先日歩いた深山公園で、不思議なものを見ました。


山(丘)の中腹に展望のよい四阿(あずまや)があります。


この記事で、お弁当を食べた場所です。



すももももも、の巻



今日は、高一と小六の男子をつれて、深山公園へ行きました。


桜も少し残っていて、ツツジが満開です。





そこまで登る階段状の坂道の途中の地面に、小さな穴がありました。行きがけは、穴の存在には気づいた程度で、気にも留めずに通り過ぎました。帰り道に、何気なく見ると、中で何かが動く気配があります。蟻の穴にしては大きく、モグラの穴にしては小さすぎ、はてなんだろう?と怪訝な気持ちで観察してみると、、、


これは何?



下の方に映り込んでいる桜の花びらと比較して、大きさを推定して下さい。



左側に、別の影が、、、



向きがかわって、、、



   トリミングします。 

生まれたばかりの赤ちゃん亀のようです。ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)でしょうか?





こんな角度からも撮影してみます。



以前この記事で書いたのは、少し離れた別の場所ですが、共通して、小高い山(丘?)の中腹です。下に池はあるのですが、人の足でも息を切らして登らねばならない場所です。


初対面です、の巻



午前中、ちょっとだけ、玉野市深山公園を散歩しました。
昨日の記事では鶴が登場しましたので、同じくめでたいところで、亀です。


巨大なミドリガメです。ミシシッピアカミミガメでしょうか?産卵のためか、山肌に穴を掘ってじっとしています。



特定外来生物の繁殖は迷惑ですが、「小さきものはみなうつくし」と思えてしまいます。


以前こんな記事を書きました。


かにかくに小さきものはうつくしき



枕草子の有名な章段に「うつくしきもの」があります。


古語の「うつくし」はbeautiful(美しい) よりも、pretty(可愛い)に近い語感だと言われます。


うつくしきもの 枕草子(第一五一段)
うつくしきもの、瓜にかきたるちごの顔。雀の子の、ねずなきするにをどりくる。二つ三つばかりなるちごの、いそぎてはひくる道に、いとちひさき塵のありけるを、目ざとに見つけて、いとをかしげなる指にとらへて、大人などにみせたる、いとうつくし。頭は尼そぎなるちごの、目に髪のおほへるを、かきはやらで、うちかたぶきて物など見たるも、うつくし。
おほきにはあらぬ殿上わらはの、装束きたてられてありくも、うつくし。をかしげなるちごの、あからさまにいだきてあそばしうつくしむほどに、かいつきてねたる、いとらうたし。
雛の調度。蓮の浮葉のいとちひさきを、池よりとりあげたる。葵のいとちひさき。なにもなにもちひさき物はみなうつくし。


【解釈(桃尻語訳風)】
可愛らしいもの、といえば、すっきりと形のいい瓜に描いた、ちっちゃな子の顔よね。可愛くて、食べたいくらい。


スズメの子が、チュッチュッと舌で鼠の鳴き真似をすると、こちらに向かってヒョイヒョイと跳び跳ねながらやってくるの。とっても、愛くるしいわ。


二、三歳くらいの幼児が、座敷の植えなんかを、急いではいはいしながらこっちに向かってやってく途中に、とっても小さいゴミがあったのを、めざとく見つけて、とってもかわいらしい指でつまんで、近くにいるオトナの女房などに見せているのは、とってもかわいらしいわ。


髪の毛は、尼さんの髪型のようにおかっぱの幼児が、目に髪がかっかているのを、手でかきやることはしないで、顔を傾けてものを見たりなどするのも可愛いわ。
大きくはない殿上わらは(行儀見習いのために宮中に出仕する少年貴族)で、立派に着飾らさせれてあちこち歩き回るのも、かわいい。


上品でかわいらしい幼児で、ほんのちょっとと抱っこして、遊ばせてかわいがるうちに、そのまましがみついて寝ているのは、とってもかわいらしいったらないわ。


雛人形の道具。


蓮の浮葉でとっても小さいのを、池からひょいと取り上げたのは、可愛い。


葵のとっても小さいの。


何もかも、小さいものはみんな可愛いわ。




またこんな記事も。


年金訴訟と朝日訴訟についてのおもいつくまま



昨日の記事でご紹介した退職同業者親睦団体の「作品展」には、枯れ木も山の賑わいと、私も出品させて戴きました。
「ちひさきものはみなうつくし2016」








亀の住む池に、季節の花々が映って目を楽しませてくれます。


ピンクの花はツツジ。白いのは?



トネリコ?アオダモ?





この日の使用機材は、pentaxK5Ⅱ+SIGMA APO 120-400mmでした。


緊急特別付録


きょうの散歩には、PENTAXK30+玉抜きトキナー100-300mmAF+BORG50(アクロマート)というレアな組み合わせで出かけてみました。


この記事参照。


期待ふくらむ、の巻



持って出たのは、、、、



一番上(奥)の機材です。


PENTAXK5Ⅱ+玉抜きトキナー100-300mmAF+BORG45EDⅡ。


参考のために手前に、左からOLYMPUS pl7+LUMIX G1:2.5/14、中PENTAXQ7+標準ズームレンズ、右FUJIFINEPIX S1を並べてみました。


先端のこの部分にレンズがついているだけで、そこからカメラまでは、空洞の「鏡筒」です。



前回は、BORG50(アクロマート)を装着して試用して見たのですが、今日は、写りのさを確かめてみたくて、EDレンズのBORG45EDⅡを装着してみたのです。


下は、メーカーHPによる商品紹介です。


これが45EDⅡ。



そして、アクロマートの50mm。



私の持っているのは旧ロットのもので、デザインはもっと地味です。


レンズの大きさはほとんど同じですが、アクロマート50mmは、そのまま玉抜きトキナー100-300mmAFの先端につなげば、無問題で焦点を結びました。



安価なアクロマートレンズですから、描写性能に大きな期待はできませんが、見た目よりも意外に軽くて、ストレスのない撮影ができます。


その写り具合はまたの機会にご紹介することとして、今日は、「これなあに?」の緊急版。


麦畑のほとりで、スズメやヒバリを写しておりましたら、どこからか飛んできた小さな鳥が、あぜ道に降り立ちました。スズメだろうと高をくくっていると、微妙にどこか様子が違って見えます。


焦点距離250mmのレンズにとっては、ちょっと遠いですが、とりあえず写しておきます。



胸元が赤いんです。


初めて見る鳥です。


トリミングしてみます。





図鑑を探ると、ノゴマ(♂)でしょうか?


いずれにしても、思いがけない遭遇。こんな時に、ちゃんとした望遠レンズを要してこなかったことが悔やまれるとともに、安価なアクロマート50mmと、おジャンクな玉抜きトキナーが、なかなか頑張ってよい仕事をしてくれたことに感謝もしています。


今日はここまで。