今日は七夕。
朝からかなり強い雨で、逢瀬が危ぶまれましたが、夜になって、雨は上がっています。でも、星は、、、見えませんね。
去年の七夕に、
こんな記事を書き、例のごとく、知ったかぶりの蘊蓄を傾けています。
蘊蓄についての蘊蓄も、書いておりますので、チョイと引用いたします。
「蘊蓄」という語に言及したこんな記事を見つけました。無断引用御免。
本来は「長年に渡って蓄えた深い知識」の意味で、マイナスな意味はない言葉であったが、近年は「雑学的な鬱陶しいオタク知識」というマイナスな意味で使用されることが多い。
会話の中でダラダラと薀蓄を喋ると、相手に不快な思いをさせる場合があるので注意が必要である。
私の記事における用法は、この後者です(汗)。乞ご容赦。
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七夕は、俳句では秋の季語だそうです。本来旧暦の行事ですので、理解できますね。
この記事では、月遅れの七夕行事を話題にしました。
ところで、気が早い話ですが、秋と言えば、万葉集に山上憶良の秋の七草の歌があります。
【原文】 秋野尓 咲有花乎 指折 可伎數者 七種花(山上憶良 万葉集 巻八 一五三七)
【読み】秋の野に、咲きたる花を、指(および)折り、かき数ふれば、七種(ななくさ)の花
【原文】芽之花 乎花葛花 瞿麦之花 姫部志 又藤袴 朝皃之花(山上憶良 万葉集 巻八 一五三八)
【読み】萩の花、尾花(をばな)、葛花(くずはな)、なでしこの花、をみなへし、また藤袴(ふぢはかま)、朝顔の花
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これによると、秋の七草は、萩、尾花(ススキ)、葛、ナデシコ、女郎花(オミナエシ)、フジバカマと、朝顔だということになりますが、最後の「朝顔」は、今私達がよく知っている朝顔ではなく、①木槿(ムクゲ)、②桔梗(キキョウ)という説が有力だそうです。
わが家の朝顔は、やっと蔓を伸ばし始めたばかりですが、先日の半田山植物園散歩では、木槿(ムクゲ)、桔梗(キキョウ)ともに。見事に咲いていました。
今日はPENTAXk5Ⅱ+AFアダプタ+PENTAX A50/2.8Macro の写真です。
ムクゲ。
キキョウ。
七
夕と時期を接して、暦の上では、雑節の一つ「半夏生」(ハンゲショウ)があります。半夏(はんげ)というサトイモ科の薬草が生える頃とも、ハンゲショウ
(カタシログサ)の葉が半分白くなる頃とも言われます。農家では、この頃までに「水稲の田植えを終える」目安とされたとか。
半田山植物園の半夏生も、こんな様子でした。
先日も触れたとおり、半夏生については、去年も
この記事や
、先日、一部を再掲しました
せせらぎのかそけき音や半夏生 の記事で触れました。
その
せせらぎのかそけき音や半夏生 の記事の後半に、こんなことを書いていました。
今日から、退職同業者の先輩方の「作品展」が開かれています。
昨日は作品の搬入・展示。今日の午前中は会場当番を、少々お手伝いしてきました。
絵画や写真、書、手芸、工芸など、多彩な作品に、心が引かれます。
(中略)
こころ静かに、美しいもの、すてきなものにふれて、豊かな時間を楽しむことの幸せを改めて感じます。そして、この愉しみを成り立たせるための必須の条件は「平和」と、痛感した次第です。
ちょっとした人通りのある会場なので、思いがけない偶然の出会いもいくつかあり、ほっこりこころが暖まるひとときでした。
条件が許せば、来年は私も何か、出品してみたいなと思いました。
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実は、今年もその「作品展」が今日から始まり、仕事の合間を見て、搬入と展示のお手伝いをしてきました。
昨年の「何か出品してみたいな」という思いの通り、小さな生き物の写真を数点、出品させていただきました。