以前も何度か引用しましたが、2013年にこんな記事を書きました。


マクロスライド?なんのこと?---消えた傑作の巻?



マクロレンズを話題にすることの多いこのブログ。今日は、マクロスライドという耳慣れない言葉の話題です。


スライド映写に関係ありますか?(汗)



昨日、地方版「年金一揆」なるものに参加してきました。物騒な名前です。この「年金一揆」東京・日比谷野外音楽堂では中央集会が開かれ、2800人が参加、全国で同趣旨の集会やデモがとりくまれたそうです。

私も今年から年金受給者です(満額支給は、まだ数年先ですが)ので、先輩に誘われて「年金者組合」に加入しました。


収入が途絶し、年金のみに依拠する暮らしが始まったばかりで、不安がいっぱい。安心して生きられる世の中をめざして、弱い立場の者同士、力を合わせ、支え合っていくのは、大切なことですから。
その「年金一揆」の集会の場で、キーワードのように繰り返し飛び出してきた言葉が、「マクロスライド」「マクロ経済スライド」という言葉。もともと経済音痴の上に、脳血管疾患の影響で全く回転がスローになっている私の「灰色の脳細胞」(エルキュール・ポアロ)にとっては、異国の言葉(確かにカタカナ語ですが)のようで、さっぱり理解できません。
それでも、自然と、時代の「重要語」として刷りこまれましたの、で気になっていろいろ調べてみますが、それでもよくわかりません。


(中略)


もう一本の柱の、消費税引き上げ。困ります。


年金生活者といえども、霞を喰って生きるわけにも参りません。衣食住に関わる最低限の支出は、どうしたってそんなには削れません。そんなかつがつの財布の中に乱暴に手を突っ込んで、「短き物を 端切る」(山上憶良『貧窮問答歌』)ように、また「病人の布団を引きはがす」(亡くなった畏友Hさんの言葉)ように、無体にも強奪していくやり口は、悪代官顔負けの苛政と言わなければならないでしょう。


本来、もっといたわられ、敬われるべきシルバー世代の、生活も権利も将来設計も、人間的尊厳もプライドも、ずたずたに踏みにじりながら、阿倍さん、どうやって「美しい日本」「強い日本」を作って行くおつもりなのでしょうねえ?


この消費増税は、行き詰まっている日本の年金・医療・社会保障の負担を、国民全体でわかちあうため?私たちお人好しですから、ついつい、一肌脱ごうかという気になっちゃいますが、 それならどうして社会保障の水準がどんどん引き下げられていくのでしょうか?不思議です。


それと、税負担能力が低い国民全体をターゲットにした消費税は増税するのに、負担能力が十分あるはずの法人税は引き下げるのでしょう?不思議です。


法人税引き下げが、企業の活力を生み、日本経済の活性化につながる?それが雇用と賃上げを促進し、消費を促し、景気をよくし、税収を増やす?たとえ、消費税を引き上げたとしても?そんな不思議な錬金術が、ありうるのでしょうか?


耳を澄ませば、大道手品師の、こんなかけ声が聞こえてきます。


「さあお立ち会い。ご用とお急ぎでない方は、寄ってらっしゃい見てらっしゃい。ここにとり出だしたるこの小槌。ここにもあるあそこにもあるという小槌ではないよ。打ち出の小槌という、不思議な小槌だ。ご覧じろ。


この小槌を、こうやって、エイと一振りいたせば、お立ち会い。 ああら不思議。大判小判が、ざっくざっくと出てくる出てくる。3パーセントが5パーセント、5パーセントが8パーセント、立ち所に10パーセントも夢じゃないよ。お立ち会い。」


