深夜、目が冴えます。
病室から見える夜景です。



ワインでも傾けたいところです。
ひとねむりしてめざめると、うすあかるくなりはじめています。
夜明け頃の見晴らしです。

霧が出ています。
だいぶ明るくなりました。方角を変えてみました。

 

 

 

西から天気が崩れるとの予報です。

そうこうするうちに 、五分粥の朝食、これも完食。今日は画像なしです。

退屈しのぎに、テレビのチャンネルをあれこれ回します。我が家と違ってBSも出ます。流石に優雅な別荘ぐらしです。スキージャンプ競技、ニュース、バラエティ、自然紹介番組などと切り替えます。NHKのこうした自然取材番組は、いつも感心します。昨日は南米の高地にある砂漠地帯と氷河が太陽光のために溶解即気化してできた鋭い氷の剣山。今日は、アサギマダラの旅など。蝶が天空を舞う姿や、花にとまって吸蜜するクローズアップを瞬時に捉えるカメラの性能と、カメラマンのスキルは「神って」います。

せっかく手に入れた身体的自由もつかの間で、今日はまた8時間の点滴だそうで、またチューブに繋がれる羽目になりrました。

折しもテレビは地上波で、格闘代表による国会討論番組。ハラワタに良い影響がないと知りつつも、じっくり視聴してしまいました。

討論テーマは、年金切り下げ法、TPP、カジノ法など。それらを貫く共通ワードは「強行採決」...。

与野党各党の代表といいますが、「日本維新」とか「日本のこころ、、」などは、歯の浮くばかりの政権ヨイショと、他の野党への罵倒役を買って出て、補完勢力という正体をあらわにしています。売り込みに腐心して、閣僚の椅子でも狙っているのかと疑います。

他の野党代表は、それぞれ立場の違い、スタンスの違いはありながらも、持ち味 ある追及でした。

 このあたりまで書いて昼食をとり、ほとんどさっき記事が完成したと喜んだ瞬間、指がタッチパネルの何処かを触り、バックアップ以降の後半部分が消えてしまいました。

討論で話題になった幾点かについて思いつくまま感想などを書き散らしたのですが、さすがに体調万全ならざる身ですので、復旧の気力がわきません。

折しも、鳥インフルエンザの感染拡大を恐れて、数万羽、数十万羽という鶏やアヒルが殺処分を受けたというニュースが、つい先日ありました。 鳥たちには可哀想ですし、飼育者の方々には気の毒なことですが、健康被害のリスクを少しでも取り除くために、万全の対処をしてほしいというのが国民の気持ちでしょう。鳥インフルエンザ治療薬の開発予算をつけたから、感染鳥の流通も解禁などの方針はありえないでしょう。一部の限定された地方のことだから、問題は小さい、という人はいないでしょう。
ところがカジノ法案は、依存症のリスクは否定できないが、依存症対策予算をつけたか大丈夫とおっしゃる。パチンコや公営ギャンブルが全国に存在することに比べれば、該当する場所はほんの一部分だから問題にならないとおっしゃる。

多大なリスクへの懸念にたいしては、たくさんの国で行われているから大丈夫とおっしゃる。例示されたシンガポールでも、深刻な依存症や自己破産などの問題が現れていおるとの指摘にも忖度の様子がない。法が禁じている博打を解禁するのだから要件を議論すべきだとの意見にも、枠組みを決めるだけのプログラム法なので、具体的には改めて具体的法案が出されてから議論すると先延ばし。 

問題山積、党内意見もまとまらない状況さえ抱えながら、「議員立法」だからと強弁し、わずか5時間あまりの審議で強行採決を急いだのは何故?あまりに乱暴、あまりに拙劣、あまりに杜撰、愚の愚の策をわけは? 

疑問が募ります。

このカジノ法によって莫大な利益を得るヒトタチがいて、背後からさぞや強力なプッシュをくわえたのでしょうか?あるいは、こうした場合の世の常で、巨額の運動資金も、どなたかのフトコロに 流れ込んだのでしょうかと、ありきたりな想像をたくましゅうしてしまいます。

もそれはもはや、その方面の消息を知るひとには周知の事実なのかもしれないと思われてきて気になりますが、残念ながらこの病室には調べるすべも資料もありません。 

やはり、ハラワタにはうれしくない話題でした。

そうこうする うちに、点滴が終わりました。

病室の 外は、予報通り雨が降っています。しかもかなり激しい吹き降りになってきました。

 

きょうはこれにて。