今日から11月です。
さすがに季節相応の冷え込みを感じます。
午前中、ちょっとまじめな会合があり、その帰り、ちょっと後楽園によってみました。
青空の下の岡山城です。

後楽園に、秋の気配は徐々に広がっています。



岡山後楽園の落葉 posted by (C)kazg
紅葉はどんな様子でしょう?

岡山後楽園の緑色の紅葉 posted by (C)kazg


岡山後楽園の緑色の紅葉 posted by (C)kazg


岡山後楽園の緑色の紅葉 posted by (C)kazg
朱色に染まり始めているものもあります。
岡山後楽園の紅葉 posted by (C)kazg
岡山後楽園の紅葉 posted by (C)kazg
岡山後楽園の紅葉 posted by (C)kazg
岡山後楽園の紅葉 posted by (C)kazg

楷の葉でしょうか?紅く色づいています。
岡山後楽園の楷の紅葉 posted by (C)kazg


岡山後楽園の楷の紅葉 posted by (C)kazg


岡山後楽園の楷の紅葉 posted by (C)kazg

銀杏も、黄金色に染まり、はらはらと地面に舞い始めています。
岡山後楽園の銀杏の黄葉 posted by (C)kazg


岡山後楽園の銀杏の黄葉 posted by (C)kazg

週間金曜日ニュース(10月28日付)にこんな記事がありました。


治安維持法下、特高警察の拷問で虐殺された『蟹工船』作者・小林多喜二(1933年没)の母・セキを描く映画『母 小林多喜二の母の物語』の製作発表がこのほど東京都内で開かれ、主演の寺島しのぶさんらが作品にかける思いを語った。

三浦綾子原作の同名小説の初の映画化で、監督は国内最高齢の女性監督・山田火砂子さん(84歳)。満蒙開拓団をテーマにした映画『望郷の鐘』(2014年)に続き、「反戦平和」のメッセージを届ける。 

 原作の、三浦綾子著『母』については、当ブログの過去記事でも何度か紹介しています。

◇あ-またこの2月の月が来た、の巻
◇駆け足の備忘録
◇うすごおりの張りたる今日は山宣忌
◇凍雪(いてゆき)のなお屋根覆う多喜二忌か

その『母』を読み返していて、こんな一節に目がとまりました。

 
 
 
 
んだ、んだ。さっき絵の話して、思い出したこと、一つ二つ話しておくべか。
多喜二はね、小説書くのに疲れると、時々画用紙に絵ば描いていた。コツプに入れた庭の花だの、窓から見える小樽の海だの、ちゃ-んと絵の具ばつけて、うまく描いたもんだ。そして、「なあ母さん、花でも海でも、空でもな、この世のものは、
みんな生きたがっている。
その生きたがっている者を殺すことは、一番悪いことだ。虫でもトンボでも、犬でも人でも、みんな生きたがっている。絵を描いていると、それがよくわかる。人間の手では、なかなか命のあるもんは、描けんのねえ」
そんなことを言い言いしたりしてね。わだしはねえ、多喜二は絵を描きながらでも、いろんなことを考えているんだなあって、だんだん気がつくようになってね。

 

今日はここまで。