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日本の民主主義の恥辱的一コマ、の巻 [時事]

現在、新ブログ「ナードサークの四季vol.2」をメインブログとして更新しています。

最新記事はこちらです。


このあとも何回か閑谷学校の紅葉を中心にご紹介する予定です。

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どうぞお立ち寄り下さい。

 

ところが、その一方で、こちらの元祖ブログの更新が滞って、広告非表示を希望しているのに、望まぬ広告が頻繁に表示されます。一定間隔で更新しておけば回避できるようです。(ただしこれはPC版の場合で、スマホ版は野放しで、広告を停める方法がわかりません)

ですので、この初代ブログも、思いついたように、時々は更新させていただいております。

どうぞ寛容にお付き合いいただければ嬉しいです。

世の中は、サッカーW杯のニュースでもちきりですが、こちらのニュースも予想外でした。

YahooNEWS(ABCニュースより)

【速報】「指示した人間が何も責任問われないのは許されない」赤木雅子さん「控訴の方針」森友公文書改ざん訴訟 元理財局長の賠償責任認めず
11/25(金) 15:12配信

公文書の改ざんを強いられて自ら命を絶った赤木俊夫さん(当時54)の妻・雅子さん(51)が、佐川宣寿元理財局長に損害賠償を求めた裁判。雅子さんが法廷で闘い続けて2年半あまり。大阪地裁は訴えを退けました。 近畿財務局の職員だった俊夫さん。森友学園に対し、8億円を値引いて国有地を売却した際の決裁記録を改ざんするよう国から指示されました。 (赤木俊夫さんの妻・雅子さん)「これ(土地)がなければ、夫は死ぬことはなかったんだなと思います。でもこの土地があっても、国のやり方できちんと処理しておけば、こんなことにはならなかったと思う。」 俊夫さんはなぜ自殺に追い込まれたのか。雅子さんは2020年3月、改ざんの真相を明らかにするため国と佐川氏を提訴しました。 (雅子さん)「きょうがスタートかなと思います。ただ夫の真実が知りたい。」 去年6月、雅子さんは裁判を通じて、俊夫さんが改ざんの経緯をまとめた「赤木ファイル」の開示を勝ち取ります。 それから約半年後の去年12月、国は突如、雅子さん側の請求を受け入れて訴訟を終結させる「認諾」を表明。賠償を支払い、“幕引き”した形です。 (雅子さん)「ふざけんなと思いました。お金を払えば済む問題じゃないです。」 残ったのは佐川氏を被告とする訴訟です。佐川氏側は、国家公務員が職務の中で損害を与えた場合「公務員個人は責任を負わない」と主張。大阪地裁は、佐川氏本人から話を聞く「尋問」の機会すら認めませんでした。 そして25日の判決。雅子さんの訴えは退けられました。 (雅子さん)「夫は法律に守ってもらえなかったけど、佐川さんは法律で守ってもらえる。個人として働いているときに犯罪行為をしても(国に)守ってもらえるって理不尽だなと。何のために裁判2年8ヵ月頑張ってきたんだろうと。これが答えと思うと残念でならない。」

ABCテレビ

日本の民主主義の恥辱的一コマとして、記録しておくことにします。

今日はこれにて。

 


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共通テーマ:日記・雑感

百代に寄す、の巻 [時事]

「自民・岸田総裁が第100代総理大臣に指名」の文字が新聞・テレビに躍っています。


次々明らかになる新閣僚の顔ぶれも、ちっとも新味はなく、期待のかけらも持てません。これまでも何度か書きましたが、私は、派閥の利害と思惑が交錯する自民党総裁選の顛末についても、虚々実々の駆け引きやそれを反映しての閣僚人事のウラバナシについても、興味も知識もなく、従って当ブログではその話題には触れません。


それにしても、総裁選であれだけマスコミジャックを貫徹し、洪水のようなコマーシャルを垂れ流して徹底した売り込みを展開した上で、その効果がホットなうちに早々と14日に解散総選挙、31日投開票という速攻作戦に打って出るとの由。時間が経つほどメッキがはげて不利。どさくさ紛れで議席をかすめ取ろうというハラは、誰にだって読めちゃいます。


ことの本質からはズレますが、「100代総理大臣」という音声が耳に残って、こんなフレーズが思い浮かんだりして可笑しく思いました。



月日は百代の過客にして、行きかふ年も又旅人也
(芭蕉 奥の細道)


【現代語訳】月日は永遠の旅人であり、やってきては過ぎていく年も旅人である。


唐の詩人李白の詩「春夜桃李の園に宴するの序」の冒頭の一節。「夫天地者、萬物之逆旅、光陰者、百代之過客。(夫れ天地は万物の逆旅にして、光陰は百代の過客なり)」をもじったものです。原典の「逆旅」は旅館、「光陰」は時間、「過客」は旅人です。


「岸田は百代のソーリにして、行き着く先はアベスガ也」---こんなネタを思いついたものの、これ以上発展性がありません(汗)早々に切り上げます。


ただ、「市民と野党の共闘で政権交代を」の流れが一歩踏み込んだ段階に入り、政権交代を実現して新しい政権が作られた場合の政権協力の合意が進んだことを受けて、野党各党が首班指名で立憲民主の枝野さんに投票したことは、記憶にとどめておきたいです。


毎日ウェブ版から引用です。


立憲民主、共産、国民民主、社民の野党4党は16日午後、衆参両院の本会議で行われた首相指名選挙で、そろって立憲の枝野幸男代表に投票した。共産党が他党の党首に投じるのは、1998年以来22年ぶり。野党4党の共闘を深化させ、次期衆院選での政権交代を目指す姿勢を印象づける狙いだ。

立憲の枝野氏は指名選挙前の16日午前、共産の志位和夫委員長と会談し「菅政権を倒して政権交代を実現したい」と自身への投票を依頼した。志位氏は「野党連合政権を作るという意思表示として枝野氏に投じたい」と約束した。共産党は98年、野党が結束して自民党の小渕恵三氏に衆院解散を求めるため菅直人・民主党代表(当時)に投票したが、その後、他党党首に投じた例はなかった。


夜明けは近い・・・に違いありません。


これは、オモチャ魚眼レンズ(オリンパス BCL-0980 フィッシュアイボディーキャップレンズ )で見た夜明け。


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OLYMPUS ミラーレス一眼 9mm f8 フィッシュアイ ボディキャップレンズ ホワイト BCL-0980 WHT

OLYMPUS ミラーレス一眼 9mm f8 フィッシュアイ ボディキャップレンズ ホワイト BCL-0980 WHT

  • 出版社/メーカー: オリンパス
  • 発売日: 2014/02/28
  • メディア: Camera



ここちらは、同じくolympusのボディーキャップレンズ BCL-1580で見た夜明け。


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OLYMPUS ボディキャップレンズ マイクロフォーサーズ用 ホワイト BCL-1580 WHT

OLYMPUS ボディキャップレンズ マイクロフォーサーズ用 ホワイト BCL-1580 WHT

  • 出版社/メーカー: オリンパス
  • 発売日: 2013/08/23
  • メディア: Camera



いずれも、ボディキャップに付加機能としてレンズの働きを持たせた遊び道具ですが、写りはなかなか侮れません。


オモチャ魚眼レンズ(オリンパス BCL-0980 フィッシュアイボディーキャップレンズ )では、水平に構えると、見慣れた広角写真と大差ありませんが、、、


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たとえば、旧式コンパクトデジカメのルミックスDMC-FX35。


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仰角または俯角にすると、魚眼らしい湾曲感が強調されます。


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深山公園に、今年も鴨がやってきました。実はHさんのSNSでつい先日紹介されていましたので、今日、確かめに行ってみました。


まずはオモチャ魚眼レンズ(オリンパス BCL-0980 フィッシュアイボディーキャップレンズ )の画像をご覧ください。


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続いてボディーキャップレンズ BCL-1580。35mm判換算30mm相当ですので、極端な広角ではありませんが、希望小売価格¥6,500とは思えない面白い絵が得られます。


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望遠系も写しておきたかったので、古いところでSMC PENTAX-FA 100-300mm f4.5-5.6を、カメラ棚の奥の方から引っ張り出して、PENTAXk-1と組み合わせてみました。


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オナガガモ。


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ヒドリガモ。


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この公園はカモたちの逆旅、カモたちはまさに永遠の旅人です。しばらく羽を休めておくれ。


今日はここまで。


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国民の疑惑や不信を招くような行為をしていませんか?の巻 [時事]

今日、書き留めておくべきニュースは、有観客でのオリンピック開催という「英断」??末代までたたりますゾ。


6/21付NHKニュースから引用します。


来月開幕する東京オリンピックについて、大会組織委員会などは会場の収容定員の50%以内で1万人を上限とすることを原則に観客を入れて開催することを決めました。
一方で、8月に開幕する東京パラリンピックについては来月16日までに観客の扱いを改めて決めることになりました。

東京大会の観客をめぐり組織委員会と政府、東京都、IOC=国際オリンピック委員会、IPC=国際パラリンピック委員会の5者はことし3月、海外からの観客の受け入れ断念を決め、残された焦点となっていた国内の観客の扱いを決めるため21日、改めて5者による会談を開きました。
会談では、新型コロナウイルスの感染対策にあたる専門家の有志が先週、無観客での開催が望ましいなどと提言したことを踏まえて議論された結果、東京オリンピックは会場の収容定員の50%以内で1万人を上限とすることを原則に観客を入れて開催することを決めました。(


そのニュースもさることながら、どうしても書き留めておくべきはこの件。


「舞日」6/22日付けweb版です。


赤木ファイルに佐川氏の指示記載「新しい情報を与えないよう」

学校法人「森友学園」への国有地売却を巡る財務省の決裁文書改ざん問題で、国は22日、自殺した近畿財務局職員、赤木俊夫さん(当時54歳)が改ざんの経緯をまとめた「赤木ファイル」を遺族に開示した。遺族側の代理人弁護士が明らかにした。

ファイルは改ざんの経緯を時系列に記した文書や、財務省と近畿財務局との間で交わされたメールなど約500ページに上る。

赤木さんが作成した「本省の対応」と題する文書では、財務省から改ざんを指示された経緯を記載。学園に国有地を売却した際の「売り払い決議書」については、2017年3月20日、同省の佐川宣寿理財局長(当時)から「国会答弁を踏まえた修正を行うよう指示(調書の開示により新しい情報を与えることがないよう)があったとのこと」と記されていた。

佐川氏の指示を巡っては、同省が18年6月に公表した調査報告書で、「国会答弁を踏まえた内容とするよう念押しがあった」と記載されたが、具体的な指示内容は明らかになっていなかった。

一方、財務局側が改ざんに抵抗していた実態も詳細につづられていた。赤木さんが作成した文書によると、財務省が学園に厚遇したと受け取られる恐れのある部分を調書から削除する方針を示したのに対し、財務局側が「現場として厚遇した事実もないし、(会計)検査院等にも原調書のままで説明するのが適切」と意見し、「修正に抵抗」したと記載。「現場の問題意識として既に決裁済みの調書を修正することは問題があり行うべきではないと、本省審理室担当補佐に強く抗議した」とも記していた。【松本紫帆】


時事ドットコム6/21付の、こんな指摘も胸を打ちます。


雅子さんは昨年3月、赤木さんが改ざんを強制され、心労と長時間労働でうつ病を発症したとして提訴。真相解明への強い思いに突き動かされた。
「赤木ファイル」の存在は、自宅を弔問した元上司が明かした。訴訟では、改ざん強制の経緯を明らかにする重要資料として証拠提出を要求。存否を公にしていなかった国は今年5月、初めて存在を認めた。
国家公務員の仕事に誇りを持っていたという赤木さん。改ざんに着手してからは「内閣が吹っ飛ぶようなことをしてしまった」と思い詰め、次第に笑顔が少なくなったという。「人間が壊れていくような姿を最期まで隣で見ていた」。雅子さんは「明るくて楽しかった夫との22年間と、(改ざん後の)苦しかった1年間を取り返したい」と話した。
赤木さんは日頃、「国民の疑惑や不信を招くような行為をしていませんか?」などと記載された国家公務員倫理カードを手帳に挟んでいた。「この通りに働けば改ざんなんて起こらず、夫が亡くなることもなかったと思う」と雅子さん。全国の公務員に対し、「今も苦しんでいる人は本当のことを話してください」と呼び掛けた。
国はファイルの一部を黒塗りにする方針だが、雅子さんは改ざんに関わった元上司らの名前は隠すべきでないと考える。開示を機に、「(財務省は)必ず再調査してほしい」と切望している。


「国民の疑惑や不信を招くような行為をしていませんか?」国家公務員倫理カードのこの一行を、真に厳しく問われるべきは誰でしょう。




先週の血液検査で尿酸値がオーバーしていたことは既に述べました。自覚症状としての痛みや腫れは、もうすっかりよくなったのですが、昨日血圧の薬をもらいに行ったら、「尿酸を下げる薬も飲んでおきましょう」ということになり、人並みに二種類の治療薬(血圧と痛風)を服用する生活に突入しました。以前常用していた胃潰瘍の薬や、血液さらさら剤は、卒業できてから久しいのですが、、、、。


通院のついでに深山公園まで足を伸ばし、またまたアジサイを写してきました。


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ガクアジサイもたくさんさいていました。


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今日も晴れました。


朝の散歩は、夜明け頃の田園風景に目を奪われます。


麦畑だったあたりは順々に水が張られて、次々に田植えが始まっています。


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今日はこれにて。


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毎度おなじみフライング、の巻(最終回) [時事]

連載第5回目になります


この文章は、私の所属する退職同業者親睦団体の定期総会に諮る議案書草案の一部分の執筆を、私が仰せつかることになり、悪戦苦闘・苦心惨憺・労苦呻吟の末、でっち上げたもの。毎年開かれているる定期総会が、コロナのために二年連続で中止となり、議案書を発送して返信ハガキで承認・非承認を問う段取りになっています。実はその議案書、まだお仲間の手元に届く前の段階なのですが、フライングで勝手にネット上に載せてしまったという次第。もし不都合がございましたらどうかご指摘ください。削除その他適切に処置する所存です。


今回は、連載最終回になります。


内輪の事情もいろいろ出てきますので、趣旨を損なわない範囲で若干省略や一般化など表現の改変があり、もとの文章そのものではないことをお断りしておきます。


(5)コロナ禍のもと,非正規労働者や女性に大きな被害が集中するなかで,困難な環境にある子どもたちに矛盾がしわ寄せされています。それだけに,子どもたちの成長・発達を保障し,人と安心してつながることができる居場所としての学校の役割の大切さが,改めてクローズアップされてきています。また,経済効率を最優先し,格差と貧困を拡大してきた新自由主義的政策の問題点がコロナの中で一層鮮明となり,「コロナの中で教育の原点が見えた」「今,教育とは何かの議論が必要」との認識が広がっています。
一方,「Society5.0 に向けた人材育成」など,国や財界の求める「人材」づくりがすすめられるとともに,改訂学習指導要領の示す「資質・能力」がおしつけられ,「GIGA スクール構想」など「教育の ICT 化」が加速し,現場に大きな混乱とためらいを引きおこしています。中教審答申が示す「個別最適な学び」は,子どもたちを競争させ「孤立した学び」に追い立てるとともに,学びのあり方を根本から変容させる危険性をはらんでいます。民間産業による公教育への歯止めない参入も放置できません。こうしたもとで,教職員の自主性と専門性をいかし,子どもの実態から出発した教育をすすめることがますます重要となっており,退職教職員の立場からの適切な協力・支援が強く求められています。
文科省は,労働時間の原則を崩し,長時間労働を覆い隠す「1年単位の変形労働時間制」を各学校へ導入しようとしています。今や市井の人々にも「常識」として知られてきている学校の「ブラック企業」性,とりわけ教職員の際限なき長時間過密労働の解消のためには,競争主義的教育政策の見直しとともに,教職員定数の改善が必要です。また,コロナ禍のもとで,子どもの感染を防ぐ安全な距離を保つためにも,少人数学級の実現は急務です。
私たちも参加する「ゆきとどいた教育をもとめる岡山県民の会」の運動をはじめ,父母・保護者,地域住民の長年にわたる粘り強いとりくみの中で,40年ぶりに学級編制標準を引下げ,小学校での 35人学級が実現しました。あわせて,特別支援学校設置基準の策定にむけて前進を勝ち取りました。今後さらに,早急に30人学級,その後速やかに20人学級の実現へと,運動を強めていく必要があります。
(6)5月15日(土),会場・オンライン併用で開催された「子育て教育のつどい2021」は,アメリカ発の新自由主義教育に詳しい教育研究者鈴木大祐氏を迎えて,「コロナ禍がうつしだした教育の闇と光」との講演を聞きました。その中で,鈴木氏は,「退職教職員は『希望の星』。いろいろな活動に,元気に伸び伸びと参加している姿は周囲を元気にする。『良い時代』を知っている皆さんが,今の絶望的な状況しか知らずに日々呻吟している現職の人たちに,あるべき教育や職場の可能性に気づかせる役割を果たしてほしい」旨強調されました。確かに私たち退職教職員は,「良い時代=まっとうな時代」に教員生活と教職員組合活動を経験し,それがだんだんと冒されてきた経過を身をもって体験してきた世代です。一方,現職教員の多くは,教師としての出発時点から,息苦しい窒息状況を「普通の状態」と受忍しつつ教師生活を歩んでいるのかも知れません。競争と評価にさらされ、「せっかく人を育てる仕事に関わりたくて教師になったのに,それができないで喘いでいる教師達が全国に山ほどいる。だからこそ,子どもたちが学びひたり教師達が教えひたれる教育環境づくりにとりくむには今が絶好のチャンスなのではないだろうか」(鈴木大祐著『崩壊するアメリカの公教育 日本への警告』岩波書店)の言葉を深く受け止め,このチャンスを生かす一助となりたいものです。
私たちの会は,昨年,設立40年記念誌を発行し,会員の皆さんにお届けしました。その巻頭の会長あいさつにこうあります。

