先日(2月の半ば)、M師からいただいたメールにこうありました。


さてインフルエンザも流行しておりますので、なるべく人混みには出ずに山野を動き回っております。
鳥の写真が中心ですが、今日は家内の要求で美作市南の節分草の撮影にゆきました。
今の寒い時期からいち早く花を咲かせて春の到来を感じさせてくれます。




 



さらに、自然保護センターなどで撮影された小鳥の写真なども添えて下さっていました。


上はルリビタキ、下はサンコウチョウです。




そしてこう書いて下さっていました。



実家へ行かれるついでに寄られてはいかがでしょうか。着いた時に鳥の姿がなくても20分も待てば何かやって来ます。



それ以来、何度か実家には行きましたし、たった今日も行って畑の耕耘を済ませてきましたが、なかなか自然保護センターに立ち寄るチャンスにも、セツブンソウ群生まで足を伸ばすチャンスにも恵まれませんでした。


そう言えば、セツブンソウについてはずっと以前(2014-03-07)こんな記事を書いたことがありました。


故旧相和す刻愉快節分草(こきゅうあいわすときゆかい せつぶんそう)



大学時代の先輩・後輩の間柄で、大阪、西宮、岡山県北、岡山県南など、あちこちに生活の基盤を持つ同郷のメンバー七人が、落ち合って、故郷の自然探訪を楽しみました。


はじめに美作市河会(かわい)地区のセツブンソウ群生地。盛期は、実際の節分の頃だったそうですが、まだけなげに咲いていました。





五弁が基本だそうですが、六弁、八重などの変異もみられます。



小さな固まりの群生が、そこここにみられます。


盛期には、あたり一面を真っ白な花が覆うのだそうです。



(中略)


湯郷温泉近くでの、心配りの行き届いたコース料理の昼食を挟んで、少し離れた田殿(たどの)地区を訪ねました。


田殿神社(清滝神社)近くのセツブンソウ群生地は、こちらの方が北に位置するせいか、今が盛りといった感じでした。雪花が舞う天候で、節分の頃にもひけをとらない寒さゆえ、むべなるかなとも思えましたが。





この記事で河合地区と書きましたのは、旧い呼び名です。ウィキペディアにはこんな解説がありました。



河会村(かわいそん)は、岡山県英田郡にあった


現在の美作市上山、北、滝宮、中川、南、横尾に当たる。



セツブンソウ群生地は、このうち「南」地区に位置します。


地元放送KSBTVでも このようなニュースが流れていました。



春告げるセツブンソウ見頃 岡山・美作市の自生地


02月21日 11:02 生活・話題


岡山県美作市で、春の訪れを告げる花、セツブンソウが見頃を迎えています。
美作市南の栗林では落ち葉の間からセツブンソウが小さな花をのぞかせています。
セツブンソウはその名の通り「節分の頃に咲く」とされていますが、今年は厳しい寒さの影響で開花が1週間ほど遅れました。
今は、見頃を待ちわびていた山野草の愛好家たちが連日のように訪れ、その白く透明感のある花をカメラに収めています。
美作市の里山に春の訪れを告げるセツブンソウは2月いっぱい楽しめるということです。



そのセツブンソウのことはすっかり忘れていたのですが、昨日、久しぶりに半田山植物園に出かけたところ、窓口でこんな案内地図をもらいました。



何気なく見ると「セツブンソウ」の生育場所が案内されています。


入り口から正面を見あげるとこんな景色が見えます。




この階段を上って、真っ先にセツブンソウに向かいます。



階段右側に花盛りなのは、ニホンスイセンです。




セツブンソウは、自生ではなくて植栽されているようでした。「群生」というには、やや小規模ですが、可憐な花がいじらしく咲いています。




マクロレンズで近くから写します。ただ、立ち入り禁止のロープが張ってありますので、腕を精一杯伸ばさなければなりません。




フクジュソウも見頃。







黄色繋がりで、タンポポ。



これはギンヨウアカシアでしょうか?




赤い椿。



信号機じゃありませんが、青い花。


オオイヌノフグリです。



一面に群生しています。



季節はずれのアヤメ?


カンザキ(寒咲き)アヤメと言うそうです。



続きは回を改めます。今日はここまで。