝶でしょうか?
ウラナミアカシジミ??
いろいろなトンボに出逢います。
目当てのハッチョウトンボは?
以前、撮影することができたのは「虫の原っぱ」の湿地でした。(この記事参照猛暑の「虫の原っぱ」でハッチョウトンボに会う、の巻)
今日は実家に帰るついでにふと思い立って県自然保護センター(和気町田賀)を訪ねてみました。
「虫の原っぱ」の湿地で、♂♀各一匹ずつ見ることができました。
♂です。
トリミングします。
こちらが♀。
トリミング画像です。
全長7-21 mm。一円玉にすっぽり全身が収まるほどの大きさなので、ピント合わせに苦労します。MFの方が早くて確実かもしれません。
でも、それ以来、何度か通いましたが、見つけることができません。今回も不調。
諦めて帰りかけましたが、せっかくだからと、鶴の飼育場所からさらに数百メートル先の「湿性植物園」まで足を伸ばして見ることにしました。
湿性植物園も、かなりの広さがあるのですが、そこを丹念に探っていくと、嬉しいことに、やっと見つけることができました。
こんなに小さな被写体は、AFの苦手とするところですが、まずまず許容できる画像と言えると思います。経済事情ばかりを申し上げて恐縮ですが、コストパフォーマンスは上等といえると思います。
別の(やはりコストパフォーマンス優先の)組み合わせでの撮影画像は、次回にご紹介の予定。今日はこれにて。
まだまだ実験中、の巻 [趣味]
備忘メモの続きです。
一昨日=13日(木)
保育園児の孫娘が、我が家の玄関天井の「シャンデリア」が、蜘蛛の巣だらけで怖い と申しますので、午前中バアバと掃除をしました。昔は年末大掃除でやっていた作業ですがここ何年か放置していました。埃も十分には拭き取れませんし、金属部の錆びも残りましたが、まあこれでオシマイ。見違えるようになりました。
いつものOLYMPUS PM1+ボディキャップレンズで写しました。光量がなくとも記録の用は果たせそうです。
もともとは、透明の白熱電球が使われていたのですが、経済性のために、最近は蛍光球を使っています。(LEDが普及する前のことです)
RICOHGXR+A12+SMC PENTAX-FA 100mm F3.5 Macroで写すと、、、
なんだか、露出が暴れます。
日中、熱い陽射しの中でしたが、自然環境体験公園を歩きました。
この日の実験というのは、BORGの組み合わせの調整。
いつものPENTAXK5Ⅱ+ AFBORGですが、鏡筒の組み合わせを少々いじってみました。どうも調子が良くありません。
若葉の繁る柳の木に、カワラヒワ。
甲高く囀るヒヨドリ。
もう一つの実験は、BORG P25(ペンシルボーグ)をOLYMPUS E-PL7につなぎ、マニュアルフォーカスでピント合わせをする練習です。明るい場所での、背部液晶は視認性に弱点があり、苦労します。PENTAXQシリーズでの仕様は、それがネックで長続きしませんでした。背部液晶フードもあれこれ試しましたが、装着に手間がかかってこれも長続きしません。それと、見た目も実際も、軽快さが損なわれて、気が進みません。
PENTAX Kマウント機につなげば、ファインダーによるピント合わせは簡便で、精度も期待できるのですが、このレンズが、性能的に専用レンズを凌ぐとも言い切れず、わざわざ持ち出すメリットも感じられません。
RICOH GXR+A12は、EVF(エレクトリック ビュー ファインダー)が見やすいので、最近、撮影にも慣れて、手動ピント合わせのコツも分かってきたように思います(上のシャンデリアも、ピントではほとんど失敗なく写せました)。でも、撮像素子のサイズがAPS-Cですから、焦点距離175mmのBORG P25(ペンシルボーグ)は、35mm換算で260mm程度の望遠レンズになります。
一方、フォーサーズ、マイクロフォーサーズでは、このコンパクトサイズで350mmF7のレンズになりますから、うまく使えれば楽しいと思えるのです。背部液晶の使いづらさは前述の通りですので、光学ファインダーを持つOLYMPUSEシリーズに期待した時機もありましたが、実際に使うと、老眼進行のせいもあり。目でのピントあわせは難のわざです。
ミラーレスのマイクロフォーサーズ機の方が、マニュアルでのピント合わせが確実のようです。最近では、上級機ではEVF内蔵のものが増えているようですが、私の持っている機種では外付けEVFが必要です。これまで、VF-2、 VF-3というEVFを使ってきました。
以前こんな記事に書いたとおりです
春立つ今日の風の痛さよ!の巻(2018-02-05)
①電池は予備を持たないと失敗します。
②液晶を頼りに撮影するのは、明るい日なたでは至難です。
③液晶フードを持ってはいますが、軽量コンパクトに反します。
④外付けEVF(電子ビューファインダー)が、ほとんど必需品です。最初に使っていたVF2は、持ち運び中に脱落して紛失しました。悔しいけれど再購入(中古)して使っていましたが、これは異常な力が加わったか、物理的に破損してしまいました。安価なVF3を購入し、使っています。脱落防止装置がついているのは評価できますが、精細度が低いことに、やはり不満が残ります。
⑤やはり、光学ファインダーを用いての撮影に比べ、ピント合わせの失敗が目立ちます。
上述の④「最初に使っていたVF2」について補足しますと、脱落して道に落としていたのを、探しに戻って見つけたことが二度ほどありました。一度は備中国分寺、一度はご近所散歩の時でした。最後はどこで落としたのでしょう見つからなくなりました。
また、こんな騒動もありました。
思いがけない大収穫の巻(2014-04-26)
これなあに?
実はこれ、最近なくしたことに気づいて、探し回っていた代物なのです。
こんな所に落ちていたとは、、、、。ポケットの中はもとより、バッグやリュックの中身をひっくり返して探しても見つからないわけですね。
Olympusのミラーレス機は、背部液晶だけでは明るい場所での撮影に難儀しますので、EVF(エレクトロニックビューファインダー)が重宝します。ところが、いつの頃からか、目当てのゴムの部分が欠落してしまっていたのです。
みっともないし、触感も良くありません。が、こんなパーツをお取り寄せするのも、無駄遣いのような気がして、、、『泣き寝入り』していたのですが。こんな所に落としていようとは、、、あきれました。それにしても、畑の土に半分埋もれたこの小さなゴムを、見つけ出して救出した私の「眼力」(というかケチンボさ)に、我ながら敬服します。
でも、なぜこんな所に落としたの?と問われると、たじたじとならざるを得ませんが、畑仕事のお供にカメラを持ってくることも多いのです。
畑には、草花や生き物も多く、マクロ撮影も面白いし、望遠撮影も楽しめるからです。
たとえば、ヒバリも、しょっちゅう顔を見せます。
VF-2亡き後、常用している廉価版のVF-3は、精細度が低いので、微妙なピント合わせなどには不向きです。全体の構図を掴む程度の利用で、主にAFレンズ装着時に使っています。
そうなると、目視でピント合わせが可能な、精細なEVFが欲しくなるのは必定。
長く我慢しましたが、この4月、VF-4を中古並品で買いました(12,800円)。よく見えます。
OLYMPUS 電子ビューファインダー マイクロフォーサーズ用 VF-4
- 出版社/メーカー: オリンパス
- メディア: Camera
VF-4 | VF-3 | VF-2 | |
表示画素数 | 約 236万ドット | 約 92万ドット | 約 144万ドット |
視野率 | 100パーセント | ||
ファインダー倍率 -1-1時 50mmレンズ,無限遠 |
約 1.48倍 | 約 1.0倍 | 約 1.15倍 |
アイポイント (-1m-1時) |
21mm | 17.4mm | 18mm |
視度調整範囲 | - 4.0m~+ 2.0m-1 | - 3.0m~+1.0m-1 | |
アイセンサー | あり ※ | なし | |
質量 (コネクタカバーを除く) |
41.8g | 28g | 32g |
大きさ (幅×高さ×奥行 単位ミリ) |
30.4×48.2×47.8 | 25.4×44.1×48.3 | 29.4×48.5×46.3 |
チルト機構 | 上向き最大 90度 | ||
シューロック機能 | あり | なし | |
同梱品 | ソフトケース、取扱説明書、オリンパス国際保証書 | ||
発売日 | 2013年6月 | 2011年9月 | 2009年12月 |
製品紹介ページ | VF-4 製品紹介 | VF-3 製品紹介 | VF-2 製品紹介 |
さて、下は、BORG P25+OLYMPUS E-PL7withVF-4の画像です。
ビヨウヤナギ。
シオカラトンボ。
トリミングします。
ヒバリ。
これもトリミング。
我が家の玄関軒下に、ツバメが今年二度目(別個体でしょうか?)の営巣。巣ごもり中です。
RICOHGXR+A12+SMC PENTAX-FA 100mm F3.5 Macroでも写しておきます。
「実験中」とは書きましたが、何の実験やら分かりません(汗)
昨日=14日(金)
夕方から雨になるとの予報で、朝涼しい内にと、畑のジャガイモを掘りました。
早くから葉茎が黄色く(茶色く)萎れてしまっているものが多く、既にに実が入っているのかと、これまでも、何度か掘りあげて持って帰っていますが、どれもこれも小さいものばかりでした。それに比べると、昨日の収穫はこぶし大は土には太っているものもありましたが、それでも例年に比べて貧弱な太り方です。「雨が少ないから」とか、「風に吹かれて茎が傷んだせい」と、ご近所さんもいろいろ仰るので、腕前のことは棚に上げて、そういうことにしておきます。それでも、小さくても新じゃがは美味で、最近は連日ジャガイモ料理です。ポテトサラダ、ポテトフライ、ジャガイモコロッケetc。ついつい食べ過ぎます。