思えば,後半20年間は,私たちが,在職時代,教育の土台としてきた憲法と教育基本法(旧)が,政治的に大きな圧力を受け,それとのたたかいの歴史といっても過言ではありません。残念にして,教育基本法は変更されましたが,9条をはじめとした憲法・平和問題は,大きな国民世論とともに,今や世界へ向けて拡がりの方向も見えています。
私たちは,「ひとりぼっちの退職教職員にならない」「ひとりぼっちの退職教職員をつくらない」のスローガンのもと,「会員相互の親睦・交流七分,運動三分」のとりくみを,「教え子を再び戦場に送らない」立場を基本に展開してきたところです。
この視点からの記念誌の各記事は,大きな共感を与えてくれるものと確信しています。

コロナの蔓延が収まらず,計画していた記念式典は,昨年に続き今年も実施が不可能となりましたが,いま,この思いを共有し,道標としながら,さらに新たな歩みをすすめていこうではありませんか。


内輪の文章を、このような形で世間にさらすことにはいくらかためらいはありますが、一つは私自身の生来の自己顕示欲の所為、今一つは、私も草案執筆にタッチはしたものの、完成原稿は合議を経たものであり、世の人に訴える何か積極的な価値を含んでいるのではとひそかに信じるためです。




あともう一つ、私を苦しめている仕事の一つに、地元年金者組合のお手伝いがあります。その(私にとっての)最大のものは会計係の仕事です。ここ数日、その作業にかなりの労力を費やし、ようやくめどが見えてきました。きょうはちょっと晴れ晴れとした気持ちで、遠出してみました。


吉備路・備中国分寺を訪ねてみたのですが、なんと、コロナのため駐車場が閉鎖されていました(がっくり)


仕方が無いので、車でグルリと回り、路上で数枚パチリ。


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水田に写る五重塔が絶景です。


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今日の最大の目標は、ヒイゴ池のハッチョウトンボ。なのでしたが、ご報告はまた次回。


きょうはこれにて。


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毎度おなじみフライング、の巻(第4回) [時事]

最近ちょっと根つめて書いた「担当原稿」を、公式発表前にリークしちゃいます。


昨日は、何かの操作ミスで思わぬ記事消失に見舞われ、意気消沈したのでしたが、気を取り直して、きょうはその第4回です。


(4)今年5月10日発表のNHK世論調査では,菅内閣を「支持する」人は,内閣発足以降最低の35%となり,「指示しない」が43%と逆転しました。 特に,新型コロナウイルスをめぐる政府のこれまでの対応について,「大いに評価する」が4%,「ある程度評価する」が29%,「あまり評価しない」が44%,「まったく評価しない」が19%と,その無策ぶりを鋭く批判しています。5月25日付「東京新聞」による都内有権者対象の調査では,内閣「支持」16.1%「支持しない」64.4%,オリ・パラ「中止」60.2%と,批判がより先鋭化してきています。

4月26日,参院広島再選挙と長野補選,衆院北海道2区補選で,いずれも野党共闘の候補が勝利し,金権にまみれ腐敗し淀んだ,安倍=菅政治の奢りを糾し,国民本位の新しい政治を求める気運がかつてなく高まってきています。

2015年の安保法制=戦争法反対の歴史的なたたかいのなかで誕生した「市民と野党の共闘」が全国に広がり、「野党は結束して政権交代の実現を」「共闘の力で新しい政権をつくろう」という声が、ますます現実味を帯びてきています。2016年の参議院議員選挙以来,市民連合と野党が「政策合意」を形成して選挙戦を戦うなかで,市民と野党の共闘は確実に前進してきました。この世論と運動をさらに大きくして,今年の秋までには必ず行われる総選挙を、自公政権とその補完勢力の手から,政治を国民に取り戻す好機としたいものです。

1月22日,史上初めて核兵器の開発や保有,使用などを全面的に禁じる核兵器禁止条約が,南太平洋のサモアから順次発効しました。国連のグテレス事務総長が,「核兵器使用による壊滅的な人道上の結末に関心を集める世界的な運動の成果だ」と評価したとおり,人類の記念すべき大きな一歩と言えます。

残念なのは,原爆による惨禍を,ヒロシマ・ナガサキと二度にわたって経験し,ビキニでの水爆実験の被害をも体験した日本が,この条約に参加していないことです。

Wish you were here.(「あなたにここにいてほしい」)2017年3月,ニューヨークの国連本部で開かれた核兵器禁止条約交渉会議の最終日,空席の日本政府代表部の机上に置かれた折り鶴に書かれたこの言葉が,今も日本政府に鋭く問いかけています。

原爆の惨禍の体験者として世界各国で証言を続けてきたカナダ在住の被爆者,サーロー節子さんが,「政府はうわべだけ『核兵器廃絶に向けて先頭に立つ』などと被爆者とともに歩んでいるような発言をしているが,国連総会に毎年提出している核兵器廃絶決議案も,8月6日の平和記念式典に出席した際の首相の発言も,核兵器禁止条約に一切触れない。本当に恥ずかしいことだ。」と憤るのはもっともです(中国新聞 ヒロシマ平和メディアセンター 「どう見る核兵器禁止条約発効」)

「唯一の戦争被爆国」に相応しく,率先して核なき世界へのリーダーシップを担う政府を樹立することが,切実に求められます。


この文章。実は、momotaro様のブログ記事


ノーベル平和賞で“I can”訴える


から、かなりの部分をこっそり無断でお借りしてます。改めてmomotaro様及び読者のみな様にお詫びを申し上げます。




昨日今日と、お湿りがありました。


昨日の朝散歩。夜明けの空に晴れ間が見えます。


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刈り終えられた麦畑が、少しだけ湿っています。


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散歩道のアジサイです。


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タチアオイ。


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路傍のバラ。


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主立った植物園や公園が、コロナで休園中ですから、手近なところで季節の花を愛でることができてうれしいです。


今日はこれにて。


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毎度おなじみフライング、の巻(第3回) [時事]

このシリーズ、きょうはその第3回です。


(この記事のUPに伴って、操作ミスがあったらしく,昨日投稿していた記事が消滅してしまいました。慌てて復元をはかっていますが、無理。徒労感に苛まれます。)


(3)安倍=菅政権の冷酷さは,社会的弱者・マイノリティへの対応に,より露骨にあらわれています。同性婚が認められないことを,憲法14条「法の下の平等」に照らし違憲と判断した札幌地裁判決以後も,「政府としては婚姻に関する民法の規定が憲法に反するものとは考えていない」(加藤勝信官房長官),「一足飛びに同性婚やパートナーシップ制度まで進めることは,かえって社会の混乱につながる」(下村博文自民党政調会長)などと,旧弊的姿勢を変えようとしていません。

超党派議員連盟による,LGBTなど性的少数者への理解増進を図る法案要綱をめぐって,自民党内の議論で,「道徳的にLGBTは認められない」「人間は生物学上,種の保存をしなければならず,LGBTはそれに背くもの」(簗和生元国土交通政務官),「女子の競技に男性の身体で心が女性だからっていって競技参加して,いろいろメダル取ったり,そういう不条理なこともある」(山谷えり子元拉致問題担当相)などの発言が相次いだことがおおやけになって,批判と抗議が巻き起こっています超党派議員連盟により合意形成がなされていたこの「LGBT法案」法案は,結局、自民党内の反対により国会上程が見送られることになりました。「LGBTは生産性がない」(杉田水脈議員)などの発言から3年,政府与党内に根強く残る後進性が鋭く問われなければなりません。

山谷氏は,選択的夫婦別姓の導入反対論者としても知られており,1月30日,丸川珠代男女共同参画担当相(就任前),高市早苗前総務相,衛藤晟一前少子化対策担当相ら自民党国会議員有志50人連名で,47都道府県議会議長のうち同党所属の約40人に,選択的夫婦別姓の導入に賛同する意見書を採択しないよう求める文書を郵送しています。選択的夫婦別姓については,最高裁が国会での議論を促した2015年以降,議論を求める意見書を全国150以上の議会で可決し,衆院が受理しています。前述文書は,この流れへの露骨な妨害にほかなりませんが,これを忠実に受け止めたかのように,岡山県議会では3月19日の本会議で,自民党などの賛成多数で選択的夫婦別姓に反対する意見書を可決しています。都道府県議会で反対の意見書が採択されるのは約11年ぶりで,不名誉な後進性の発揮となりました。

ジェンダー平等,女性活躍や多様性の推進を求める社会的気運に背を向けて,日本はジェンダーギャップ世界121位の地位にとどまり,菅内閣の女性大臣がわずか2人であることも後進性を象徴しています。折しも,森喜朗元首相(東京五輪・パラリンピック組織委員会会長)による女性蔑視「失言」は,日本政治の中枢にはびこる遅れた「本音」を吐露したもので,世界的にも不名誉な注目を浴びました。これに対して,「#わきまえない女」がトレンドワードとなるなど,広範な国民の間に,瞬くうちに批判と抗議がうねりのようにひろがりました。そのもとでの森氏の辞任は当然の帰結ですが,それにとどまることなく,男女を問わず,対等・率直な議論を基礎に合意形成していくことが万事当たり前となる社会の気風を,真に築いていくことがつよく求められています。

菅政権は,今国会で,外国人への非人間的な扱いなど,現行「入管法」(出入国管理及び難民認定法)の問題点は放置したままで,難民認定申請回数が3回以上になったら強制送還できるようにするなどの法改定をはかってきました。国会審議さなかの3月,入管施設に収容されていたスリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさんが,体調不良を繰り返し訴えながら死亡したことをきっかけに,その死の真相を明らかにせよという遺族・支援者の要求とも結んで,法案反対の声と運動が急速に広がりました。研究者,弁護士,文化人,学生など多様な人々が参加して,各地で座り込みやデモ,ツイッターなどでの発信が続けられ,国会内での野党共闘と相まって法案強行の策動を追い詰め,昨年の検察庁法に続いて,事実上の廃案に追い込みました。さらに,ウィシュマさんの収容状況を撮影したビデオの全面開示をはじめ,死の真相と責任の所在を速やかに明らかにさせるとともに,長期収容などの人権侵害が恒常化し,入管施設での死亡例も相次いでいる異常事態に根本的にメスを入れることが求められています。世界的にも群を抜いて厳しい日本の難民政策(注①参照)も,改めて問い直し,外国人の人権をまもり,地域社会で共生していける社会をめざさなければなりません。

注① 2019年に日本で難民申請を行った外国人は合計10,375人で,審査の結果,難民として認定されたのは43人(難民認定率0.41%)だった。このほか,過去に難民認定を申請した際に難民と認定されなかった外国人が,審査請求(不服申し立て)を行って難民と認められた例が1件あったため,2019年に日本で認定された難民は,合計44人となっている。同年の諸外国の難民認定率はカナダ51.2%,イギリス39.8%,フランス19%,アメリカ22.7%,オーストラリア17.3%,ドイツ16%等。日本は,桁外れの低率である。


梅雨の「中休み」だそうですが、この中休みが長いこと。連日カンカン照りの真夏日で、身体がなかなか対応できません。


今朝は、少しだけ気温が下がり、今日から週末にかけてお天気は下り坂で、雨も降るらしい。ジメジメした梅雨は好きではありませんが、やはりしっとりした雨の季節も懐かしいです。


我が家の庭の紫陽花がひっそり咲いていますが、どうやら、潤いをほしがっているように見えます。


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散歩道のアジサイも今盛りですが、雨の中で写したいと思えます。同じく散歩道、いつの間にかネムの花が咲きそろっています。


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タチアオイの花がてっぺんまで咲き揃ったら梅雨が明けるとか言いますが、かなりてっぺん近くまで咲いています。


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今朝は、ほんのり朝焼けでした。お天気が崩れるしるしかもしれません・


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同じカメラのSDカードに古い画像が残っていました。


5月29日撮影の麦畑です。


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これが今朝の風景。


刈り残されている部分もありますが、周囲はあらかた収穫が終わっています。


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黒いのは焼き焦がしのあとです(昨日の記事でも触れました)


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正面に常山が見えます。


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こちら側の正面は麦飯山。




注1「常山」はこの記事参照。


逆さ児島富士(2013-08-06)


自身の備忘のために古い記事を掲載しておきます。
児島湖に常山(児島富士と呼ばれる)が映って、逆さ富士が現出します。
真夏の空がまぶしい季節です。(7/6撮影)
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こちらは、水田に映った逆さ児島富士です。
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富士の世界文化遺産登録が話題を呼ぶ中、「○○富士」が脚光を浴びています。
常山は、かつて児島半島が瀬戸内海に浮かぶ島であった時代、海に面して聳える小高い山でした。戦国時代、ここには山城が築かれ、城主は幾代かにわたって交代しましたが、女軍の戦で知られる「常山合戦」は、現地の案内板には次のように記されています。



常山合戦案内
ここ常山城は、常山女軍が戦った城として知られています。
天正3年(1575)6月7日、城主上野肥前守隆徳の守る常山城は、毛利・小早川隆景の大軍に包囲され落城の時を迎えていました。
本丸直下のこの二の丸付近に迫った敵将浦宗勝の軍勢に対し、領主隆徳の妻鶴姫以下34人の侍女達は最期の戦いを挑みました。
しかし、女軍達は次第に討ち取られ、鶴姫は本丸に引き上げ自刃したと伝えられています。
昭和12年(1937)、城主一族と女軍の冥福を祈って40基の墓石と墓碑が建立され、戦国の世の人々は今、桜木や広葉に囲まれて静かに眠っています。
平成15年11月11日 玉野市教育委員会 「常山合戦案内」板より

注2麦飯山はこの記事参照


濁りなき緑を肺に満たしてん(2013-08-20)


鴨川という川を挟んで対岸に、均整の取れた二こぶの山が聳えています。
遠くから見るとおにぎりのように見えるところから、麦飯山と書いて「むぎいやま」と読むのが、この山かなあと、私は思っているのですが、確かめることのないまま今日に至っています。
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戦国時代、中国地方最大勢力の毛利氏と、織田信長・羽柴秀吉方についた宇喜多氏との間で戦われた「八浜合戦」は、この地を舞台にしています。当時、麦飯山の頂上には、二つの城があったそうで、今見ても、確かに頂上が、遠目にも平らに見えるように思えます。
麦飯山城は、宇喜多直家の家臣、明石源三郎の居城で、 宇喜多家の支城でした。当時、宇喜多と毛利は同盟関係にありましたが、宇喜多は、戦局を見て織田方に寝返ります。毛利は、中国地方攻めを進めている秀吉軍が、備前に入る前に岡山城を攻めようと考え、その拠点にするため、麦飯山城を奪おうとして攻撃を加えました。
毛利軍2万人が、山の周囲を囲み、兵糧攻めを加えたのに対し、 宇喜多の勢3千人が籠城しますが、山上には井戸がなく、麓の水源もおさえられたため、城から討って出、ふもとの八浜地区で激戦が繰り広げられました。
城主明石源三郎は、毛利軍の侍大将荘勝資と一騎討ちで戦死。家老の田中源四郎も、戦死して落城します。一方、勝った荘勝資も、明石源三郎の家来に討たれました。
八浜合戦は、1582年。「女軍の戦」で知られる常山城の合戦(1575年)から、数年後のできごとです。


今日はこれにて。


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毎度おなじみフライング、の巻(第2回) [時事]

6月10日付けでアップしていた記事が,操作ミスで消えてしまいました。トホホ。下書きもないので、復元できる部分だけ復元を試みます。このシリーズ、きょうはその第2回です。


(2)安倍前首相は,モリ・カケ・サクラなど,自身に関わるあいつぐ疑惑の発覚や,拙劣極まるコロナ対策(無策)をはじめとする失政・悪政にたいする国民的批判の高まりが,もはやかわしきれない段階に至っていたもとで,昨年9月,病気再発を理由に,突如政権を投げ出しました。その「後継」「継承」を標榜して誕生した菅内閣は,当初,「たたきあげの苦労人」「気さくな人柄の令和オジサン」「パンケーキ好きのお茶目な一面」という電通仕込みのイメージ演出が効を奏してか,「死に体」だった安倍政権末期の支持率低落の状況を,一時的に回復させたかに見えましたが,化けの皮が剥がれるのも早く,政権担当能力も資格もないことが,日々国内外にさらされつつあります。

この政権移行は,政治の根本的転換を回避して,安倍政治の継承・存続をはかろうとしたもので,そもそも,菅氏こそは安倍悪政の「共同正犯」であり,その国民無視,立憲主義敵視,身内贔屓,批判封殺の強権政治の紛れもない「後継」「継承」者にほかなりません。

現に,就任早々,(将来の)消費税増税に言及し,国民の苦難には,まず「自助」で対処せよ,それで困ったら「共助」でやれ,いよいよ最後の「セーフティネット」の役割をのみ「公助」が担う,との新自由主義的姿勢をむき出しにし,福祉・国民生活の一層の切り下げ方針を公言しています。この姿勢はコロナ対策そのものにも貫徹され,国民の不安と苦痛を増大させています。

さらに,コロナ禍のもとで苦難を強いられている高齢者に,年金支給額0.1%引き下げにつづいて医療費2倍化をおしつけてきています。

こうしたもとで、岡山地裁は330日,2012年の年金減額とマクロ経済スライドを違憲として訴えた年金訴訟に対し,先行の各地の判決同様,国の主張を全面的に鵜呑みにし,国の減額措置を「合憲」として,不当にも請求を棄却しました。原告団は,司法の公正中立を逸脱した忖度判決に抗議して,直ちに控訴を決定し,たたかいの場は高裁に移りました。若者も高齢者も安心できる年金制度を確立するたたかいの一環として,ひきつづく裁判支援のとりくみが求められます。


 


モリ・カケ・サクラ」に関連しては公文書改ざんの責においこまれたにおいこまれた赤木俊夫・雅子さん夫妻が岡山県の出身ということもあり、真実究明への思いは他人事ではありません。



私は真実が知りたい 夫が遺書で告発「森友」改ざんはなぜ? (文春e-book)

私は真実が知りたい 夫が遺書で告発「森友」改ざんはなぜ? (文春e-book)

  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2020/07/15
  • メディア: Kindle版

【アマゾンによる書籍紹介文】
衝撃を与えた週刊文春での手記公開 。総理夫人らの関与を消すため行われた公文書改ざん。懊悩の末に死を選んだ近畿財務局職員の妻と、事件を追う記者が問いかける真相。

本書は、夫を理不尽に失った赤木雅子さんが国などを提訴、俊夫さんの手記の公開に至るまでの怒り、迷い、葛藤を率直に綴った「手記」と、事件を発覚当初から追い続けてきたジャーナリスト・相澤冬樹氏による「同時進行ドキュメント」で構成されている。

「最後は下部がしっぽを切られる。なんて世の中だ」
(赤木俊夫さんの遺書より)
森友事件の渦中で、総理夫人らの名を隠蔽するために公文書の改ざんを命じられ、懊悩の末、2018年3月、自ら命を絶った近畿財務局職員・赤木俊夫さん。享年54。
2020年3月、赤木さんが遺した痛切な手記が週刊文春で公開され、大きな反響を呼んだ。妻の赤木雅子さんは真実を明らかにするため国などを提訴。事件の再調査を求めて行った署名活動には、35万を超える賛同が集まった。
まだ、事件は終わっていない!


