昨日の記事で、「羮に懲りて膾を吹く」ということわざを話題にしました。

羮(あつもの) は、野菜や魚肉などを入れて作った熱い吸い物だそうです。

ほどよく冷ましてから口に入れないと、火傷します。

膾(なます)は、切り分けた獣肉や魚肉に調味料を合わせて生食する古代中国に由来する料理だそうです。和食では、酢の物として発達しました。

羮で舌を焼いた失敗から、膾のような冷たい料理をも、フーフー吹いて冷まして食べるように、一度しでかした失敗に懲りて、必要以上の用心をすることを喩えたことわざです。