今年は、玉ねぎは大きいものができました。ベト病が流行との報道もありましたが、まずまず満足できる収穫でした。(まだもう少し、晩成のものを畑に残してあります)。これまた、連日食べても飽きません。
畑仕事の後、所用で、徒歩にて14,000歩余り歩きましたが、カメラは使わず、写真はありません。
夕方には予報通り雨。風も強く吹きました。
お孫ちゃんたちがお泊まりでした。
今日=15日(土)
夜中から続く雨は、強くなったり弱まったりしながら、かなりの降水がありました。お孫ちゃんたちが帰った後、妻は、東京在住の昔の友人が、近畿方面へおいでになるついでに、岡山まで足を伸ばして会おうという約束。後楽園でも散歩して、昼食をご一緒しようという計画だったようですが、この雨でどうなるか心配しながらも、とりあえず待ち合わせ場所の岡山駅まで、妻を送りました。
そのあとわたしは、少々かささし散歩をしましたが、撮影には不向き、気力も続かず5000歩足らずで終了。だらだらパソコン仕事を続けるうちに、はや夕方です。
先ほど帰ってきた妻は、結局後楽園は雨のため中止。近くにある竹久夢二郷土美術館に入ったそうです。シニア割引を期待したのですが、「大人800円・中高大学生400円・小学生300円」のところ、「岡山県内の65歳以上の方は証明できるもののご提示で1割引」だそうです。わずか一割引、しかも県外の方には適用せず、とは、少々せこい感じがしますね。
夢二については当ブログでもなどか話題にしました。どちらかと言うとファンの1人と言っていいかもしれません。
即席ラーメン記念日?の巻
作詞の勝田香月が、啄木にあこがれ、小樽で着想を得たと知り、感慨を覚えます。
宵待草(作詞:竹久夢二、補作:西條八十、作曲:多忠亮、唄:高峰三枝子他)
「蛇足」と銘打った解説文も一部引用します。
『宵待草』は明治45年(1912)6月に作った小唄で、 大正2年(1913)発行の彼の処女詩集『どんたく』(実業之日本社)に掲載されました。
大正7年(1918)、東京音楽学校(現・東京芸大音楽学部)でバイオリンを学んでいた多忠完(おおのただすけ)が、 この詩に感動して曲をつけました。その楽譜が出版されると、『宵待草』はまたた<間に全国に広がり、多くの人々に愛唱されるようになりました。
夢二が亡くなってから4年後の昭和13年(1938)、 夢二人気に便乗して『宵待草』という映画が企画されました。 その際、 3行詩だけでは映画の主題歌としては短すぎるということで、夢二と親しかった西條八十が2番の歌詞を作ることになりました。
八十は最初、2番の2行日を「宵待草の花が散る」としていました。
しかし、宵待草の花は、散らずに、茎についたまましおれるのが特徴です。それを人に注意された八十は、のちに上のように詩を変えました。
八十は抒情詩人として出発しただけに、このフレーズも美しく、 1番ともよ<マッチしています。いきさつを知らなければ、夢二が2番とも作ったと言われても、疑う人はあまりいないでしょう。
しかし、どういうわけか、今日まで2番が歌われることはほとんどありません。
半年ほど前の写真です。今日はもう見つけられませんでした。
2013年の8月。このブログを始めたばかりの記事です。美食家のコガネムシ
コガネムシが、みずみずしい黄色の花を美味しそうに食べています。顎の動きに合わせて、咀嚼の音まで聞こえてきそうな、ヘルシーで、ジューシーで、グルメな朝餉です。
月見草と子どもの頃は呼びました。富士に似合うと太宰治が言ったのはこの花でしょう。「待てど暮らせど来ぬ人を」と、竹久夢二が歌った宵待草もこれですかね。標準和名「マツヨイグサ」、「オオマツヨイグサ」か?
明け果てて月はいづこや月見草
やるせなき宵待草を朝餉かな
露しげき花のサラダを朝餉かな
金色を食うて光るやコガネムシ岡山後楽園の入り口近くに、この詩句を刻んだ石碑があります。
後楽園のhpから画像をお借りします。
碑は、地図の①の位置に立っています。
上の地図の右上にある逢来橋を渡ったところに、「夢二郷土美術館」という瀟洒な建物があります。
「夢二郷土美術館」のHPはこちらです。
今日はこれにて。
只今実験継続中、の巻 [趣味]
先日の記事ただいま実験中、の巻の続編です。
OLYMPUSのカメラアクセサリー、ボディキャップレンズ。はたして、軽くてコンパクトなお散歩カメラの用途に適するかどうかの実験継続中です。
OLYMPUS ボディキャップレンズ ミラーレス一眼用 BCL-1580
- 出版社/メーカー: オリンパス
- メディア: Camera
このレンズ、ボディキャップとしての機能は完璧です(笑)
レンズとしての機能は?
15mm(35mm換算で30mm)の広角レンズ。絞りはf:8.0固定。
この割り切りが被写界深度を稼ぎ、風景写真に好適なパンフォーカス撮影が期待できるというわけ?焦点距離は、近接0.3mmと∞の二段階切り替え式。清々しいシンプルさです。
昨日の予告通り、今日は草刈りのために郷里に帰ってきました。機能の大雨が上がり、今日は晴れましたが、真夏の暑さではなくやや過ごしやすく、汗びっしょりながら作業ははかどりました。
帰りに、少し寄り道して、長福寺三重塔を訪ねてみました。
OLYMPUS pm1+ボディキャップレンズにて撮影。
明るい光線の元でなら、まずまずの写りと言っていいでしょう。web画像程度ならもちろん、サービスサイズ、ハガキサイズにプリントしても、許容される範囲の写真になるのではないでしょうか?
比較のために、前回と同じくOLYMPUS E-p2+パナソニック LUMIX G 14mm/F2.5 ASPHで写しておきます。
パナソニック 単焦点 広角パンケーキレンズ マイクロフォーサーズ用 ルミックス G 14mm/F2.5 ASPH. H-H014
- 出版社/メーカー: パナソニック(Panasonic)
- メディア: Camera
これはボディキャップではなく、れっきとした単焦点 広角パンケーキレンズ 。F2.5の明るさを持ち、もちろんAFも働きます。
E-p2は露出の操作が容易ですので若干アンダー気味にしてみたりもできます。
上下の写真を見比べても、画像を大きく拡大して比較しない限りは、際だった差は見つけられないように思います。いざ作品として四つ切りとかに引き延ばすと、さすがに差は歴然でしょうが、、、
今日の実験の結論
1)ボディキャップレンズ BCL-1580は、明るい日のお散歩レンズには、使えそう。特に遠距離の風景撮影。
2)ルミックス G 14mm/F2.5 ASPHは、やはり良い。軽くてコンパクトだし。
3)もう一つ、パンケーキ単焦点レンズとして、M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8を所有していますが、いよいよこれらのレンズの棲み分けが難しくなってきました。
OLYMPUS パンケーキレンズ M.ZUIKO DIGITAL 17mm F2.8 シルバー
- 出版社/メーカー: オリンパス
- メディア: Camera
ちなみに下の写真は、先日の小豆島旅行で、E-PL7に装着して撮影したものです。気に入ってます。
今日の付録。
実家の母が、居間のサッシにアマガエルがいると教えてくれました。
かわいそうに、掃きだし口近くですから、すっかりゴミや埃をかぶっています。
なんと、それからしばらくすると、家の中へ入ってきましたよ。
息を潜めて接近し、「接写」の努力をしていますと、ピョンと、私の頭の上に飛び乗ってきました。決定的瞬間は、残念ながら写せませんでしたが、、、
近くに、別のカエルがいました。こちらの方が、かなり体格がよろしいようで、、、
近づくと、逃げます。
楽しく遊びました。
なお撮影機材は、OLYMPUS E-420 +ZUIKO DIGITAL 35mm F3.5 Macro。久々の出番です。
OLYMPUS デジタル一眼レフカメラ E-420 ボディ E-420
- 出版社/メーカー: オリンパス
- メディア: Camera
OLYMPUS マクロレンズ ZUIKO DIGITAL 35mm F3.5 Macro
- 出版社/メーカー: オリンパス
- メディア: Camera
今日はこれにて。
ただいま実験中、の巻 [趣味]
OLYMPUSのカメラアクセサリーに、ボディキャップレンズというものがありまして、ボディキャップの用途に用いるアクセサリーながら、撮影もできるというおもちゃ。長い間横目でみながらさして魅力も感じずにきましたが、軽くてコンパクトなお散歩カメラを考えるうちに、パンケーキのレベルをも超越したその薄っぺらい形状がちょっと気になり始めてきました。
OLYMPUS ボディキャップレンズ ミラーレス一眼用 BCL-1580
- 出版社/メーカー: オリンパス
- メディア: Camera
メーカー希望小売価格約7000円のところ、アマゾンで3200円ほど。アクセサリーとしては高額ですが、レンズとしての写りがネットの評判通りならば、お買い得かも。お小遣いの範囲で試してみたら?と、耳元で囁く声がするのを無視することもできず、早速取り寄せて「実験」中です。
近所の麦畑。
OLYMPUS E-pm1+ボディキャップレンズで写しました。
こちらは、OLYMPUS E-pl7+ボディキャップレンズ。
旭川の眺め。OLYMPUS E-pm1+ボディキャップレンズですから、文字通りポケットカメラです。