関連して、こんな記事を見つけました。


沖縄タイムズ5月15日付記事です。 


「森友」改ざん強いられた赤木さんの妻、国家の暴力重ねる 沖縄から全国行脚スタート2021年5月15日 08:35

 森友問題で決裁文書の改ざんを強いられ、自死した元財務省近畿財務局職員の赤木俊夫さんの妻、雅子さん(50)が来県した。改ざんの過程をまとめた文書「赤木ファイル」の全面開示を求める本紙社説をネット上で読んだのをきっかけに、世論に訴える全国行脚を沖縄から始めることにした。14日は沖縄戦の遺骨収集と米軍機事故の現場を訪ね、沖縄と夫妻に降り掛かる国の暴力を重ねた。(編集委員・阿部岳)

「ガマフヤー」具志堅さんと対面 無念の死 遺骨に思い

子どもの小さな遺骨を手のひらに置いた雅子さんは、「重みがあった」と語った。糸満市の陣地壕。「亡くなって、なかったことにされてきた方たちだと思う。夫と重ねてしまう」

俊夫さんの無念と、死に追いやった国の間違いを「なかったこと」にさせない。雅子さんは死から2年後の昨年3月、国側に損害賠償を求める訴訟を起こした。「戦争で亡くなった方はもう76年、思いを果たすことができなかった」と遺骨を見つめた。

遺骨収集ボランティア「ガマフヤー」代表の具志堅隆松さん(67)が案内した。陣地壕の外で子どもやお年寄りの遺骨を示し「軍に中に入れてもらえなかった可能性がある」と説明した。

国有地を値引きして森友学園に売却した問題は、安倍晋三前首相が自身や妻の関与を否定したため、現場職員の俊夫さんが公文書改ざんを強いられた。沖縄戦の日本軍も、わが身かわいさに住民を犠牲にすることがあった。

共通する構図に、具志堅さんは強い関心を寄せてきた。「誰が安全な所から改ざんの指示を出し、俊夫さんを犠牲にしたのか。赤木ファイルは黒塗りせずに全部出すべきだ」と求める。辺野古新基地の埋め立てに遺骨混じりの土砂を使わせないよう体を張るのも、雅子さん夫妻のために何ができるか自問するのも、国の過ちの犠牲にされた人の尊厳を守るため。「不条理のそばを黙って通り過ぎることはできない」と語った。


そんなことを考え合わせると立川談四楼師匠のこのツイートは、無視できません。

立川談四楼
@Dgoutokuji
「東京オリンピック直前、一体何があったんでしょうか。JOCの幹部が--失礼しました。改めまして次のニュースを」との女子アナの動画は見た。次のニュースは「象が車に激突」というものだったが、以来、JOC経理部長の死の続報はない。分かったのは、報じられる直前に差し替えがあったということだけだ。

 


すみません。もう少し続きを書いていたのですが記憶があいまいで、ここまでしか復元できません(トホホ)
作物の収穫の話題も書いたのですが、割愛します。
写真は鉢植えの桑の実。
生食したり,ヨーグルトに混ぜたり、楽しめます。

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リカー漬けも少々作りました。
2.3年前に作った桑の実酒を、床下収納庫から引っ張り出してみました。
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そう言えば以前こんな記事を何度か書きました。

五島美代子の歌う母の歌、の巻(2016-06-17)

本棚の片隅に、講談社学術文庫「現代の短歌 高野公彦編」という文庫本を見つけ、何年ぶりかにめくってみました。先日来話題にしている佐佐木信綱が最初のページに紹介され、五島美代子の作品も、七ページにわたって八十首が並んでいます。
(中略)
こんな歌にもふと目が止まりました。
 桑の葉を食まずなりたる蚕のからだ透きとほりゆくあの種の切なさ

そういえば、去年の今頃は「養蚕業」に大わらわでした。
今日のおカイコほか(2015-05-26)
去年の写真です。




飼育のために桑の木(マルベリー)の苗を鉢植えしましたが、今年はほったらかしです。

下は去年の写真です。







これで果実酒を作っていたような気がして、床下収納庫を探って見ました。







なかなか、良い色のリカーが見つかりました。試飲してみても、なかなか上等です。しかし、これは、マルベリーではない模様。


長男宅が梅をどっさりいただいたそうで、梅酒、梅サワー、梅酢漬けなどなどを仕込みました。探ってみると、古いブラックベリー酒、マタタビ酒、カリン酒、ラッキョウ漬け、梅漬けなど、少しずつ消費しつつある状態で収納されています。、いつ仕込んだものか、中身は何かなどのメモ書きも判別しづらく、推量してみるしかありません。

仕込むときは一所懸命なのですが、床下収納庫にしまい込み、放りっぱなしにしているうちに、すっかり忘れてしまい、「V.S.O.P」(Very:とっても、Superior:優良な、Old:古い、​Pale:透きとおった)や、XO(extra old めちゃ古い)が醸成されましょうか?

復元版の記事、今日はここまでとします。

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毎度おなじみフライング、の巻(第一回) [時事]

目立ちたがりの自己顕示欲が抑えられません。


「みてみて!」の「カマッテチャン」なのでしょうね。


努力の跡をひけらかしたいので、最近ちょっと根つめて携わっていた「執筆原稿」を、公式発表前にリークしちゃいます。しかも、私の個人的文章ではなく、合議を経て仕上げた文章なのですが、著作権を無視して「公開」しちゃいます。


何らかの支障がありましたらコメントその他でご指摘下さい。「削除」その他適切に処置する所存です。


きょうはその第一回です。


(1)コロナ禍が,世界中に深刻な影響を及ぼし続けています。

コロナ対策で一定の成果を上げた国では,徹底して感染拡大を抑えたことが経済回復につながっており,その逆はありません。ところが,安倍=菅政権は,大規模なPCR検査充実による感染者の早期発見と保護,ワクチンの安全・迅速な接種,医療機関への減収補填と医療スタッフへの手厚いサポート,保健医療・公衆衛生行政の抜本的拡充,営業と暮らしへの十分な支援など,一刻も早く優先的に着手すべき対策は放置したままで,感染拡大に油を注ぐGOTOキャンペーン,開催見通しの立たないオリ・パラへの固執,公立・公的病院の再編統合・病床削減計画の強行など,ちぐはぐな「悪手」を重ねています。

こうしたもとで,内閣官房参与の高橋洋一嘉悦大教授は,国内の感染状況を「この程度の『さざ波』。これで五輪中止とかいうと笑笑」とツィートしてひんしゅくを買っています。これは,デリカシーを欠いた一個人の失言にとどまらず,政権内に根強く蔓延する危機意識の欠如と国民の苦難にたいする無感覚のあらわれと言わなければなりません。

これまで首相記者会見等にも常に同席して,政府の「補佐役」としてふるまってきた尾身茂氏(政府対策分科会長)は,五輪開催について「こういう(パンデミックの)状況でやるのは普通はない。」「一生懸命,自粛しているところにお祭りという雰囲気が出た瞬間をテレビで見て人々がどう思うか」など,専門家の立場から繰り返し警鐘を鳴らしています。これを「自主的な研究の成果の発表」(田村憲久厚労相)とスルーして「開催ありき」の姿勢を貫く政府の態度は,科学・学問・理性を無視・軽視し,批判者を徹底的に排除しながら恣意的な政策遂行を進める安倍=菅政権の本性を露わにするもので,菅首相就任直後に露見した学術会議人事への介入と通底するものと言わざるを得ません。

そればかりか,憲法記念日の5月3日,改憲派の集会に出席した下村博文自民党政調会長は,「今回のコロナを,ピンチをチャンスとして捉えるべきだ」とあけすけに発言しました。この集会に,安倍前首相の前例に倣って自民党総裁としてビデオメッセージを寄せた菅首相は,コロナ禍を口実に,内閣が国民の権利を一時的に制限する「緊急事態条項」創設の必要性を強調し,改憲への流れを加速させようとしています。今国会では,改憲手続きを定めた国民投票法を改定し,「憲法改正の議論を進めなければならず,論議が活発になる前提ができた」(衆議院憲法審査会与党側の筆頭幹事の新藤元総務大臣)「長く懸案だったものが,ようやく最初の扉が開かれることになった」(自民党二階幹事長)などと語っています。どさくさ紛れ,火事場泥棒的な改憲策動を許すことはできません。


長くなりますので今日はここまで。次回に続きます。




6月になって最初の記事になりました。最近。散歩も控え気味です。実は足に痛みがあって、医者で診てもらいましたら、炎症があるが、尿酸値も高く痛風の傾向があるかもと、炎症止めと胃薬そして湿布をもらい、約一週間。ずいぶん良くなりました。


今朝は久しぶりに朝散歩に出ました。


麦畑はすっかり刈り入れがすすみ、燃されて黒く焦げています。このあと田植えのために田圃に水を張るので、麦藁がぷかぷか浮いて流れるのを防ぐために焼くのだと農家の方が教えてくださいました。


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刈りあとにアオサギが佇んでいます。


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未だ刈り取られていない一帯もあります。


熟期の違う品種と思われます。多分これが小麦でしょうか?


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見あげると、電柱にカワウが止まっています。


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早いものできょうはもう、9日。「九の日行動」の日です。早速世話役のQさんがSNSの投稿しておられますので、毎度おなじみ無断コピーさせていただきます。


今日も晴天です?梅雨の長休みに9の日行動を行いました。あっという間に予定の時間が過ぎてしまいました?参加された方とのおしゃべりが楽しくて。終わった後に持参された方のコーヒーを分けていただきましたがそのおいしかったこと。暑くてのどがからからになっていたようです。これからは熱中症対策が欠かせません。

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梅雨とは名ばかりの晴天続きで、昨日、今日と、三十℃超えの真夏日です。気温は文字通り鰻登り。日なたではこんなビックリの暑さです。


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小1の孫とそのお友達が「めちゃくちゃ暑い」と言いながら帰ってきました。何はさておき「アイス」の時間です。


今日はここまで。


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3回言いました、の巻 [時事]

1月28日付Yahooニュースに 梅沢富美男 菅首相「生活保護」発言に怒り爆発「こんなにバカにされて自民党に入れるヤツいるのかね」という記事が掲載されていました。大変興味深いので、一部引用してご紹介しておきます。


俳優の梅沢富美男(70)が28日放送のTOKYO MX「バラいろダンディ」(月~金曜後9・00)に出演、物議をかもしている菅首相の「最終的には生活保護がある」発言について「国民をバカにしている」と怒りをぶつけた。

問題発言が飛び出したのは、27日の参院予算委員会の答弁。菅首相は新型コロナウイルス対策で「10万円」を給付する特別定額給付金を「再び支給することは考えていない」と否定。一方で、政府の支援が届いていない人がいるのではないかとの質問に「最終的には生活保護という仕組みもある」と語った。

これに対し、「国民が生活保護に陥らないようにすることが政治の役割ではないのか」との声が噴出し、SNS上などで大炎上する騒ぎになっている。 梅沢は「言っちゃいけないことを言っちゃったよな。国民をなんだと思ってるんだ」と憤った。コロナ禍で経済的に困窮する人が続出している状況を知りながら「10万円なんて出しませんよ…と。よくそこまで言えたよな」。

一方で、「国民が試されている」との見方も示した。「今度の選挙ではっきりするんじゃない。これで応援する国民なら、生活保護受ければいいじゃない。でも、おれは変わってくると思うよ、こんなにバカにされてまで自民党に入れるヤツいるのかね、疑問だな」と声を荒げた。


「生活保護があるでしょ」は、彼らのお得意のセリフですね。私も所属している年金者組合が全国各地で国を相手に争っている「年金裁判」においても、被告の国側は、「年金切り下げにより生活していけなくなる人がでたとしても、憲法25条(健康で文化的な最低限度の生活を営む権利)に違反しているとは言えない。セーフティネットとしての生活保護があるから」みたいなことを繰り返し主張してますよね。


でも、一方で、生活保護受給に苛酷なハードルを設定して、受給抑制を強めていることは周知の事実。役所の窓口では、俗に「水際作戦」とか「硫黄島作戦」とか呼ばれる対応が、推進されているそうな。


「水際作戦」とは、福祉事務所の窓口という水際で、「まだ働くことができる、最低生活費以上の預貯金や所持金(手持ち金)がある、住居を持っている、住居の家賃が高すぎる、自家用車を保有している」などの理由をつけて申請を受け付けないというもの。「硫黄島作戦」とは、旧日本軍が米軍を硫黄島に上陸させた上で迎撃を図った作戦にちなみ、生活保護を決定してから辞退届を出させたり転居させて保護を打ち切ること。


その結果、餓死・孤独死・自殺といった悲惨な事件も跡を絶ちません。


生活保護受給を妨げるハードルのとして、いまひとつ「扶養照会」があります。yahooニュース1/24付生活保護の扶養照会の「闇」 行政が大学生や80代の高齢者にも要求から一部引用します・


コロナ関連の生活困窮に対応する生活支援策として、社会福祉協議会の特例貸付や住居確保給付金の要件緩和が行われてきたが、いずれも期限付きの制度であり、すでに貸付や給付が終了してしまったという相談も少なくない。

そうすると、生活困窮の拡大を受け止めることのできる制度は、ほぼ生活保護だけということになる。しかし、生活保護の捕捉率(受給資格のある人のうち、実際に受給している人の割合)は2割程度と言われており、かなり多くの人たちは保護申請を避けている現状がある。

その要因の一つとして、保護申請時に行われることの多い扶養照会の存在が挙げられる。扶養照会は申請者の親族に対し、扶養(金銭的援助など)の可能性についての文書を送付する制度だ。生活保護申請を家族に知られることを恥だと思う人も多く、保護申請の大きな障害となっている。

しかも、日本の扶養照会は世界的に見ても「異様」に執拗なうえに、まったく効果がなく、無駄な行政経費の代表格といってもよいほどなのだ。

そこで今回は、生活保護における扶養照会について解説していきたい。(以下略)


この扶養照会の問題昨日の国会でクローズアップされました。


田村厚労相
「義務ではございません
義務ではございません
扶養照会が義務ではございません」
小池晃議員
「だったらやめましょうよ」
(2021.1.28参院予算委員会)
https://tr.twipple.jp/t/37/1354766831051968512.html


立川談四楼さんのツイートがズバリそれを取り上げています。お見事。


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ところで、立川談四楼さん、ツイッターでのその切れ味鋭い発言に溜飲を下げることがしょっちゅうなのですが、遅ればせながら、最近、この方についてのエピソードに、思わず膝を叩いたものでした。wikiより引用します。


1983年、落語協会での真打昇進試験において、談四楼と兄弟子の小談志(後に談志門下を離れ喜久亭寿楽になる)が不合格になる。これをきっかけに談志は弟子をつれて落語協会を離れ、落語立川流を結成。同年11月、落語立川流真打に昇進。


師匠の立川談志は、人気番組「笑点」の司会としても記憶される軽妙洒脱の落語家ですが、政治的には自民党参院議員、沖縄開発庁政務次官(持ち前の喧嘩っ早さで、わずかて36日間で辞任しますが)を務めた人。でも、その気骨は、弟子の談四楼さんに脈々と受け継がれているものと見えます。


【記事の追加】


談四楼さんは、師匠の没後、小説「談志が死んだ」を書いています。



 



 



談志が死んだ (新潮文庫)

談志が死んだ (新潮文庫)

  • 作者: 立川 談四楼
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2015/10/28
  • メディア: 文庫

amazonの書籍紹介を引用しておきます。

その死は弟子たちにも伏せられていた。立川談志、享年七十五。この不世出の落語家に入門したのは十八歳の春だった。それから四十年近く惚れ抜いた師匠から突然の破門宣告。「てめえなんざクビだ」。全身が震えた。怒りの理由が分らない。振り回され、腹を立て、やがて気づいた。大変だ。壊れてるんだ、師匠は――。偉大な師匠(おやじ)の光と影を古弟子(せがれ)が虚実皮膜の間に描き尽す傑作長篇小説。


実は、20年近く前、生前の談志とその弟子たちの文章を集めた同じ題名の本が出されていました。


談志が死んだ

談志が死んだ

  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2003/12/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


出版社による内容紹介です。

祝!なんと落語立川流20周年
「落語家の了見」最初で最後か、の大饗宴!家元+37人が勢ぞろい
「亡くなっちまったら、どうなる?」「ぼけちゃう場合だってあるかも」「パンドラの箱を開ける」「たぶん、崩壊しちゃいますよ」「談志のDNAは残っていく」「立川流の残党とか、言われちゃうんだ」「二代目の家元はだれ?」「談志って名はだれも継げないよ」「落語界再編が起こるんじゃないか」「落語協会も変わったと思う」「派閥政治の終わりと一緒だな」「頼むから、敵を作るな」「分家させていただきます」「わたしは裏立川流を」「わたしは新協会を」「いいじゃないですか、喧嘩腰トーク」「ずっといるんですよ、師匠の生霊が」「上納金は、だれに払うの?」「新年会とか、どうするんですかね」「新年会の前に、まず告別式だろう」――(「第一部」より抜粋)

「談志が死んだ」は、上から読んでも下から読んでも同じ「回文」仕立ての洒落です。粋でしゃれっ気たっぷりの談志師匠(ご本人は家元と称していましたが)、生前、家族に「葬儀はしないでくれ」と話し、自ら戒名を「立川雲黒斎家元勝手居士」と決めていたとのこと。特に「雲黒斎」の部分、当ブログの品性に抵触します(笑)ので、読み仮名は省略します。




