懐かしの生徒句集S55年度版。
最終回です。

 

冬の空 物音絶えて 我を知る      克美
冬空に 汽笛が一つ ひびきけり     健
学舎に ただひとつある 日のぬくみ   和久
長き冬 祖父も病に ふしにけり     幹子
冬の日に 交わす言葉に 暖かさ     一範
山寺に 照りにおいたる ももの春    恵津子

この文集、久しぶりに読んでいると、なかなか、感慨深いところがあります。
巻末に、こんな、編集後記がありました。