NHK「ラジオ深夜便」に、誕生日の花というコーナーがあり、本が出ているので、機会があったら買って欲しいと、以前、田舎の老父に頼まれ、この二冊を贈ったことがありました。
父は、一冊でいいからと、下の一冊は返してくれました。
この本の10月25日付けの「きょうの一句」は
晴天は鵙(もず)がもたらすものなりや 山口波津女
解説に「『鵙の高鳴き』などと言われるように、鵙は高いこずえで鳴く。その鋭い鳴き声が澄んだ大気に響きわたった。」とあります。
ここのところ毎日、モズの高鳴きを聞きます。今日は自宅のすぐ上の電線でも、散歩道の木々の梢でも、盛んに鳴いています。
残念ながら、今日はカメラの準備が間に合わず、撮影できませんでした。上の写真は先週のものです。
今日の「誕生日の花」は段菊だそうです。
ところで、父が興味を持った花のひとつは、この「ミズアオイ」。
8月29日の誕生花だそうです。
「今日の一句」に引いてある句は、
水口に燕来てゐる水葵 福島勲
父の通うリハビリセンターの職員の赤ちゃんと、大阪の孫が、いずれも名前に「アオイ」がつくのを面白がっていました。さて、その大阪の孫がそろそろ5歳の誕生日を迎えます。五年前にこんな記事を書きました。
こんにちわ!赤ちゃん
赤ちゃんが退院し、次の検診まで2日ほど、我が家に滞在します。
もみじの足?
芥川龍之介の『河童』の国では、この世に生まれてくる意思があるか否かを、赤ん坊自身に確かめた上で、生まれる意思のあるものだけが誕生することになっているのだそうです。
わたしたちの国では、生まれてくるつもりがなくっても、生まれて来なくてはなりません。しからば、大人の責任で、生まれて来てよかったと思えるような国に、してやりたいものです。
それから、高齢者が、生きて来てよかったと思えるような世の中でありたいと、切に思うこのころです。
遅ればせながら、誕生祝いに絵本とお菓子を送っておきました
ちなみに、上のミズアオイは、先月、半田山植物園で写したもの。そういえば、ガガブタは咲いていたの記事で掲載した写真も、半田山植物園のものでしたか?記憶がアイマイです。
先月の半田山植物園にはこんな花も咲いていました。
ツリフネソウです。
前述書によれば9月12日の誕生花だそうで、この句とともに紹介されています。
水急ぐ釣船草を置き去りに 大橋敦子
今日の付録。
以前父が話題にしていたトケイソウ。
ストック画像を見つけ出しましたので、ついでに貼っておきます。
今日はこれにて。