今日は冬至、一年で一番昼間が短い日ですね。

「短日(たんじつ)」とか、「日短(ひみじか)」という季語もあります。

日短やかせぐに追ひつく貧乏神  一茶

年末のせわしさと、懐の寒さと、お腹のひもじさが身にしみる、ペーソスあふれる句ですね。

ところで正岡子規の句に、こんなのがありました。

仏壇に水仙活けし冬至哉   子規

先日の記事で、半田山植物園でスイセンの花を見つけたことを話題にし、異常気象のせいで狂い咲きしているのかと疑いましたが、明治の世でも冬至に咲いていたようですから、 何でも異常気象に罪を着せるわけにもいかないと反省しました。
しかも、灯台もと暗しで、我が家の庭のスイセンも、しっかり咲いておりました。