庭瀬城址には何度か行ったことがありました。所要目的は大賀ハス(古代ハス)の撮影でした。

その際にも周辺を歩いてみた事もありました。

この記事などに書きました。

縁は異なもの 庭瀬城跡?行ったことあります!の巻
そこで紹介した写真。






下の「大手門」と表示された石柱は、ツタが絡まって、文字が読み取れません。


神社の狛犬も、いかにも暑そう。





せっかくですので、まだ訪ねたことのない撫川城址へも足を伸ばしてみることにしました。

庭瀬城址の駐車場にある案内看板(昨日も掲載しました)で、位置関係の見当をつけます。






以前の記事に掲載したこの地図の方が精細であったかも知れません。でも、こんな地図のこと、忘れてました。



車で移動するには、余りにも狭い路地ですので、コンパクトカメラだけ持って徒歩でお散歩です。

よりによってこんな炎天下を歩かなくても、と、途中で後悔しましたが、、、。

距離はわずかですが、道順がよくわかりません。






民家の前の生活道をくねくねと歩いて、それらしい場所に着きました。

堀に取り囲まれた、中州のような場所です。「沼城」とよばれるゆえんです。
















ネット検索で、こんな情報を仕入れました。









撫川城(読み)なつかわじょう
日本の城がわかる事典の解説
なつかわじょう【撫川城】
岡山県岡山市北区にあった平城(ひらじろ)。1559年(永禄2)、備中国の三村家親が、備前国の宇喜多直家(うきたなおいえ)の侵攻に備えて築かせたと伝えられている。三村氏が毛利氏に滅ぼされてから毛利氏の出城となったが、1582年(天正10)、羽柴秀吉(のちの豊臣秀吉)により落城した。慶長年間(1596~1619年)以降、庭瀬藩の戸川氏の所領となり、1679年(延宝7)戸川本家が改易後、分家の戸川達冨が跡を継ぎ、城の東に陣屋を構えた。近くの庭瀬城とは、戦国時代に一体となったと考えられる。現在は周囲を水堀に囲まれ、野面積(のづらづ)みの石垣があり、撫川城址公園として住民に親しまれている。JR山陽本線庭瀬駅から徒歩10分。◇沼城(ぬまじょう)、撫川陣屋ともいう。(出典 講談社日本の城がわかる事典について)




庭瀬城(読み)にわせじょう
日本の城がわかる事典の解説
にわせじょう【庭瀬城】
岡山県岡山市北区にあった平城(ひらじろ)。1559年(永禄2)、備中国の三村家親が、備前国の宇喜多直家(うきたなおいえ)の侵攻に備えるため、撫川城(なつかわじょう)の曲輪(くるわ)の一部を利用して築かせたと伝えられている。1600年(慶長5)、関ヶ原の戦いの戦功によって戸川達安が入封し、城の拡充を図った。しかし、1679年(延宝7)、世継ぎがいなかったため戸川氏が断絶、その後20年間は倉敷代官所の支配下に置かれた。1699年(元禄12)、板倉重高(いたくらしげたか)が入城、以降明治維新まで板倉氏が10代つづいたが、1869年(明治2)に廃城となった。現在、城跡の大部分は住宅地となったが、石垣と堀を残している。JR山陽本線庭瀬駅から徒歩10分。(出典 講談社日本の城がわかる事典について)




手元の「角川日本地名大辞典33岡山県」には、「4代庭瀬藩主(戸川)安風の時、嗣子に恵まれず御家改易となり、弟の達富が名跡相続が許され撫川知行所を開き、陣屋を二分して、本丸と三の丸を撫川城とし、二の丸を庭瀬陣屋とした。」とありました。元は相当規模の城で会ったようです。



撫川城址前の案内看板。前掲の庭瀬城駐車場前のものとそっくりですが、現在地の表示が違います。







陣屋町を東西に貫く庭瀬往来(鴨方往来)は、山陽道にも通じ、陸路と水路の交わる交通の要所であったそうな。



江戸情緒が偲ばれる町並みがゆかしいです。




かつては、児島湾に通ずる港でした。「庭瀬港」と表示された石柱が立てられています。



航路の安全を守る常夜灯。


急に現代にワープです。











こんな看板が、立てられています。




拡大してみます。



看板の裏側にあるのが信城寺というお寺のようです。












「朝顔の花が咲きはじめました。さしあげます」とありました。
















足許を見ると可憐な花。






境内に、たくさんの鉢植え朝顔が並べてありました。大変ゆかしい思いにとらわれましたが、歩いている身の上ですので、荷物になるのも閉口絵ですので、声をかけるのを遠慮しました。

境内に移転されたという常夜灯はこれでしょうか?





昨日は夕方から小学校のグラウンドで育成会の夏祭り。ママは育成会の役員で、準備から片付けまで忙しいので、孫達の送り迎えはジジババの役目です。

夕方と言っても、いつまでも暑いです。



今日はこれにて。