地元紙山陽新聞5月24日付記事に、今年もハッチョウトンボのニュースが掲載されていました。



総社市福井のヒイゴ池湿地で、世界最小級のトンボ・ハッチョウトンボが舞い始めた。“極小の赤”がふわりと飛んだり、羽を休めたりと、湿地の水と緑に彩りを添えている。
ハッチョウトンボは、日当たりの良い湿地に生息。体長2センチに満たず、1円玉(直径2センチ)にすっぽり隠れる。成長につれ雄は赤みを帯びる。
湿地を管理する自然保護団体・北の吉備路保全協会によると、今年は例年よりやや遅い15日ごろに初確認。6月をピークに、8月ごろまで観測できるという。



古いブログ記事をたどると、かにかくに小さきものはうつくしき(2014-06-30)にこんな



日本で一番小さいトンボは、ハッチョウトンボだそうです。


M先輩が、先日「自然保護センター」で撮影した写真を送ってくださいました。(一緒に、オオムラサキのはっきりくっきりの写真も---。うらやましい。)


とはいえ、 「自然保護センター」は少々距離がありますので、昨日は総社市の「ヒイゴ池」を訪ねてみたのでした。


ここにハッチョウトンボが生息することは、何年か前、同じ職場の同僚だったハイアマチュア・カメラマンのTさんから、ご自分の作品を見せていただき、知っていました。それから何回か訪ねたのですが、タイミングが悪いのか、これまではあいにく巡り会えませんでした。


果たして、昨日は?会えました!!


でも、持参カメラが、K5+tokina90mm macro では、遠すぎました。ハッチョウトンボが、わずか1cm余りの極小トンボであることを、甘く見ていました。相当望遠系のレンズを用意してくるべきでした。


実は、どういう思いつきか、tamron 80mm-250 210mm macro というベリーオールドマニュアルフォーカスレンズを持ってきていました。AFADをセットした状態で、tokina90mm macro と tamron 80mm-250 210mm macroを交換しながら使用すれば、撮像素子にゴミが付着しないですむだろうという思いつきです。どうせなら、いくらかでも描写性能に優れたレンズを使えばよいのにとは思いますが、あいにく、新しいタイプのDAレンズなど絞り環のないレンズでは、絞りを絞りこんだ状態になり、AFが機能しません。ですので、AFADを利用する場合は、絞り環があって比較的明るいオールドレンズが適しているのです。そういう中古レンズのうち、望遠マクロの機能に期待して、重いけどもバッグに入れてきたのでした。


でも、がっかり。レンズのせいか腕のせいか、、、ハッチョウトンボは、証拠写真しか残せませんでした。


大幅にトリミングしています。





その後も、ヒイゴ池や自然保護センターの湿地などを訪ねては、何度か撮影を試み、ブログでも紹介しましたが、なかなか巡り会うチャンスは少ないです。


今年も、是非出かけてみたいとおもいながら、機会を得ずにいたのですが、今日の午前中、ちょっと足を伸ばしてみました。真夏日でした。


今日の携行カメラは、PENTAXK5Ⅱ+AFAD+BORG60EDです。


先客の方が声をかけて下さり、一体だけ存在を確認できました。ターゲットが小さすぎて、AFが迷います。


かなりトリミングします。






トキソウの可憐な花が涼しげです。




今日はこれにて。