今年になってはじめて、後楽園を散策しました。
入園するかしないかのうちに、なにか甘い空気が鼻腔をくすぐります。
印象深いこの香りは、さてはロウバイかと思いつつも、まだ時期が早い気もしました。
が、やっと一輪二輪咲き初めたロウバイが、周囲に馥郁とした香りを甘く漂わせているのでした。
近くの梅林は、蕾がまだまだ固い殻に覆われてはいますが、それでも確かに、ふっくらとほころびそめているようにも見えます。ハクバ気は白く、紅梅はほんのりと紅い色が、兆しているのです。そして、心なしか、ロウバイの香に負けじと、かぐわしい梅の香が風に乗って流れてきたようにも思えました。
鳥たちにも出会いましたが、 後日ご紹介します。寒さは厳しいけれど、陽射しはあって、ほどほどに収穫もある、気持ちの良い散歩でした。
機嫌良く帰宅し、車からカメラバッグその他を両手で抱えて運んでいる時、何かの弾みでカメラが落下。頭の隅には、ここで落としちゃならないぞと言う声が聞こえていたのですが、 覆水盆に返らず。後の祭り。こぼれたミルクはもどらない。
一番可愛がっていたk5Ⅱにｓｍｃ ＰＥＮＴＡＸ－Ｆ ☆ ３００ｍｍ Ｆ４.５ ＥＤを装着していた状態のまま、地面のコンクリートの上にガシャン。痛ましや痛ましや。ボディはコンクリートでこすれた後がついた程度で、へこみもしません。さすがに、堅牢仕上げのk-5Ⅱ。でも、レンズは・・・・無残にも真っ二つに折れてしまいました。
このレンズ、三月の定年退職の際、同僚の皆さんに戴いたお餞別をつぎ込んで、中古ショップで手に入れたささやかな退職記念のつもりだっただけに、 ショックは絶大。今日はもう、寝ます。お休みなさい。
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