大学時代の先輩・後輩の間柄で、大阪、西宮、岡山県北、岡山県南など、あちこちに生活の基盤を持つ同郷のメンバー七人が、落ち合って、故郷の自然探訪を楽しみました。

はじめに美作市河会(かわい)地区のセツブンソウ群生地。盛期は、実際の節分の頃だったそうですが、まだけなげに咲いていました。

 
 
 
 
 
 
 五弁が基本だそうですが、六弁、八重などの変異もみられます。
 
小さな固まりの群生が、そこここにみられます。
盛期には、あたり一面を真っ白な花が覆うのだそうです。
 
 

 

ほかにも、いろいろな種類の山野草をみることができました。

雪割草。

 
 
アズマイチゲ。10℃を越えないと花弁は開かないのだそうです。
 
 

 

ユキワリイチゲ



福寿草
 
これは?名前を聞いたのですが、思い出せません。
オウレンでしたっけ?
 

 
 

湯郷温泉近くでの、心配りの行き届いたコース料理の昼食を挟んで、少し離れた田殿(たどの)地区を訪ねました。

田殿神社(清滝神社)近くのセツブンソウ群生地は、こちらの方が北に位置するせいか、今が盛りといった感じでした。雪花が舞う天候で、節分の頃にもひけをとらない寒さゆえ、むべなるかなとも思えましたが。

 

 

 

 

 

キバナノアマナを発見。

 

 こんな苔にも春の気配は感じられます。

 

近くにある高さ5メートルほどの清滝(きよたき)も、水量が豊富で早春の清冽な気配を漂わせていました。

私たちの一行の一人Mさんが、自生地そばの「アトリエ清滝」さんと顔見知りである関係から、不躾にぞろぞろとお邪魔した上に、お茶とお菓子までいただいて、くつろいだ歓談の時を楽しむことができました。
開放的な大窓から見える丹精込めた庭と、その先にそびえる山、その麓に位置する田殿神社(清滝神社)。これらの織りなす心安らぐ景観は、四季折々の美しい自然の推移が想像されて、副交感神経の働きを大いに刺激するくつろぎの時間を愉しませてくれました。

ひとまずは、それぞれの職をリタイアし、次のステージでの「未知」の体験に踏み出しているお互いの、微苦笑交じりの近況報告は、身に染みて共感できて、実に愉快なひとときでした。

学生時代には、こんな再会を得る時があろうなどとは考えもしなかったねと、感慨を誘ってくれたセツブンソウでした。

 



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