昨日は二歳の女の子が熱を出したそうです。
午後になると退屈したらしく、遊びに来ました。「ばあばはいないよ」とママが言っても、「じいじがいるからいい」といって、しばらく滞在して帰りました。
ひどい暑さなのですが、エアコンを付けていない部屋の窓をあけると、網戸越しに風が吹き込みます。熱風なので、涼しいとは言えませんが、むっと熱気が籠もった部屋よりは。少しだけしのぎやすく感じます。
この年頃の知恵の付き方は驚くほどで、ときどき複雑な言い回しでおしゃべりをしたりします。歌詞はアイマイですが、それでもいくつかのフレーズを続けて歌える歌も、レパートリーが増えたようです。
窓の外を指さして、「トンボが飛んでるねえ」といい、「トンボのめがねは水色めがね」と歌い始めました。
「歌声喫茶のび」のhpに、歌詞とmidi音源が掲載され、こんな紹介記事がありました。とんぼのめがね




 作詞の額賀誠志(1900-1964)は、福島県広野町の開業医さん。
「医は仁術」を地で行くような方で、病に苦しむ人がいれば深夜でも往診に駆け付けたそうです。
49歳の時、往診に出かけた山村で、子どもがトンボと遊んでいる姿を見て、この詩の構想が生まれたとのこと。
「戦後の日本の子供たちは、楽しい夢を乗せた歌が歌えなくなった。子どもが卑俗な流行歌を歌うのは、あたかも、子どもが煙草の吸い殻を拾って飲むと同じような悲惨さを感じる」と作者が童謡を作ろうとしたきっかけを述べてます。(読売新聞社「愛唱歌ものがたり」)
そして発想のヒントを「赤い鳥、小鳥、なぜなぜ赤い、赤い実をたべた」という北原白秋の「赤い鳥小鳥」から得ています。更に、この詩が収録されていた詩集の名前は、「トンボの眼玉」。

作曲の平井康三郎。
「戦前の童謡は、悲しげで重々しい旋律が多いため子どもも喜んで歌わなかった。」として、「スキー」などの明る感じの童謡を沢山作っています。

 







なお、「歌声喫茶のび」のHPへの入り口はこちらです。

http://www.utagoekissa.com

撮りためていたトンボの画像を少しご紹介します。
五月の終わり頃、自然保護センターでの写真です。
シオカラトンボ?




シオカラトンボ?のペア。

イトトンボ?のペア





イトトンボ?


これより下の写真「きょうのこれなあに?」です。
オニヤンマよりは、かなり小型です。






そしてこれは、六月一〇日深山公園にて。

下の三枚は7月15日、深山公園にて。






どれも、サナエトンボの仲間のように見えるのですが、わかりません。
サナエトンボ関連で、過去にもこんな記事を書きましたが、相も変わらず見分けられません。

いにしえの故郷遙か秋茜


秋立つやなまあたたかきかぜなれど
トンボの季節になりました


子どもの夏


キイロサナエ、ヤマサナエ、ミヤマサナエ等の名前が浮かびますが、深山公園だからミヤマサナエ?てなワケはないでしょうね。
美しいサナエと美しくないサナエの話題は、この記事の二番煎じになりますから、j繰り返しません。

美しい稲田と早苗、そして、、、の巻


もう一つ、美しいサナエを発見しました。
いや、ほとんど毎朝見ていたのですが、名前を確認したのは今朝です。
朝番組を何気なく見ておりましたら、NHK「あさいち」にゲスト出演されてたのが、朝ドラ「ひよっこ」で久坂早苗を演じるシシドカフカさんでした。


シシドカフカさんと言えば、「前髪ぱっつん」のクールな美女として人気だそうですが、わが家の二歳児も、前髪ぱっつんですよ(笑)。
二歳児の熱は微熱に下がりましたが、姉も発熱で、今日は学校と保育園をお休み。ママが休暇を取ったようです。
今日はこれにて。

追伸

きのうの「これなあに?」について、M師が「ニゴイでは?」と教えてくださいました。




「ニゴイは最大60cmにもなるそうです。食べれないことはありませんが小骨が多いので食用にはしないそうです。」とありました。

そう言えば、以前、こんな記事を書いたことがありました。

迷い道辿りし果ての夏の川









 ニゴイ。子どもの頃はイダゴイと呼んでいました。カマツカの近縁種だそうで、地方によって、ミノ(青森県)、セータ(関東地方)、アラメ(長野県)、マジカ(滋賀県、京都府)、キツネゴイ(大阪府)、ヒバチゴイ(奈良県)、イダゴイ(岡山県)などの呼び名があるそうです。


 


 


 



 





サイズ感が違うせいか、とっさにニゴイとは思いつきませんでした。

以前同じ用水路で、今回の魚と同じくらいのサイズと色の魚を釣ったことがあり、しばらく水槽で飼育しました。他の魚を食べるので、フィッシュイーターだと推定し、「ハス」という魚ではないかと目星をつけました。

ウィキペディアにはこうあります。







ハス



日本国内の自然分布は琵琶湖・淀川水系と福井県の三方五湖に限られる。しかし20世紀後半頃からアユなど有用魚種の放流に混じって各地に広がり、関東地方や中国地方、九州などにも分布するようになった。








ハスと言っても、このハスじゃありません。




今日のにわか雨に濡れた、レンコン田のハスの花です。