後世の 歴史に残る日 空澄める

備忘のため、事柄だけ書き留めておきます。

このニュースの通り、戦争法が強行されました。

でも、自民・公明政権が勝利したわけではありません。国民が負けたわけでもありません。

先の大戦は、国民が主権（国の行く道を決める権利）を持たず、『万世一系の天皇これを統治す」と言う政治システムのもとで、短慮にして粗野な軍部の暴走が招いた悲劇でした。国民は、死刑を含む刑罰を覚悟せずには、「否」を唱える権利も機会も与えられなかったわけですから、その破滅への流れをとどめることは至難の業でしたでしょう。

戦争を始めるもやめるも、天皇自身を含む為政者達の権限に属していました。

因みに、わがアベさんのおじいさまで、昭和の妖怪と称された岸信介氏は、東条内閣の重要閣僚を担い、日米開戦詔書に署名した、戦争責任者のひとりです。A級戦犯の容疑者として３年間巣鴨プリズンにとらわれますが、一片の反省もなく、「名にかへて　このみいくさの正しさを　来世までも語り残さむ」の短歌を残したそうです。そのDNAを継ぎ、祖父をもっとも尊敬しているというアベぼっちゃんは、「このみいくさ＝日本の侵略戦争」を正義の「聖戦」とみなし、新たにまた、アメリカと一緒に「正しい」戦争を遂行しようと意気込んでいらっしゃるらしい。

でも、現在は、憲法の規定する「主権在民」が、一部勢力の憎悪と軽侮にさらされながらも、今のところは厳然と生きています。仮に今回の戦争法案が、いったんは強行成立させられたとしても、集団的自衛権の行使を許さない国民の声と運動は、ますます高まりこそすれ、決して抑えられるものではありません。

民意に背く政権は、交代していただくまでのことです。

論評はこれくらいにして、気分直しに、今日の散歩で見た秋の景色をご紹介します。

「シルバーウィーク」とやらで、旅行や行楽にお出かけの方も多いでしょうか？私も、ちょっとした小旅行にでも、出かけたいところですが、今日は車で15分ほどの、行きつけの場所をぶらり散歩です。
青空と白い雲のもと、常山が見えます。
児島湖は秋晴れです。











方角を変えて眺めてみます。

なんらの景勝地というわけでもなく、取り立てて名もない風景ですが、爽やかな空気と秋の光を浴びて、ちょっとした絶景とは言えますまいか。

今日はここまでといたします。