ヒイゴ池でハッチョウトンボを観察する前、備中国分寺に立ちよりました。
OLYMPUS E-pl7+ボディキャップレンズで写しました。
比較のために、OLYMPUS E-p2+パナソニック LUMIX G 14mm/F2.5 ASPH。マイクロフォーサーズを使い始めたばかりの頃に入手したパンケーキレンズです。
パナソニック 単焦点 広角パンケーキレンズ マイクロフォーサーズ用 ルミックス G 14mm/F2.5 ASPH. H-H014
- 出版社/メーカー: パナソニック(Panasonic)
- メディア: Camera
見比べれば、やはり「アクセサリー」には負けない写りです。
しかしそれにしても、このボディキャップレンズ。いにしえの簡単ポケットカメラや、「写るんです」ライクな操作感と、画質。侮れません。
今日はここまで。
魚の眼、の巻 [趣味]
魚の目と言っても、あの足裏や足指の皮膚が固く痛くなるアレのことではありません。アレは、正式には鶏眼というのだそうですね。暗くなると目が見えにくくなる鳥目ではないのだそうで、ややこしいかぎり。
今日のタイトルは、相も変わらずカメラのレンズの話題です。
大阪に住む次男に、初代PENTAXQを預けていました。余り使わない由で、このたびの帰省で持ってきてもらいました。スタイリッシュでキュートなカメラですが、電池の持ちが悪いのが致命的です。場合によると、一日持ちません。私は必ず予備の電池を持って歩くことにしていますが、たまに使うという使い方では、いざという場合に役に立ちません。
帯に短したすきに長しですが、代わりに、物々交換で、同じく生産中止製品で、マウントシステムそのものがこの世から姿を消したOLYMPUSフォーサーズの「最終機」E620にレンズ2本をつけて持ってかえってもらいました。写真撮影はスマホで事足りるので、出番はないかも知れませんが。
そういうわけで、手元に帰ってきた初代PENTAXQに、カメラ棚の隅の方に埋もれていた03魚眼レンズをつけて歩いてみました。
PENTAX 魚眼単焦点レンズ 03 FISH-EYE Qマウント 22087
- 出版社/メーカー: ペンタックス
- メディア: Camera
見慣れた風景が、変貌を遂げます。
旭川沿いの遠望。
街角。
アーケード街。
路地裏。
この間ちょいと忙しく、ブログ更新を怠っています。写真も少ないので、今日はこれにて。
割れ鍋に綴じ蓋、の巻 [趣味]
キングジム「ポメラDM100」は、辞書を搭載していて、その内容をこコピーしてテキストに利用することができます。
国語辞典は、「明鏡」です。
「割れ鍋に綴じ蓋」を引いてみました。
われなべ【割れ鍋(破れ鍋)】
[名]
割れてひびの入ったなべ。
「割れ鍋に綴(と)じ蓋(ぶた)(=破損したなべには修理した蓋が似つかわしいという意から、どんな人にもそれぞれにふさわしい配偶者があるということ)」
と言っても、きょうのネタは配偶者の話題ではなく、カメラの話です。
最近、PENTAXK30というカメラを中古で買って使っています。HOYAによる吸収という転変を経たPENTAXが、リコーと合併して最初に発売した防塵防滴の「ミドルクラス」カメラです。2002年2012年の発売当時、向井理の出演するCMで注目されました。
発売当時から関心はありましたが、ちょっと奇をてらった尖った感じのデザインが感じが好きになれず(それより何よりお小遣いが及ばず)、手を出さないままで今日まできました。最近、諸事情から手元にPENTAX機がK5Ⅱ一台になり、お手軽お散歩カメラも確保しておきたい思いから、なりゆきでこれを入手したのでした。
思っていたより軽量コンパクトで、使ってみると、デザイン的にも違和感がなく、使い勝手もよくて気に入っています。すでに生産中止になって久しい旧製品の使用感を、今更コメントするのもタイミング遅れというものですが、世間ではよく知られているらしい一つの問題に今更気づきましたのでメモしておきます。
というのは、中古で購入した直後から、シャッターを切って液晶画面で写りを確認すると、画像が真っ暗・真っ黒でがっかり、という現象に時折見舞われました。いや、時折と言うより、かなりの頻度でこの現象が起こります。
netで調べてみると、似た症例がかなりたくさん報告されており、かなりよく知られたトラブルのようです。
自動絞り制御の不具合によるもので、メーカーによる修理が必要なようで、一万数千円の出費を覚悟しなければならないようです。それでは、中古での購入価格と大差なくなってしまいます(トホホ)。
さらにネット記事を探っていますと、自己責任で分解して修理する方法も克明に紹介してあったりします。10年前、いや20年前なら、きっと試してみたことでしょう。ジャンクパソコンの分解組立や、ジャンクレンズの分解掃除など、わくわくしながら試していた頃ですから。ただ、いま振り返れば、成功体験の方が極めて少なかったのですが(汗)
分解修理の方法をとらずにすます方法は?
1)専用バッテリーではなく単三乾電池を使う、
2)しばらく連写撮影をしてみる
3)ファインダーではなくライブビュー撮影をして、みる
などの方法が紹介されていました。その原理を説明するとややこしいので省略しますが、絞り制御ユニットの中の部品が、余分な磁気を帯びることで適切に作動しなくなるためらしいです。
1)2)は検証していませんが、3)は、試してみると確かに効果があるようです。でも。つい油断すると、まっ黒の画像を何枚も生み出してしまいます。
そこで、ふっとひらめいたのは、自動絞りに依存している最近のレンズ(PENTAXではDAレンズなど)ではなく、手動絞りダイヤルのある旧式レンズならトラブルを回避できるのでは?という思いつきから、今朝は、手近にあったSIGMA APO70-300mmを装着して歩いてみました。以前故障修理に出したレンズです。↓この記事参照。
相も変わらぬガラクタ較べ、の巻
ずっと以前(2013年8月)、こんな記事を書きました。
飽きもせず昨日も今日も蜻蛉撮り
今日は久しぶりにsigmaAPOmacro70-300というレンズを、pentaxK5Ⅱに着けて出かけてみました。
(中略)
レンズは、いくらでも欲しいものがあって限りがないのですが、最近は①よく写る、②コンパクト、③廉価という、巴合戦の中で、たいがい③を優先させて、旧時代の中古レンズを増やしてしまうことに。結局、あちらを立てればこちらが立たずで後悔の連続です。
(中略)ところで、この、今日久しぶりに使用したSIGMAAPO70-300は、二万円程度の価格に似合わず、APO仕様で、写りにも高評価が与えられています。画角も70-300mmと望遠としては申し分なく、デジカメのAPF-Cサイズでは、35mm換算105mm-450mmという超望遠ズームに相当することになります。おまけ機能ですが、200mm―300mmの画角で、マクロ撮影ができるのが、特筆もの。
フィルムカメラ時代からお気に入りで常用してきたレンズなのですが、経年相応の劣化か、ズームやフォーカスの際の動きがなめらかでなく、特にマクロ撮影の場合などは微妙なピント合わせをMFで決めたいのに、ピントリングの動きがギクシャクしてしまうのはストレスですし、DAL55-300mmに比べると大きく重いためもあって、お蔵入り状態でした。
でも、久々に持ち出してみると、結構使えるかな、という感じ。蜻蛉や蝶や、出会う隣人達のサイズからして、70-300mmmacroは、やはりありがたいです。五年以上も前の記事ですので、状況に変化は少しあります。
【その1】SIGMAAPO70-300macroは、その後、迷った末に、愛着の深さを優先して福沢さん一枚の支出は覚悟して、ピントリングの調整など、修理に出しました。そのほかの微調整もしてもらったのですが、やはり重くてかさばる点は気になって、出番は多くはありません。
誤作動カメラと故障修理レンズは、「割れ鍋に綴じ蓋」の取り合わせです。
が、この取り合わせでは、自動絞り制御の不具合は発症しませんでした。めでたしめでたし。
今朝の麦畑です。
ポピー。
卯の花。
今朝の雀。幼鳥のようです。
トリミングしています。
今朝の雲雀。
トリミングしています。
孫たちはそれぞれ、GWを楽しんでいるようです。
近所に住む孫と、オタマジャクシを取りに行きました。
今日はこれにて。
新顔、の巻 [趣味]
自宅での滞在時間が増えると、いきおいパソコン机に向かう時間が長くなり、目も疲れるし血行の滞留が気になります。長時間イスに座る生活は命を縮めるなどと、何度か健康番組で言っていました。
それと、空いた時間に、外出先でもどこでも、ちょこちょこっと文章やメモを残しておきたい欲求が昔からあります。
古くは、持ち運びのできるノート型のワープロ「書院」。仕事にもプライベートにも、かなり長い間お世話になりました。重量は結構あって、決して携帯性が良いとはいえませんが、今でも使い続けたいほどの優れものだと思っています。しかし、残念なことに、ワープロそのものの存在が、この世から姿を消しました
パソコン普及の波には抗えず、NECの98NOTEを、遅ればせに入手しました。そう言えば、以前こんな記事を書いたことがあります。
家庭内LAN外伝
私が最初に買ったノートパソコンは、NEC 98NOTE(きゅうはちノート)のPC-9821Ndという機種でした。残念ながら、これは液晶ディスプレイがDSTN方式で見づらく、目への負担が苦しく、TFT液晶を積んだ上位機種のNe2(中古)に買い換えました。cpu:486SX-33、hdd:340MB、OS:Windows3.1といったスペックでした。これをwindows95にアップグレードする事が、初心者時代の私に与えられた「ミッション」でした
