ある仲間内の会誌にこんな駄文を寄せました。



(1)省略


(2)万葉の時代、とりわけて賞美された花は、梅でしたが、下って平安時代以降になると「花」と言えば「桜」をさすようになりました。
最近、某紙の「読者の広場」に、続けて二本、こんな文章を投稿してみましたが、ボツになったようです(涙)。


【その1】ザレ歌を作ってみました。
世の中に絶えて桜のなかりせばアベの心はのどけからまし
「世の中に絶えて桜のなかりせば春の心はのどけからまし」の安直なもじりです。
本歌は、古文でおなじみの「反実仮想」表現を含む、在原業平の歌。「この世に桜というものがもしなかったとしたら、桜が咲いたり散ったりするたびに、そわそわはらはらと心落ち着かない思いにとらわれることもなく、春を待つ人々の心は、もっと平穏であろうに」と、逆説的に桜を愛でる歌です。アベさんが愛でたのは桜ではなく、私物化欲・独占欲の充足だったらしく、「しんぶん赤旗」の取材を発端とする国会での追及を受けるや、「桜を見る会」は、あっさりと中止してしまいました。「春の夜の夢」として、すべてなかったことにしたいのかもしれませんが、儚いのはみずからの政権の行方と、思い知るべきでしょう。



【その2】まことなき答弁に倦み野に出でて霜柱踏み砕きつつ歩く
かつて、「ロン、ヤス」とファーストネームで呼び合ってレーガンとの親密さを誇示し、日本列島をアメリカ御用達の不沈空母にしようと、軍拡臨調路線を突っ
走る中曾根康弘首相を疎んで、哲学者、随筆家の串田孫一さんは、中曽根氏の顔がテレビ画面に映ると、専用の革スリッパでそれを叩いたといいます。 いま、安倍首相とその政権を支える面々の疎ましさは、中曽根時代以上でしょう。政策・政治姿勢の反国民性もさることながら、その品性・道徳性の欠如とむき出しの幼児性に、生理的嫌悪を覚えるのは私だけではないでしょう。それでも我慢して国会中継などを聞いておりますと、その答弁の不実さに耐えがたい思いが募ります。スリッパで叩くには、現代の液晶画面は脆弱ですので、席を立って表を散歩したりなどしますが、道の霜柱を音を立てて踏んで歩いても、なかなか憤懣が収まりません。市民と立憲野党の共同で、胸のすく政権交代を成し遂げたいと、切に念ずる次第です


(3)おしまいは、最近のブログ記事からの引用です。


久方の光のどけき春の日に静心なくアベの散るらん
小倉百人一首にも収められた「久方の光のどけき春の日に静心なく花の散るらん (紀友則)」のもじりです。本歌の歌意は「光ものどかな春の日に、どうして桜の花はこんなにも慌ただしく散り急いでいるのだろうか」といったところ。末尾の「らん」は、「原因推量」の助動詞です。一方、冒頭のザレ歌では、「らん」は「現在推量」で、「(ちょうど今)安倍内閣が散っていることだ」と解釈していただきたい。
早咲き品種として知られる河津桜が、当地でも、一輪二輪とほころび始めています。ソメイヨシノの開花も早まりそうです。いにしえから、人は桜の咲き散りに、一喜一憂して心を動かしたもののようで、前述の紀友則の歌も、散り急ぐ桜を惜しみ嘆いたものですが、冒頭のザレ歌は、決して安倍内閣の崩壊を惜しむものではありません。
「桜を見る会」「コロナ対策」「実質賃金低下」「消費不況深刻化」---辛抱強いわが国民も、さすがにアベ政治に愛想を尽かしていて、信頼できる代替勢力さえあれば、すぐにも転換を求めている。そんなことを、強く感じる春です。



某紙の「読者の広場」には「二重投稿禁止」の断り書きがあり(当然のことですが)、これを配慮して当ブログへの掲載は遠慮してきましたが、そろそろ桜も盛りを迎え、賞味期限切れになります。新聞掲載の一縷の望みをもって、毎朝第一番に読者欄を探る毎日を続けていましたが、そろそろ諦め時かと、ブログ掲載を断行する次第です(汗)


今日は久しぶりによく晴れましたが、所用あって、残念ながら朝散歩はできません。そこで、とりま(一昔前インタネット上でよく用いられたスラングで「とりあえずまあ」の略語表現。今では死語、、、だそうです)、昨日の朝の雨の桜をご紹介させていただきます。(PENTAX k30+PENTAX DA 55-300mmで写しました)


 









 


菜の花とのコラボが映えます。

















 





 


雨粒が小川の水面に波紋を描きます。





春の雨の風情ですが、コロナのニュースを聞くと、のどかな気持ちにはなれません。


各戸に二枚のマスクを配布という。「アベノマスク」衝撃のエイプリルフール。心が折れてしまいます。


下図は、久保田憲一様の投稿画像をお借りしました。


 



 和牛券もなかなか衝撃でしたが、、、、。


雨中のカワセミ。かなりトリミングしましたし、光量不足もあり、不鮮明なのが残念。



 


花弁が無傷なまま「落花」しています。



 


 


先日、NHKラジオの「子ども科学電話相談」で、「盗蜜」という言葉を教えられました。


ウィキペディアの解説にはこうありました。



サクラの花蜜を吸う野鳥のうち、メジロやヒヨドリは顔を花粉で黄色く染め花粉を運ぶ送粉者であるが、スズメは花の根元を嘴でちぎり蜜のみを吸う盗蜜者である。



すると、この連中の仕業でしょうかね。今日の昼間の撮影です。



 


今日はこれにて。