今日は診察予約日で、休暇を取って朝から病院。
レントゲンの検査では異常なく、手術後2年余り、再発もなく一安心です。
最近の「冷え込み」のせいか、少々喉が痛く、咳もあるようなので、うがい薬を貰って、後は自由時間をゆっくり過ごしました。
秋晴れの児島湖畔を散歩したりしました。
ススキの向こうに常山が見えます。
周辺の水田の稲が黄金色に色づいています。
あちこちで、案山子が頑張っています。
今が、刈り入れのまっただ中のようです。
午後は、妻のアッシーでお出かけです。
またまた後楽園で、夕方まで時間を費やしました。
秋の光を浴びて、岡山城がくっきり聳えています。
井田の稲が刈り取られて、竿に干してありました。昔ながらの風情です。
スズメの害を防ぐためでしょうか、青いネットで覆ってあるのは、やや興ざめですが。
けざやかな秋光に照らされて、園内は色も形も鮮やかに際だって見えます。
清らかに静まりかえった秋の水。
愁えや鬱屈に、波立ち、揺れ、ささくれ立つ、心も鎮めてくれる静謐さです。
この静謐は、堪え難い悲しみや憤激の涙を、身もだえしながら流しに流した後の平静さに通じるかも知れないと、ふと、思いました。見かけの平安、 安直・イージーなこしらえものとしての平静ではなく、本物の深い静けさ。「秋の水」は、そんなものを思わせる季語であるような気がします。
如何(いか)ならん涙の裔(すえ)か秋の水
傾いた西日が、岡山城をシルエットにしています。
今宵の月はこんな姿でした。
今日はここまでです。