最大のネックは、CDドライブがないということ。残念ながら当時は、外付けhddドライブも持っていませんでした。インストール用の差分フロッピーディスクという物もあったはずですが、改めて買うというわけにもいきません。
そこで、思いついたのが「ZIP」の利用。これがまた、語るも涙の物語になるのですが、簡単に端折ってあらすじのみ。まずscsiカードを購入し、苦労してscsi経由でZIPを認識させ、別機種でwin95のインストールCDから要所のみzipメディアにコピーし、noteにインストール。dos、win3.1、win95と、それぞれscsiとzipのドライバーをその都度入れてやる必要があって、苦労した覚えがあります。
そのあとは、DOSV機の進出に目がくらみ、SHARPメビウスという製品を購入。そのスタイル性と引き替えに、FDDもCDDも外付け、しかも接続口が独特で、汎用品が使えない、、、と不便さ満載で、すっかり振り回されました。その後、いくつかのノートパソコンを、中古やジャンク、または子どものお下がりで手に入れ、使ってみましたが、パソコンとしての使い勝手ではデスクトップ機に及ばず、いずれも、携帯して使うには大仰すぎて、使いこなすことにはなりませんでした。
SHARPテリオスという「Windows CE 機」も使ったことがあります。スイッチオンですぐ起動。使い終われば直ちに電源OFFで大丈夫。往時のワープロ専用機に似た使い勝手で、しかもカラーTFT。これなら申し分なし、、、と思ったのですが、あいにく老眼の始まった私の目には画面の文字表示が小さすぎて、耐えがたい苦痛を覚えました。いろいろ調べても、文字表示の拡大方法がわからず、これではまったく使い物にならず、次第に使う機会がなくなりました。
あと先は忘れましたが、キーボード付きの「DOCOMOシグマリオン」という「Windows CE搭載ハンドヘルドPC機」をネットオークションで入手。すぐに開閉部分が壊れたのでまた購入、、、。このヒンジ部分のもろさが、この製品のほとんど唯一の欠点といえるくらい、よくできた製品で、今でも使い続けたいほどですが、これも時代とともにこの世から消滅しました。
スマホの元祖とも言うべき、WILLCOMのWZEROシリーズともつきあいました。そんな話題を、過去にこんな記事で書いています。
手術記念日
2007年の脳動脈瘤手術のための入院生活の無聊を慰めようと、当時学生だった末っ子(二男)が、私に見舞いを持ってきてくれました。
手足や身体の麻痺が残り、本を読むためにページをめくるのも億劫だった私のために、ニンテンドーDSに添えて「DS文学全集」と「脳トレ」のソフトを買ってくれたのでした。
今なら、タブレット端末とか、スマホがあれば、十分、読書も音楽も動画まで楽しめて簡便な退屈しのぎができたでしょうが、当時のこととて、すでに時代遅れの「シグマリオン」(PDAとして用いるためヤフオクで入手していました)を持って入院していましたが、元々通信機能は契約もしていないので、ダウンロードしてためていた青空文庫のデータや、音楽データなどを再生させることは可能でしたが、面倒くさくて使う気にならず、せいぜい日記入力機器として時々使うだけでした。
ベッド脇のテーブルにおいていますと、若い男性看護師さんが「シグマリオンですか?ぼくも使っていますよ」と、親近感を示してくれたりしました。
退院後、次の入院がもしあった場合の備えのために(笑)、WILLCOMの「zero3」シリーズ(今日のスマホの黎明期の端末といえるでしょうでしょうか?)を何世代か、しかもその都度、型落ちで値崩れした頃に、買い換えて使いましたが、いずれも「帯に短したすきに長し」で、不満が残りました。
最初に使ったのは「WZERO-3」二代目に当たる「ws004sh」という機種でした。今のスマホに比べると分厚く重い無骨さはありますが、収納式のキーボードや無線LANまでついていてよくできた機種だと思います。ただ、ホストUSB機能を持たないので、拡張性に難がありました。
そのあと、いろいろ「進化」が喧伝されるたびに、目移りして乗り換えてみましたが、極端に画面の文字表示が小さかったり、入力操作にストレスがあったり、通信感度が低くて電波を拾えなかったり、大変不便を感じました。「W-SIM」と呼ばれるSIMを転用できるので、通話用には「9(nine)」シリーズや、「nico」というシンプルな通話とメール機能だけの機種を用い、必要に応じて「WZERO-3」を使う、というスタイルを長く続けました。「WZERO-3」の各機種のうちで、やはり私の用途に適していたと思えるのは、「ws004sh」でした。
ただ、前述の拡張性の問題と、やはり、旧機種ですので、CPU性能の見劣りは覆うべくもありませんでした。
などなど。脇道にそれているうちにふと、古い記事で似たようなことを書いたことを思い出しました。
【注】この記事に書いた「当時学生だった末っ子(二男)」は、今大阪に住んでいますが、今連休で、お嫁さんと孫2人を連れて一昨日から帰省中。従兄妹姉妹たち遊びにもやってきて、我が家は時ならぬ人口増を迎えています。
繰り返し述懐してきたとおり、どれも帯に短したすきに長しで、それは携帯通信機器としての制約上、入力・編集の便利さはある程度犠牲にせざるを得ないのでしょうが、スマホ(またはタブレット)で文字入力することの苦痛は、できれば避けたい思いがつのります。
そんな中で出会ったキングジム社の「ポメラ」は、特筆すべき存在です。
3時間近くの待ち時間の間、kingjimのポメラで、この記事の原稿を書いたりして時間を費やしました。
- 出版社/メーカー: キングジム
- メディア: エレクトロニクス
私の機種は、DM20ですが、今年になって思いつきで買いました。これはよくできた文房具だと思います。
実売価格は、昔のエントリータイプの万年筆よりも安いのですから、コストパフォーマンスは絶大です。
これでネット検索やメール機能が利用できればベストですが、そうなるとスマホに近づいて独自性を失いますね。
ファイル管理は、microUSBも使えますし、パソコンとUSB接続すれば、外部記憶装置同様に使えますから、TEXTファイルのやりとりなら、自由自在です。わずか1mbあまりのフロッピーディスクで文書を管理するポータブルワープロを、ありがたがって使っていたいた時代からすれば、予想だにできない便利さです。あの頃のワープロは、一番のエントリータイプで10万とか20万という価格でしたから、なおさらです。でも、今日、もう少しリーズナブルな価格設定で、再び当時レベルの性能のワープロが普及すれば、買うのにな、という気持ちは常々ありました。印刷機能を省いたモバイルワープロと思えば、ほぼ正しいのではないでしょうかね。
私、スマホも持たない旧時代人ですから、普遍性がないことはしょうちしておりますが、、、。
とはいえ、この機種は、変換速度も遅く、あきれるような誤変換も多く、それをストレスと感じない割り切った諦観が求められました。また経年劣化により、プラスチックの表面加工部分がベトベトになってしまう欠点もありました。それでも、表面をクレンザーで磨いたりして使い続けるつもりでしたが、DM100とかDM200とかの新機種は、もっと進化しているらしい。でも高価。という葛藤の中で数年経ちましたが、このたび意を決して、旧機種のDM100を中古で買うことにしました。新式DM200に比べて、コンパクトであること、乾電池が使えること、起動時間が早いこと、中古ならば価格も安くなっていることなどから、この機種を選ぶことにしました。
最近何度か、このツールで記事を書いています。結構快適です。
ただし、単純にテキストファイルの作成・編集に特化した使用法になりますので、画像を含む編集は、別途方法を講じる必要があり、ブログの投稿を完了するには、ポメラで編んだテキストをコピペして、これまでと同じ手順を踏むことになります。でも、ブログのためにパソコンに向かう時間は少しは軽減されると思います。
きょうのタイトル「新顔」は、ポメラDM100でした。
きょうの付録
深山公園のルリタテハ
深山公園のカナヘビ
今日はここまで。
羊頭狗肉か牛頭馬肉か、はたまた竜頭蛇尾か?の巻 [趣味]
「羊頭狗肉」という故事成語は、学校でも習います。「羊の頭」を看板に掲げて犬の肉を得るというインチキ商法の話題。出典は中国古典の『無門関・六則』の一節だと言います。
ジンギスカン料理は日本で生まれた羊肉料理らしいですが、もともと中国大陸で羊肉は貴重だったのでしょうね。犬肉も食用とされたようですが、やはり羊よりは格が下がるのでしょう。
「狗」が犬を意味することは、「権力の走狗」などの言い方で思い出されます。「天狗」に「狗」の字が用いられるのは、やはり「イヌ」が関係しているらしく、そのわけは、こちらの「語源由来辞典」に詳述されてあります。
それにしても、羊の頭を飾った肉屋って、かなりシュールです、、。
ところで、よく似た四字熟語に「牛頭(牛首)馬肉」という言葉があるそうです。出典は『晏子春秋』。
【本文】
猶懸牛首于門而賣馬肉於内也
【書き下し】
猶ほ牛首を門に懸けて馬肉を内に売るがごとし。【訳】
(あなたのやり方は)ちょうど牛の首を門にぶら下げて、中では馬肉を売るようなものです。
馬肉よりも牛肉の方が上等と考えられていたのでしょうね。現在では決してそうも言い切れないでしょうが(笑)
- ショップ: 熊本県高森町
- 価格: 10,000 円
「竜頭蛇尾」という四字熟語もありますね。
はじめは竜のように勢いがよかったが、終わりになると蛇のように勢いがなくなることのたとえ。出典は「碧巌集(へきがんしゅう)」
