幼稚園から高校まで一緒に過ごし、部活動も共にした友人が、静岡県に住んでいます。

退職後、半ばボランティア的に自然保護に関わる仕事に就いていると聞きます。

昨日、その彼から近況を知らせるはがきが届きました。

「過ごしやすくなるとアキアカネが少しずつ増えてきます」と書き出され、「アカトンボが乱舞する光景は、もはや過去のことで、再現されるのは、かなりの努力が必要」「ギギやアユモドキは絶滅の危機を迎えています」と続けて、子どもの頃の記憶につながる自然情景に話題が及びます。
おかげで、思い出スイッチが、いたく刺激されるとともに、数十年を経て同じ感じ方をもつ同輩の存在に、意を強くしたことでした。

彼は、故郷を離れて久しく 、近年、ご両親を相次いで看取り、離れた故郷に、自身のアイデンティティを支える「原風景」として、ひとしおの愛着を覚えるのでしょう。この夏は、小学校時代の恩師を訪ね、健在を確認したとの由。

いにしえの故郷遙か秋茜(いにしえの ふるさとはるか あきあかね) 

 

乱舞する蜻蛉は、動きが速くて私の腕ではとても撮影出来ませんが、草の葉に止まる赤とんぼ(於深山公園)。

 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

 

カワトンボ(於深山公園)
 

サナエトンボ(深山公園)

 

散歩道のイトトンボ


親の医者通いや入院といった状況に、わずかに「点と線」で対応している私とて、故郷との実質の距離は年々歳々遠ざかるばかりですが、時々、通行人か観光者のように、写真を撮ったりするだけのつながりです、、、。

父親の骨折は、手術の経過がよく、寝たきり状態を脱して、自分車いすに乗って移動できるようになり、今日は手押しの歩行器の練習をしたそうです。故郷のヒガンバナは花盛りでした。

 
 
 
 
 
オマケ 実家の庭で育つキアゲハの幼虫
 
も一つオマケ 物干しの鉄柱に寛ぐアマガエル 糸くずをアクセサリーに?