週の初めは、お仕事モードからの切り替えがうまくいかず、ブログ更新する心のゆとりがありませんでした。
今日はオフの日ですので、ちょっと遠出してみることにしました。
朝、妻が、弁当箱にご飯を詰めてくれていました。
「今日は休み。」と言うと、「お弁当もって行って、どこかで食べたら?」と勧めてくれますので、あれこれ行き先を吟味した結果、ほどよい距離の「岡山県自然保護センター」を訪ねてみることにしました。
行く道すがら､運転しながら気がつきました。
カメラは2台持ってきたし、予備の電池もぬかりなく準備しました。
が、肝心のSDカードを､1枚置き忘れてきました。いつもながらの、とほほ、でした。
仕方ないので、道中寄り道して、電器量販店で16GBの特価品を買って、目的地に向かいました。
初夏を思わせる、すがすがしいお天気で、歩くだけでも大変良い気持ちでしたし、自然とのちょっとした自慢したい出会いもありました。
園内を、ゆっくり散歩して、自然との出会いを楽しんだあと、お弁当を広げようと足が向かった先は、タンチョウの「放飼場」。去年ここで、タンチョウのヒナを撮影したことを思い出しながら弁当を食べておりますと、もうヒナの姿はなく、つがいらしい2羽がいるだけです。しかも一羽はじっと座ったきりです。
食事をしながら、ちらちら観察しておりますと、自由にあちこち移動しながら採餌していたもう一羽が、座っている一羽に近づいてきました。
と、その一羽がおもむろに立ち上がりましたら、足元に、卵らしいものが見えます。
座っていた一羽は､抱卵中だったのですね。
やがて、 近づいてきたもう一羽が、抱卵役を交代して片方に自由時間を譲ってやったようです。
そばで観察しておられた方に聞いてみますと、２羽のタンチョウは、アラレちゃん（♂）とスズちゃん（♀）のつがいで、仲良く協力して抱卵・育児にはげむのだそうです。去年生まれた雛は、
応募総数473件の中から選考し、9年ぶりのヒナ誕生にちなんで「ナイン」と名づけられたということです。今、「ナイン」は、弟妹誕生を前に、両親と切り離されて、飼育舎で育てられているそうです。
初めに抱卵していたのが スズちゃん（♀）、あとで交代したのが、アラレちゃん（♂）だそうですが、仲睦まじく､微笑ましい育児風景です。
さて、「自然保護センター」での、そのほかの話題は省略して、帰宅後の出来事が､今日の主要テーマです。
玄関先の､鉢植えの桑の葉が、茂り初めていることに､数日前から気づいていました。今日の暖かさで、新芽の状態から一気に桑らしい形を為してきたように見えますし、花もつき始めています。
ということは、さては、ひょっとして？と胸騒ぎがしますので、、、、念のために確かめてみますと、、、、案の定、、、、菓子箱の中に入れて、蓋をしたままで冬を越していたお蚕さまが卵から孵化して、わずか2mm前後の､黒く小さな一齢幼虫が生まれていました。いつ生まれたのかわかりませんが、さぞかし「はらぺこアオムシ」ならぬ「はらぺこカイコ」で、ひもじい思いに耐えていたことでしょう。
慌てて、鉢植えの桑の葉をむしって、箱の中に入れてやりましたが、さて、どのくらい生きのびてくれますか。
かかりつけ医に､血圧の薬をもらいに行って､夕方帰宅して見てみますと、黒い幼虫たちが､ぎっしり桑の葉にしがみついて､一人前にはをかじっておりました。
しかし、茂り始めたとはいえ、鉢植えの桑の葉は､まだまだ、枚数大きさともにわずかで、ちょっとむしるとすぐに丸裸になりそうです。
散歩道のどこかに桑の木が生えていた心覚えがあって、探しに行ってみました。保育園児の孫娘も着いていくといって聞かないので、一緒に歩いてみますと、、、ありました。今日明日のぶんくらいを摘み取って帰りました。
その途中、カワセミに会いました。でも、tamron18mm-250mmしかつけていなかったので、点にしか写りません。
ダイビングもみせてくれたのですが、、ね。
明日の餌くらいは辛うじて確保できたものの、さて、この先、どうなりますやら、、、。
というわけで、妻がお友達にSOSを発しましたところ、夕方、ご主人が、職場付近にあった桑の葉だと言って、枝ごと持ってきてくださったので、これで2～3日はしのげそうです。さらに、農家のお知り合いの家に､桑の木がたくさんあるそうで、来週にでも案内していただくことになったようです。
またまた、お蚕様との､慌ただしい明け暮れが始まると思うと、わくわく！します。
以上、とりいそぎご報告まで。