さて、私のブログ、「ブログ村」やら「人気ブログランキング」にエントリーしています。たとえば、面白半分に、これをクリックしてみていただくと、意外な結果が出て参ります。
もしも、レンズ・撮影機材についての高度な話題や蘊蓄を期待して訪問して下さった方には、羊肉と偽って犬肉を、牛肉と偽って馬肉を提供するインチキ商法、また最初だけ竜の見せかけで、すぐにチンケな蛇の正体が露見する看板倒れであることがミオエミエなのですが、なにとぞご容赦下さい。
私の趣味は、たとえれば、百円ショップでおトクそうな日用雑貨を漁ったり、スーパーの閉店間際の半額セールで生鮮成食品を物色する境地に似ております。試しに、当ブログの記事を「ジャンク」というキーワードで検索をかけると。出てくるわ出てくるわ。
最も古い記事はこれでした。
ジャンク命
ゴミ屋敷になるよと、妻に責められます。持てあましてだいぶ捨てましたが、捨てきれないモノもいっぱい残っています。
私の「ジャンク道」のお師匠は、見捨てられたモノにも光るところがある。そこに命を与える醍醐味は、教育も同じ。と含蓄のある教えを下さいました。
ジャンク漁りの対象は、pcオーディオなど多岐にわたりますが、カメラやレンズ関係がかなりの部分を占めます。なかでも頻度高く登場してくるのはこの記事でも取り上げた機材の話題です。
お前は歌へ お前は赤まゝの花やとんぼの羽根を存分に歌へ
今朝の携行品は、PENTAX K10に、Tamron80-210 (1:3.8,1:4.0/210)というオールドマニュアルレンズ。 そして、レンズとカメラの間に、PENTAX AFAD×1.7という装置を挟むことにする。これはMF(マニュアルフォーカス九レンズを、AF(オートフォーカス)化し、同時に、1.7倍のテレコンバータの役割も果たすという「キワモノ」製品だ。
- 出版社/メーカー: ペンタックス
- メディア: エレクトロニクス
PENTAX社は、ユーザーが過去の資産を利用し続けられるよう、互換性を保ちながら新製品を開発するというコンセプトを保ってきたメーカーだと言える。フィルムカメラ時代、同社が、Minolta社の後を追ってAF(オートフォーカス) 路線に参入したとき、Minolta社が採用し、後にCANON社はじめ各社も追随した、新開発のマウントにより新たなAFシステムを開発するという路線を取らず、これまでのKマウント・KAマウントとの互換性を担保しながら、それをAF化したKAFマウントというものを開発・採用した。このおかげで、マニュアルレンズとしてなら、旧来のマニュアルレンズも、原則的にこれまで通り使える事になった。さらにありがたいことに、m42(スクリューマウント)レンズという、スーパー級のオールドレンズも、m42マウント→kマウントという、マウント変換アダプターを介しさえすれば、立派に使えるという楽しみを提供してくれている。
- 出版社/メーカー: ペンタックス
- メディア: エレクトロニクス
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- 価格: 7,710 円
さらに、念の入ったことに、 MFレンズをAF化するという、夢のようなアダプタ-をも開発して、ユーザーに提供してくれている。この「AFAD」が、どれくらい市場に流通したものかは知らないが、SF7という初めてのAF機を購入したものの、AFレンズはSIGMAの望遠ズーム一本しか持っていなかった私は、これに早速飛びついて手に入れた。とは言え、所有しているレンズと言えば、昔の標準レンズだったSMCPENTAX 50mm F1.7と、Tamronの35-70mmというズームレンズだけだった。AFADには、レンズf値が2.8以上の明るさが求められていて、f5.6程度まではかろうじて作動しないものでもないが、Tamronのズームレンズは、ほとんど実用に値しないし、50mm単焦点レンズも、出番が少ない。まさしく、猫に小判・豚に真珠 ・ 犬に論語 ・ 兎に祭文 ・宝の持ち腐れ・無用の長物そのものだった。というわけで、早い時期に手放してしまっていた。
ところが、デジタル時代になり、撮像素子のサイズの関係から、レンズの焦点距離が35mmフィルムカメラに換算して約1.5倍伸びることになり、望遠系マニュアルレンズの使い道が広がった。また中古市場・ジャンク市場には、お手頃価格のオールドレンズがたくさん転がっている。そして、望遠鏡のシステムを利用して超望遠の世界を安価で楽しむ「デジボーグ」とやらいうマニアの世界もあり、PENTAX機では、それが容易にAF化できるらしい、等という情報をちらりと目にし、いずれその道に踏み込むこともあるかも知れないと、とりあえず「AFAD」を買い直したのだった。私の使い道では、Tokina AT-X MACRO 90mm F2.5を装着すると、135mmマクロレンズという有能なAFレンズが生まれるので、これには満足している。(ただ重いという愚痴は、以前書いた。)
ところで、今日持ち出した Tamron80-210(1:3.8,1:4.0/210)は、ジャンクコーナーで、アダプター付きで2000円前後程度だったか、小遣いの範囲で買ったものだ。
Tamron のマニュアルレンズは、アダプターさえ取り替えれば、各メーカーのカメラに装着できるという優れものだ。私は、以前にも書いた通り、 PENTAXのボデイに付属の標準レンズの次に、TAMRONのレンズを購入したので、pentaxkマウント用のアダプターだけは持っていたのだが、 AF時代になってレンズを手放したときに、一緒にアダプターも手放していた。惜しいことをしたと、いつもあとで後悔する。
そのアダプター付きのレンズなので、レンズが使い物にならなくても、アダプターが使えれば良しとしよう、という了見で買ってみて、なかなか使い勝手がよいので、後に、もう少し状態が良さそうなものを見つけて、はずみでまた買った。合計二本持っている。
ズームが、レンズを回転させる方式ではなく、前後に鏡筒を動かす方式で、しかもその操作によってレンズの長さが変化しない、というイイカンジの操作感なのである。嬉しいのは、全域でマクロ撮影が可能だと言うこと。210mmのマクロは、35mmフィルムカメラに換算すれば、210x1.5×1.7=535mm相当のマクロレンズという超絶の世界を楽しむことができる。はずであるが、なかなか満足の行く作品にならない。
(中略)
写りは、TAMRONのレンズらしく、結構発色も良く、ムードのある温かい絵が撮れるので、嫌いではない。ただ、レンズの個性なのか、私のレンズのカビやゴミの影響なのか、シャープさには欠けるし、色も偏りが気になる。
また、この記事の時点から、現在もさしたる変化がありません。
新しい玩具の巻
新しい玩具を入手しました。
早速、ここ2日ほど、遊び心地を確かめています。
前々から気になっていた、BORGという組立型望遠鏡の、対物レンズの部分です。ミニボーグ45 ED2 対物レンズ 2046 BORG ボーグ 送料無料 【RCP】
- ショップ: ルーペスタジオ
- 価格: 28,588 円
喫煙の習慣がやめられなかった頃、「これが最後の一本!」と言って吸ったことが、よくありました。ご多分に漏れず、長くて2~3日、短ければ数時間後には、次の一本に手が伸びたものでしたが、、、。
今度の玩具は、一年間パート仕事を頑張った自分へのご褒美のつもり。これを最後にしようと思います(笑)。鳥撮影の技法に、「デジスコ」という分野があります。地上望遠鏡=フィールドスコープで見える映像を、デジカメでとらえようという技法です。
先人の教え通りに、ちゃんとした機材を揃えれば、カメラメーカーの巨大望遠レンズに比べればはるかに廉価というものの、これもなかなか物入りになりそうですので、けちけち路線を基本に、ちょっくらかじってみようと思い立ち、あり合わせの道具や、カメラショップのジャンクコーナーに積んであるようなカメラを使ってできないかと、いろいろ試してみたのは、10年ほども前のことでした。
ない知恵を絞り、性能と値段のバランスから、ビクセンの「ジオマ52s」というフィールドスコープ(地上望遠鏡)を買ってみました。これを通して見た望遠の世界は、きわめて明るく鮮明で、とても魅惑的でした。照準あわせの目印もあって、対象物をとらえるのも、それほど苦にはなりません。
でも、これをデジカメに写し取ることが、なかなか一筋縄ではいきません。
フィールドスコープ(地上望遠鏡)を用いてデジカメで撮影する方法には、大きく分けて、望遠鏡の接眼レンズをデジカメ(コンパクトデジカメが推奨される)のレンズ部分を接合して、うまく固定して撮影する方法(コリメート法と呼ばれます)と、望遠鏡を一眼レフカメラの望遠レンズ代わりにして撮影する方法(直焦点撮影と呼びます)の2方式があります。
その両方を、あれこれ試してみましたが、どうにもうまくいきません。
その都度必要な部品や機材が増え、結局けちけち路線に抵触するばかりで、ちっとも成果は現れません。
この記事にも書きましたが、 「生来、自分から問うたり、手ほどきを受けたりすることが、大の苦手というか、とにかく億劫なのです。できれば人に聞かずに、自分で見つけたいのです。」というのが私の流儀。教科書通りに素直に正しい解法に従えば苦もなく解ける問題を、我流で解こうとしてお手上げになることが多いのです。
一事が万事で、望遠鏡撮影の実験もしかり。その失敗と落胆の連続は、本人には重大でも、記事としてはどなたの興味も呼ばないでしょうから、割愛することにします。
ただ、ネット上で紹介されていた「ジオマボーグ」という魔法のテクニックは、長いこと心に引っかかっていました。ジオマの対物レンズ部分を、BORGのレンズと換装することで、飛躍的に画質が向上するというのです。