早や、一月も終わり。だんだん、夜明けが早くなってきました。


未明の西空には有り明けの月。


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東の空が、次第に明るくなります。


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用水路に映る明け方の空が、


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麦畑の向こうに「児島富士」とよばれる常山が見えます。


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今日も「とりくらべ」。


OLYMPUS E-30+KENKO ミラーレンズ500mm。


ピント合わせが難しい。


庭の水仙。


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朝日を浴びる紅梅。


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枝かぶりのゴイサギ。


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ツグミ。


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モズ。


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カワウ。


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枇杷の花とメジロ。


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午後持ち歩いたのは、OLYMPUS E-520+tamron レフレックスレンズ 500mm。遙か昔のオールドレンズですが、侮れませんね。


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今日はこれにて。


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まずは安堵の大阪ニュース、の巻 [時事]

11月になりました。昨日=11月1日の、私にとっての最大の関心事は、大阪での住民投票でした。


結果が気になりながら、早朝の予定がありましたので、「出口調査の結果では、賛否拮抗」というニュースを横目に、早めに就寝しました。


今朝の新聞で、「否決」の大見出しを目にし、ホッとしました。票数を見ると、まさに僅差で、薄氷を踏む思いとはこういうことと、しみじみ結果を噛みしめました。何しろ、世論調査でも、一時は「賛成」が優勢と伝えられていましたし、橋本時代に一度否決されながらも、またまた臆面もなく維新が住民投票に踏み切った背景には、きっと勝てるという”読み”があったでしょうから。「大阪都構想」が、結局は「大阪市」の廃止であり、住民サービス切り捨てのリストラにすぎないとの本質を明らかにしていった反対派、批判派の追い上げで、逆転否決の可能性が高まる中、前回は反対の立場だった公明党を、選挙対策に関わる取引で「賛成」派に取り込むなど、なりふり構わぬ執念を見るにつけても、今度はさすがに押し切られるかという危惧が拭えませんでしたから。さらには、一貫して「都構想」に反対してきた大阪の自民党党はうらはらに、維新とくに松井サンと、スガ新首相が盟友関係にあるときては、維新勢力もますます勢いづいているだろうと、心配もしていました。


しかし、どっこい、市民の良識は涸れることはなかったのだと、感銘を覚えた次第です。


地元山陽新聞が、面白い解説文を載せていましたので、一部紹介させていただきます。


「残念だ」否決に菅義偉首相の周辺はこう漏らした。身内のはずの自民党大阪府連か反対でも、首相は「静観」の姿勢を貫いてきた。背景にあるのは、日本維新の会との親密な関係だ。代表である松井氏との年末の会食はほぼ恒例化。官邸筋は、「政策で共通点が多く、首相には格別の思いがある」と解説する。
維新との「蜜月」(周辺)の裏には、首相の冷徹な計算もあった。自民閣僚経験者は「維新を野党の分断工作に利用してきた」と明かす。


首相としての「晴れ舞台」、国会中継での今日のスガさん、心なしかさえないカンジでしたね。もっとも、大阪ショックのせいというよりは、学術会議任命拒否問題での論立ての支離滅裂さが、繕うべくもなく露わになってきていることがそうさせるのでしょうか?前途多難の船出ですな。


今日は一日、昨日からの冷たい雨が、かなり激しく降り続いています。 傘をさして、自然環境体験公園を少しだけ歩いてみました。色々な木々の紅葉が進んでいます。


サクラモミジ。


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トウカエデ。


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モミジ。


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雨の中、小鳥たちの姿も確かめにくいですが、ヒヨドリ、セキレイ、スズメなどはいつものように、活発に活動していました。


紅葉がすすむ木々の枝間を、ヤマガラが枝伝いに動き回ったり、地面に降りて、何かをついばんでいます。


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ジョウビタキのオスメスともに確認できました。


こちらはメス。


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オス同士が、テリトリー争いをするでもなく、なごやかに同じ一つの枝に止まっていました。どういう関係性なのか、興味を覚えましたが、わかりません。


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今日はこれにて。


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桜にまつわるエトセトラ、の巻 [時事]

ある仲間内の会誌にこんな駄文を寄せました。

(1)省略

(2)万葉の時代、とりわけて賞美された花は、梅でしたが、下って平安時代以降になると「花」と言えば「桜」をさすようになりました。
最近、某紙の「読者の広場」に、続けて二本、こんな文章を投稿してみましたが、ボツになったようです(涙)。

【その1】ザレ歌を作ってみました。
世の中に絶えて桜のなかりせばアベの心はのどけからまし
「世の中に絶えて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」の安直なもじりです。
本歌は、古文でおなじみの「反実仮想」表現を含む、在原業平の歌。「この世に桜というものがもしなかったとしたら、桜が咲いたり散ったりするたびに、そわそわはらはらと心落ち着かない思いにとらわれることもなく、春を待つ人々の心は、もっと平穏であろうに」と、逆説的に桜を愛でる歌です。アベさんが愛でたのは桜ではなく、私物化欲・独占欲の充足だったらしく、「しんぶん赤旗」の取材を発端とする国会での追及を受けるや、「桜を見る会」は、あっさりと中止してしまいました。「春の夜の夢」として、すべてなかったことにしたいのかもしれませんが、儚いのはみずからの政権の行方と、思い知るべきでしょう。

【その2】まことなき答弁に倦み野に出でて霜柱踏み砕きつつ歩く
かつて、「ロン、ヤス」とファーストネームで呼び合ってレーガンとの親密さを誇示し、日本列島をアメリカ御用達の不沈空母にしようと、軍拡臨調路線を突っ
走る中曾根康弘首相を疎んで、哲学者、随筆家の串田孫一さんは、中曽根氏の顔がテレビ画面に映ると、専用の革スリッパでそれを叩いたといいます。 いま、安倍首相とその政権を支える面々の疎ましさは、中曽根時代以上でしょう。政策・政治姿勢の反国民性もさることながら、その品性・道徳性の欠如とむき出しの幼児性に、生理的嫌悪を覚えるのは私だけではないでしょう。それでも我慢して国会中継などを聞いておりますと、その答弁の不実さに耐えがたい思いが募ります。スリッパで叩くには、現代の液晶画面は脆弱ですので、席を立って表を散歩したりなどしますが、道の霜柱を音を立てて踏んで歩いても、なかなか憤懣が収まりません。市民と立憲野党の共同で、胸のすく政権交代を成し遂げたいと、切に念ずる次第です

(3)おしまいは、最近のブログ記事からの引用です。

久方の光のどけき春の日に静心なくアベの散るらん
小倉百人一首にも収められた「久方の光のどけき春の日に静心なく花の散るらん (紀友則)」のもじりです。本歌の歌意は「光ものどかな春の日に、どうして桜の花はこんなにも慌ただしく散り急いでいるのだろうか」といったところ。末尾の「らん」は、「原因推量」の助動詞です。一方、冒頭のザレ歌では、「らん」は「現在推量」で、「(ちょうど今)安倍内閣が散っていることだ」と解釈していただきたい。
早咲き品種として知られる河津桜が、当地でも、一輪二輪とほころび始めています。ソメイヨシノの開花も早まりそうです。いにしえから、人は桜の咲き散りに、一喜一憂して心を動かしたもののようで、前述の紀友則の歌も、散り急ぐ桜を惜しみ嘆いたものですが、冒頭のザレ歌は、決して安倍内閣の崩壊を惜しむものではありません。
「桜を見る会」「コロナ対策」「実質賃金低下」「消費不況深刻化」---辛抱強いわが国民も、さすがにアベ政治に愛想を尽かしていて、信頼できる代替勢力さえあれば、すぐにも転換を求めている。そんなことを、強く感じる春です。

某紙の「読者の広場」には「二重投稿禁止」の断り書きがあり(当然のことですが)、これを配慮して当ブログへの掲載は遠慮してきましたが、そろそろ桜も盛りを迎え、賞味期限切れになります。新聞掲載の一縷の望みをもって、毎朝第一番に読者欄を探る毎日を続けていましたが、そろそろ諦め時かと、ブログ掲載を断行する次第です(汗)

今日は久しぶりによく晴れましたが、所用あって、残念ながら朝散歩はできません。そこで、とりま(一昔前インタネット上でよく用いられたスラングで「とりあえずまあ」の略語表現。今では死語、、、だそうです)、昨日の朝の雨の桜をご紹介させていただきます。(PENTAX k30+PENTAX DA 55-300mmで写しました)

 

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菜の花とのコラボが映えます。


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雨粒が小川の水面に波紋を描きます。

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春の雨の風情ですが、コロナのニュースを聞くと、のどかな気持ちにはなれません。

各戸に二枚のマスクを配布という。「アベノマスク」衝撃のエイプリルフール。心が折れてしまいます。

下図は、久保田憲一様の投稿画像をお借りしました。

 

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 和牛券もなかなか衝撃でしたが、、、、。

雨中のカワセミ。かなりトリミングしましたし、光量不足もあり、不鮮明なのが残念。

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花弁が無傷なまま「落花」しています。

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先日、NHKラジオの「子ども科学電話相談」で、「盗蜜」という言葉を教えられました。

ウィキペディアの解説にはこうありました。

サクラの花蜜を吸う野鳥のうち、メジロやヒヨドリは顔を花粉で黄色く染め花粉を運ぶ送粉者であるが、スズメは花の根元を嘴でちぎり蜜のみを吸う盗蜜者である。

すると、この連中の仕業でしょうかね。今日の昼間の撮影です。

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今日はこれにて。

 


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共通テーマ:日記・雑感

なんとも罪深いPM(とその伴侶)、の巻 [時事]

こんな記事に目がとまりました。
昭恵氏が花見?「公園ではなく…」 野党追及に首相反論


参院予算委で、立憲民主党の杉尾秀哉氏の質問中、自席から発言する安倍晋三首相=2020年3月27日午前9時56分、岩下毅撮影 安倍晋三首相の妻・昭恵氏が桜の木の下にいる集合写真がニュースサイトで報じられたことをめぐり、立憲の杉尾秀哉氏が追及を続けた。杉尾氏は昭恵氏との関わりが指摘された森友学園への国有地売却問題と絡め、「(首相の)奥様の奔放な行動が森友問題のきっかけになったのではないか」と改めて指摘。首相はこれに対し、「それは違うと思う」と真っ向から否定した。

(中略)   
ただ、ニュースサイトによると昭恵氏が一緒に写真に納まっているのが人気モデルや有名芸能人だとされている点から、杉尾氏は続けて「奥様はこうしたセレブな花見宴会ができる。だけど、大多数の国民はできない。しかも、東京はオーバーシュート(感染爆発)、首都封鎖(ロックダウン)のギリギリのところにある」と批判した。
(中略)
東京都では花見シーズンに公園での宴会などを自粛するよう要請している。
首相は「自粛が要請されていた公園での花見ではなく、レストランの敷地内の桜で写真を撮影した」と答弁。杉尾氏は「レストランなら問題ないのか。宴会の自粛要請が出ている中での行動として適切か」と追及すると、首相は「レストランに行ってはいけないのか。(写真撮影の)その時点では、そういうことではない。自粛の中で何が求められていたのか。正確に発言をしてほしい」と色をなして反論した。    

by3/27(金) 11:04配信朝日新聞デジタル


さらなる笑いぐさは、こちらです。


首相「唾出る大声避けて」 感染防止策で野党けん制



27日の参院予算委員会で、安倍晋三首相が新型コロナウイルスの感染防止策を念頭に、大声を避けるよう野党議員の追及をけん制する場面があった。「大きな声で唾が出るようなことは避けなければいけないと言われている。お互いに気を付ける必要がある」と述べた。立憲民主党の杉尾秀哉氏が森友学園問題をただした際の答弁。
杉尾氏は、首相が自分の席で「声がうるさい」と口にしたとして「予算委で大きい声を出しちゃいけない決まりはない」と指摘。これに首相が「唾」に触れて反論した。


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さらにもう一つ、これまた唖然。


首相、時計指さし「時間が来てるよ」 予算委の野党発言中に再び不規則発言


安倍晋三首相が27日の参院予算委員会で、学校法人「森友学園」関連の公文書改ざん問題を追及した野党議員の発言中に持ち時間が過ぎた際、自身の腕時計を右手指で指しながら「時間が来てるよ」と2度にわたって言葉を挟む一幕があった。2020年2月に「閣僚席からの不規則発言は慎む」と自身のヤジを陳謝した首相だが、またしても悪癖を露呈した。
27日の予算委員会で最後に質問に立った共産党の田村智子氏は、新型コロナウイルス感染症への対応や地域の医療体制などについて質問した後、森友学園を巡る財務省の公文書改ざん問題を取り上げた。(毎日新聞2020年3月27日 )


    

 


画像に含まれている可能性があるもの:1人、テキスト


それにしても、なんとも罪深いPMです。(注)PMとは、「プライムミニスター(首相)」の略語(隠語)だそうな。


【森友問題】「もっと強気で行け」3年前の国会で佐川氏に渡された“安倍総理のメモ”

学校法人「森友学園」への国有地売却を巡り、財務省の佐川宣寿理財局長(当時)は野党の質問攻めに忙殺されていた。委員会室で10数メートル先に座る首相の安倍晋三の秘書官の一人が佐川氏に歩み寄り、1枚のメモを手渡した。

「もっと強気で行け。PMより」

「PM」は「プライムミニスター(首相)」、即ち安倍首相を指す官僚たちの略語である。


この一行のメモが、一人の尊い命を奪ったのです。まじめ一筋で、職務に忠実な公務員、赤木俊夫さんが、その人です。


先日、数人で歓談の機会があった際、旧友Kさんが、ネット上の情報として、こんな記事を読みあげてくれました。長い記事でしたが、彼の並々ならぬ思いが、伝わってきました。


「俊夫の三回忌法要は3月上旬にこちら(※実父が住む岡山県)でやりました。私と俊夫の嫁、そして俊夫の弟の3人だけで……。それから2週間ほどたって、嫁から電話があって、『国を訴えようと思っています』と、決意を聞かされたときは驚きましたよ」

赤木俊夫さんの妻が、国と当時の財務省理財局長だった佐川宣寿氏に損害賠償を求める訴えを起こしたのは今年3月18日。

(中略)

「俊夫は成績優秀でしたが、わが家の経済事情で大学に行かせてあげられませんでした。学歴をつけてやれなかったから、上役の命令に従わざるをえない立場にいたのです。父親としても無念です……」(実父)

(中略)

手記でも《(文書の修正などは)すべて、佐川理財局長の指示です》と、告発している。それらの文言からは、不正行為を強要され、公務員としてのプライドを砕かれてしまった無念がヒシヒシと伝わってくる。赤木さんは亡くなる1カ月ほど前に、故郷・岡山県を訪ねていたという。実父が続ける。

「(’18年)2月の半ばに実家に帰ってきました。そのときは顔色もそんなに悪いとは思わず、ふつうに親子で話すことができましたが、腹の中では、もう覚悟を決めていたのかもしれません。最後に父親の顔を見にきたんだな……、振り返ってみると、そうとしか思えません。いまも俊夫の月命日の7日には墓参りに行っています。あの子の母親も、もう亡くなってお墓に入っていますからね。いつも墓にこう語りかけているんです。『母親と仲ようせいよ、いずれ俺もそっちにいくからな』って」

赤木さんの妻が遺言や手記を公開したことにより、森友問題の再調査を求める声も高まっている。だが安倍首相は「行政府の長として大きな責任を痛感している」と語りながらも、再調査はしない考えを示した。また同様に麻生太郎財務相も「再調査は、いま考えていない」と、述べている。こうした政権トップたちの言葉に対して、妻は直筆コメントを公開した。

《安倍首相は2017年2月17日の国会の発言で改ざんが始まる原因をつくりました。麻生大臣は墓参に来てほしいと伝えたのに国会で私の言葉をねじ曲げました。この2人は調査される側で、再調査しないと発言できる立場ではないと思います。》

また実父も、本誌のインタビューの最後にこう語った。

「世間の皆さんにもわかっていただきたいのは、息子は昔から馬鹿正直な人間だったこと、そして最後まで正義を貫きたいと思っていたことです。正義を貫こうとした揚げ句に最後はあんなふうになってしまったということを皆さんに、特に佐川さんや麻生さんには忘れないでほしい。息子の苦悩を無視しないでほしい。それが私の願いです」

「女性自身」2020年4月7日号 掲載


なんとも痛ましい思いが抑えられません。そんなとき、信頼すべきお友達から、緊急のアピールを紹介していただきましたので、「カクサン」させていただきます。


http://chng.it/6RP5NggbfP


私の夫、赤木俊夫がなぜ自死に追い込まれたのか。有識者によって構成される第三者委員会を立ち上げ、公正中立な調査を実施して下さい!


