10月になって、寒かったり暑かったり、気温差の大きい日々が続きます。

それでも着実に秋の深まりが、そこここに見て取れますね。

朝の冷気をしみじみ感じていますと、キンモクセイの濃密な香りに改めて気づかされます。

わが家の庭のキンモクセイは、この夏の強剪定の影響で、花芽が大幅に減ってしまい、ちらほらとした花付きですが、それでも香りは四囲を満たしています。

キンモクセイが香る頃に、思い出すシーンがあります。

思えば、30年余も昔の初冬の早朝でした。

このシーンがしばしば思い出され、のちに、こんな短歌を作ったことがありました。