わが家のドン・プレコ殿については、この記事この記事でご紹介しました。

そこでも書きましたが、このドン・プレコ殿が居座っているせいで、わが家の90cm水槽は、他の同居者に安住権を保障できない緊張状態に陥ることが、ままあります。ですので、同居者たらんと欲すれば、肉体的にも頑強で、メンタル面でもタフでないと、寿命まで生存することもできません。
そういう次第で、この水槽に、現在生きのびている熱帯魚は、ネオンテトラが数尾と、ちょっと大きく育ったプラティ1尾、そして、水槽底餌の食べ残し餌のお掃除係のコリドラスだけです。
水草を植えてみても、ドン・プレコ殿の尾ビレによる攪拌攻撃で、無惨に巻き上げられ、根付くことがありません。従って、優美な熱帯魚水槽のレイアウトなど、望むべくもありません。
殺風景な水槽に、気は心で彩りを添えるべく、熱帯魚ならぬ「天然魚」を捕獲し飼育していると言えば聞こえがよろしいが、孫たちと農業用水路でとらえた小魚たちや、スーパーマーケットの鮮魚コーナーで売られていた調理用「どじょう」の生体などを、「放流」し同居してもらっています。

そんな小魚たちには、細かい浮遊性の餌を与え、ドン・プレコ殿には専用の沈降性フードを、コリドリスにもまたひとまわり小粒の専用フードを与えていますが、こちらの意図通りの食事マナーを守ってくれるわけではありません。

わが家のドン・プレコ殿は、なかなかのグルメでおわして、水面に浮遊餌を与えると、先を争ってお召し上がりになる。専用餌のほうは、水になじんでほどよい柔らかさになってから、ゆっくり味わうのが、彼の作法であるようです。