籠池氏の証人喚問が注目されて、一昨日の国会中継は最高16%超という高視聴率を記録したそうです。かくいう私も、時にはテレビで、時にはラジオで、その成り行きを見守りました。
前回記事では、籠池証人にたいする、自公の恫喝の異常性について感想を述べましたが、維新のそれには触れそびれていました。


という記事にはこうありましたが、もっともなことです。

 3日午後に開かれた森友学園の籠池理事長に対する衆院予算委員会の証人喚問において、質問に立った日本維新の会の衆院議員、下地幹郎(しもじ・みきお)氏の発言にツッコミが相次いでいる。

質問にたった下地氏は、籠池理事長が小学校の設置認可取り下げをめぐり、同党の代表で松井一郎大阪府知事に「はしごを外された」と訴えていることに言及。下地氏はこの件について「松井さんは、あなたの学校ができるようにはしごをかけて」「はしごは外されたのではなく、あなたが自らはしごから落ちた」と声を張り上げた。

まるで「はしご」があったかのようにも捉えることができるこの発言。思想家、コラムニストで神戸女学院大学名誉教授の内田樹氏は自身のTwitter上で、「維新の議員は壮絶なバカですね」と切り出すと、この発言を引用し、「認可に府知事が介入したって自分で証言しちゃっいました」(原文ママ)と指摘した。




さらに、渦中の籠池理事長の独占インタビューに成功し、一躍注目を浴びた著述家で、『日本会議の研究』などの著書がある菅野完(すがの・たもつ)氏も、同様に「『松井さんはしごかけた』って言うてしもうてるがなw 」とコメントしている。


備忘のために下地語録、記録しておかねば。


「きょうの答弁はあなたの人生にとって非常に重いものになると思いますよ」

この人たちにとって証人喚問は、真相解明のためと言うよりは、都合の悪い証言封殺のためなのですね。

3月23日夜、日本外国特派員協会でも記者会見で、籠池氏は、こう発言しておられます。

 「私人を証人喚問するのは、ある意味で異常事態。総理を侮辱したというだけで私人を国会で喚問するなんて、どこの国なんでしょうか。悪口も、ちょっとした陰口も言えなくなるんですか」

「嘘をつくなと、もしもちょっとでも嘘をついたら偽証罪で留置所にいれるぞという脅かしが常にあったという認識をしております」

「さらにそれをテレビジョンで流すことにより、『あいつは何か隠してる悪いやっちゃ』いうような印象操作をかなりしていたんではないかなと思っております」


まったくおっしゃるとおりと思います。

昨日は、森友学園への国有地売却交渉時の財務省理財局長だった迫田英典・国税庁長官と、近畿財務局長だった武内良樹財務省国際局長を参考人招致しての質疑が行われました。ま、あんまり期待はしていませんでしたが、一方は偽証罪の縛りがある証人喚問で、一方は参考人。まったくアンフェアです。アンフェアと言えば、名指しを受けた疑惑の主、安倍夫人や、夫人付き秘書、松井大阪府知事の国会招致を拒む自公の態度は、ご都合主義そのものでしょう。
きのうの国会中継でも、こんなやりとりがありました。

安倍首相:なぜ籠池さんが今回証人に呼ばれたかと言えば、

刑事罰に関わることをやっているかどうかでありまして、

たとえば私や妻はそうではないわけでありますから、

それなのに、まるで証人喚問に出ろと言うことはおかしい話ではないかと、、、


小池晃議員(共):総理は証人喚問というのは刑事罰が疑われるような人がやるんだと。そういうことを総理が言っちゃいけないでしょ。 


なんか勘違いしてらっしゃるようです。

もう一つ昨日の国会中継のハイライトシーン。

産経新聞web版は、こう伝えています。

麻生太郎財務相が24日の参院予算委員会で、学校法人「森友学園」の問題に関して答弁した際、野党の質問に色をなして反応した。ふだんは野党の厳しい批判にも余裕の表情を浮かべていることが多い麻生氏だが、共産党議員に「偉そうに」と発言し、山本一太委員長から注意を受けた。


 共産党の辰巳孝太郎氏が森友学園への国有地払い下げをめぐり、自民党麻生派に所属する鴻池祥肇元防災担当相の事務所の面談記録について事実関係を麻生氏にただした。


 これに対し麻生氏は、共産党の小池晃書記局長が1日の参院予算委で鴻池氏の面談記録を明らかにしたことを念頭に、「訳の分からないところから『メモを取った』と偉そうにいっていた」と発言した。


 「偉そうに」発言に野党側が答弁をさえぎるように激しく反応すると、麻生氏も声を張り上げ、「俺は偉そうに聞こえたんだからしようがない」と応戦。さらに、人を指で指すしぐさを交えながら「いつも人をこうやって指さしてワンワンしゃべってる。偉そうに。失礼だろ、それは」とたたみかけた。


 最後には野党側から抗議を受けた山本委員長が「答弁のご表現はお気をつけください」と注意した。

私の目には、質問中ニタニタと横柄に笑いながら、ぺちゃくちゃ私語を交わしているアベ・デンデンと、アソー・フシュウコンビの行儀の悪い態度の本がよほど偉そうにみえましたがね。アソー・フシュウの明言は、他にもこんなのがあるそうで、なかなかユニークでいらっしゃる。
未曽有 (みぞうゆう) ← みぞう
踏襲 (ふしゅう) ← とうしゅう
頻繁 (はんざつ) ← ひんぱん
破綻 (はじょう) ← はたん
低迷 (ていまい) ← ていめい
詳細 (ようさい) ← しょうさい
焦眉 (しゅうび) ← しょうび
希求 (ききょう) ← ききゅう (YAHOO知恵袋より)

3月ももう下旬。

今日のハクモクレンの花です。



























コブシも花盛りです。







今日の付録は、ちょっと季節外れになりそうなストック写真の紹介です。



早春のカワラヒワ posted by (C)kazg

早春のカワラヒワ posted by (C)kazg

早春のカワラヒワ posted by (C)kazg

早春のカワラヒワ posted by (C)kazg

タイワンフウの枝に止まるカワラヒワ posted by (C)kazg

タイワンフウの枝に止まるカワラヒワ posted by (C)kazg

梢の先のカワラヒワ posted by (C)kazg

梢の先のカワラヒワ posted by (C)kazg

鈴なりのカワラヒワ posted by (C)kazg


今日はこれにて。