「アベノマスク」の顛末、とりわけ4月17日の記者会見での朝日新聞記者の質問への難癖など、その度しがたい小人物ぶりへの腹立たしさが抑えられず、ひと言書かずにいられない思いがつのったのですが、いまやすさまじい勢いで真相が世に広まったようで、もはや付け加えるべきものはありません。

ちょっと前なら、「アベノマスク」をネット検索すると。大阪市阿倍野区にちなんだ話題がヒットしたものでしたが、今では、ポピュラーな用語として定着したようで、ウィキペディアもこんな記事を載せています。(近々削除の気配もあり、いつまで目にすることができるかわかりませんので、備忘の記録のためにコピーさせていただいておきます。



アベノマスク(英語・フランス語・ドイツ語:Abenomask、ロシア語:Абэномаска(アベノマスカ))とは、新型コロナウイルス感染症の流行 (2019年-)による日本国内のマスク不足に伴い、2020年に日本国政府が全世帯にガーゼ製の布マスクを2枚ずつ配布するという政策、またはそれにより配布される布マスクの俗称である。


(中略)


概要




新型コロナウイルス感染症対策本部の第25回会議にて全世帯への布マスク2枚配布を表明する安倍晋三内閣総理大臣(右から2人目)。なお、安倍は布マスクを着用しているが、他の国務大臣は不織布マスクを着用している(2020年4月1日、総理大臣官邸にて)

2020年、新型コロナウイルス感染症の流行によって、パンデミックを起こすと、世界中の市場からマスクが消え、日本でも入手が非常に困難になった。マスクを願う国民の声に応えようと、政府は2020年4月7日に閣議決定された「新型コロナウイルス感染症緊急経済対策」により布製マスクを一般家庭に配布した。この配布には送り先の住所や名前がなくても対象地域にある郵便受けに配達される「タウンプラス」という日本郵政の配達システムが利用された。マスクの購入には1枚当たり260円程度かかり、全1億3000万枚の配布には466億円がかかる見通しという。また、マスク配布については、全国の医療機関にサージカルマスクを、高齢者施設や障害者施設や全国の小学校・中学校向けに布マスクをそれぞれ優先的に配布することも決めている。福島瑞穂氏の質問に対しての厚生労働省の回答によると、マスクの受注先は、興和、伊藤忠商事、マツオカコーポレーションの3社であり、契約額はそれぞれ約54.8億円、約28.5億円、約7.6億円であるという。

しかし、わずかマスク2枚の配布のために数百億円もの予算を割くことに対しての批判が多く寄せられたほか、配布されたマスクに関しても「小さくて話すとずれ、使いにくい」「耳がこすれて痛い」など不満の声が多く寄せられた。 これにより、人々は安倍晋三首相の経済政策アベノミクスになぞらえて、皮肉る形でアベノマスクと呼ぶようになり、海外メディアでも取り上げられた。

2020年4月17日に行われた新型コロナウイルス感染症に関する安倍内閣総理大臣の記者会見において、朝日新聞の記者から「最近では布マスクや星野源さんの動画でも批判を浴びているのですが、この間の一連の新型コロナの対応について、御自身でどのように評価されていますでしょうか」と質問されると、安倍首相は「(中略)御社のネットでも、布マスク、3,300円で販売しておられたということを承知しておりますが、つまりそのようなこの需要も十分にある中において、我々もこの2枚の配付をさせていただいたと、こういうことでございます」と回答し、国民の高い需要に応じて布マスクを2枚配布したという認識を示した。
なお、上の質問への回答で首相が言及した「朝日新聞社のネットで販売されていた3300円の布マスク」に関して、一時は一部のツイッターユーザーを中心に「ぼったくりだ」「悪徳商法ではないか」との批判がされたが、じきに大阪府泉大津市の老舗繊維メーカー「大津毛織」が手作りで製造した高級マスクであり、その定価が3300円であるということが判明した。すると、ネット上の批判に対して「アベノマスクより高品質らしい」「安倍政権が打ち出した地方創生をも否定する話」といった大津毛織を援護するコメントが多数が上がり始めた。また、アベノマスクにかけて「アサヒノマスク」という呼称も登場した。一時はいわれのないネット上の批判を受けたため、大津毛織のマスク担当者は「(ネットで批判を受けたことは)すごく残念で悲しい。言われっぱなしで我々にはどうしようもなく、対抗策もない。日々マスクを作って届けるしかない」とコメントした。

大きさ・形状



アベノマスク



縦9.5 cm、横13.5 cmの平型ガーゼマスクであり、文庫本より一回り小さい。使用者によっては、小さくて、口を隠すと鼻が出て、鼻を隠すと口が出る。洗うと驚くほど縮んだという報告もある。縫い目をほどいて、立体型にリメイクする使用法もある。

布マスクのサイズについて、厚生労働省は「布マスクの全戸配布に関するQ&A」というページで「布マスクのサイズが小さいと思うのですが、大人用ですか」という質問に対して「今回配布する布マスクは縦9.5センチ、横13.5センチの市販の大人用のものであり、口と鼻を覆うために十分な大きさであると考えております」と回答している。