発信者:赤木俊夫の妻 同代理人弁護士松丸正 弁護士生越照幸 宛先:衆参両院議長 安倍晋三内閣総理大臣 麻生太郎財務大臣

私の夫、赤木俊夫は2018年3月7日に自死しました。
私は夫の自死によって体の半分をもぎ取られたような苦痛を受けました。その苦痛は今も続いています。
優しかった夫がなぜ自死に追い込まれたのか、私には知る権利がありますし、知る義務があると思います。

財務省は2018年6月4日に「森友学園案件に係る決裁文書の改ざん等に関する調査報告書」を発表しました。しかし、この報告書の内容は曖昧で、なぜ夫が自死に追い込まれたのか、その経緯や原因を知ることはできません。
私は、発表から4か月もたった後、この報告書を作成した職員から説明を受けました。その職員の方は、夫が遺した手記や遺書を読まずに報告書を作成したと仰っていました。しかし、夫の手記や遺書を読まずに作った報告書に信用性は無いと思います。

私は、2018年10月以降、佐川宣寿さんに対して3回、決裁文書の改ざんを指示した経緯に関する説明と謝罪をお願いしました。しかし返答はありませんでした。
夫の自死は公務災害と認められましたが、自死に追い込まれた理由を知りたくて情報開示請求をしても、資料の大部分は真っ黒にマスキングされていました。

やむを得ず、私は、2020年3月18日、夫がなぜ自死に追い込まれなければならなかったのか、その原因と経緯を明らかにするため、国と佐川宣寿さんを被告とする民事訴訟を提起しました。
しかし、国や佐川宣寿さんが民事訴訟で私の請求をそのまま認めてしまえば、真相解明のための証人尋問や、夫が作成したとされるファイルについての文書提出命令の機会も与えられず、民事訴訟が終わってしまう可能性もあります。

また、民事訴訟提起後の報道によると、安倍総理や麻生財務大臣は再調査はしないと仰っています。私は「この2人は調査される側で、再調査しないと発言する立場ではないと思います」というメモを発表しましたが、それでも再調査が実施される見通しは現在のところありません。

このままでは夫の死が無駄になってしまいます。
そこで、有識者や専門家(弁護士、大学教授、精神科産業医など)によって構成される第三者委員会を立ち上げ、公正中立な調査を実施して下さい。
地方自治体や民間企業では、過労自殺が発生した多くのケースにおいて、第三者委員会を立ち上げ、公正中立な調査を実施しています。
決裁文書の改ざんはなぜ行われたのか、誰のどのような指示に基づいて夫はどのような改ざんを行わざるを得なかったのか、改ざんにかかわった人達はどのような発言をして何を思ったのか、改ざんによる自責の念に苦しんでいた夫に対して財務省や近畿財務局は支援ができなかったのか、うつ病で休職していた夫をフォロー出来なかったのかなど、夫がなぜ自死に追い込まれなければならなかったのか、その原因と経緯が明らかになることを私は心から望んでいます。そして、夫もきっとそのことを望んでいると思います。

夫と同じように文書改ざんに多かれ少なかれ関与した職員や、改ざんに関与した職員でなくても現場で詳細を知っている職員がおられます。上司の内部調査では言えない方もかなりおられると聞いていました。
公文書改ざんは「あってはならない」と安倍総理や麻生財務大臣が仰るのであれば、二度と夫のような方が現れないためには真実を解明することが、二度と「あってはならない」為の再発防止策であると考えています。
二度と夫のような方が現れないように、どうか皆様の力を貸してください。宜しくお願い致します。


自粛要請の中ですが、家族でひっそり(と言っても子ども達は賑やかですが)桜を愛でることくらいは、許されるべきでしょう。二日ほど、雨が続きます。赤木さんとそれを悼むご遺族の涙雨でしょうか。それとも、コロナウィルスを洗いながしてくれる慈雨でしょうか?さすがの子どもたちも、室内で時間を過ごすか、商業施設でのお買い物で気を紛らすしかありません。


退屈紛らわしに、新小4の女の子が、特製イチゴクロワッサンをつくってくれました。


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これは、本人撮影の「ブツドリ」です。


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ところで、さっき登場頂いた旧友Kさんも、我が家の8人目の男児と一日違いで男のお孫ちゃん誕生だそうです。体重もわずか数グラムの違いだそうです。


これは、我が家の若君。生後一週間になります


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カメラ散歩のチャンスがありませんので、ちょっと前のストック写真ですが、桜(サクランボの花)とメジロです。


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今日はこれにて。


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もう子どもは人間になれないかもしれない???の巻 [時事]

「もう子どもは人間になれないかもしれない」という、肝が縮みそうな予言的なフレーズが、脳裏を離れません。


過去記事でも、こんなことを書きました。


幻の記事??の巻(2015-07-30)


夏休みといえば、一日中子どもたちが遊んだり泳いだりした川ですが、人っ子一人、姿が見えません。人口流出に伴って子供の数が減ったというだけでなく、子どもたちの遊びの形態も大きく変容したせいでしょう。
田舎のこの村に限らず、休日の昼間、子どもたちが群れて遊ぶ姿を見なくなって久しい、と、同業者と話したことがありますが、改めてそう思います。
教育学者の竹内常一さんが、「もう子どもは人間になれないかもしれない」と予言されたのは、40年以上も前のことになりますね。

 「こんにち、地域には縦割りの統一的な子どもの自治組織はどこにも存在していない。それどころか、地域のあちこちの空き地や片隅で群れをなして遊んでいた子どもたちのわんぱく仲間さえいまや亡びつつあり、それさえ存在しなくなった地域が多くなっている。そして、こうした子ども集団の滅亡は、子どもの文化の死滅を決定的なものとしつつある。」(子ども集団の消滅)
「子ども集団はその遊びのなかでも自治的なちからを発揮していた。たとえば「かくれんぼ」のばあいをとってみても、年少の子どもを最初に捕まえてはならないという不文律が厳然として存在していた。」(子ども集団の自治力)
「親たちは子どもを自分のものとせず、6-7歳前後になると子ども集団のなかに押し出して行き、村人としての訓練を子ども組にゆだねたのである。子どもは子ども組に参加することを通して村の子どもとなったのである。それはちょうど、子どもが生みの親の子としてだけでなく、---村人の子として育てられたのと同じである。」(子ども集団の自治の承認)
「もしも子ども集団不在の状況が恒常化するのだとしたら、もう子どもは人間になれないかもしれない。」(竹内常一「地域子ども集団の消滅と再生」1972年論文)


突如降って湧いた全国一斉休校で、行き場のない子どもたちは、ある種の社会的監視体制のもと、自由に表を出歩くことさえもはばかられ、ましてや公園など戸外で集団で遊ぶなどもってのほかという状況が醸成されています。この状態がいつ解かれるかもわからない不安を抱えながら、何日も何週間も、孤立してじっと家の中に閉じこもって過ごす等という姿は、おそらく人類史上およそ未経験の、人間の自然を著しく逸脱した状況と言っても過言でないでしょう。ある点では、戦時下の子どもたちのおかれた苛酷さをも凌ぐとさえ言うことができるかも知れません。


このままでは、「もう子どもは人間になれないかもしれない」と、強く憂えずにはいられません。


今日は、暖かい春の陽気でした。近所のグラウンドで、学童保育の子どもたちが、嬉々として声を上げて身体を動かす遊びに熱中しているのをみて、ほっとさせられました。


報道では、通常授業再開を決めた自治体も、各地で少しずつあらわれ始めているようです。私の住む岡山県でも、県北部の真庭市と鏡野町の公立の小中学校が16日から授業を再開することになり、先日も触れたとおり、美作市は当初から休講措置をとらず、通常通り授業を続けています。これもほっとできるホットニュース(!)です。


一方、WHOが「パンデミック」を宣言するなど、流行収束の兆しはまだ見えず、これを渡りに船と見なすアベ政権は、「緊急事態宣言」を可能にする「新型インフルエンザ等対策特別措置法(以下、特措法)改正案」の成立を狙い、衆議院では、わずか3時間の審議で、自民、公明のほか、立憲、国民民主、維新の賛成多数で可決、参院に送られたそうです。急いで欲しい対策は後手後手で、国民が望んでもいない統制法制定には血眼になるアベ狡猾政権に、無警戒に同調してしまった一部野党、目を醒ましてください。せめて、本と雑誌のニュースサイト LITERA - リテラのこの記事↓を、ご一読なさいませ。


安倍首相が「緊急事態宣言」を報道統制に使い批判封じ込めする可能


改正特措法に基づいて「緊急事態宣言」を安倍首相が発すれば、あらゆる制限を行使できるようになる。たとえば、特定都道府県知事は住民に対して外出制限の要請をしたり、学校や社会福祉施設、興行場などの施設の使用制限や停止を要請・指示できるほか、施設を使用した催物の開催を制限・停止するよう要請・指示することができる。さらに、条件を満たせば臨時の医療施設を開設する場合に土地や家屋を所有者の同意なく強制使用することも可能になる。つまり、憲法で保証されている移動や集会・表現の自由、財産権などに大きな制限をくわえることが、最大で2年(現行法)にもわたってできるのだ。

しかも問題なのは、基本的人権が制約されかねない強大な権限が総理大臣に与えられるのに、「緊急事態宣言」を発令する要件は極めて曖昧であるということだ。

(中略)

安倍首相が「いまがそれ」と思えば、いつでも「緊急事態宣言」を発令できてしまうのである。

一応、要件を満たしているかどうかは総理大臣が専門家による諮問委員会に諮った上で判断するというが、専門家会議に意見も求めずに一斉休校や入国制限を独断専行で決めてきた安倍首相の言動を見れば、諮問委員会にほとんど意味がないのは明白だろう。

このような強力な制限をかけるべき緊急事態でもないのに、安倍首相の独断によってそれが可能になれば、感染拡大防止を口実にして恣意的に政権批判の集会を開催できないようにすることも、“やってる感”アピールのためだけに移動の自由を奪ったり土地の強制収用することもできてしまうのである。

だが、もっとも恐れるべきは、「緊急事態宣言」の発令によって、報道統制がおこなえるようになる、ということだ。

特措法では、NHKが「指定公共機関」とされ、政府対策本部長(総理大臣)がこの指定公共機関に〈新型インフルエンザ等対策に関する総合調整を行うことができる〉とある。さらに、〈総合調整に基づく措置が実施されない場合〉には総理大臣が指定公共機関に〈必要な指示をすることができる〉と規定されている。

しかも、これはNHKだけの問題ではない。昨日11日おこなわれた衆院法務委員会では、立憲民主党の山尾志桜里衆院議員が「緊急事態宣言が出た際、首相から必要な指示を受ける『指定公共機関』に民放テレビ局は指定されるか」と質問したところ、宮下一郎・内閣府副大臣は「法的には指定しうるが、実際には新型インフル特措法制定時の議論を踏まえ、指定しない」と答弁。法的には民放が「指定公共機関」に指定できることを認めたわけだが、さらに山尾議員の「報道内容への指示も法的には可能か」という問いには、こうも答弁したのだ。

「今回、民放は指定しないが、法律の枠組みとしては民放を指定して『いま、この情報を流してもらわないと困る』ということで指示を出す。そして放送内容について変更、差し替えをしてもらうということは、本来の趣旨に合う、そういったことはあり得るものだ」ようするに、NHKのみならず民放テレビ局の報道内容にも直接介入し、安倍首相が良しとする内容でなければ変更させることも法的には可能になる、というのである。


オソロシヤ、オソロシヤ!コロナウィルスも怖ろしいですが、それを口実とする統制国家化は、正確な判断を奪われる点で、もっと怖ろしい災厄です。


さて話を戻して、「もう子どもは人間になれないかもしれない」脅威からの、ささやかな自己防衛策と言うわけではありませんが、せっかくの上天気。孫たちを戸外に誘い、近くの広場で、お弁当を広げて春を楽しみました。この場所にあるソメイヨシノの並木はまだ堅いつぼみですが、春は着実に進行しています。


スズメのさえずりも、春を称える調子があきらかですし、動きも活発です。


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保育園児二人、小学生二人と、妊婦、じいじばあば、途中から高校生も加わり、戸外でひとときを過ごすというだけで、なぜか心が浮きたち、生物としての活性が蘇る思いがしました。


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タンポポが一気に咲き広がっています。


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ムスカリも花盛り。


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モクレンも、一週間ほど前はこの状態でしたが、、


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ここ1~2日で、一気にほころんでいます。


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庭の菜園に植えているハクサイが、花を咲かせています。


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見あげると、そこにもスズメ。


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散歩道のツグミ。


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例年より早いと思うのは、ヤグルマソウの花。


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やはり、からだ全体で春を、季節の推移を、感じ、喜ぶような、人間の自然を取り戻すことは、なんと言っても人間(性)の根幹ではないでしょうか?そんなことを改めて感じた「ピクニック」でした。


そんな折も折、SNS上に、同業退職者のI先輩が、こんな投稿を掲載しておられました。


<孫と一緒にピクニック>

学校休業日のため身体をもてあましている小学生の孫(500mほど離れたところに住んでいる)を誘って、竜之口山で遊んできました。

ポカポカのお天気なので、山頂はいつもよりたくさんのグループで賑わっていました。

(後略)


我が意を得たり!躊躇なく、[ハート]マークの超「いいね」ボタンを押させていただきました。


今日はこれにて。


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コロコロコロナ、の巻 [時事]

「コロコロコロナ」というフレーズが流行期に入った???


昨日の「日刊スポーツ」が話題を呼んでいるそうです。


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「コロコロコロナ対策」「国民怒り沸騰」「安倍政権ふざけるな」の大見出しとともに、 「無自覚 イベント縮小求めた日に 首相補佐官立食パーティー」「丸投げ休校措置の要請 翌日自治体任せ『柔軟』に判断を」「KY休校費用問題に盟友麻生財務相  つまんないこときくねえ」「開き直り対策本部開かずに  21日朋美ちゃん誕生祝いに出席」などの赤色見出しが目を引きます。まったく、庶民の思いはこれに極まれりのと言うべきでしょう。


また、「スポーツ報知」の今朝のWEB版にはこんな記事が載っています。


江川紹子氏、安倍首相が会見後すぐに私邸へ帰ったことに「うちに帰るだけなら、もう少し答えてくれてもいいじゃん!」ジャーナリストの江川紹子氏が29日、自身のツイッターを更新。安倍晋三首相が新型コロナウイルス感染拡大を受けて、初めて開いた記者会見に出席したことを明かした。
江川氏は「安倍首相の記者会見、一生懸命『まだ聞きたいことがあります』と訴えたけど、事前に指名されて質問も提出していたらしい大手メディアの記者に対して、用意されていた原稿読んで終わりでした」とつづった。
さらに連続ツイートし「専門家会議では議論してない全国一斉休校要請について、他の専門家に相談したのか、今回の判断した根拠やエビデンスは何か、それに伴う弊害やリスクとの検討はどのようにやったのか、期待される効果や獲得目標は何か…その他いろいろ聞きたいことはあったんだけど」と明かしていた。

その後、会見後に午後7時12分に私邸へ帰った首相動静にふれ「うっそ~うちに帰るだけなら、もう少し答えてくれてもいいじゃん!」と思いをつづっていた。


青木理氏、安倍首相の会見に「がっかりした。具体的な措置一切出ず、金額も予備費から出す方針だけ…」
1日放送のTBS系「サンデーモーニング」(日曜・前8時)で、安倍晋三首相が2月29日に新型コロナウイルスの感染拡大を受けた記者会見を行ったことを伝えた。
スタジオでジャーナリストの青木理氏は会見について「いいことだと思うんですけど」とした上で「しかし、具体的な例えば、検査体制についても休業保証についても共働きや一人親のお子さんには、どうするのかって具体的な措置一切出ず、金額についても予備費から出す方針というだけで、僕は昨日がっかりしたんですね」と印象を明かした。
さらに「判断に時間をかける余裕がなかったとおっしゃるんですけど、もう初の感染者から1か月以上出ているんです。その間、いろんな準備をしたり、判断をしたり検査体制を充実する余裕があったはずなのに、これをほとんどされていない」と指摘した。続けて「その間の首相の記録見ていると、取り巻きだったりとかお友達と会食されてて、昨日も記者会見では三十数分で終わっちゃったんですけど、まだ質問ありますって記者が言っているのに、お帰りになられた。予定の時間が過ぎたから。そのままご自宅に戻られているようなんです」と話した。
その上で「この間のやり方がちぐはぐなのと緊張感がないのと具体的な動きがないのを考えると、今の政権の特徴のやってる感みたいなものを演出するようなところがここでも見えている気がする。なので本当に1、2週間が勝負なのであれば、みなさん協力すると思うのでもっと具体的にどうするんだと、弱者の人たちをどうするんだって、もっと積極的にメッセージ、具体的な政策を出してほしいってことに尽きると思うんです」と提言していた。


コロコロ変わるコロナ対策。鋭い批判の声は枚挙にいとまがありませんが、ラストに「毎日新聞」の記事を少しだけ引用しておしまいにします。


一斉休校は「科学より政治」の悪い例 クルーズ船対応の失敗を告発した岩田教授に聞く

新型コロナウイルスの感染者が多発したクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」の内部に入り、「カオス状態」と告発した神戸大学感染症内科の岩田健太郎教授(48)。生々しい内容に賛否両論が巻き起こり、教授は2日後に動画を削除した。しかし、陰性とされて下船した乗客がその後に陽性となるケースが国内外で相次ぎ、教授の警告どおり船が「ウイルス培養器」と化していたことが明らかになった。我々はどこで間違ったのか。政府や自治体が取るべき対策は何か。27~29日、岩田教授に電話とメールで聞いた。【國枝すみれ/統合デジタル取材センター】

――安倍晋三首相が全国の小中高校に3月2日から春休みまでの臨時休校を要請しました。これは感染拡大を防ぐために有効でしょうか。

◆小児の発症、重症化が少ない中で、学校だけ休むのは合理的ではありません。小児患者が発生している北海道は理解できなくもありませんが。

休校を正当化するならば、その方策がもたらすゴールをはっきりさせる必要があります。休校で感染をゼロにするとか、1日何人まで減らすとか。そういう目標設定がちゃんとあり、その背後に根拠があれば、事後的に政策の成否が分かります。それなしに、ただ「やる」と言われても、その成否は事後的に判然としません。クルーズ船のときと同じ、「みんながんばったね」が残るだけです。ゴールが見えず、ただ場当たり的に政治的判断がなされており、「科学よりも政治」という、またしても悪い前例となってしまいました。


コロコロ変わるコロナ対策は、「科学よりも政治」を優先した「場当たり的」な「政治的判断」によるものーーーズバリ、指摘の通りでしょう。


ことほどさように。「コロコロコロナ対策」は、嘆かわしい限りですが、かく言う私自身も、コロコロ変わる自分の心を持て余しています。というのも、最近何度も繰り返し述べてきたように、AF機能が故障したためMF専用機として利用することに決めたPENTAX k-30。でも、その決心はもろくも崩れてしまい、ついついAFが可能な中古機を、諭吉1枚で落札してしまったのです。送られてきた品は、決して美品とは言い切れず、あれこれの欠点もあるものですが、肝心のAFは健全でしたし、ラッキーなことに、あの『黒死病』も発症していません。黒死病異聞、の巻(2020-02-07)参照。


顧みてみると、2019年の2月に中古で購入したこの機体、黒死病修理のために必要とされる1万8000円があればお釣りが来るお値段でした。そして今度、オークションで見つけたこれは、さらに安価。心が動いて、抑えては動き、抑えては動きの果てに、ついついポチってしまいましたとさ。


早速今日は試写です。


午前中、小川でカワセミを見つけました。


smc PENTAX-DA 55-300mmF4-5.8EDで撮影しました。(トリミング画像)