だが一振りするごとに、 「民の竈」(仁徳天皇)は疲弊して行くことを、子どもだって知っているのですが、、、。


消費税の引き上げが、消費の冷え込みを生み、消費の冷え込みが、景気の冷え込みを生み、景気の冷え込みが労働者賃金の切り下げへと跳ね返り、 労働者賃金の切り下げが、消費の冷え込みを生み、消費の冷え込みが、景気の冷え込みを生み、景気の冷え込みが労働者賃金の切り下げへと跳ね返り、 労働者賃金の切り下げが、消費の冷え込みを生み、消費の冷え込みが、景気の冷え込みを生み、景気の冷え込みが労働者賃金の切り下げへと跳ね返り、 労働者賃金の切り下げが、、、、、、、税収の落ち込みにつながり、またしても打ち出の小槌の出番となる。


こんな魔のスパイラルに歯止めをかけるには、①消費税増税ストップ、②大企業の内部留保をわずかに取り崩して労働者の賃金に回す、③TPPから直ちに撤退して、農業経営をはじめ日本の産業を守る→こうやって国民の購買力を高め、国内消費を高め、農業・中小零細企業の経営と生活を安定させ、これらによって税収を健全化させていく事が、日本の経済と財政を立て直す近道だと、経済音痴の私などには思えるのですがねえ。


論壇や、マスコミ上で発言なさる「専門家」の方々は、これを、素人の偏った意見と失笑なさるかも知れませんが、「王様は、裸です。」と、高らかに告げる、素人の率直な直言が必要なのではないでしょうかね。いかがでしょうか?安倍さん。



この本を編集する過程で読み返しましたが、状況は今も大きくは変わっていないようですね。





 


ナードサークの四季(抄)Ⅰ: 四季の田園風景と折々の思い (MyISBN - デザインエッグ社)



  • 作者: 木下透

  • 出版社/メーカー: デザインエッグ社

  • 発売日: 2019/08/26

  • メディア: オンデマンド (ペーパーバック)






この当時は耳慣れない言葉だった「マクロスライド」という術語、今でも、私たちの実感から遠い宇宙語のような感じは抜けませんが、この前の参院選で争点の一つとしてクローズアップされたことは記憶に新しいところ。マクロスライドが適用されると、将来的に基礎年金が7兆円削減されることになるらしい。



しんぶん赤旗7月3日付け電子版より


安倍晋三内閣は2日、日本共産党の志位和夫委員長が6月20日に提出した質問主意書に対する答弁書を閣議決定し、このなかで年金を自動削減する「マクロ経済スライド」によって、基礎年金(国民年金)が最終的に毎年7兆円削減されることを政府として初めて公式に認めました。(質問主意書・答弁書)



年金切り下げ、マクロスライド中止と、安心して暮らせる年金制度確立をめざす年金者組合の集まりに、最近、続けて参加しました。お盆の13日には、全県規模の会議、今日は地元支部の会議。


で、今日のブログ記事は、マクロスライドではなく、マクロ撮影の話題(なんのこっちゃ)。


一昨日の朝散歩。台風が通り過ぎたあとで、少しだけ秋めいた空気を感じました。気のせいか蝉の鳴き声が静かです。


リコーGX200のマクロモードで、セミの「接写」。かなり近づいても逃げません。




昨日の朝。日の出頃の様子を、同じくGX200で撮影しました。




PENTAXQ7+01単焦点レンズです。





マクロ撮影のために持って出た、リコーGXR+a12+SMC PENTAX FA100mm MACRO 1:3.5で、遠景を写してみました。これはこれで、味がありますか?






本命のマクロ撮影。AFレンズですが、この組み合わせでは、当然、完全手動ピント合わせです。


稲葉の露。






ニラの花。



月見草(マツヨイグサ?)



キバナコスモス。




朝顔にセセリチョウ。



ツユクサ。



ザクロ。



骨董品的なカメラとレンズなのですが、予想以上の描写です。


昨日は、娘夫婦が郷里の老夫婦を訪ねるというので、じいじばあばとこちらの保育園児も合流しました。


小溝で沢ガニを見つけて遊び、、、



お昼ご飯を選びます。



結局2人とも、お子様ランチで大満足。



今日は一日中降ったり止んだり。真夏のかんかん照りの猛暑に比べて、気温は少し低めなのでしょうが、なんとも不快な蒸し暑さで、閉口しました。


今日はこれにて。