冷え冷えとした天候が続きます。

庭の菜園とプランターに、トマト、キューリ、ゴーヤ、マクワウリ、キンウリなどの苗を植え、バジルなどハ-ブ類の種も蒔いたのですが、霜よけが必要そうです。

今朝の散歩は、朝霧の中。

久しぶりに陽光がのぞき、露を宿した花々が輝いていました。

 
オオバコ

 
八重桜が見頃
 
スギナ

 ヤグルマソウ
 
デージーでしょうか?
 
 
 
 
キンセンカ
 
 
 
シャガ
 
 
オレンジ色のポピー
 
 
 
 
 
 
 
 
 


 
 
 紫色のポピー
 
 
 
 
 
 
ハナダイコン
 
芝桜
 
 
エニシダ
 

 
「したたりやまぬ日の光」という、室生犀星の詩句をおもぃ出します。
 
「寂しき春」  室生犀星 
したたり止まぬ日のひかり
うつうつまはる水ぐるま
あをぞらに
越後の山も見ゆるぞ
さびしいぞ

一日もの言はず
野にいでてあゆめば
菜種のはなは波をつくりて
いまははや
しんにさびしいぞ
 

「朝を愛す」  室生犀星 
僕は朝を愛す
日のひかり満ち亙(わた)る朝を愛す
朝は気持が張り詰め
感じが鋭どく朝
何物かを嗅ぎ出す新しさに餓ゑてゐる。
朝ほど濁らない自分を見ることがない、
朝は生れ立ての自分を遠くに感じさせる。

朝は素直に物が感じられ
頭はハッキリと無限に広がってゐる。
木立を透く冬の透明さに似てゐる。
昂奮さへも静かさを持って迫って来るのだ。
朝の間によい仕事をたぐりよせ、
その仕事の精髄を掴み出す快適さを感じる。

自分は朝の机の前に坐り、
暫らく静かさを身に感じるため、
動かずじっとしてゐる。
じつとしてゐる間に朝のよい要素が自分を囲ひ、
自然のよい作用が精神発露となる迄、
自分は動かず多くの玲瓏たるものに烈しく打たれてゐる。