年度の初めは、別れと出会いの時期でもあります。

この季節、よく、劉希夷「代悲白頭翁」の一節が引かれます。







  年々歳々花相似 歳々年々人不同

〈書き下し〉年々歳々花相似たり  歳々年々人同じからず

〈解釈〉

「毎年毎年花は同じように咲く。人の世が変化するのに対して,自然が変化しないことのたとえ。 」と、三省堂大辞林にあります。

育休明けで職場に復帰したママさんも、産休中の長女も、上司が異動。孫娘の通う保育園でも大好きだった園長さんがお辞めになり、男の子達にもそれぞれ環境の変化がありました。

桜、菜の花、路傍の野の花が、年々歳々同じ景色を見せてくれるのにつれて、散歩道の鳥たちも、次第に季節の移り変わりに応じて装いをあらため、「行く鳥来る鳥」の入れ替わりが目立つ季節になりました。

ヒヨドリは、最もポピュラーな野鳥の一つで、留鳥だと聞きますが、スズメやカラスなどのように年中姿を見るわけでもないようです。どちらかというと冬鳥という印象があります。梅、椿、桜、、、と、その時々の花の蜜を喜んでむさぼります。

満開のこの花は何でしたっけ?