また、「デジボーグ」というシンプルな方法も、常に心にかかっていました。しかも、PENTAX機だと、AFADアダプターを用いることでAF撮影が可能な「AFボーグ」という方法があるそうです。同性能のカメラレンズよりもはるかに廉価だというのですが、それでも試し買いしてみるには、小遣いのレベルを超えています。
そんなわけで、中古レンズやら、ミラーレンズやら、フォーサーズやQマウントへと、脇道にも進んでみたのですが、いずれも、「帯に短し襷に流し」です。
というようないきさつを、以前、 こんな記事で書いていたことを忘れていました。危うく繰り返すところでした。
ところで、現在私の所有するカメラシステムで、鳥撮影にまずまず使えそうなチョイスは、、、。
1)pentaxk5Ⅱ+smc PENTAX-F ☆ 300mm F4.5 ED[ IF ]
このレンズは、退職記念のつもりで中古で買い、おおむね満足して使っていましたが、落下で真っ二つに折れてしまいました。古い製品でメーカーにも部品がないとのことで、修理不能で返されました。
2)pentaxk5Ⅱ+シグマ DG APO 120-400mm f4.5-5.6 OS HSM製造中止直前のアウトレットを、お手頃価格で購入しました。写りも操作性も満足していますが、重いので、気合いが必要で、時と場合を選びます。
3)OLYMPUSE-PL5+フォーサーズアダプター+zuiko ED 70-300mm F4.0-5.6。場合によっては1.4x Teleconverter EC-14を間に装着しています。
ピッタリ合焦した場合は、満足できる画像が生まれますが、私の技量の故に、対象物をとらえ損ねることが多く、歩留まりが今ひとつです。バランスのせいか、結構重く感じます。
4)fuji FINEPIXS1。
コンデジとしては重くてかさばる部類ですが、携帯性はよく、うまく合焦すれば満足の写りが期待できます。
でも、AFが苦手な対象物もあるようで、いざというときに信頼しきれません。望遠時にファインダー内に対象物をとらえることの難しさも、ストレスです。しかも、現在修理に出していて、まだ返ってきていません。こんな状況の中で、軽くて、できるだけ遠くのものが大きくが写せて、しかも近距離も撮影できて、対象物がファインダーでしっかり捕らえられ、AF撮影が可能で、目当ての鳥が逃げてしまわない程度には合焦速度が速く、できるだけ画像が鮮明なという、欲張りなカメラ+レンズシステムづくりに、今度の玩具は役立つでしょうか???
このあと、BORG60EDというレンズを中古で購入し、望遠撮影に同伴することが多くなりました。
そんなレンズや機材の話題は、社会的有用性はきわめて低いと自覚しつつも、自分自身の備忘のために記録している次第です。
今日もPENTAXK5Ⅱ+AFBORG60EDを持って深山公園を歩いてきました。
桜が咲き始めていました。品種は何でしょう?
カワセミに会いました。
ノートリミングで、この大きさです。
トリミングします。
ちょうど狙っている辺りの水中から、ぼこっとこいつが浮上してきました。
カワセミにとっては迷惑でしょうね。
いろいろ場所を変えたり体勢を変えたりして水中の魚を狙っているようでしたが、諦めて飛び去りました。
足もとまで近づいてくる人なつっこいキジバト。ノートリミングです。
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恍惚の廉価レンズ遊び、の巻 [趣味]
昨日の記事で、インダスター61という中古ロシアレンズを話題にしました。コンパクトな外出用(軽装散歩用)カメラへの志向が、私の長年の習性(?)になっているような気がします。
このブログにも、以前から同じようなことを何度も書いています。
たとえば、、、
涼や羽風幽けき糸蜻蛉
荷物は極力軽くして、軽快に歩くウォーキングというものにあこがれますが、それでもそんなときに限って、思わぬ出会いがあって、ああ、もう少し長い望遠レンズをつけてくるのだった、とか、マクロレンズがあったらなあ、とか、広角レンズが欲しかったとか、いろいろと後悔するのが常です。
そのため、どういう組み合わせで歩こうかと迷った末、予備カメラや予備レンズを置きそびれ、結局肩にずしりと来るバッグを提げて歩くはめになります。良い出会いがあれば、それはそれで満足なのですが、身軽な散歩の心地良さも、捨てがたい魅力です。特に、これと言った鳥の姿を見ないこの季節だと、余計にレンズの重さが邪魔に思えます。
というわけで、PENTAXQ7や、RICHOGX200だけを持って歩いてみますが、帯に短し襷に長しで、メインカメラとしては物足りなさが残ります。
というわけで、「ネオ一眼」スタイルのカメラが手招きをするのです。
これまで、canon の 「PowerShot S3 IS」 や、olympus の 「CAMEDIA SP-510UZ」などを、中古で手に入れて散歩のお供にと試みましたが、それぞれに一長一短で、十分には使いこなせないうちに故障や性能の遅れのために引退となりました。
これに懲りて、しばらくは、レンズ交換式カメラ中心の行動スタイルを基本にしてきたのですが、やはり「これ一台で間に合う」というオールマイティカメラはないものか(しかも、廉価で)と物色するうちに、PENTAXX5を入手。「値段の割りには」という注釈付きでは、なかなか上出来なカメラで、このブログでも再々、撮影画像を使用しました。WEBで利用する程度の画像や、サービス版サイズのプリントならば、十分及第です。家族イベントの記録などでは、小五生に委任して撮影して貰うと、暗い場面でも、ほかのカメラ以上の仕上がりだったりします。
しかし、「コスパ」は十分というもののスペック相応の限界はあって、いざというときの携帯カメラとしては、やはり心許なさがついて回ります。
さて、ところで、これは内緒ですが、ネット上の先輩方(このSO-NETブログでも)に高評の、fuji FinePix S1 が、店頭で魅力的な金額で販売されているのを見て、衝動買いしてから二ヶ月ほどになります。24mm~1200mmをカバーし、マクロ撮影も可能とくれば、欲しいけれど手が出せないでいる、ちょっとしたレンズを買うよりもはるかに安いということになります。ネット上では、私が所有するカメラやレンズをあれこれ組み合わせて挑んでも、及びもつかないたくさんの作例も見せて戴き、羨望の気持ちが大きく動いたのです。
「腕はなくとも、一台で間に合うオールマイティカメラ。しかもリーズナブルな価格で。」そんなうまい話があるはずがない!とは思いましたが、使ってみると、そんなうまい話があったんですね。
このカメラの口コミ評価は、二番煎じ、三番煎じになりますし、富士フイルムさんに特別何の恩義もありませんので、これくらいにとどめます。
高校生の時に最初に買って貰ったのが富士フイルムの、確か「フジカコンパクト」というカメラで、学生時代を通してそれ一台で過ごしました。そのあと、フィルムカメラもデジカメも、使ったことはあり、印象はわるくはありません。もちろん社名にゆかりの、「フィルム」も、「コダック」や「サクラ=小西六」よりも使用頻度が高かったでしょう。それから、白黒フィルム用の、現像焼き付け用品や薬剤、印画紙なども、思えば富士フイルムさんにはお世話になりました。
高校修学旅行の前、自分用に初めて買ってもらったカメラがフジカコンパクト。その次に買ったのがPENTAX MEで、結婚直前のことでした。
いきさつはこの記事に書きました。
AFボーグを誉めるの巻
私は、「ペンタックス党」にも、「オリンパス党」にも属していません。
特別のファンでもないし、特別の贔屓というわけでもないと思います。
でも、一眼カメラに限って言えば、メジャーなN社・C社のものを使ったことがありません。so-net会員でありながら、sony(そしてミノルタ)のカメラとも、 縁がありません。(コンデジは別ですし、C社の事務機器やプリンターは、毎度毎度使わせて貰ってます。sonyの電気機器は、身の回りにたくさんあります。特にベータ方式のビデオ機器から、8mmビデオ、デジタル8mmビデオのカメラ・録画再生装置には、長くお世話になりました。)
偶然の縁で、社会人になった最初のころ、初めて買った一眼カメラがPENTAX Meというカメラでした。
日本製カメラ ペンタックスME PENTAX K機PENTAX Me Body
- ショップ: 森山農園&カメラ
- 価格: 4,320 円
このカメラについては、以前この記事で書いたことがありました。
このカメラを買った頃は、赴任地の関係で、山間部に住んでおりましたが、たまたま岡山駅の地下街を歩いておりましたら、商店街に店を構えていたカメラ屋さんが、キャッチセールスをしておられました。無警戒にこれに乗せられて、 後先考えずに買うことになったのがこのカメラでした。
確か、結婚を間近に控えていた頃で、カメラがあっても良いかなと考えていた油断に「つけ込まれた」形です。このメーカーのこの機種を選ぶ積極的な動機は見あたりませんが、一見してスタイルと言い、手になじむ感覚と言い、フィルム巻き上げの感覚や、シャッター音など、メカニックで、洗練された感じが気に入ったことは確かです。
そのあと、ずっと、ペンタックス製品とつきあってきました。
期待して新機種を買っても(大抵エントリー機~中級機レベルのグレードの機種でしたから) いつも、何か物足りない不満感を覚え、隣の芝生を見るたびに悔しい思いを抱き続けたのも、確かです。
それなのに、なぜ乗り換えようとはしなかったのか?
