今日は午前中、教育研究の会がありました。



開会挨拶で、職場の多忙に触れたHさんは、同僚間でも「お忙しいところすみませんが」と声をかけてから用件を告げるとか、放課後質問に応じた帰り際、生徒が「お手間を取らせて申し訳ありません」と慮ってくれたとか、リアルな実情を紹介してくださいました。


目当ては、「学校の日常を『見える化』する-教育活動の持続可能性をもとめて-」と題した内田良氏(名古屋大学准教授)の講演。



要約するには内容の濃い、刺激的な提起に溢れていました。右からの「教師は聖職」という無償労働のおしつけ論にはくみせずとも、「生徒のために、みずから進んで献身的に尽くす」ことは、教育労働の醍醐味であり、教育という営みの本質的特性ととらえるい思いが、多かれ少なかれ私(達)の中にはありました。「加熱するのは魅力があるから」「子どものため。自分は楽しい。好きでやっている」を問い直し、リスクを除去するマネージメントが必要。「教育は無限、教員は有限」だから、全部意義があるから捨てられない状況を転換し、優先順位をつけるべし。深くうなずかされました。


元気をもらった二つのエピソード


その1)教師の働きかた改革、予想以上に応援団が多いという例。


概要を「netgeek」から引用します。




news zeroで紹介された教師の労働改革について、タレントの若槻千夏(35)がその内容に真っ向から噛みついた。ネット上で批判の声があがっている。


自身は2児の母でもある。


出典:


番組では愛知県の小学校教師が出演し、教員不足に悩む学校が労働改革に取り組んでいるという話を紹介した。具体的には「6時以降は学校の電話に出ない」「留守番電話をつける」「時間外に何かあっても親の役目、万引きなら警察の役目」と対応方針を改め、「勤務時間を超えて教員がやることは今後なくなっていく」と総括した。


以前から劣悪だと指摘されることの多かった学校の先生の労働環境が改善されるのは良いことに思えた。しかし、ここで若槻千夏が母親の視点から反対し始める。


若槻千夏の発言まとめ


・えーなんか寂しいですけどね


・子供が帰ってこないときに探して見つからないときに親は学校に電話する


・だってごくせん見て育ったんでしょ?


・ちょっと皆さん!金八先生見たでしょ?


・そんなビジネス化しちゃ駄目ですよ


この意見に対し教師は「金八先生のやり方を続けてきたから学校の先生になる人がいなくなった」と返答。労働環境を改革する必要があるという主張は一貫しており、スタジオも若槻千夏を除いて納得する。


「良い案だと思います」という言葉が飛び交う中で、若槻千夏は「そこが全てじゃないですよ!もっと減らせばいいところがあるじゃないですか?私はそこじゃないと思う!」と強く言い続けた。


出典:


放送終了後、ネット上では「若槻千夏の言い分はおかしい」と非難轟々の嵐に…。ネット上の声をざっとまとめると以下の通り。


・先生に限らず、サービス残業をしろと要求するのはおかしい


・過剰な要求をする一部の保護者がいることが問題


・何でも先生の責任にすべきではない


・ごくせんと金八先生はドラマという作り話の世界だ


・モンスターペアレントかと思う


・保護者だけど若槻千夏は間違っていると思う


教師というのは趣味でやっているわけではなく、あくまで仕事。しっかり時間で線引きすることはさほど悪いことではないと思うのだが…。




一昔前なら、時間外に対応しない学校・教師にこそバッシングが浴び競られたかも知れません。今、全く逆の現象が起こっているのは、それだけ教師の労働環境の酷さが、周知のものとなっているのでしょう。


その2)文部科学省が、授業時間の削減、学力テスト・教員免許更新制度の廃止を検討してるんだそうです。



内田先生のご発言、お仕事について、参考までに、こんなページをご紹介しておきます。


内田良の記事一覧 - 個人 - Yahoo!ニュース

https://news.yahoo.co.jp/byline/ryouchida/


https://uchidaryo.jimdofree.com/yahoo-%E8%A8%98%E4%BA%8B/




話変わって、昨日の記事で、満足度が100%とは言えない旨、記しました。それは、レンジャクに会いそびれたからではありません。否、もちろんそれもありますが,もしレンジャクに会えていたら、満足度の上限は100を超えてしまったでしょう。ミコアイサに会えただけで、十分満足なのです。


が、唯一悔やむらくは、せっかく用意した、重いSIGMA DG 120-400 4.5-5.6 APO HSの画像が、本体とレンズの両方の手振れ補正をオンにしてしまっていたせいか、イマイチ精細度に欠けた点でした。AFborg 60edの画像をトリミングすればこれまででトップレベルのミコアイサが撮れたので、十分満足できたはずなのですが、自分のケアレスミスで、SIGMA DG 120-400 4.5-5.6 APO HSMでの撮影をしくじってしまったことが、心残りだったのです。


そこで、昨日は、帰り道にもう一度、件の池に立ち寄ってリベンジをはかったのでした。


400mmの望遠端でも、小さな点にしか見えません。




適当にトリミングします。


レンズ側の手ぶれ補正のみをon。ブレはないようです。






カワウとミコアイサ。



ホシハジロとミコアイサ。



ダンスするミコアイサ。



優美な白い鳥たち(ダイサギとミコアイサ)



ついでに、AFBORG 60EDでも写しておきました。これはカメラ側の手ぶれ補正をon。



トリミング画像です。



滑水するミコアイサ♂



滑水するミコアイサ♂(後)と♀(前)



滑空するミコアイサ♂(後)と♀(前)



満足です。


今日はこれにて。