故事成語シリーズ第四回の今日は、「燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや」。

「えんじゃくいずくんぞこうこくのこころざしをしらんや」

大意は「燕や雀のようなちっぽけな小物には、どうして鴻鵠すなわちオオトリのような大人物の巨きく高邁な志が理解できようか、いや決して分かりっこないのだ」といったところでしょうか。表現も意味するところも、歯切れが良くて、きっぱりしていてカッコイイ、、と、高校生のころ教科書で読んで、思いました。

司馬遷の編んだ長大な歴史書『史記(陳渉世家)』の一節です。