不思議と言えば不思議です。
子ども自分、「巨人、大鵬、卵焼き」という言葉がはやりました。大勢の人がもてはやすもの、メジャーなものの代表です。
子ども心にこれに反発を感じた私は、巨人よりは阪神を、大鵬よりは柏戸を(それより、なぜか、安念山のファンを自認していました)、 応援したい傾きがありました。
最後の卵焼きには、代替物が見あたりませんでした。
「巨人、大鵬、卵焼き」。これに続けて「自民党」と付け加えても良かったかも知れません。
同じ理由で、自民党よりは社会党を、子ども時代の私は応援したいと思いました。当時、大人達は、縁側談義の折など、ことある事に自身の生々しい戦争体験を語っておられ、居合わせた子ども達も聞くともなくそれを聞くような場面がよくありました。多くの場合、話は次第に熱を帯び、武勇談に似たトーンに彩られる傾向がありました。そして、たいていの場合、命からがら生きのびた苦難の話題に及び、「戦争はおえん(駄目だ)。平和が一番じゃ」という結論におさまるのでした。
お隣の、同級生の友達のお父さんは、鉱山の坑内で仕事をしておられる筋骨たくましい方で、従軍経験もお持ちでした。床の間には天照大神の掛け軸と、白馬にまたがった昭和天皇の凛々しい軍服姿の写真が、額に飾られていました。
この方が、あるとき、「自民党が政治を続けたら、また戦争になるかも知れん」 と、子ども達に向かって語ったことがありました。
当時の私達は、戦争は過去のものであり、平和憲法を持つ我々は、永久にそれを捨てたはずだと信じていましたから、現実の世にふたたび戦争という選択肢が登場するなどは、想像の域を越えていましたので、この言葉は、「サンタクロースはいない」と、友達から聞いた時と同じような衝撃を私に与えたものでした。
自民党でなければ社会党、と、単純に子ども心に思ってきました。「護憲政党」というのは、無条件に正しいと考えたのです。今では、その「社会党」という政党も、いったん政権についたものの、拭いがたいがっかり感を残して、雲散霧消してしまいましたが、 紆余曲折した、またまた自民党が圧倒多数を占め、改憲準備を着々と進めている今の時代、「自民党が政治を続けたら、また戦争になるかも知れん」というお隣の小父さんの危惧が、せめて杞憂でありますように祈らずにはいられません。
またまた、とんだ脱線でした。
脱線ついでに、縁側談義にちなんだ話題をひとつ。
昨日、半田山植物園に向かう車の中で、朝のラジオ番組を聴いていますと、小室等さんが出演されていました。NHKの「すっぴんブログ」から一部引用します。
●すっぴん!インタビュー
小室等さんがリーダーをつとめる 「六文銭」 が
ことし、50周年を迎えました。
1968年の結成から、“六文銭”流の切り口で
プロテストソングを発表しつづけています。
昨年には、谷川俊太郎さんと組んで、
アルバム「プロテストソング2」を発表。
「僕が2、3歳のころ戦争が終わったので、
僕は“戦争を知らない”世代。
だから、俊太郎さんから僕に
バトンタッチされたと思っている。」
(中略)
「昔はもっと、社会や政治について
“文句”を言ってたと思うけど、
ある時期から言えない空気に。」
床屋や街角で、いろいろ談義したあげく、最後には「金輪際」となる。「金輪際、戦争だけは駄目だ」。
しかし、いつの頃からか、この共通認識がなくなったと言います。「六文銭」のニュー・アルバム『自由』には「戦争だけは金輪際」と歌う「こん・りん・ざい」という曲が収められているそうです。小室さんのナマ歌は、いずれも胸に沁みましたが、中でも、黒田三郎さんの詩に、曲をつけた「道」。戦後、南方から引き揚げてきた黒田さんが、焦土と化していた故郷の鹿児島の地に立った時に作った詩だそうです。この詩には覚えがありますが、小室さんのしみじみとした歌声によって、情景や想いが改めて迫って来ました。運転中の視野が曇って困りました。
youtubeにこんな動画を見つけました。
「道」 [詩:黒田三郎 曲:小室等] 歌詞・字幕付 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=GNPouHb_LLI
話を戻します。
サンライズカメラさんのブログ記事にこんな記述がありました。。
Industar(インダスター)安価なロシアレンズの代表の特徴とは?
Industarとは、ロシアレンズのなかでも廉価なラインの交換レンズに付けられた名前。
他のロシアレンズ同様、大量生産されたためとても安価に中古を購入することが可能です。
設計に無理がないため描写も良好。
テッサー同様の3群4枚構成のレンズは、切れ味鋭い描写をみせてくれますよ。
中略
インダスター61
レンズ構成 3群4枚
マウント ライカLマウント(キエフ用も存在)
ライカLマウントのインダスター61は、インダスターシリーズのなかでももっともメジャーなレンズのひとつ。
長期間に渡って大量生産されたため、各種のレンジファインダー用レンズのなかでも、もっとも安価に購入できることでも知られている製品です。
安価なレンズとはいえ、けっして描写に劣った部分がないのがすごいところ。
それもそのはず、このレンズの構成は、3群4枚の正調テッサータイプ。
ツァイスのテッサーは「鷹の目」と呼ばれたほどに切れ味するどいことで知られています。
コーティングはマルチコートです。
インダスター61のバリエーション
インダスター61は製造期間が長く、レンズ名や外装などにバリエーションがあります。
基本的にはレンズ構成も同一と思われるにもかかわらず、焦点距離の表示まで異なります。
(中略)
インダスター61 L/D(右)
このレンズですが、焦点距離の表示に53mmと55mmという2種類があります。
基本的にはレンズ構成は同じと思われるため、なぜ表記が違うのか謎です。
絞り羽根は6枚。
製造年代が新しいため作りが粗いこともありますが、レンズ性能自体は良質です。
同時代のカメラボディとしてはFED5が相当します。
リコーGXR+インダスター61という選択は、「『これ一台で間に合う』というオールマイティカメラ 」の対極に位置するもの。画角が55mmと固定している上に、最短撮影距離は100cmと遠い。何よりも手動フォーカス、かつ手動絞りの、徹頭徹尾 マニュアルレンズ。臨機応変の軽快な撮影など望むべくもありません。
でもコンパクトさにかけては、特筆ものです。
手元にあるカメラを並べて大きさ較べをしてみました。
写真は、上の段
左:リコーGXR+インダスター61
中:PENTAXQ7+標準ズームレンズ(PENTAX 02 STANDARD ZOOM LENS)
右:fuji FinePix S1
中の段
左:PENTAX K-X +smc PENTAX-DA 55-300mmF4-5.8ED
右:olympusE620+LYMPUS マクロレンズ ZUIKO DIGITAL 35mm F3.5 Macro
下の段
OLYMPUS E-3+zuiko70-300mm です。
超コンパクトなPENTAXQに比べると本少しだけ大きい、というレベルです。ただ、目た目よりはずしりと重いのですが、、、。
このレンズ、中古で5000円程度。果たして高いか安いか?
