加齢とともに、最近とみに、飲み込みが悪くなりました。嚥下の話題ではありません。いや、嚥下の方も心許なくて、何でもないことでよくむせてしまうのですが(汗)


とりあえず、ここでは、「理解」「納得」のことを言ってます。


特に今、飲み込めないのは、新元号のことです、


新元号の発表は、昨日の午後、孫たちと深山公園を歩いていた時、ラジオから流れてきた菅官房長官の声によって知りました。いみじくも、小学生の男児が「令は命令の令」とバアバに説明したとおり、「令」の基本義は、「命令する」「AをしてBせしむ(使役)~させる」と言ったところでしょう。


小学館デジタル大辞泉にこう記述されてます。



れい【令】[漢字項目]

[音]レイ(漢) リョウ(リャウ)(呉) [訓]しむ せしむ
[学習漢字]4年
〈レイ〉
言いつける。命ずる。言いつけ。お達し。「令状/禁令・訓令・号令・司令・指令・辞令・勅令・伝令・発令・布令(ふれい)・命令」
おきて。のり。「条令・法令」
長官。「県令」
よい。りっぱな。「令色・令名」
相手の親族に対する敬称。「令兄・令嬢・令息・令夫人」
〈リョウ〉
言いつけ。「令旨(りょうじ)」
おきて。「令外(りょうげ)/律令」
[名のり]おさ・なり・のり・はる・よし
[難読]御布令(おふれ)・令史(さかん)・仮令(たとい・たとえ)・縦令(たとい・たとえ)

「4 よい。りっぱな」も、「巧言令色」などという熟語がすぐ思い浮かべられて、決してよい印象の文字ではありません。


それより何より、「令」と「和」の組み合わせは、恣意でしかないでしょう。自分の文章から片言隻句を抜き出されて、「出典」「引用」などと言い出されても、旅人さん、面くらうばかりではないでしょうか?


こんな喩えはいかがでしょうか?


古典的なミステリーでおなじみの、新聞記事の切り抜きを切り貼りした脅迫状。元の記事を「出典」、「引用」と断じられたのでは、新聞社も心外でしょう。



フリー画像からお借りしました。


こんなことを書きかけていたら、畏友のkenro okada様が、的確なコメントを下さいました。まったく同感。もやもやしていた気分がすっきりしました。かってに引用させていただきます。



「令和」について、違和感を感じている人は少なくないようです。私もそのひとりですが理由はいろいろあります。①出典の万葉集ですが、素朴な古き良き時代の歌集ではありません。権謀渦巻く権力闘争の時代のものです。②大伴旅人は、大和政権を支えた豪族のひとりですが、藤原不比等を中心とする権力者によって太宰府に追いやられた人物です。梅の花三十二首の序文は、漢籍に出典があります。「万葉集」そのものは国書でしょうが、この部分は漢文です。③「令」の意味は、「よい」とか「すばらしい」と解説していますが、中心の意味は、「命令する」「強いる」「人々がひざまずいて天の命令を聞く」です。「よい」の意味の熟語も「令色」(人におもねる作った顔)「令嬢」(上流階級の家の娘)という、決して純粋によいという意味ではありません。「和」も、「平和」のイメージですが、本来は「なごむ」「穏やか」「調子を合わせる」です。④「れいわ」の発音、ラ行音は発音も難しく、聞き取りにくい音です。⑤「令和」には「それぞれの花を咲かせる」などという意味はなく、エイプリルフールのうそです。真意は「民は国家の命令をよく聞いておとなしく従え。」でしょう。元号の発表を選挙の真最中に政治ショーに利用する政権のたくらみです。昨日からもやもやしていたもので、長くなって申し訳ありません。



昨日、孫と行った深山公園。


傘が必要なほどの雨です。


ツツジがいっぺんに咲き始めています。




しばらくすると雨が上がり、楽しい冒険散歩です。



口笛を吹いてると、どこからともなくヤマガラがあらわれました。





男の子が口笛を吹きながら掌を広げて見ますが、残念ながら手乗りにはなってくれませんでした、、、



ギンヨウアカシア(ミモザ)の花が盛りです。



数年前、山火事ではげ山になっていた山肌に、ミモザとツツジと山桜が競い合っています。




来た時は傘が要る天気だったのに、青空が覗いたりします。





この遊具、ほとんど端から端まで渡れるようになりました。



今朝はほとんど0℃。霜も降りました。




散歩道のソメイヨシノ(朝)。






プランターのチューリップが咲き始めました。




上は朝の状態。


下は昼の状態です。




スノードリップ。



シモクレン。



きょうの付録


一昨日の日曜日は、孫3人を連れて公園で遊びました。


青空にソメイヨシノのピンクが映えます。



コガモの姿がまだ見えます。



この公園の遊具は、大がかりで楽しめます。




小さな子は裸足になって駆け回っていました。夏には、涼しい水場になります。



今日はこれにて。