昨日の雨が午前中には上がり、散歩可能なお天気になりました。
時は連休、いろいろ行ってみたいところもありますが、子守(いや、孫守)の約束もしましたので、短時間で帰れる、いつもの散歩コースを歩きます。先日路傍に見つけておいた桑の木から、少しばかり枝葉を頂戴してこようかと、これを第一の目標に考え、ついでに路傍の花々でもスケッチできたら良かろうと、割り切って、今日は長いレンズは持ち出さないことにしました。
先日、カメラ・レンズの収納場所を整理して、愛着ある古い機器をたたき売りして、雀の涙にも満たない代金に惨めな思いを味わったことは書きましたが、その際手放さずに残しておいたオールドレンズを、あれやこれや触ってみています。今日の散歩には、何を持って出ようかと迷いましたが、本当に久しぶりに、tamron80-210mm
F/3.8-4をafアダプタに装着して用いてみることにしました。
このレンズは、メーカーのアナウンスによると、こんな風に紹介されています。
新設計10群13枚構成の光学系により、いっそう光学性能を高め、このクラスの望遠ズームの名機として、自信をもってお勧めするレンズです。
望遠レンズとして、もっとも多用される80mm、100mm、135mm、210mmをカバーし、さらに使用条件を考慮して、全長も前商品に比べて約9mm短くコンパクト化しました。
マクロ機能も最大撮影倍率1:2.8、ワンハンド・スリー・アクション等の多機能をもったレンズです。
| 仕様
- モデル名:103A
- マウント:アダプトール2
- 焦点距離:80-210mm
- 開放F値:3.8-4
- レンズ構成:10群13枚
- 最小絞り:32
- 最短撮影距離:0.9m
- ズーム形式:直進式
- 最大撮影倍率:1:2.8
- フィルター径:58mm
- フード:29FH
- 重さ:634g
- 最大径X全長:65mmx142.2mm
- 価格:\52,000
- 発売時期:1981
- 製造終了:1987
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このレンズは、何年か前、ハ○ドオ○のジャンク棚で、それこそ野口さん何枚かで購入した物です。サードパーティ製の、廉価普及レンズですが、全域マクロ撮
影もでき、濃厚で艶のある色合いが気に入っていて、対象物によっては、うっとりするような写りを見せてくれたりします。
ただ、80-210mmという望遠レンズでありながら、遠くの被写体に対する描写性能は今いち不満です。また、純正のフードをつけても、逆光には弱く、条件によっては、ニジミの多い、ブレブレボケボケの量産で、重さに耐えて持ち出したことを後悔することも多いのですが。
ただ今日は、マクロと望遠はこのレンズでまかない、あと風景の撮影用に、昨日も使ったsmc PENTAX-M28mm F2.8を用意してみました。さらに、たいした深い考えもなく、予備レンズとしてSMC
PENTAX 50mm f1.7も、バッグに入れました。
これだけでもちょっとした重量になるので、今日は割り切って、他のカメラもレンズも一切持ち歩かないことにしました。
pentaxk5Ⅱ+afad×1.7 +tamron80-210mm F/3.8-4 |
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pentaxk5Ⅱ+afad×1.7 + smc PENTAX-M28mm F2.8 |
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pentaxk5Ⅱ+afad×1.7+ SMC PENTAX 50mm f1.7 |
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28mmレンズと言えばフィルムカメラ時代の標準規格である35mmフルサイズでは、れっきとした広角レンズですが、デジカメ時代の主流企画であるAPS-Cサ
イズでは換算42mmという標準レンズの画角になります。これに、1.7倍の望遠効果のあるAFアダプターを介在させたのでは、折角の広角レンズが台無し
になるではないかというご指摘はごもっともですが、①MFレンズがAFレンズとして使える、②レンズ交換の際、カメラ内部に埃が混入しなくて済む、という
効果を期待しての、高度なテクニックなのですぞ(汗)。
「遠いものは狙わない」と割り切って、家を出発して数分も経たないところで、こんな時に限って出会うんですよね。
カワセミが、点にしか写りません。 |
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ムクドリもこんな調子。 |
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割り切ろうと思ったのに、割り切れない。循環小数の悲哀を、つくづく感じたところでした。
道端にサクランボが熟していました。
以前、春の初めの頃、ソメイヨシノの早咲きと、勘違いした木がこれでした。
マクロ効果がこのレンズの真骨頂です。
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試しに smc PENTAX-M28mm F2.8で写すとこうなります。
なかなか綺麗な写りです。 |
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路傍の花が、見飽きません。
シャクヤク?
ハルノノゲシ?
紅いポピー
オレンジのポピー
矢車草。
???怪奇な顔が???
この花は?菊の仲間のようですが、デージーでしょうか?
この花もわかりません 。
画像の分量が多くなりましたので、残りは回を改めて掲載させていただきます。
最後に今日のトホホを、結論だけ。
先日見つけておいた路傍の桑の木は、今日もあるにはありましたが、どうも葉の色が黄ばんだ茶色になっていて、様子がおかしい。と思って周囲を観察すると、どうやら、
周辺一帯、除草剤が散布されたあとらしい。元気そうな葉を、少しだけ持って帰ってみましたが、蚕への毒性を考えて、結局その葉は使わないことにしました。
すると、近いうちにストックがなくなりそう。
焼け石に水でしょうが、もう一鉢、「大実マルベリー」の苗を買いました。
〔今日のお蚕様〕
次回に続く