昨日の半田山植物園ではすぐに電池切れに見舞われましたので、午後、近所の自然環境体験公園で遊んでみました。
山茶花が満開です。
見慣れた人工池が、ちょっとフォトジェニックな景色に見えます。
冬木立が面白い造形を見せています。
冬枯れの木々の表情が飽きません。
児島湖畔でも撮影実験です。
露出が暴れるなど、思いがけない写りを見せますが、それもまた『味』というものでしょうか。画像調整なしに掲載します。
今日はこれにて。
冬晴れの半田山植物園でインダスターレンズを試す、の巻 [趣味]
今年のアルバイトが一段落し、次の出勤日は新年明けてから。と言うわけで、今日はちょっと自分の時間ができました。
昨日の冷たい雨も今朝は上がり、日射しが見えました。
バアバがパート仕事に出勤した後、洗濯物を室内干しにするか迷ったのですが、今日は晴れと決めて軒下に干し、お出かけすることにしました。行き先は?
フェイスブックの「親切」サービスは、時々、忘れていた過去の記事を思い出させてくれます。下は、5年前の昨日の記事です。
今日のブログ記事はこちら。
http://kazsan.blog.so-net.ne.jp/2013-12-10昨日は半田山植物園を歩いてみました。
サンシュユの実を、初めて認識しました。...
この日のブログ記事の表題は「郷愁という名のメルヘン カルロス爺さんの思い出 連載第7回」。私が高校時代に国語の宿題で書いた「創作」を紹介したものです。「カルロス爺さん」というのは、その登場人物名ですが、もちろん、「ゴーン」という人ではありません(笑)
懐かしくこの記事と写真を見て、また半田山植物園へ行ってみたくなりました。
携行カメラの選択に迷いましたが、最近手に入れた中古お遊びレンズを試してみたいと思いました。既に生産中止になっているリコーGXR本体に、レアなMマウントユニット「GXR MOUNT A12」を装着し、マウントアダプターを介して、インダスター61L39マウントというロシア製(!)のレンズを付けてみたのです。どれも、旧時代の「ゲテモノ」機材の類ですが、なかなか精悍な風貌ではありませんか?
冬晴れの半田山植物園。
濃厚な色合いの写真が撮れました。
と思ったら、ここで電池切れ。とほほ。
OLYMPUS E620+ZUIKO 18-180mm F3.5-6.3も持って行きました。いい感じです。
望遠マクロの効果も嬉しいです。
インダスター61の最短撮影距離は1mですから、違いは大きいです。
ロウバイが咲いていました。
白いサザンカ。
スイセンも。
バラも、咲いてはいましたが数が少ない。
紅葉も楽しめました。
今日はこれにて。
相も変わらぬガラクタ較べ、の巻 [趣味]
ずっと以前(2013年8月)、こんな記事を書きました。
飽きもせず昨日も今日も蜻蛉撮り
今日は久しぶりにsigmaAPOmacro70-300というレンズを、pentaxK5Ⅱに着けて出かけてみました。
pentaxK5Ⅱは、PENTAXの中では上位に属する機種で、我慢できずに退職金で買いました。(といっても、N社やC社の上位機種に比べると、一桁ほども違うリーズナブルさで、コストパフォーマンスはかなり高いと言えるでしょう。といっても、N社やC社の上位機種なんか、使ったことありませんけど。)
レンズは、いくらでも欲しいものがあって限りがないのですが、最近は①よく写る、②コンパクト、③廉価という、巴合戦の中で、たいがい③を優先させて、旧時代の中古レンズを増やしてしまうことに。結局、あちらを立てればこちらが立たずで後悔の連続です。
旧時代の中古レンズは、写りについては、相応の味があって、持って出る愉しみは大きいのですが、たいがい、ガラスも重いし金属部分も重量級ということになり、相当気合いを入れないと持ち出せません。
特に病気後はほとんど出番がなく、むしろコンパクトデジカメや、小型のミラーレス機を使うことが多くなります。でも、時に格別の被写体に出会ったときなどは、「(時には望遠を、時にはマクロレンズを)持ってきておけば良かったなあ」と、悔やむことも多いので、「保険」のために比較的軽量なDAL55-300mmというセットレンズを装着していることが多いのです。(中略) ところで、この、今日久しぶりに使用したSIGMAAPO70-300は、二万円程度の価格に似合わず、APO仕様で、写りにも高評価が与えられています。画角も70-300mmと望遠としては申し分なく、デジカメのAPF-Cサイズでは、35mm換算105mm-450mmという超望遠ズームに相当することになります。おまけ機能ですが、200mm―300mmの画角で、マクロ撮影ができるのが、特筆もの。
フィルムカメラ時代からお気に入りで常用してきたレンズなのですが、経年相応の劣化か、ズームやフォーカスの際の動きがなめらかでなく、特にマクロ撮影の場合などは微妙なピント合わせをMFで決めたいのに、ピントリングの動きがギクシャクしてしまうのはストレスですし、DAL55-300mmに比べると大きく重いためもあって、お蔵入り状態でした。
でも、久々に持ち出してみると、結構使えるかな、という感じ。蜻蛉や蝶や、出会う隣人達のサイズからして、70-300mmmacroは、やはりありがたいです。
五年以上も前の記事ですので、状況に変化は少しあります。
【その1】SIGMAAPO70-300macroは、その後、迷った末に、愛着の深さを優先して福沢さん一枚の支出は覚悟して、ピントリングの調整など、修理に出しました。そのほかの微調整もしてもらったのですが、やはり重くてかさばる点は気になって、出番は多くはありません。
【その2】DAL55-300mmは、PENTAXエントリーカメラの「ダブルズ―ムキット」の望遠ズームとしてついてくる廉価版レンズです。私はこれを、ネット通販で手に入れました(キットで買った方がお得であったでしょうが先立つものが足りず、カメラはボディのみで買うのが常ですから)。単体レンズとしては「L」のつかないDA55-300mmがあり、これは、クイックシフトフォーカス(AF中に、シームレスでMF操作ができる)が使え、マウントも金属で、「L」より高級ですが、その分高価で、諦めたわけです。「L」は、プラスチックマウントで、その分軽くていいや、と慰めていましたが、ある日、衝撃でパカッとマウントが欠けてしまいました。実は、同じような事故は、OLYMPUSのフォーサーズマウントレンズでも、マイクロフォーサーズマウントでも再三経験したのに、性懲りもなく繰り返します。欠けたマウントでも、カメラに装着できなくもないのですが、撮影中にグラグラするのは心細いものです。
【その3】そんな状態が長く続き、望遠撮影用には300mmズームレンズ以外の選択肢を選ぶことが多かったのですが、やはり、ちょい歩きのお散歩カメラには、常用レンズとしての魅力があって、いっそDAL55-300mmを修理に出すか、とも思いつつ、要らざる支出に踏ん切りがつかないまま故障レンズとして長く放置していました。最近、カメラ量販店の中古コーナーに、「L」のつかないDA55-300mmが、税別九千円台で陳列されていて目を疑いました。フード、フロントキャップ、リアキャップ、ソフトケースと、最低限の付属品は揃っています。「レンズ内ゴミ多し、並品」と表示されています。さすがに理性が働いて、衝動買いはしませんとも。
それから一週間ほどは、忘れようとしていました。が、昨日、通りがかりに立ち寄ってみると、まだありました。外観は「並」とは言うものの十分綺麗です。店員さんに言ってレンズの中も覗かせてもらいましたが、ゴミぐらいなら写りに影響はないだろうと思い、定めに従って購入することにしました。
昨日の記事の自然環境体験公園での写真は、pentaxK10Dに装着したものです。ちょっと画像が不鮮明な気がします。
レンズ内を注意深く覗いてみました。DAレンズはカメラから外すと通常は絞り込まれて状態になっています。お店で観察させてもらったときは、この状態でレンズ内を覗いたので、はっきりとは確かめられなかったのです。絞り爪を動かすと、開放状態になりますが、そうして明るい照明の方を透かしてみると、盛大なゴミ、埃がたっぷり入り込んでいます、が、それだけでなく、ズームリングやピントリングを回してみると、場所によってはレンズ自体の汚れか曇りのようなものが見えます。しまった、これは写りに影響するかも知れません。
今朝の早朝散歩には、pentaxK5Ⅱに装着して持ち出してみました。
霧の朝ですから、ぼうっと煙っていても不思議ではないのですが、、、。
ヒヨドリの活発さが目立つ季節です。
光量のある昼間にも試してみました。
ヒャクニチソウにキアゲハ。
コスモス乱舞。
クマバチ。
ダイサギ。
あの埃と汚れを見ましたから、これがこのレンズ本来の写りではないのだろうなと推察されます。
ちなみに今朝の散歩、リコーGXR+A12(ライカM)レンズマウントユニット+PENTAXKマウント用アダプターに、smcPENTAXM50f1.7をつけて持って行きました。四十年以上も前の、しかも普及タイプの標準レンズですが、いい線行っています。
ついでに、オマケです。OLYMPUS E-PM1+panasonic LUMIX G 14mm F2.5 II ASPHも持って出ました。ちょっと古いミラーレスカメラですが、軽くてコンパクト。上の二つに比べると段違いに軽快に写せます。
写りも、文句ありません。
土曜日、孫達も休日で入れ替わり立ち替わり遊びに来たり帰ったり、一緒に出かけたり、、、。佳い秋の日でした。
今日はこれにて。