SSブログ
<

あるバラード 第二章 (1) 木下透 [木下透の作品]

このカテゴリーの文章は、おおむね、私自身の回想に関わるので、常体(だ・である調)で書くことにする。

木下透は、私の高校時代の筆名である。彼の作品を紹介するのが、趣旨である。未熟さは、その年齢のなせる業なので、寛容な目で見てやっていただきたい。

詩「あるバラード」の続きである。第二章は、(1)~(3)まであるが、今回は(1)回想 を掲載する。


 あるバラード     木下透
第二章
(1)回想
ああ俺はどれだけ歩いて来たろう。
俺が歩き始めたのは 確か 柔らかい陽射しが
小さな生命をはぐくみ、
あらゆる物質が目覚め 行動を開始した
そんな春の朝だったようだ。



selP513870120120513_0087.jpg
 
selP4190059.jpg
 
selIMGP6857.jpg
 
selIMGP3516_0001.jpg
 
selIMGP3491.jpg
 
selIMGP3429_0001.jpg
 
selIMGP0999.jpg
 
Imgp101801.jpg
 
IMGP2422.jpg
 
P4204187.jpg
 
selP428066620120428_0503.jpg

 

甘くほのかに漂うエーテルに
俺は そこはかとないなつかしさをおぼえ
しばし子供っぽい涙を流したものだった。

sel_IGP5947.jpg
 
IMGP8079.jpg
 
 
selIMGP2834.jpg
 


しかし いつまでも そんな感傷にふけってばかりはいられなかった。
すぐそこに、全力で立ち向かわなければならない障壁が俺を待ち構えていたのだった。
 それはなんと物憂い季節だったろう。
俺の肉体はすっかりかびてしまい
あらゆる気力を失っていた。
そして 宿命的な 懐疑の芽ばえ。
--------俺は一体-------何故に----------。
ああ 虚無。虚偽-------逃避---------。
-------快楽-------官能---------。
-------------------そして 退廃----------。
--------そうしたうつろな単語が
混乱した俺の意識をかけ巡り
疲れ果てた俺の大脳を
いやが上にも打ちのめすのだった。

IMGP8942.jpg
 
 
P417358020130417_0088.jpg
 
 
P512569820130512_0262_0001.jpg
 
Imgp1562.jpg
 
 
P6162987.jpg
 
P6162980.jpg
 
以下 次回に続く 。

 

 


↓訪問記念にクリックして下さると、励みになります。



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

フォト蔵にアップしている私の写真はこちらです。

写真販売サイトにも画像を掲載しています。
写真素材 PIXTA