昨日は、ある「新春のつどい」があり、誘われて参加しました。
そのアトラクションのひとつに、国鉄合唱団「じれん」の合唱がありました。
国鉄合唱団「じれん」は、旧国鉄(現JR)労働者で作る合唱団で、歌声を通して、労働者の生活・権利、平和や民主主義をまもる運動を励まし続けてきました。とくに、「国鉄分割・民営化」に伴う思想差別と解雇・迫害にさらされながら、節を曲げずにたたかいつづける労働組合員の誇りと気概を歌いあげ、そのことを通して広く労働者国民に元気を提供し続けてきたのでした。
「じれん」とは、"自動連結器" の略で、連結器同士をつきあてると"ナックル"が自動的に閉まり、 車両同士が連結される連結器のことだと言います。
アコーディオン伴奏と男声7人による、明るく澄んだ、清らかで美しく、ちからづよい歌声に魅了されつつ、差別と選別に基づく「解雇」反対のたたかいから三〇年というお話に、深く感慨を覚えたことでした。