2月になりました。

2月が来ると、この一節が思い出されます。

あー またこの二月の月か きた

ほんとうに この二月とゆ月
いやな月 こいを いパいに
なきたい どこい いても なかれ
ない あー ても ラチオで
しこし たしかる
あー なみたか てる

めかねかくもる


プロレタリア作家、小林多喜二の母小林セキさんの遺品の中から、見つかったどたどしい鉛筆書きの、一枚の紙片に書き込まれていた文章です。