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コガモ。


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午後、自然環境体験公園を歩きました。本当に久しぶりに、玉抜きトキナー100-300mmAF+BORG50(アクロマート)を装着して出かけてみました。今年の初日の出、初鳥など、の巻(2019-01-04)などの記事で、紹介したことがあります。


いつもの PENTAX AFadapter1.7X (AFアダプター)によるオートフォーカス化ではなく、YAHOOオークションで入手した全玉抜き(もともと付属しているレンズをすべて取り去った)Tokina AF 100-300mm/5.6-6.7の鏡筒に、アダプターを介してBORGレンズを取り付けるという荒技を実験してみました。ミニボーグ50(アクロマート)は、BORG望遠鏡レンズの中でも、最もリーズナブルな廉価レンズで、EDレンズやFLレンズなど比べると、性能的には歴然とした差がありますが、この写りなら、お値段以上と言うべきでしょう。


河津桜の開花が進んでいます。


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今日もメジロが吸蜜中。トリミング画像です。


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カワラヒワ。


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ジョウビタキ♀。


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ジョウビタキ♂。


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やはりAFは便利です。


意志薄弱で、決心がコロコロ変わって情けない次第ですが、あくまでも人様にはほとんど影響もご迷惑も及ぼすことのない、私事。コロコロ変わるコロナ対策に比べれば罪が少ない、と小声で言い訳してみる次第です。


今日はこれにて。


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今日は9の日、の巻 [時事]

昨日の記事で、アベさんは中東歴訪を中止したのに、自衛隊中東派遣は予定どおりに強行するというサカサマに疑問を呈しておきました。同じことを考えた人は少なくないらしく、「リテラ」にこんな記事がありました。


安倍首相が自分は中東訪問を延期しながら自衛隊派遣は変更せず



そんななか、日本政府は安倍首相の中東訪問の延期を決定した。アメリカがソレイマニ司令官を殺害した当日も翌日も、映画鑑賞にゴルフと緊迫感ゼロで休暇を楽しみ、ゴルフ場で記者団に中東情勢について問われても、アメリカ・イランに自制を呼びかけることもせず、「今月、諸般の情勢が許せば中東を訪問する準備を進めたいと思っている」と逃げた安倍首相。6日の年頭会見でも「これからも日本ならではの外交を粘り強く展開する」と宣言。昨日7日の自民党役員会では、サウジアラビアとUAE(アラブ首長国連邦)、オマーンの3カ国を11日から訪問する予定であることをあきらかにしたばかりだった。ところが、今日になって安倍首相は緊迫した情勢に怖気づいたらしく、いきなり予定を覆したのである。

もっとも、この訪問中止、大半の社が報道したものの、書き方はいずれも「政府が明らかにした」「政府が方針を固めた」という非公式なかたちで、安倍首相からも菅官房長官からも正式発表はないままだ。一体どういうことなのか。

「きょうは午前11時前から国家安全保障会議(NSC)4大臣会合が開かれたが、安倍首相はその前に官邸で今井(尚哉)首相補佐官や外務省幹部らと面談している。訪問中止はその席で決まったらしい。ただし、いきなり正式に発表すると『中東外交を展開すると大見得を切っておいて、怖気づいたのか』と批判を受ける可能性があるため、表向きは『情勢を見て慎重に判断する』という姿勢を崩さず、裏で訪問延期を既成事実化するため、情報を流したんでしょう。タイミングから見ても、リークしたのは今井首相補佐官あたりじゃないでしょうか」(全国紙政治部記者)

なんとも姑息なやり口だが、安倍政権の本性がもっと現れたのは、この中東訪問中止の決定のすぐあとだった。NSC終了後に菅義偉官房長官は定例記者会見をおこなったのだが、そこで自衛隊の中東派遣問題について問われた菅官房長官は、事も無げにこう言い放ったのだ。

「日本関係船舶の安全確保に必要な情報収集体制、ここを強化することは必要であると考える。現時点において、その方針に変更はなく、現地の情勢を見極めつつ、準備に万全を期していきたい」

11日から予定していた安倍首相の中東訪問はすぐさま中止にしたのに、同じ11日に哨戒機部隊が日本を出発する自衛隊については「方針に変更なし」とする──。安倍首相は“世界で唯一のアメリカとイランの橋渡し役”などとさんざんアピールしてきたくせに、いざ危険が高まると逃げ出し、それなのにその危険が高まっている中東への自衛隊派遣は見直すこともせず、予定どおり派遣するというのである。一体、自衛隊員の命を何だと思っているのか。

しかも、イランの国営放送によると、イランの革命防衛隊が声明を出し、アメリカの同盟国に対して「各国の領土が米国による攻撃に使われた場合、イランの反撃の標的になる」と警告したという。つまり、アメリカの同盟国である日本に対するリスクも非常に高まっているのだ。


一方、野党4党は自衛隊中東派遣の閣議決定撤回を求めることで一致した由。賛成です。


立憲民主党など野党4党は8日午前の国対委員長会談で、イランがイラク国内の米軍駐留基地をミサイル攻撃したことを受け、海上自衛隊を中東に派遣する先月の閣議決定について見直しを求めることで一致した。立憲の安住淳国対委員長は会談後、記者団に対し「状況が一変した。小規模な紛争というよりも戦闘状態に近い状態まで緊張が高まっている。こんな中に自衛隊の艦艇を派遣して調査するという感覚は信じられない。閣議決定は撤回することが正しい」と述べた。 (「毎日」)


今日は、一月九日。私の居住地でも、毎月九日に「9の日行動」がとりくまれています。憲法九条をまもろうと呼びかける行動です。これまで、所用があったり、忘れていたり(汗)で、初めて参加しました。よく晴れた、のどかな陽射しのもと、朝9時から10時まで、プラカードを持ってスタンディング。手を振って通り過ぎる車もあり、清々しいひとときでした。


Q男さんのフェイスブックから、お写真を無断借用いたします。


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今日はここまで。


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まるで昨日のことのよう、の巻 [時事]

フェイスブックは、時々、思いついたように、過去の投稿を掘り起こしてくれます。今日も、五年前の記事を思い出させてくれました。


仲良くあそぶメジロに会いました。(後楽園にて)
枯れ枝をよくみると、椋鳥が止まっています。

写真の説明はありません。

写真の説明はありません。

写真の説明はありません。

 


当ブログを探ってみると、この記事が該当するようです。


後楽園散歩finepixバージョン(2015-01-08)


昨日の後楽園散歩のfinepixバージョンです。

あちらこちらでメジロの群れを見かけましたが、地面に下りて 仲良く遊んでいるのは初めてみました。

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(中略)

大きいサイズの写真は[カメラ]ここにあります。

このページもご覧いただければ幸いです


五年前なんて、昨日のようです。でも、思えば、シニア料金適用前でしたから、後楽園入場料の負担は、今より大きかったワケです。年間パスポートを購入して、がめつく元を取ろうとしていたせいもあって、今より足繁く後楽園散歩を楽しんでいたような気がします。やはり、五年の経過は、体力・気力の減衰をもたらしているのかも知れません。最近、良い出会いに恵まれないのも、むべなるかなです。ちょっと反省しています。


とはいえ、月曜は0度に近い冷え込み、火曜は雨、今日は激しい風で、出歩くに不向きな天候が続きます。それと、何かと神経を使うパソコン仕事も重なって、ゆとりが持てません。


そんななか、桜を見る会の顛末、IR汚職の成り行きも影を薄めるほどの、ごろつきトランプの暴虐無法、、、、あきれて思考が追いつかないうちに、事態がどんどん転がっていく居心地の悪さが募ります。


そう言えば、以前も引用したことがありましたが、昔、真似事で作っていた我が家のホームページの「更新履歴」にこんなことを書いたことがありました。これまた、まるで昨日のことのようです。


2003.2.15 トップページと作品のページを多少更新しました。
それにしても、イラク・朝鮮半島情勢は、人類史を逆戻りさせる愚劣さです。「ならず者国家」を成敗する先頭を、一番のならず者が突っ走るの図。泣くに泣けず笑うに笑えぬ出来損ない笑劇に、どこまでつきあわねばならないのでしょうか?
「空爆」は、民衆の側から見れば、「空襲」です。逃げまどう民衆を念頭に入れないアメリカの視点は、ベトナム以来変化なしということか?「戦場」が常に自国の外にあったアメリカにとって、逃げまどう民衆の姿はイマジネーションの限界の外にあるのかもしれません。
では、日本の姿勢はどうなの?「悪い政府」の統治下であろうがなかろうが、各地の大空襲とヒロシマ・ナガサキの辛酸を嘗めた日本の民衆の視座からは、「空爆やむなし」の結論は、生まれる余地のないもの。にもかかわらず、NATO傘下のヨーロッパ諸国に比べてさえもふがいない追随三昧。嘆かわしい限りです。
2003.2.26 フランスのリベラシオン紙のコラムは、ブッシュを裸の王様にたとえたと言います。前々からそう思ってました。「王様は裸だよ」の声を、率直に伝えてあげる方が忠義かつ親切というものでしょうに。「お美しい」「お似合いでげす」のおべっかを、自分ばかりか周囲にも強要する幇間(太鼓持ち)の罪は如何?リンク集を緊急編成しました。
2003.4.20 ブッシュさん、3歳児をひねりつぶして、「勝った勝った」と誇っても、誰も腹でケーベツするだけ。ただ、手のつけられない乱暴者のやることだから、顔をしかめて黙って見ているまでのこと。
でも、ブッシュさんは気づいているのかしら?あなたに突如「ならず者国家」の烙印をおされ、第2第3のイラクとしての標的にさらされるおそれを感じている国々が、このイラク戦から何を学ぶか?について。
「力こそ正義」という、ブッシュ流の新しい(実は西部開拓時代以前の未開野蛮な)むき出しの力の政策の前では、国連中心の国際秩序を誠実に遵守することは愚挙であり、ましてや国連査察に誠実に応じたり、大量破壊兵器の廃棄など馬鹿正直に実行するなどもってのほか。細菌兵器、化学兵器、核兵器、無差別テロ攻撃・・・いずれをとわず、物量に勝るアメリカに「軍事的」に対抗する道すなわち無限の軍拡の連鎖、憎悪と報復の連鎖への道をひた走るしかない、と、向こう見ずな破滅的な決意を促したに違いないことを。
ブッシュ=アメリカをジャイアンに喩えた人がいました。ジャイアンは、自分のコンサ-トを誰もが歓迎しているに違いないと信じているのでしょうね。メーワクに感じながら、「いや」と言い出せないのは、ジャイアンに正義が存するからではなく、彼の腕力をはばかる故であることは、誰もが知っています。知らぬはジャイアン一人でしょう、かわいそうなジャイアン。
そして、ジャイアンの正義は、彼の腕力を上回る力(ドラエモン由来の)によってついえ去るしかないのです。ジャイアン少年は、心底、真の友情を求めながら、たまたま他を圧する腕力と粗暴さを備えていたが故に、怯えと追従と憎しみをもって遇されるしかなかったのです。もしも彼が、平凡な腕力の少年であったなら、その純朴な個性はより好ましい輝きを増し、周囲から真に愛され、好ましい友情を獲得できたに違いないのに・・・。
リンカーンの国、ホイットマンを生んだ国、民衆愛と寛容な民主主義の伝統ある朗らかなアメリカが、なぜこんなにも野蛮で狭量なふるまいしかできないのでしょうか。ベトナム戦争への苦い反省も忘れたかのように。ソ連、東欧の自滅をへて、対立軸を失い、「一人勝ち」してしまったことの不幸なのでしょうか?ジャイアンの不幸、孤独との相似が、なにやら真実味を帯びてきました。

オバマよ!お前もジャイアンか!(2013-10-25)


否、トランプの無法を、ジャイアンに喩えては、余りにジャイアンに失礼に当たりましょう。もはや、トランプには正義のかけらさえ必要ないように見受けられます。彼の真骨頂は、「ビジネス」・「実利」・「かけひき」、、、、だと指摘する人もあるようです。もしそうであるなら、人類にとって、この上ない僥倖と言わなければなりません。破れかぶれの、破滅的な博徒としか見えない私の不明を、恥じる時が来るとすれば、それは望外の喜びというべきでしょう。


でも、「ビジネス」を言うなら、何よりも、客観データに基づく取引相手の正確な把握が不可欠でしょう。とすれば、イスラムの教えに忠実なイランの人たちにとって、「目には目を」(ハンムラビ法典)の教えを厳格にまもることがいかに大切かを知ることは、取引の前提となるはずです。


目には目を歯には歯を

【読み】
めにはめをはにははを

【意味】
目には目を歯には歯をとは、自分が害を受けたら、それと同じようにして復讐をすることのたとえ。

【目には目を歯には歯をの解説】

【注釈】
自分が受けた害と同じ事をして、復讐するということ。
目を傷つけられたら相手の目を傷つけ、歯を折られたら相手の歯も折るということから。
本来は、被害者が受けた害と同等の害を加害者にも与えるという同害報復(タリオ)の言葉である。
今では広く復讐するの意で使われている。
『旧約聖書・エジプト記・21章』には「Eye for eye, tooth for tooth, hand for hand, foot for foot.」とある。
しかし新約聖書にある「左の頬を打たれたら、右の頬も差し出しなさい」と、イエスが復讐を戒める言葉を説いたことも知られている。
「目には目、歯には歯」とも。

【出典】
『ハムラビ法典』 『旧約聖書』

(後略)

(故事ことわざ辞典http://kotowaza-allguide.com/me/meniwamewo.html


同害報復(タリオ)とは、「目には目を(それ以上の報復はしない)、歯には歯を(それ以上の報復はしない)」という点で、無制限の復讐に歯止めをかける意味があるそうです。


イランは、日本時間の8日午前、米軍が駐留するイラクの空軍基地など2拠点を10数発の弾道ミサイルで攻撃したと報道されています。「殉教者それ今に作戦」と名付けられたこの攻撃について、イランのザリフ外相は「均衡の取れた自衛措置を実行し完了した」とツイートしたそうです。革命防衛隊は、声明を出し、米軍による反撃にはさらに厳しく対応する、米同盟国も標的になるなどと警告しています。報復は報復の連鎖を呼び、同盟国・協力国をも巻き込んで壊滅的な結果をもたらすこと必至です。


トランプは、一片の正義も利もない報復に手を染めてはなりませんし、「同盟国」もその旨進言すべきです。そんなとき、アベさんは、11日から予定していた中東三カ国歴訪は延期するけれど、国会にも諮らずどさくさまぎれに決定した海上自衛隊の中東派遣は、予定通り強行するんだそうです。やめて欲しいな。


今日はこれにて


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暑い、熱い!の巻 [時事]

今日は教育相談のボランティアの当番日です。大雨は降りそうにないので、いつものように懇意な施設の無料駐車スペースに駐めさせていただき、約2km余りを、歩いていきます。暑いです。

午前中の相談活動を終えて、昼食時、岡山駅まで約1km、やはり徒歩で出かけます。

途中チャギントン電車に出会いました。

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岡山駅になんの用?

はい、演説会があったのです。

共産党志位委員長が来岡。野党統一候補の原田ケンスケさん(立憲民主、共産党仁比参議院議員などと一緒に演台にたたれます。

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野党は対案を出さない、とアベさんはしきりに吹聴するが、党首討論でも、国会でも、安倍さんに面と向かってしっかり対案を示しています。忘れたのでしょうか?と、対案を具体的にポイント解説。

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実現のためには、選挙区では野党統一候補の原田ケンスケさん、比例区は共産党を!と訴えます。

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熱い陽射しの中、聴衆の熱気も最高潮。全国に熱気を運び、人びとを励まし元気づける八面六臂のこの奮闘が、どうか報われることを祈ります。

今日の歩数、12000歩。熱射のもとだけに、汗かき効果は抜群でした。

今日はこれにて。


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あなたに言われたくはない、の巻 [時事]

昨日のこと、何気なくテレビを見ておりますと、ニュースに、余り好きでない人の顔が写っていました。人の容姿とか容貌のことを話題にするのは、天に唾するたぐいですから慎みますが、内からにじみ出る内実とか人柄とかが、なんか嫌な感じの人ってありますよね。


6月6日付け日刊スポーツの記事を借ります。


衆議院は6日の本会議で、北方領土・国後島へのビザなし訪問の際、酒に酔った上で、戦争による領土奪還論や下品な言動を繰り返した丸山穂高衆院議員(35=日本維新の会を除名)に対する糾弾決議を、全会一致で可決した。

決議を読み上げた高市早苗・衆院議院運営委員長は、「憲法の平和主義に反する発言をはじめ、議員としてあるまじき数々の暴言を繰り返した」とした上で、「国益を大きく損ない、衆院の権威と品位を著しく失墜させた」と厳しく非難。「国会議員の資格はないと断ぜざるを得ない。直ちに、自ら進退について判断するよう促す」とした。事実上の「辞職勧告」のような内容だった。

ビザなし訪問の際の言動だけに、今後のビザなし交流への影響を念頭に「威力業務妨害ともいえる(行動)」と、強い表現も盛り込まれた。

衆参両院事務局によると、国会議員への糾弾決議は初めてだが、法的拘束力はない。

2カ月の休養が必要という診断書を提出した丸山氏は、本会議を欠席した。3日に出した弁明書で、進退について「最終的には選挙での有権者の判断によるものだ」としており、糾弾決議が可


丸山なにがしのというトンデモ議員の脳天気な言動は、議論の余地なく、国会議員としての資質・品性に欠けるもので、さっさとやめていただきたい。これはすでに過去記事(いとすさまじの巻)でも書いたこと。


それはそれとして、問題発覚後直ちに除名処分を決めた維新も、共同で問責決議提案と意気込んだ自民も、同じ穴のムジナでしょ?と言いたくたくもなります。お尻のまだ青い丸山なにがしが、調子に乗て、酔った挙げ句に本音を漏らしてしまったため、こりゃタイヘンと、トカゲの尻尾切りしただけではないですか?