問題点


厚労省によると、4月14日から妊婦あてに先行配布したマスクにおいて、カビが生えるなどの変色や髪の毛、異物混入の報告が相次いでおり、4月21日時点で7870件に上っているという。問題を受けて、厚労省はマスクを妊婦に配布するのを中断した。また、小中学校や特別支援学校に配布されたマスクの中に虫が混入していた例もあり、これまた配布が中断された。



上記の記事中、「一部のツイッターユーザー」のうち,先陣を切ったのは、上念司という人らしい。




 



この人、経済評論家、経営者だそうで、2018年4月から、加計学園岡山理科大学の客員教授だとか。名うての安倍応援団員で、月刊Hanadaで加計学園を擁護したのがきっかけだといいます。

この人、伊藤詩織さんから性的暴行を訴えられていた元TBS記者山口敬之氏を擁護していたことでも知られています。検察審査会が「不起訴相当」と議決したことを受け、足立康史議員、和田政宗議員らとともに、山口敬之氏と乾杯する場面が印象的。



が、2019年12月18日、東京地方裁判所が山口氏に330万円の賠償を命じる判決が言い渡されたのを機に、手のひら返しでこうつぶやいていますが、伊藤詩織さんへの謝罪は一切なしと、buzzapのこちらの記事が伝えています。





節操のないお方です。アベさん、どうやら、この節操なきお方のフェイク情報を真に受けて、にっくき朝日へのとっておきの攻撃ネタにしたおつもりのようですが、輪をかけた無節操の、とんだオソマツでした。

同じくbuzzapのこの記事首相が皮肉った「朝日新聞の布マスク」は感染予防に効果が見込めることが明らかに、一方アベノマスクは非推奨 | BUZZAP!(バザップ!))が、両者のマスクの品質に雲泥の違いがあることを詳細に明らかにしています。



SARSの経験を生かし、世界でもトップクラスの対応策を展開したことが実を結んだ台湾が「新型コロナウイルス感染対策に推奨できる布マスクの要件」を明かしました。

(中略)

◆「朝日新聞の布マスク」は要件をクリア、アベノマスクはアウト
それではここで安倍首相が皮肉った「朝日新聞の布マスク」こと、大阪・泉大津市の老舗繊維メーカー「大津毛織」による布マスクを振り返ってみましょう。

一番外側には密度の高いガーゼ、続いて国産の不織布、吸放湿性を意識した高品質な脱脂綿わた、そして最も内側に肌に優しいシルクガーゼを配した4層構造となっており、台湾の衛生福利部が定めた基準をクリアしているとみられます。

(中略)

一方、「ひもが短くて耳が痛い」「成人男性には小さい」といった苦情に加え、異物混入や汚れの報告が相次いだアベノマスクには不織布が挟み込まれていないため、台湾の基準に照らすと「非推奨」となります。

まさに日本のものづくりの底力を見せてくれた大津毛織の布マスク。追加生産第8弾まで売り切れるほどの人気を博しています。

(中略)

もともと商品紹介ページで高品質なものであることが解説されていた上、繰り返し再利用でき一定の感染予防効果も見込めて1枚あたり1650円であれば特に高いとも思えませんが、一体何をもってそう断じたのかが気になるところです。


書いていてもまったく愉快でない話題に、ムダな時間を取られてしまいました。でも、愚劣なトップのもとで、どんなばかげた不幸が進行しているか、備忘のために書いておきました。

愚劣と言えばもう一つ,立憲民主の高井たかし議員の軽率・破廉恥な行動。地元岡山の市民と野党の共闘にとって、幻滅と打撃は計り知れません。

ツイッターにはこう書いておられます。「この許されざる過ちを犯したことから逃げることなく、正面から向き合い、生き恥を晒す覚悟でこれからの人生を歩んでいく所存です。 今後の出処進退については、これまで私を支えて下さった皆さまともよく相談の上、最後は私自身で決めたいと思います。 この度は本当に申し訳ありませんでした。


午前8:40 · 2020年4月17日



当然の除名ですが、議員辞職も当然でしょう。比例での当選ですから余計に。

不快な話題はここまでとして、今日の散歩写真です。

OLYMPUSPM1に、 ボディキャップレンズ BCL-1580というチョー軽快な装備です。ポケットに収まるコンパクトさです。画質は,期待してません。

期待してませんが、写りを見て嬉しかったりします。

ソメイヨシノはほとんど散り、八重桜らしい木が花を着けています。




桜の枝越しに遠景を写します。正面斜め右が朝日の方角です。





麦飯山の方角です。






手前の麦畑から常山を望みます。








少し眺める角度を変えて、,,



雲の形が面白い。







高校は一昨日の月曜から、小中学校は昨日の火曜日から休校になりました。兄や姉が休みなのに、保育園には行きたくないし、ちょうど今、新生児と一緒に従妹もジジババのところに来ているので,一緒に遊びたい、、、と言うわけで、昼食時には従兄弟姉妹総勢6人(うち一人が新生児ですが)が一堂に会します。大きい兄たちは,自分の家にいる方が寛げるらしいですが、女の子達は、ずっと女子会を延々と続けて飽きません。それでも家の中ばかりに閉じこもっているのは息が詰まるので、近くの小公園で遊びます。貸し切り状態なので、コロナ感染の心配は薄いと思います、、、。



今日はこれにて。