昨日の記事に載せる予定だったのは、この鳥の話題でした。
池には、カルガモのほかは、カモの姿がすっかり消えています。

2週間前には、カイツブリとオオバンが遊泳中でした。

自然環境体験公園のオオバン posted by (C)kazg



自然環境体験公園のオオバン posted by (C)kazg



自然環境体験公園のカイツブリ posted by (C)kazg



  
自然環境体験公園のカイツブリ posted by (C)kazg

一羽のカイツブリが何か餌を捕まえたらしく、嘴にくわえて泳ぎ回るのを、もう一羽が追いかけ回しているようです。


自然環境体験公園のカイツブリ posted by (C)kazg


 

自然環境体験公園のカイツブリ posted by (C)kazg

よく見ると、どうやらザリガニのようです。

自然環境体験公園のカイツブリ(2018年5月) posted by (C)kazg

こちらは、昨日の撮影です。

 

自然環境体験公園のカイツブリ posted by (C)kazg



自然環境体験公園のカイツブリ(2018年5月) posted by (C)kazg



自然環境体験公園のカイツブリ(2018年5月) posted by (C)kazg


ところで、カイツブリについての蘊蓄は、こんな記事で、繰り返し書きました。
◇「青頭鶏」川に潜る「牛留鳥」?、の巻

「鳰(にほ)鳥」はカイツブリのことで「にほ鳥の」は「なづさふ」(水にもまれている。水に浮かび漂っている。の意)にかかる枕詞だそうです。
「にほ」は、牛飼いの発する牛への合図の声だとも言われ、はたまた、「牛留」=「荷負ふ」から「にほ」と読む、などの説があるようですが、どうでしょうか?。
過去の拙ブログ記事にも、カイツブリ=「鳰(にほ)鳥」はしばしば登場しています。


睦まじく鳰鳥遊ぶ秋の川


カイツブリの古名は「鳰鳥(におどり)」と言います。


また「鳰鳥(におどり)の」は、枕詞として、次の二つの用法きを持ちます(goo辞書による)。


    1 鳰鳥が水に潜 (かず) き、長くもぐる意から、「葛飾 (かづしか) 」「息長 (おきなが) 」に掛かる。
        「―葛飾早稲 (わせ) をにへすとも」〈万・三三八六〉

    2 鳰鳥が雌雄並んで水に遊ぶ意から、「なづさふ」「二人並びゐ」に掛かる。
        「―なづさひ来しを人見けむかも」〈万・二四九二〉




◇玉の如き小春日和に散歩かな (盗作)


かいつぶりさびしくなればくぐりけり   草城


  かいつぶりは、古くは「にお」「におどり」と呼ばれ、万葉集にも詠まれています。


 鳰鳥(にほとり)の、潜(かづ)く池水(いけみづ)、こころあらば、君に我(あ)が恋(こ)ふる、心(こころ)示(しめ)さね     坂上郎女(さかのうえのいらつめ)  


【解釈】 鳰鳥(にほとり)が潜(もぐ)る池水よ、あなたにもしも心があるのならば、私がお慕(した)いする心を示してくださいな。


  にほ鳥の 息長川(おきながかは)は 絶えぬとも 君に語らむ 言(こと)尽(つ)きめやも     馬史国人 


【解釈】息長川はたとえ絶えてしまうことしても、あなたに語りたい言葉は尽きることがあるでしょうか、いや決してありはしません。



◇ニオドリも問うらん私いい子でしょ

今日はこれにて。