丸山の言動が、際だって突出したものとは言えないことは、カエル三題、の巻でも書きました。そこで引用した「LITERA」の記事をもう少し追加引用すると、、、


そして、この頂点にいるのがほかでもない、総理大臣である安倍晋三だ。

(中略)
「わが国の領土と領海は私たち自身が血を流してでも護り抜くという決意を示さなければなりません。そのためには尖閣諸島に日本人の誰かが住まなければならない。誰が住むか。海上保安庁にしろ自衛隊にしろ誰かが住む」
「まず日本人が命をかけなければ、若い米軍の兵士の命もかけてくれません」(「ジャパニズム」青林堂、2012年5月号での田久保忠衛・日本会議会長との対談)
国民が血を流してでも国の領土を守らなくてはならない……こんな発言が野放しになり、再び総理に登り詰めたことには戦慄を覚えずにはいられないが、著書『美しい国へ』(文藝春秋)のなかではさらにこうも明言している。
〈尖閣問題について、よく「外交交渉で解決していく」という人がいますが、この問題に外交交渉の余地などありません。尖閣海域で求められているのは、交渉ではなく、誤解を恐れずにいえば物理的な力です。〉


よりによって、糾弾決議案をよみあげたのが、あの高市サンだったとは、出来の悪いブラックユーモアですね。「女性最初の衆院議院運営委員長」ゆえの役回りということなのでしょうが、このお方が議院運営委員長ということ自体、納得しかねます。


以前、こんな記事を書きました。


美しい稲田と早苗、そして、、、の巻(2017.6.28)


美しい稲田。
美しい早苗が青々と育っています。


次は、美しくない稲田。

(中略)

この稲田氏については、こんな記事が思い出されます。
The Huffington Post 2014/9/10からの引用です。

9月3日の内閣改造で総務相に就任した高市早苗氏ら自民党の国会議員3人が、ネオナチ団体の代表と写ったツーショット写真が物議をかもしている。47NEWSが報じた。

第2次安倍改造内閣で総務相に就任した高市早苗衆院議員や、自民党の稲田朋美政調会長ら国会議員3人が、極右団体代表の男性と議員会館で会い、ツーショットで撮った写真が団体のホームページに一時公開されていたことが9日、分かった。議員側は「男性の人物像は知らなかった」と説明した。
(47NEWS「高市氏らが極右代表と写真 海外主要メディアも報道」より 2014/09/09 21:41)

この団体は、「国家社会主義日本労働者党」(NSJAP)。公式サイトの記述によると、1982年に発足した。ナチ党と同様、国家社会主義思想や反ユダヤ主義を掲げ、ホロコーストの否定や外国人労働者の排斥などを訴えている。

問題の写真は、2011年6月から7月にかけて、NSJAPの山田一成代表が議員会館に行った際に撮影されたもので、高市氏のほか、自民党政調会長の稲田朋美氏、副幹事長の西田昌司氏の3人とのツーショット写真がNSJAPの公式サイトに掲載されていた。現在、該当ページは内容が変更されている

国際的にも波紋が広がっており、イギリス紙「ガーディアン」は9月9日、「ネオナチ写真が安倍首相のために頭痛を引き起こす」という記事の中で、「これらの政治家が山田のネオナチ思想を共有しているという証拠はないが、安倍政権の右傾化がますます進んでいるという非難を加速させた」と報じている。

これがその写真。
イナダ、いやだな。

早苗、美しい名前。


政治資金規正法違反の疑惑も記憶に新しいところです。


「ぼくちゃん」たちの見苦しい弁明は、美しい日本に似合いますか?の巻(2016-10-08)


長々と時間をかけて、アベノミクスだのアベアドバルーンをヨイショする与党議員や応援団勢力の質問も、ここを先途と独りよがりな自己宣伝を蕩々と展開するアベ・マリオ君(マリオってマリオネット=操り人形の意味なんですって?)の答弁も、なにか信念あってのことかも知れないと、極力虚心に公平に、耳を傾けようと試みてはみますが、聞くに堪えないので、数分でスイッチを切るかチャンネルを変えるか、ラジオならば音楽CDに切り替えるかするのが常です。
それにしても、気になるのは、応援団にたいする場合と批判者にたいする場合とで、あまりに掌を返したように態度をがらりと変えるアべ・マリオ君の豹変ぶり。声色や血相までも変わってますからね。彼の情緒はアンダーコントロールにあるのかどうか、心配です。

10月4日付の「リテラ」にこんな記事がありました。

(中略)

「『谷垣さんのときに決めたんだから、ぼくちゃん知らない』なんて、私、一言でも言いました? まったく言っていないことを言ったかのごとく言うっていうのは、これはデマゴーグなんですよ。これ典型例ですね」

「ぼくちゃん知らない」というのは、まるで幼稚園児のような道理の通らない責任逃れをするから「ぼくちゃん」と表現しただけだ。それを「デマゴーグだ!」とがなり立てるとは……。これが宰相の発言かと思うとつくづく情けなくなる。

この場面、聞いてました。私も、つくづく情けなくなりました。
それともう一つ、majyo様の記事へのコメントでも書かせていただきましたが、アベ・マリオ君一流の、「私が話しているんですから、静かに聞いてくださいよ」の名セリフ。人が話している時に、静かに誠実に聞く人間がそう言えば説得力もありましょうが、、。
ところで、この名セリフ、高市総務大臣まで振りかざすのには、笑っちゃいました。

(中略)

10月6日付朝日新聞デジタルの記事にこうありました。

--高市氏は政治資金規正法を所管する総務相。追及が熱を帯びるなか、議場はヤジと笑いが渦巻いた。
小池氏 だから全く証明できない。今の話でわかるじゃないですか。「私が言っている」「信頼している」「相手を知っている」「だから信じて下さい」。こういうのはね、信頼できないですよ。証明になっていないですよ。領収書じゃないですよ、こんなものは。総務大臣ね、どうするんですか、これ。閣僚の事務所がお互いにこんなことをやっているわけですよ。白紙領収書を日常的に発行して、受け取った側がお互いに金額を書き込んで収支報告書に添付して提出する。政治資金規正法の根幹ががたがたになっているんじゃないですか? 所管大臣としてどうですか。
高市早苗総務相 個別の事案については、具体の事実関係に即して判断されるべきものですから、いま先生がお挙げになった事例について一つひとつ政治資金規正法上の問題の有無についてのコメントは困難ですが、一般論として申し上げますと、政治資金規正法上、国会議員関係政治団体はすべての支出について、当該支出の目的、金額、年月日を記載した領収書、その他の支出を証すべき書面を徴さなければならない。入手しなければならないということです。なお、領収書の発行側の作成方法についての規定はございません。法律上、ございません。
先生がお配り頂いた資料の中にですね、約3年前に開催しました「高市早苗さんをみんなで激励する会」に稲田朋美先生の関係団体から2万円をちょうだいしてますので、あえて申し上げますが、来賓として、スピーチなどをお願いするために来て下さる国会議員のみなさまについては、まず普通、当日の受付の場に封をした封筒に入れた現金を持参される場合が圧倒的に多うございます。その場で開封して金額を確認し、記入していては近接した時間帯に皆さん受付に来られますので、多くの国会議員をお待たせすることになりまして、当然パーティーの前半にスピーチなどの機会が多いですから、パーティーの開始が遅れるなど、その運営に支障を来します。
(ヤジ)
高市氏 ちゃんと静かに聞いて頂けませんでしょうか。

(中略)

yahooニュース10月6日付け記事はこう伝えています。

“白紙領収書”で野党追及、資金パーティーで常態化か

TBS系(JNN) 10月6日(木)17時56分配信

国会で議員同士が互いの政治資金パーティーに出席し会費を支払った場合、相手方から白紙の領収書をもらい金額などを書き込む行為が頻繁に行われている実態が明らかになりました。
「領収書には金額が記載されてなければいけないと、あまりにも当然のことですね。稲田大臣、これは各大臣から白紙の領収書を受け取って金額も稲田事務所で書き込んだ、間違いないですね」(共産党 小池晃書記局長)
共産党の小池書記局長が示した領収書のコピー。いずれも稲田防衛大臣の政治資金団体「ともみ組」宛に出されたもので発行元はさまざまですが、筆跡が似ています。
「政治資金パーティー会費の領収書の中に稲田側で日付宛名および金額を記述したものが存在しており、今、御指摘になったとおりであります」(稲田朋美防衛相)
稲田大臣は白紙の領収書をもらい稲田氏側で金額などを書き込んだものだと認め、政治資金パーティーでは「互いに面識のある主催者と参加者の間では主催者側の了解のもと、参加者側が記載することがしばしば行われている」などと説明しました。
「委託があったら金額は後で書いていいなんていったらもう今ね、聞いている中小企業の社長さんたちみんなびっくりですよ。そんなね領収書がね、通用するわけないじゃないですか」(共産党 小池晃書記局長)
稲田大臣は、「これからどういった形でできるか検討してまいりたい」と述べましたが、同様の問題を指摘された菅官房長官は「政治資金規正法上、政治団体が徴収する領収書に際して発行者側の作成法についての規定はなく、問題ない」などと答弁しました。(06日17:15)

TBS News i


ほとぼりも冷めない2017年3月、こんな追及も受けるなど、つくづくお金に汚いお方のようですな。


【YouTube】民進党・那谷屋議員が高市早苗総務大臣の「還付金詐欺」疑惑を追及


忘れてならないのは、総務大臣在任中の「停波発言」でしょう。



「行政が何度要請しても、全く改善しない放送局に何の対応もしないとは約束できない。将来にわたり可能性が全くないとは言えない」(2016年2月8日、衆議院予算委員会)


これには、ただちにジャーナリストの皆さんが「私たちは怒っている」と題する声明を発表して抗議しています。


私たちは怒っている

――高市総務大臣の「電波停止」発言は憲法及び放送法の精神に反している

今年の2月8日と9日、高市早苗総務大臣が、国会の衆議院予算委員会において、放送局が政治的公平性を欠く放送を繰り返したと判断した場合、放送法4条違反を理由に、電波法76条に基づいて電波停止を命じる可能性について言及した。誰が判断するのかについては、同月23日の答弁で「総務大臣が最終的に判断をするということになると存じます」と明言している。

私たちはこの一連の発言に驚き、そして怒っている。そもそも公共放送にあずかる放送局の電波は、国民のものであって、所管する省庁のものではない。所管大臣の「判断」で電波停止などという行政処分が可能であるなどいう認識は、「放送による表現の自由を確保すること」「放送が健全な民主主義の発達に資するようにすること」をうたった放送法(第一条)の精神に著しく反するものである。さらには、放送法にうたわれている「放送による表現の自由」は、憲法21条「集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する」の条文によって支えられているものだ。

高市大臣が、処分のよりどころとする放送法第4条の規定は、多くのメディア法学者のあいだでは、放送事業者が自らを律する「倫理規定」とするのが通説である。また、放送法成立当時の経緯を少しでも研究すると、この法律が、戦争時の苦い経験を踏まえた放送番組への政府の干渉の排除、放送の自由独立の確保が強く企図されていたことがわかる。

私たちは、テレビというメディアを通じて、日々のニュースや情報を市民に伝達し、その背景や意味について解説し、自由な議論を展開することによって、国民の「知る権利」に資することをめざしてきた。テレビ放送が開始されてから今年で64年になる。これまでも政治権力とメディアのあいだでは、さまざまな葛藤や介入・干渉があったことを肌身をもって経験してきた。

現在のテレビ報道を取り巻く環境が著しく「息苦しさ」を増していないか。私たち自身もそれがなぜなのかを自らに問い続けている。「外から」の放送への介入・干渉によってもたらされた「息苦しさ」ならば跳ね返すこともできよう。だが、自主規制、忖度、萎縮が放送現場の「内部から」拡がることになっては、危機は一層深刻である。私たちが、今日ここに集い、意思表示をする理由の強い一端もそこにある。

〈呼びかけ人〉(五十音順 2月29日現在)

青木理、大谷昭宏、金平茂紀、岸井成格、田勢康弘、田原総一朗、鳥越俊太郎


「女性初の衆院議院運営委員長」になってからも、物議は収まりません。日刊スポーツ2018年10月30日付け記事です。


安倍首相また女難 高市氏、国会改革試案で大モメ


安倍晋三首相の「肝いり女性人事」が、再び混乱の種になった。女性初の衆院議院運営委員長に就任した高市早苗氏が公表した国会改革試案の内容に、委員会質疑の簡素化などが含まれ、野党が撤回を要求。衆院本会議開会が45分遅れる騒ぎになった。高市氏は最終的に撤回に応じたが、「女性活躍」を期待されての起用にもかかわらず、初動からみそを付けた。安倍政権では、片山さつき地方創生担当相も「口利き疑惑」で窮地に立たされている。
(中略)

高市氏は首相の応援団を自任する立場ながら、今回ばかりは「勇み足」(自民党関係者)との声も出ている。安倍政権では、内閣改造で唯一の女性閣僚となった片山氏も、文春砲による「口利き疑惑」を抱える。大臣と議運委員長で立場は異なるが、首相が「女性活躍」を期待した女性議員にトラブルが続く。


「議員としてあるまじき数々の」言動、「国益を大きく損ない、衆院の権威と品位を著しく失墜させた」、「国会議員の資格はないと断ぜざるを得ない。直ちに、自ら進退について判断するよう促す」という言葉は、そのままご自身に向け投げつけてみられたらよろしいかと、思料するするものです。




西日本を強い雨がおそっています。ちょっと小やみの隙に、傘さし散歩に出かけてき何日ぶりにこの散歩道を歩いただろうかといぶかしいほどに、周囲の風情が移り変わっています。


実った麦の穂が、まだ刈り入れられずにいる畑もありますが、多くの麦は刈り取られ、そのあとが黒々と焼き払われています。


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これは芽を出した直まきの籾です。


稲田、早苗と言うのかどうか?


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いろいろなタチアオイが、次々に咲いています。


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雨に濡れたアオサギ。


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美山公園まで行かなくても、散歩道のあじさいが見頃でした。雨に似合う花です。


 


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最後はカシワバアジサイ。


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夕方には雨が上がったようです。今日予定していた郷里の草刈りを、明日できますかどうか?


今日はこれにて。


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いとすさまじ、の巻 [時事]

書きかけては、ゲンナリして中断している記事があります。


丸山穂高というトンデモ議員のトンデモ発言。


ネット記事を一部引用します。


丸山穂高議員が「報復」示唆。辞職勧告の動きに「ほかの議員の不祥事を世に問いかける」HUFFPOST(2019年05月16日 13時51分)


朝日新聞デジタルなどによると、問題発言があったのは5月11日夜。丸山氏はビザなし訪問団の一員として国後島を訪問中で、当時、ロシア側との公式行事が終わった後、島にある施設「友好の家」で訪問団のメンバーらと懇談中だった。

丸山氏は酒に酔いながら、国後島出身で訪問団の団長を務めていた大塚小弥太さん(89)に対し、「戦争でこの島を取り返すのは賛成ですか、反対ですか」などと質問した。

大塚さんがなんども戦争を否定しているのにも関わらず、「戦争しないとどうしようもなくないですか」などと、戦争によって島を取り返すことに賛成を求めるかのような問いかけを繰り返した。

2人のやり取りは以下の通り。

丸山氏「団長は戦争でこの島を取り返すのは賛成ですか、反対ですか」

大塚氏「戦争で?ああ、反対、は、はんた…」

丸山氏「だからロシアが混乱しているときに、取り返すのはオーケーですか」

大塚氏「いや、戦争なんて言葉は使いたくないです。使いたくない」

丸山氏「でも取り返せないですよね」

大塚氏「いや、戦争したって…戦争するべきではない」

丸山氏「戦争しないとどうしようもなくないですか」

大塚氏「いや、戦争は必要ない」

(中略)

丸山氏「何をどうしたいんですか」

大塚氏「え?」

丸山氏「何をどうしますか」

大塚氏「何をですか」

丸山氏「うん。どうすれば」

大塚氏「どうすれば、って何をですか」

丸山氏「うん」

大塚氏「いや、何をどうすればいいって言って…」

丸山氏「この島を。この島を」

大塚氏「それを私に聞かれても困ります。…率直に言うと、返してもらったら一番いい」

丸山氏「戦争なく」

大塚氏「戦争なく。はい。戦争はすべきではないと思います。これは個人的な意見です」

丸山氏「なるほどね」

大塚氏「はい」

丸山氏「※」 ※聞き取れず

大塚氏「早く平和条約を結んで、解決してほしいです」

訪問団員の制止聞かず

丸山氏は問題発言の前、交流の一環でロシア人島民の個人宅を訪れ、飲酒していたという。

丸山氏は別の訪問団メンバーの制止を聞かず、大塚さんとのやりとりを終えた後も大声で騒いだり、決まりに反して友好の家の敷地外に出ようとしたという。

丸山氏に対し、複数の訪問団メンバーが抗議し、翌12日になって全訪問団メンバーの前で謝罪したという。


(中略)

丸山氏は日本維新の会に所属していたが、松井一郎代表(大阪市長)が「辞職するべきだ」として除名処分を決定。さらには、与野党に対し、辞職勧告決議案の提出を呼びかけた。

共同通信によると、立憲民主、国民新党、共産など野党5党派は検討を始めた。一方、自民党は慎重な姿勢を取っているという。

これに対し、丸山氏はTwitterで「これより先の期間は無所属で活動する」と辞職する意思がないことを表明した。

(中略)

その上で、辞職勧告決議案が提出された場合、YouTubeなどで「北方領土問題を含め日露外交の問題から、与野党の議場で不問になっている過去の他議員不祥事」などについて問題にする姿勢を示した。

憲政史上例を見ない、言論府が自らの首を絞める辞職勧告決議案かと。提出され審議されるなら、こちらも相応の反論や弁明を行います。ただ問題は、議運委や本会議では本人からの弁明機会の機会すら無い。その場合には、この機会にyoutube等で自ら国内外へ以下の様々な配信を。

 


 


あきれたこの人物について、以前書いた記憶があります。


これらの記事です。


 


226思いつくまま、の巻


 


 


これだけは忘れない、の巻


 


共謀罪が衆院で強行されました。
とにかく最近忘れっぽくて困りますが、これだけは忘れないようにしなくてはなりません。
強行採決の口火を切ったのは、最後の質問者、「野党」維新の丸山穂高議員。「30時間以上質疑してきた。これ以上は足を引っ張る事が目的のピント外れの質疑は必要ない。論点も整理されて時は来た。私の質疑のあと、ただちに採決してほしい」とさ。このヒト法務委員でもない外野のヒト。維新という存在、「補完勢力」という手厳しい呼び方にいささかためらいもありましたが、今やそれ以外の何者でもありませんね。
そういえば、昭和初期、5・15、2・26等のクーデター事件を引き起こした青年将校や民間右翼の唱えたスローガンが「昭和維新」でしたね。彼らの暴力的な妄動によって妄動によって掃き清められた道の先には、暗黒の国家総動員体制が待っていました。役目を終えた「昭和維新」のスローガンは、用済みとなって立ち消えて行きました。その歴史を知った上で、彼らは「維新」を名乗っているのでしょうかね。
書きたい記事はこれではありませんでしたが、備忘のために記録しておきます。


「言論府」などという言葉を用いる資格がある御仁ですかね?


