昨日の憲法記念日の記事の続きです。
「憲法集会」開会前の会場ステージです。

要項の表紙。

資料には、日本国憲法前文、第9条とともに、「あたらしい憲法のはなし」の一部分が紹介してありました。

集会では、開会挨拶の後、「新俳句人岡山支部」の大森恒夫さんが、故三上史郎さん(2015年没)の俳句をいくつか紹介しながら、お話をされました。

三上さんは、生前この憲法集会で俳句を披露されたこともあるそうです。あいにく、私は参加していない回だったようです。
ところでこの三上さん、思い返すと、ずっと昔、お目にかかったことがあります。正確に言うと、学習会で講義を受けたことがあるのです。講義の内容は、俳句?ではなくて、社会科学分野の学習会でした。岡山県北の新見市で学習塾をしておられたその教室を会場に、安保条約や平和や民主主義を学んだのだっただろうと思います。教職に就いたばかりの20代前半のことだったはずですが、まったく記憶は薄らいで、夢かうつつか、判然としません。


それより何より、その三上さんが俳句をなさっていたことなどまったく存じ上げませんでした。うかつにして知らないことばかりです。
紹介された句、どれも印象的ですが、2句だけ引用させていただきます。




次に岡山合唱団による合唱を聴きました。
最初は中島みゆきさんの「命の別名」。
実は私、どういうわけか、数少ない音楽CD(昔はカセットテープ)のうち、中島みゆきさんのものがいくつかあります。我が子がまだ幼い頃から、長距離ドライブするときたいてい車で繰り返し聞いていたものの一つがそれでしたから、物心ついてからは飽きられて別の曲をかけさせられるようになりました。
いまも、車で駆けることが多いので、孫がメロディを覚えていたりします。
ところで、この「命の別名」という曲は、私の手元にあるCDの中では比較的新しく、確か「大銀幕」というアルバムに収められていたと思います。 このアルバムは、おもに1990年代、TVドラマや映画で用いられた彼女の楽曲を集めたものであるらしい、とはうすうす知っていましたが、実際のドラマそのものは見たこともなく、それぞれどのようなことを歌った歌なのか知らないまま、運転中のBGMとして聞き流してきたのが実際のところです。
そのようなじじょうながら、「命の別名」という曲は、その絶唱が胸を騒がせる、また歌詞のひとことひとことがつよく訴えてくる、気になる曲の一つでした。


切れ切れに聞こえてくるフレーズを、勝手に解釈しながらも、こんな一言には、まったくそうだよなあとうなずきながら聞きます。


そして、命につく名前を「心」と呼ぶという痛切な一句を、しかも万感の思いを込めて声を張って歌唱する中島さんの歌声には、深く心を揺さぶられるのでした。

ユーチューブにこんなページがあります。

https://youtu.be/LwbX5fxH3Us
歌詞はこちらを参照ください。
http://j-lyric.net/artist/a000701/l0000c3.html
岡山合唱団の方が、歌唱の前に、この曲の解説を一言加えてくださいました。
去年の夏に相模原市で起きた障害者施設殺傷事件と類似の障害者蔑視に基づく残酷な事件(1995年に茨城県水戸市で発覚した知的障害者に対する暴行・強姦事件)をモデルとしたテレビドラマ『聖者の行進』のために、中島みゆきさんが書き下ろしたのが「命の別名」なのだと。
いやいや、うかつにして知らないことばかりです。
もう一曲、オリジナルのこんな曲も歌ってくださいました。

メインの、中島茂樹先生{立命館大学名誉教授)のお話と、松元ヒロさんの公演について書く気力と余裕がなくなりました。
手足口病の孫はすっかり回復。大きなはしゃぎ声を上げて兄姉と遊んでいます。



いろいろな花が次々と咲いています。





今日はこれにて。