我が家の軒先に、ツバメがようやく巣作りを始めました。








いつもは、代々、古い巣を引き継いで修繕しながら、再利用して使うのですが、時に,どういう気まぐれか、少し離れた別の場所に新しい巣をつくったりします。我が家の屋根のどこかに住むスズメが、先住権主張のためか,ツバメの巣に危害を加え、ぼろぼろに崩したり、枯れ草などの迷惑な詰め物をしたりして嫌がらせをしたりすることもしばしばあります。

そんな損壊した巣を嫌って新居を建てようとする気持ちは理解できますが、去年のツバメが利用した巣は、ほぼ完全な形で残っていますし、その近くにもうひとつ健全な巣があります。



にもかかわらず、今年のツバメは、ずいぶん以前に損壊して、ほぼ土台だけになっていた古い巣の残骸をもとに、新居を建てようとしているのです。これは昨日の状態。



今朝には工事がだいぶん進んでいます。






必ずしも熟練技術者とは言えないようで、少々無骨な仕上がりですが、完成目指して一生懸命です。

さて、今日の記事は、散歩カメラの話題です。私の所有機材は、おおむね旧世代の生産終了品です。中古で購入した時点で既に生産終了していたものも少なくありません。このPENTAXQ S1もそうです。愛用してきたPENTAXQ7が故障したため、最近、修理代金相当で中古購入しました。






上の写真は標準ズームつきのレンズセットですが,今回購入したのはボディのみです。

それと、こんなトイレンズも,衝動買いしてしまいました。




PENTAX 単焦点トイレンズ 04 TOY LENS WIDE Qマウント 22097



  • 出版社/メーカー: ペンタックス

  • 発売日: 2011/08/31

  • メディア: Camera










トイレンズと言えば、この魚眼レンズは、その種のレンズとしては廉価だし、面白そうなので,持っています。


 



  • 出版社/メーカー: ペンタックス

  • 発売日: 2011/08/31

  • メディア: Camera








PENTAX 魚眼単焦点レンズ 03 FISH-EYE Qマウント 22087



  • 出版社/メーカー: ペンタックス

  • 発売日: 2011/08/31

  • メディア: Camera






それに比べて,前者(04レンズ)は、Q、Q10だと35mm換算35mm、Q7、QS1だと35mm換算33mm相当の、平凡な画角の広角レンズであり、既に持っている標準ズームレンズ (02 STANDARDZOOM)がカバーする焦点距離範囲内ですいし、何より画質的にはトイレンズ画質で、新たに購入するメリットは何も見当たりません。


同じ広角なら、こちらの08レンズならアドバンテージが高いのですが、、




PENTAX 広角ズームレンズ 08 WIDEZOOM Qマウント 22827



  • 出版社/メーカー: リコー

  • 発売日: 2013/12/06

  • メディア: エレクトロニクス








しかし,重大なのは、そのお値段。04レンズは、AMAZONで3000円台(08レンズだと、10倍以上の4万円台)です。なにより、わずか21gというコンパクトさは、お散歩用ポケットカメラに好適ではあるまいかと思えてきたのです。MF専用で,しかもnearとfarのつまみを回すだけのシンプルさ。シビアなピント合わせは諦めて、昔のフィルム一体型カメラのように、大雑把にピントをして写せば、それなりに写ルンではないでしょうか??

PENTAXQシリーズの残念なところは、ファインダーがない(内蔵、外付けともに)ので背面液晶のみに頼って撮影しなければなりません。暗い場所ならともかく,戸外の明るい場所では、画像の確認が困難です。そのため、液晶フードを利用することもありますが、せっかくの軽快さが台無しです。

そこで、外付けファインダーを長年探していたのですが、PENTAX純正としては、PENTAX 01 STANDARD PRIME 専用光学ファインダというものがあるだけです。


しかも、PENTAX 01 STANDARD PRIME 専用でそれ以外のレンズには対応していませんし、カメラ本体も。PENTAXQ,Q10での使用を前提としていて、イメージセンサー(撮影素子)のサイズの違いから、Q7、QS1

には対応しません。しかもお値段が中古でも本体価格相当か時にはそれを上回るとあっては、選択肢から除外せざるをえません。

そんなとき、ふと、こんなものを見つけました。










GIZMON Mierun View Finder



  • 出版社/メーカー: GIZMON

  • メディア: エレクトロニクス






こんな宣伝文句が謳ってあります。




「 Mierun View Finder」は、カメラのホットシューに取り付けることができる、32mmの視野角を持つビューファインダーです。
「写ルンです」のビューファインダーに使われているレンズを再利用しました。
ホットシューに取り付けると、粋なスナップシューターに早変わりします。
■スペック

    商品名:GIZMON Mierun View Finder
    製造会社:GIZMON
    視野角:32mm
    セット内容:ビューファインダー、ケース
    対応機種:ホットシューの付いたカメラ
    サイズ:25mm × 20mm × 20mm
    重さ:約15g



トイレンズを使うのなら、ピント合わせもどうせ大まかだし、画面を見てピント調整をする必要もなく、構図等というこだわりも捨てて、仕上がりの偶然性を楽しむと割り切るなら、この選択もありでは?と思えてきたのです。しかも、お値段が3000円ですから、、、、。と言うわけで,トイレンズと一緒にカートに入れちゃいました。

こんな「精悍」なスタイルになります。レンズキャップは無骨ですが、、、




撮影は、昔の単焦点コンパクトカメランのようで、軽快そのものです。ポケットから取り出したカメラを被写体に向け,ファインダーを覗いて、大体の構図を決め、ピントダイヤルを「遠い」か「近い」でいい加減に調整して、シャッターボタンを押すと、AF操作のタイムラグなど一瞬もなく(当たり前ですが)、瞬間に撮影が終わる快感。こんなカメラが欲しかった。と思えたりします。問題は,画質ですが(汗)。トイレンズですからね。割り切りましょう。










ちなみに、01 STANDARD PRIMEだとこんな写りになります。




拡大画像にすると、さすがに画質の差がうかがえますね。

今日はこれにて。