朝の児島湖は、冷え込んで、少し風がありましたが、湖面は穏やかで、まるで風光明媚な景勝地のようです。
師走の児島湖朝景色(2015) posted by (C)kazg
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「児島富士」とも呼ばれる常山が、湖面に映り、「逆さ児島富士」が現出しています。
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でも、この光景は、見覚えありません。異様な小さな黒点は、なあに?
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ズームで見てみると、、、。
一斉に飛び立ちます。
さらに、アップにしてみます。
先日撮影した空飛ぶ鵜です。2.3羽なら風情があるとも言えますが、、、ね。
ヒッチコックの「鳥」まがいの、この大群では、恐怖さえ感じます。
ブラッドベリに 『ウは宇宙船のウ』というSF短編集があり、萩尾 望都さんにも同名のSFコミック短編集があります。
これらには、「鵜」は出てきませんが(汗)、怪しい宇宙生物の襲来と見えなくもありません。
宮沢賢治の童話に「やまなし」という作品があり、よく小学校の教科書などにも採用されています。その一節にこんな場面があります。
兄さんの蟹ははっきりとその青いもののさきがコンパスのように黒く尖っているのも見ました。と思ううちに、魚の白い腹がぎらっと光って一ぺんひるがえり、上の方へのぼったようでしたが、それっきりもう青いものも魚のかたちも見えず光の黄金の網はゆらゆらゆれ、泡はつぶつぶ流れました。
二疋はまるで声も出ず居すくまってしまいました。
お父さんの蟹が出て来ました。
『どうしたい。ぶるぶるふるえているじゃないか。』
『お父さん、いまおかしなものが来たよ。』
『どんなもんだ。』
『青くてね、光るんだよ。はじがこんなに黒く尖ってるの。それが来たらお魚が上へのぼって行ったよ。』
『そいつの眼が赤かったかい。』
『わからない。』
『ふうん。しかし、そいつは鳥だよ。かわせみと云うんだ。大丈夫だ、安心しろ。おれたちはかまわないんだから。』
『お父さん、お魚はどこへ行ったの。』
『魚かい。魚はこわい所へ行った』
『こわいよ、お父さん。』
あの優美な翡翠(カワセミ)でさえ、小魚や沢ガニたちにとっては恐怖の襲撃者です。ましてや、黒くて大きいこの鵜の大群に狙われては、生きた心地もしないでしょう。
同列に論じるのもはばかられますが、空爆にさらされているイラクやシリアの、幼児を含む市民たちは、どのような思いでおびえていることでしょう。
一方これは、、、、。
昨日のミサゴです。
師走のミサゴ(2015) posted by (C)kazg
上空を旋回して、、水中を凝視しています。
師走のミサゴ(2015) posted by (C)kazg
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師走のミサゴ(2015) posted by (C)kazg
師走のミサゴ(2015) posted by (C)kazg
残念ながら獲物を捕らえることはできなかったようです。
師走のミサゴ(2015) posted by (C)kazg
ミサゴは、英語でオスプレイ。米軍の垂直離着陸機の愛称として知られています。普天間、岩国などへの配備が進められているMV-22は、海兵隊仕様(空軍仕様はcv22)で、海兵隊といえば、ご存じ外征専門の「殴り込み部隊」。
お断りしておきますが、当のミサゴくんは、自分のいのちをつなぐために、日々、必要なだけ漁しているに過ぎません。「力が正義」の、乱暴な「殴り込み」行為と同一視されるのは、迷惑至極と思っているでしょうね。
これなあに?のつづきです。
ホシハジロですかね?
児島湖のホシハジロ(2015.12) posted by (C)kazg
児島湖のホシハジロ(2015.12) posted by (C)kazg
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そしてこれは?
キンクロハジロとスズガモを迷うのですが、アクセントの後頭部のおしゃれな冠羽が、見えた気がするので、キンクロハジロ?
近くには、スズガモらしいのもいるのですが、確信が持てません。
児島湖のキンクロハジロ(2015.12) posted by (C)kazg
きょうはこれにて。