この記事へのコメントに、今は亡きmajyo様がこう書いておられました。


維新の丸山穂高、私は忘れません。この人の事を
本当に頭に来ました。何を知っているのでしょう
何を学んだのでしょう
強いものにすり寄る嫌な男、許しがたい男として忘れません
by majyo (2017-05-20 18:42) 


そして、アヨアン・イゴカー様もこうコメントして下さいました。


>強いものにすり寄る嫌な男、許しがたい男として忘れません
テレビで彼が発言するのを見て、ぞっとしました。
人間には二種類あって、独立していきることが自由であると感じる型と、
隷属して命令に従っているほうが自由に感じられる型。
彼は、隷属型であることは間違いありません。一見、自己主張しているように見えますがとどのつまりは、作られた組織の中、敷かれたレールの上、他者の決めた価値観をそのまま受け入れて生きる奴隷人間に過ぎません。自分の基準がないからです。奴隷型の人間が危険なのは、他者の立場、環境を思い遣る能力が欠如しているからです。
by アヨアン・イゴカー (2017-05-21 23:06) 


「強いものにすり寄る」隷属型奴隷人間が、その「身の程」を忘れて、自分に力があると錯覚してしまうのでしょうかね。


言いたいことは山ほどありますが、しらけてしまって書く気になれません。


枕草子に「すさまじきもの」という章段があり、何度か引用しました。


福は内 福は内とて 春待たる


「すさまじ」という古語は、現代語のニュアンスとはかなり異なっていて、「興ざめだ」とか。「殺風景だ」とか訳されます。くだけた言葉で言えば、「しらける」「ドッチラケル」という感じでしょうか。


今日はこれにて。


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憲法記念日思うまま、の巻 [時事]

昨日の憲法記念日、アベ首相が、改憲派集会へビデオメッセージを寄せ、「2020年に改正憲法を施行する目標を堅持していると明言した。」と、今朝の地元紙「山陽新聞」一面は伝えています。そしてアベ発言のポイントをつぎの3点に要約して紹介しています。



・2年前、2020年を新しい憲法が施行される年にしたいと話した。今もその気持ちに変わりはない。
・憲法に自衛隊を明記し、違憲論争に終止符を打つ。私は先頭に立ち、責任をしっかり果たす決意だ。
・家庭の経済事情に関わらず教育はすべての子どもにひらかれたものとする、しっかりと憲法に位置づけなければならない。



記事はさらに続けて、「同じ集会に出席した公明党の遠山清彦憲法調査会事務局長は「公明党は加憲の立場から積極的に憲法議論に参加する」と語った。集会には日本維新の会、希望の党の幹部も出席した。」としています。
この集会で、下村博文・自民党憲法改正推進本部長が、同党の改憲4項目を「是非、憲法審査会で発表したい」とし、「7月の参院選で憲法論議をさらに前に進める」と、参院選の争点にする姿勢を表明したそうです。
本当に争点として正々堂々と議論するというのなら、望むところ、受けて立ちましょう。「9条改憲NO!」「安倍政権退陣」を求める草の根の国民の声とちからを大いに発揮する好機ですから。


同日、東京江東区で開かれた憲法集会(「平和と命と人権を!5・3憲法集会」)には、過去最高の6万5000人が参加(主催者発表)し、各界著名人や4野党一会派の党首らがスピーチ。その中で、京都大の高山佳奈子教授は「今変えるべきは憲法ではなく政権」と訴えられた由。まったくその通り。そして、直面する参議院選挙こそ、改憲策動に終止符を打つチャンス。
でも、またいつかのように、選挙期間中は憲法の「ケ」の字も表に出さず、詐欺的な争点隠しで票をかすめ取り、選挙後に「国民の信を得た」などとふんぞり返る得意芸を、またまた繰り返すおつもりではないでしょうな。荻生田幹事長代行の「消費税引き上げ延期」や「衆参同日選挙」に言及した発言など、一個人の独走、勇み足とも思えませんから、柳の下のどじょうをねらったアベさん本人の瀬踏みかもしれませんね。
いずれにしても、改憲勢力は、「令和」への改元をも政治利用しながら、虎視眈々、時機をうかがって、動きを強めていることは間違いありません。




昨日、我が家では午前中、小学生と保育園児の孫が、近所の小川で魚釣り大会を開きました。と言っても、女の子2人は見学ですが、、。


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大きな魚が釣れました。


フナだと思っていましたが、よく見ると姿が違います。


以前もここで釣り上げたことのある、ワタカという魚かも知れません。




そして午後は、岡山県版憲法集会に参加です。



「輝け日本国憲法!集会( 5・3憲法記念日岡山県民のつどい)」です。


最大のイベントは、ご存じ松元ヒロさんのライブ「憲法くんに叱られる」。


松元ヒロさんについては、当ブログでも何度か紹介しています。


たとえば、この記事。


「追伸」の補足と今日の愉快な鳥見散歩、の巻


そもそも、戦前の日本においては、まさしく「自国のことのみに専念して他国を無視」した、偏狭な国益優先主義による暴走が、数千万人に及ぶアジアの人々と、300万人の自国の民に痛ましい犠牲を強いる悲惨を招いたのではなかったのでしょうか。そして、それへの悲痛な反省から、新しい国の歩みの道筋を探ったのが、日本国憲法ではなかったでしょうか?その道しるべとして、人類の到達しえた知見の最善のものが、真剣に取り入れられたのでしょう。
もちろん、そのめざす道は紆余曲折をたどり、いまだ実現に至ってはいません。だが、「日本国民は、国家の名誉にかけ、全力をあげてこの崇高な理想と目的を達成することを誓ふ。」とあるように、その未成熟な現実を乗り越えて、必ず「崇高な理想と目的」に向かうことを、私たちは世界に宣言しているのです。
理想と現実が乖離しているとき、理想を捨てて現実に合わせるのか、それとも理想に向かって現実を高めようと試みるのか?憲法をめぐるせめぎあいが、いっそう激しさを増すことになりそうです。
憲法君がんばれ。

憲法くん

憲法くん

     

ユーチューブに松元ヒロさんによる憲法前文の暗唱が掲載されています。

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松元ヒロさんと言えば、今は亡き majyo 様を思わずにはいられません。たとえばこんなブログ記事を 書いておられたのは、去年の秋のことでした。

 


ハッピー HAPPY


皆様は、松元ヒロさんをご存じですか? 何回かご紹介しましたから

名前は覚えていらっしゃるでしょう

テレビに出られないお笑い芸人さんです。

なぜ出られないか?

時の政権を笑い倒すからです。

その昔は劇団ニュースペーパーにもいましたが
1999年ソロデビューしました。

立川談志や永六輔に才能を認められ可愛がられました。
この二人の物まねは秀逸です。

ソネブロのmomotarouさんたちが、半年前から
古着販売で出た収益金を元手に企画した今回の公演

それが昨日でした。ずっと経過を拝見していました。

詳しくは
https://mo-mo-taro.blog.so-net.ne.jp/2018-10-28


上の記事で紹介しておられたmomotaro様の地元埼玉県熊谷での松元ヒロ公演成功のとりくみにも、大いに元気づけられました。上のリンク先の「写真入りバージョン」はこちらです。(いつもながら、またまた勝手にリンクを貼らせて戴きます。)


https://mo-mo-taro.blog.so-net.ne.jp/2018-10-30


松元ヒロさんは、2年前の2017年の憲法集会でも来岡公演されました。


上を向いて歩いていたら、の巻


先日の憲法記念日に岡山市で開かれた今年の「憲法集会」の模様は、何回かご報告しました。そこで演じられた松元ヒロさんの舞台で、永六輔さんのエピソードが熱く語られたこともすでに書きました。その舞台でのフィナーレに流れたのが、この「見上げてごらん 夜の星を」の曲でした。
それとともに、舞台では、同じ坂本九が歌った「上を向いて歩こう」(永六輔作詞・中村八大作曲)も話題にされました。「スキヤキソング」として海外にもよく知られたこのヒット曲が、失恋の悲しみを歌ったものではなく、安保闘争の挫折をきっかけにつくられたものだったことは知る人ぞ知る事実でしょうが、松元さんはそのあたりの事情をつぶさに語ってくれました。


その年の憲法記念日には、過去記事をたどってみていますので、繰り返しになりますが再掲させていただきます。

祝!憲法君70歳、の巻


憲法記念日です。
過去の憲法記念日には、こんな記事を書きました。


2014年。お誕生日おめでとう。日本国憲法さん!

  今日は憲法記念日。
憲法の理想を現実に生かそうと考えるのか。
それとも、、憲法の定めを「解釈」によって限りなく「現実」に合わせていこうとしつづけるのか?
はたまた、その行き詰まりを手っ取り早く打開するため、憲法そのものをきれいさっぱり書き換えるのか?
いよいよ改憲論議も大詰めですね。

近代的な「立憲主義」の立場では、憲法というものは、政治権力の恣意的支配に対抗し、国民が権力を制御するためのものだそうです。
安倍さんが成立に熱意を燃やしているという
自民党憲法草案(わかりやすい対照表をアップしてくださっています。また、ヤフー知恵袋のこのページも、参考にさせていただきました)は、どうも、国家権力が国民を縛るための道具にしたいらしいですね。

「外国から押しつけられた憲法」という古い論調が何か意味ありげに聞こえるとするなら、いま、日本国民自身が、腹の底から、もう一度この日本国憲法を選びなおす時だと思いますね。


一昨年(2015年)。68歳おめでとう、日本国憲法さん、の巻

この先ご健勝であれば、2年先の2017年には「古希」を迎えられることになります。昔から、古来まれなものとして、その長寿を祝う年齢です。
いま、わがくにの平均寿命は、ずっとのびていますから、70歳といえども、「後期高齢者」にもとどかぬ「若さ」ですが、世界中の憲法さんのなかでも、最長寿に属する事は間違いないでしょう。
「寄る年波」というものもありまして、時の政権担当者の思惑で、本意ならざる「解釈」やら、「運用」やらを施され、若かりし日の輝くばかりの清新さには痛々しいばかりの影が差している事は否めません。
とはいえども、あなたのお陰で、私達日本人は、これまで68年間の長きにわたり、ただの一人も、戦争で人を殺すことがなく、一人の戦死者を出す事もないという「古来希」なる僥倖を享受とができたのでした。
(中略)
なんとしてでも、2017年の70歳を、無事健やかに迎えていただきたいものです。さらにその先、喜寿(77歳)、傘寿(80歳)、米寿(88歳)、白寿(99歳)のお祝いを、国民みんなで祝賀することができればと思うのですが、、、、。


昨年(2016年)。憲法記念日に家の中でひとり憲法を考える、の巻

戦後70年・被爆70年の去年、憲法学者がこぞって「違憲」と指摘するなか、集団的自衛権容認の「戦争法」を数を恃んで強行したアベ内閣は、今度は「緊急事態条項」など戒厳令条項の導入をはじめとする明文改憲の動きをあらわにしています。選挙中はダンマリを決め込んで、選挙後にやりたい放題、のつもりでしょうが、その手は桑名の焼き蛤です。
(中略)
もちろん、憲法は金科玉条でなく、時代の変化に応じて充実・発展させるべきで、そのため、タブーなくフランクな議論が盛んに行われることは、憲法自身が望んでいることに違いありません。自らの国の最高法規について、国民ひとりひとりが、親しみを持って語り、理解し、愛し、誇りに思い、使いこなすことは、言うまでもなく大切なことですから。
一方、憲法を国民議論の俎上に載せようとする人たちのなかには、、あらぬ難癖をつけて悪罵の限りを投げつけて憲法の尊厳をおとしめ、汚い唾まで吐きかけようとする人たちが存在することも軽視はできません。おそらく日本国憲法が世界に先駆けて指し示す、平和で自由な、徳高い民主国家のあり方を、まぶしすぎると感じたり、あるいは煙たく窮屈に感じる人々が、ごく少数ながら存在するのでしょうか。たとえば、憲法の平和的・民主的精神を除去することによって、何らかの利益を手中にできるような人々とその手下、雇い人の類でしょうか?(どんな人たちなんでしょうかね?)
市井の一市民が、憲法に対して何を考えようが、何をしゃべろうが、それは自由であって、誰からもとがめられることはありません。
しかし、たとえば、アベさんのこんな無礼な発言を、憲法九十九条は許していないはずなのです。

みっともない憲法
あの、日本国憲法の前文にはですね、平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意したと書いてあるんですね。つまり、自分たちの安全を世界に任せますよと、言っている。そして、エエ、専制と隷従、圧迫と偏狭をこの地上から永遠に除去しようと務めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思う、自分たちが専制と隷従、圧迫と偏狭をなくそうと考えているんじゃないのですよ。
国際社会がそう思っているから、それを褒めてもらおうと、いじましいんですけどね、みっともない憲法ですよ、はっきり言って。これは日本人が作ったんじゃないんですからね。こんな憲法を持っている以上ですね、外務省も自分たちが発言するというのは、憲法上、義務づけられていないんだから、それは国際社会に任せるんですからね。精神がそうなってしまっているんですね。まあ、そこから変えていくと言うのが私は大切だと思います

自分の国語力・読解力のなさを棚に上げて、ちんぴらやくざの言いがかり同然のイチャモンをつける態度は、明白に公務員の憲法遵守義務違反です。
憲法第九十九条は、こう定めています。

第九十九条 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。


さて、今年は、超党派の国会議員らでつくる「新憲法制定議員同盟」(会長・中曽根康弘元首相)が5月1日開いた会合で、安倍総理は、「機は熟した。今求められているのは具体的な提案だ。理想の憲法の具体的な姿を自信を持って国民に示すときで、しっかりと結果を出さなければならない」、「この節目の年に必ずや歴史的一歩を踏み出す。新しい憲法を作っていくことに全力を傾けると誓う」などと豪語し、憲法記念日の今日は、日本会議が主導する「美しい日本の憲法をつくる国民の会」の改憲集会にビデオメッセージを寄せ、そのなかで、2020年をめざして9条を改正して、自衛隊を明文で書き込む、などと踏み込んだ発言をしています。
朝のNHK番組では、戦後文部省が作成した教科書「「新しい憲法のはなし」とその復刻版の紹介が、珍しく丁寧にされていました。

あたらしい憲法のはなし (小さな学問の書 (2))

あたらしい憲法のはなし (小さな学問の書 (2))

また、9時からの政党討論会のテーマは「憲法(改憲)」でした。午前中はちらちらそれを見ながら、孫のお相手。
午後は、「憲法の集い」に参加してきました。集会のプログラムには、4年ぶりという松元ヒロさんの公演も含まれていて、大笑いしながら、ガンバレ日本国憲法君!の思いを新たにしました。


昨日の公演の感想も、「大笑いしながら、ガンバレ日本国憲法君!の思いを新たにしました」では、安直すぎますかね?


申し訳程度に、感想を箇条書きしておきます。


・何度か観たことのある過去の公演と、ほとんど「ネタ」のダブりがありません。


・得意なパントマイムも、顔までソックリだった小泉元首相の物まねもありません。


・前回公演のハイライトとも言えた、永六輔、中村八大、坂本九さんの話題もなし。


・それなのに、時間が足りないほど凝縮された充実の内容。理路整然として明快で、数字を含む資料・論拠が具体的で、政治的にも深くかつ現代的で、それでいて爆笑が止まない。


・印象に残ったお話、その1。伊藤千尋さんの「15%理論」。ベルリンの壁も、ルーマニアの自由化も。15%が社会を変える。


・印象に残ったお話、その2。「こんな夜更けにバナナかよ」渡辺一史による同名のノンフィクションを原作にした大泉洋主演映画。筋ジストロフィー患者で、僅かに右手と口を動かすことしかできず、車イスと介助がないと生きていけない鹿野靖明が、親・家族による介護も、施設での生活も捨てて、「自立」の道を選ぶ。つまりボランティアの介助スタッフに扶けられながら、人間らしく生きる道。それは度を超えた「ワガママ」とも見えるほどだが、、、。考えさせられます。


・前回(2017年)は割愛された「憲法くん」の出番。今回は、アンコールの形で最後の数分間で演じられました。


「安倍政権のもとで私がリストラになるというウワサがある。どうして変えられるんですかと聞くと、現実にあわないからだって。私って理想だったんじゃないんですか。現実を理想に近づけようとするのが普通でしょ。」「戦争が終わって、私が生まれた時、国民は初めて自分たち庶民の子どもができたって大喜びしたそうじゃないですか。」「私はまだまだ元気です。もう隠居していいよ、って言われるほど、これまで私を使ってくれたんですか?いいえ、結構暇でしたよ」
「わたしの初心、わたしの魂は、憲法の前文に書かれています」
--そして憲法前文の暗唱。完璧、圧巻です。


「皆さんが、私に働けと言うなら、まだまだ働きます。私をどうするかは皆さんが決めること。皆さんの私なのですから。皆さんに、私を託します。」


・チコちゃんのように生意気に「ボーっと生きてるんじゃないわよ」などと叱るわけではありませんでした。活かすも活かさぬも皆さん次第と、重い問いを投げかけたのでした。


・松元ヒロさん、どうやら私と同い年らしいのですが、いやはや、エネルギッシュさにおいても、若々しさにおいても、聡明さにおいても、比べものになりません。いえ、比べようとも思ってはいませんがね。それより何より、面白さにもますます磨きがかかってきました。こういう人がテレビに出ないということは、それだけテレビがオカシイ、そして貧しい、ということですね。そんななか、鹿児島テレビが密着取材を続けているのだそうです。楽しみです。


今日はこれにて。


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