台風が接近しているようですが、今日は強い陽射しの秋晴れ。

昨日持ち帰った栗のイガを割って、中から栗のみを取り出すのが、一苦労でした。

 
 
 

 鮮度抜群のこの栗の実、ナマで囓ってみても、独特の歯ごたえで、ほんのり甘味もあって美味しいです。イノシシが見逃さないわけですね。

萩が花盛り。 機能も書きましたが、お彼岸のお供えでもおなじみの「おはぎ」は、小豆の粒がの花の咲き乱れるさまに似ていることから、「の餅」と呼ばれるようになり、「おはぎ」というようになったとか。
古文で登場する「掻い餅(かいもちい)」はこれでしょう。
児(ちご)の空寝(そらね)
今は昔、比叡の山に児ありけり。僧たち、宵のつれづれに、 「いざ、かいもちひせむ。」と言ひけるを、この児、心寄せに聞きけり。さりとて、しいださむを待ちて寝ざらむも、わろかりなむと思ひて、片方に寄りて、寝たるよしにて、いで来るを待ちけるに、すでにしいだしたるさまにて、ひしめき合ひたり。

この児、定めて驚かさむずらむと待ちゐたるに、僧の、 「もの申しさぶらはむ。 驚かせたまへ。」と言ふを、うれしとは思へども、ただ一度にいらへむも、 待ちけるかともぞ思ふとて、今一声呼ばれていらへむと、念じて寝たるほどに、 「や、な起こしたてまつりそ。幼き人は寝入りたまひにけり。」と言ふ声のしければ、あなわびしと思ひて、今一度起こせかしと、思ひ寝に聞けば、 ひしひしとただ食ひに食ふ音のしければ、ずちなくて、 無期ののちに、 「えい。」といらへたりければ、僧たち笑ふことかぎりなし。(宇治拾遺物語)
 
【地方語訳】
坊やの嘘寝
 
今じゃあ昔の話じゃわい。
比叡山の延暦寺に、行儀見習いの小めえ坊やがおったんじゃ。お寺の坊さんらあは、夜になって退屈紛らしに、
「どりゃ、かいもちい(ぼた餅、おはぎ)でも作ろうや。」

と言うたのを、この坊やは当てにして聞いたんじゃ。じゃけども、できあがるのを待って寝ずにおるのもおえんと思うて、
部屋の隅に寄って寝たふうをして餅が出来るのをまちょったんじゃ。
そしたら、餅が出来上がったようで、坊さんらあが、がやがや騒ぎ出したんじゃ。
坊やは、きっと起こしてくれるじゃろう、と待まちょうるとこへ、坊さんが
「もしもし、おきられえや。」

と言うたのを嬉しうはあったけど、一回呼ばれて返事をしたんじゃあ、呼ばれるのを待ちょおった、と坊さんらが思うても困るということで、もう一ぺん呼ばれてから起きようと思うて我慢して寝とるところへ、
「おい、お起こし申し上げるな。坊やは寝てしまわれとるが。」

という声が聞こえたんで、
「おいおい、こりゃあえれえことじゃ。もういっぺん起こしつかあさい。」

と思いながら、寝たふりをして聞き耳をたてとると、坊さんらあが、むしゃむしゃ、食べに食べる音が聞こえるけえ、坊やはどうしようもなくて、えれえ長え時間が経ってから、
てから

「は~い。」

と返事をしたもんじゃから、ぼうさんらあは、みんな腹を抱えて笑うたとな。

 
 
この黒いアゲハは、長崎アゲハでしょうか?
 
 
 
 
 
レフレックスレンズ(ミラーレンズ)で撮影すると、こんな画像になりました。バックのボケがちょっとうるさいですかね。
 
 
 
ホバリングしながら吸蜜するオオスカシバ
 

 

アオスジタテハ。すばしこくて、なかなかカメラに収まりませんが、今日は百日草の花の上で、長く吸蜜していましたので、何枚かは撮影することが出来ました。

 
 
 
 
 
ナミアゲハのペア
 
 
トノサマバッタのペア