いつの頃からか、庭のスミレの葉に、ツマグロヒョウモンが産卵し、毎年幼虫が孵ります。
庭のスミレというのは正確ではなく、我が家に接する道路の、路肩のアスファルトのひび割れに繁殖している「ど根性スミレ」です。これは、元はといえば、妻の亡父が趣味で育てていた、いろいろな鉢植えを、里帰りの折々などに分けてもらい、お土産に持ち帰ったものの一つにミヤマスミレの小さな苗がありましたが、その花の種が飛んで、アスファルトの隙間に根を下ろし繁殖していったもののようです。
ツマグロヒョウモンの卵からは、おびただしい幼虫が孵化しますから、路傍のささやかなスミレの葉などは、瞬く間に食い尽くされてしまい、幼虫たちは、食草を求めて冒険の旅に出ます。実際に蝶にまで生育する個体がどれほどあるのか心許ないところですが、それでも毎年親蝶がやってきては産卵するので、細々とながら世代の更新は繰り返されているようです。
より大勢の幼虫に、十分な食草を提供したいと、春にはパンジーなどを鉢やプランターで育てていますが、なぜか最近、幼虫の数が激減しているように思えます。妻に言わせると、どうやら、蜂が肉団子にして食料にしているようです。全滅させるのも忍びず、ガラスビンの中に避難させ、スミレの葉を与えて飼育していました。それが、もぞもぞとガラス瓶を這い上り、縁にぶら下がってさなぎに変身しました。
サナギに変身中のツマグロヒョウモン posted by (C)kazg
ツマグロヒョウモンのサナギ posted by (C)kazg
ツマグロヒョウモンのサナギ posted by (C)kazg
ツマグロヒョウモンのサナギ posted by (C)kazg
メタリックな光沢が不思議なさなぎです。
一方これは、アゲハのさなぎ。
アゲハチョウのサナギ posted by (C)kazg
庭のミカンの葉に毎年生まれてきます。このミカンというのは、今大阪に住んでいる次男が小学生の頃、食べたあとのミカンの種を土に埋めていたら芽が出て苗に育ったのです。何年にもなるのにまだ一度も実ができません。猫の額の庭をかなりの広さで占有する雑木ですが、切り倒すにも忍びず、強剪定を繰り返しながらアゲハの食草として〈笑)維持管理しています。
小3と保育園の孫が、観察したいというので、これも一令幼虫から飼育していましたら、一匹がさなぎになりました。
もうすぐ我が家は、華麗なチョウ屋敷になることでしょう。
一方これは、庭のブラックベリー。毎年ご報告していますが、今年は粒の大きさがみごとです。
真っ黒く熟したものを、すでに何度か収穫しましたが、まだまだ次々に熟れていきます。
生食では酸味が強く、子どもたちのお口には合わないようで、ブラックベリーゼリーにしてみました。(写真なし)小学生以上は食べてくれましたが、保育園児は気がすすまないごようす。
残りは、やはりリカーに漬けて、ブラックベリー酒を作ります。
第2話です
夏休みに入った小学生が、早朝からおいでです。ビデオを見て、宿題も少しやって、退屈なので、魚捕りに誘われました。小学校への通学路に通行路を、2km近くも歩いて、時々農業用水路のあちらこちらを探って見ます。メダカではない小魚(何の稚魚でしょうか?)を数尾と、小さなザリガニを捕らえて帰りました。
今日の田園は、こんな景色です。
モンキチョウのつがいです。
散歩道のモンキチョウ posted by (C)kazg
今日の記事は、 google chromeでScriveFireを用いて編集してみました。やはり、写真のあつかいが難しい。
きょうはこれにて。