先日の智頭自然歴史探訪の帰り際、雨の中に高くそびえて咲く山法師の花をみました。
今日、近くの玉野市深山公園を散歩中、ベンチに腰掛けて涼風を楽しんでおりましたら、奥まったあたりに、なにやら白い衣装をまとったかに見える高木が、ふと目にとまりました。花のようにも見えるが、と、近づいてみましたら、みごとな山法師でした。この場所は、どちらかというとなじみの休憩場所ですので、初めて気がついたとわけでもないと思いますが、じっくり鑑賞したことはなかったのです。


花の盛りは少し過ぎたようで、先日の雨に打たれたせいか、木の根元には花びらが白く散り敷き、咲いている花も、わずかに傷んで茶色く変色しています。
花の色は移りにけりないたづらにわがみよにふるながめせしまに 小野小町
の歌などを、無理矢理なぞらえたりしてみます。所詮、移ろいやすい容色ですが、しかし白い花はきっぱりと白く、清廉潔白。すがすがしいことです。







この季節、白い花がひときわ涼しげに山や森林を飾ります。
ネジキの花でしょうか?今が真っ盛りです。





これはウツギ(ウノハナ)でしょうか?






ウツギについては、去年の今頃こんな記事を書きました。
卯の花を簪にアジアイトトンボ
得意がって、またもや同じような蘊蓄を傾けるところでした(汗)。
ところで、先日の鳥取県智頭町への自然歴史探訪で、自然味あふれる昼食をいただいたお食事処「火間土(かまど)」の庭先に白い清楚な花が咲いていました。それを、女将さんが手折ってお土産にくださったと、同行の方が喜んでおられました。バイカウツギ(梅花空木)だそうです。
バイカウツギはユキノシタ科(アジサイ科とも)のサツマウツギの異称だそうです。
先日近所の散歩道でみたこの花が、同じ物かとも思うのですが、いかがでしょうか。

深山公園薬草園のタイサンボクも、純白の大輪を咲かせています。





タイサンボクは過去のこんな記事に登場しました。
泰山にまつわるエトセトラ
陽のひかり浴びてけざやか花と蝶
半夏生ですか?それとも別の方?
同じく薬草園にこんな白い花が咲いていました。





「西洋ノコギリソウ」と表示がありました。
そういえば最近散歩中に写したこの花とよく似ています。





ノコギリソウですか?
この季節、気がつけば白い花のストックが増えています。
庭のドクダミ。






庭のアマドコロ。まだつぼみの頃です。
季節の推移は早いもので、もう花期は終わっていますが、、、。





庭のタツナミソウ。
これも時期遅れになりました。



今まさに、アジサイの季節になりました。
白いままのアジサイもゆかしいし、次第に色づいてくる花もうれしいものです。




深山公園も見頃かと期待して歩きましたが、今少し時期が早いようでした。
咲き始めの淡色の花を、何枚かアップしておきます。









今日はこれにて。