6月も、一週間が過ぎました。コロナの余波で,野外散歩の機会が激減したことを自覚しています。


この季節ははどんなところを歩いたかしらと,過去記事をたどりながら,今日の行き先を考えてますと,去年のこんな記事にぶつかりました。。


ハッチョウトンボに再会、の巻(2019-06-03)


その時も,地元紙『山陽新聞』の記事に刺激されて、総社市ヒイゴ池を訪ねたのでした。改めて今年の『山陽新聞』を探ってみると05月27日付けでこんな記事がありました。



“極小の赤”ハッチョウトンボ舞う 総社・ヒイゴ池湿地に彩り添え



湿地で羽を休めるハッチョウトンボ


世界最小級のトンボ・ハッチョウトンボが、総社市福井のヒイゴ池湿地で舞い始めた。羽を休めたり、ふわりと飛び立ったり、緑の中に“極小の赤”が彩りを添えている。
ハッチョウトンボは体長2センチほどで、1円玉にすっぽりと隠れるサイズ。日当たりのよい湿地に生息し、成長するにつれ、雄だけが赤みを帯びる。
湿地を管理する地元の自然保護団体・北の吉備路保全協会によると、今年は例年より10日ほど遅い22日に初確認。現在は10匹程度が飛び交う。6月をピークに8月ごろまで観察できる。



行って見ることにしました。


持参カメラは、去年と同じ、PENTAXK5Ⅱ+AFAD+BORG60EDです。


午前中から,大変な暑さです。ジリジリと焼けつくような日射にさらされて汗を流しながら、ヒイゴ池湿地のめぼしい場所を、ぐるぐると巡回してみますが、見当たりません。


何の土産もなく帰るのも辛いので、目に止まったものを写しておきます。ハナショウブでしょうか。




ちょと前、イギリス在住のSparky さんが、ご自身のブログに、コロナ禍のもとでの5月のウォーキング録をこのように綴っておられました。



2週間ほど前に、新型コロナウイルス感染拡大防止のための外出制限が緩和されましたが、まだバスや電車が利用できないので、近所の散歩を続けている私たちです。(5月27日付け)


4月に続いて、2020年5月は「イギリスで観測史上最も晴れた」5月、2020年の春は「イギリスで観測史上最も晴れた」春となったそうです。
それだけに、新型コロナウイルス感染拡大防止のために外出が制限されているのが、つくづく残念です。イギリスでは(4つの国でそれぞれ詳細は異なるのですが)6月1日から制限が更に緩和されましたが、私たちのウォーキングに関する部分については変わっていないので、近所を散策する日々がまだまだ続きそうです。(6月1日付け)



そのウォーキングで出会った鳥や生き物、植物を紹介してくださっている中で、「夫の好きなスイカズラ (honeysuckle) の花」のお写真がありました。へえ、そうなんだ、自然愛好家のGさんにふさわしい,控えめだけれど清楚で可憐な花。それから程なく、草刈り・畑仕事のために郷里へ帰ったときに、近所の垣根に,ちょうど盛んに花を咲かせているのを見ました。あいにくその時は,撮り損ねたのですが、今日ヒイゴ池に咲いていたこれがスイカズラではないでしょうか。




とんぼもいました。




これで諦めて帰ろうか、と言い聞かせながら,最後の一巡で、それまで何度も凝視して確かめた草原に、小さな赤い影が二体。戯れているのに気づきました。


遠くの小さな点なのでなかなかピントが合いません。



トリミングして,まずは証拠写真だけ残しておくことにします。




念のために、TAMRONレフレックス500mmを持ってきていました。いっそマニュアルフォーカスで写してみようかと作戦変更。


独特のリングボケが悪くはないですが、対象のハッチョウトンボはというと、500mmでもこんなに小さい点になります。



トリミングします。




まずはご報告まで、