カレンダーの今日の欄に「清明」と印刷してありました。

はて、何のことかしら?

陰陽師の安倍晴明に関係あるのかな?(清と晴の違いはありますが――)

ところで、安倍晴明って安倍晋三と関係あったっけ?ウィキペディアによりますと、「(奈良県にある安倍文殊院には、)平成22年(2010年)には、安倍氏と関わりがあるとされる安倍晋三が『第90代内閣総理大臣
安倍晋三』名義で石塔を寄進している。」とあります。

デンデン殿の遠い先祖が安倍清明に繋がるかどうか、その辺のところは眉唾ですが、今渦中の人安倍昭恵夫人が、陰陽道どころか、神がかり的な現象やスピリチュアルな世界にめっぽう興味がおありの様子は、あれこれ漏れ聞こえて参ります。それだけじゃなくて、夫のデンデン殿も相当のものとネットでは話題になっておりますな。出典は、言論サイト「BLOGOS」に掲載されたという、安倍昭恵総理夫人と社会学者の西田亮介氏との対談。少々孫引きいたします。

 
「日本の精神性が世界をリードしていかないと地球が終わる」 安倍昭恵氏インタビュー

安倍:あと先祖を信じていて。うちの実家は森永製菓というところなんですけど。曾祖父(森永太一郎氏)がアメリカに渡って、向こうでお世話になったのが牧師さんで。日本に帰ってきてから会社のシンボルをエンゼルマークにするんですよね。

お菓子の会社が、ある程度の大きさになった時、父方の方の曾祖父(松崎半三郎氏)に社長が変わるのですが、その後、太一郎はずっと全国を布教して歩くんですね。子供たちがきちんと栄養を摂れて、幸せに暮らせるようにということをずっと考えていた人なので。

森永太一郎は佐賀の伊万里出身なんですけど、今も私は九州の方に向いている感じがしちゃうんですよね。そこに立ち返って行っているような。誰かの意志がいつも降りてくる感じ。

例えば、大本教の出口なおさんとか。最近だと、広島で折り鶴を織って、10歳で亡くなった佐々木禎子さんとか。なんだか導きがあって、パールハーバーの折り鶴を見たら、そのあと連絡がありました。

佐々木さんの甥子さんと会って話をしたり、ニューヨークで「グラウンドゼロのところに寄贈した鶴があるんで、観に行ってください」と言われたりとか。

「折り鶴の平和プロジェクト作りましょうよ」みたいな話が出てきたりとか。ちょっと行くと、物事がバーっと動いていくのは、私の力ではなくて、何かに動かされて、そこにいて。それこそ渦を巻いていってるんだなって。

主人自身も特別な宗教があるわけじゃないんですけど、毎晩声を上げて、祈る言葉を唱えているような人なんですね。


西田:何をお祈りされているんですか?

安倍:感謝の言葉を。

西田:それは誰に対してですか?

安倍:神様なのか、先祖なのか、分からないですけど。何か自分の力ではないものに支えてもらっていることに対しての感謝を。

西田:どこに向かって?虚空に向かってなんですかね?

安倍:分からないです。多分、自分に言い聞かせているのかもしれないけど、よく分からないです。

【BLOGOS 2016.11.9.】


「 毎晩声を上げて、祈る言葉を唱えているような人」「どこに向かって?」「分からないです。」――――ちょっとコワイ、、。

なんてとりとめもない考えをめぐらせておりましたら、ニュースで、今日は、二十四節気の一つ、「清明」だと教えてもらいました。

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典にはこうあります。

清明
せいめい
二十四節気の一つ。太陰太陽暦の3月節 (3月前半) のことで,太陽の黄経が 15°に達した日 (太陽暦の4月5日か6日) に始り,穀雨 (黄経 30°,4月 20日か 21日) の前日までの約 15日間であって,その頃季節的にすがすがしい南東の風が吹くので,清明と名づけられた。現行暦ではこの期間の第1日目をさす。昔中国ではこれをさらに5日を一候とする三候 (桐始華,田鼠化為じょ,虹始見) に区分した。それは,桐の花が咲きはじめ,もぐら (田鼠) が家鳩 (じょ) に化け,虹が見えはじめる時期の意味である。


ちなみに沖縄地方では「清明」をシーミー、ウシーミー(お清明)と呼び、一族でお墓にお参りするしきたりがあるそうですね。

昨日今日と、二日続けて、郷里の老父母のもとを訪ねてきました。

きのうは、今春中2、小4,小1になる孫を連れて、昼飯をごちそうになりに行きました。一歳児を連れた長女も合流し、賑やかで楽しいひとときを過ごしました。

庭に咲いていたラッパ水仙。







梅も咲いていました。



ハナモモです。




庭のフキノトウ。



野原のヒメオドリコソウ。



タンポポの綿毛。



畑の野菜に花が咲いています。











春たけなわ。いい季節になりました。

が、思わぬアクシデントがありまして、みんなが外出から帰ってきて、一足先に車から降りて、家の入り口の鍵を開けようとしてくれていた父が段差で転倒し、肩を強打。念のために病院を受診すると、骨折。入院の必要はないが、三角巾で固定して一ヶ月ほど加療が必要ということでした。

不幸中の幸いと申しますか、はたまた好事魔多し、花に嵐と申しますか、人生一筋縄では行きません。



今日は届ける物もあり、一人で郷里まで往復してきました。

上天気で、清明の名にふさわしく、草木の勢いもきわめて盛んです。と言うことは、冬の間じっと我慢してきた雑草も、春の気を受けて旺盛な生命力をみなぎらせています。

慣れない草刈り機を使って、近くの畑の周辺の草刈りをして来ました。春というには強すぎる陽射しで、汗びっしょりになりました。

刈り払われた草の青い香りが、鼻腔深くに快くしみこみます。平安の憩いを邪魔されたアマガエルや昆虫たちが、ぴょんぴょんと何匹も飛び出してきます。残念ながら、カメラを携行する余裕はありませんので、目で見て楽しんだだけでした。