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幻の記事??の巻 [家族]

「海の日」の7月20日の午後、翌日掲載に向けて、ブログ記事を書き始めていました。

その日、孫三人と一緒に、老父母の住む故郷の田舎へ行ってきましたので、その記事でした。

ところが、思いもかけず、急な入院という羽目になり、その記事は日の目を見ることがありませんでした。

今ではタイミングはずれの感もありますが、写真も少し撮っていましたので、遅ればせながら簡単な記事にしておきたいと思います。

庭先の百合の花。









裏山の麓に祖先の墓があります。

そこまで登ると、視界が開けます。俯瞰すると、山間の集落と川の流れに沿った田園風景があります。



孫達は虫を追いかけて楽しんでいます。











カマキリ。





バッタ。





ムシヒキアブ?



川の方にも降りてみました。









カワウ。



夏休みといえば、一日中子どもたちが遊んだり泳いだりした川ですが、人っ子一人、姿が見えません。人口流出に伴って子供の数が減ったというだけでなく、子どもたちの遊びの形態も大きく変容したせいでしょう。

田舎のこの村に限らず、休日の昼間、子どもたちが群れて遊ぶ姿を見なくなって久しい、と、同業者と話したことがありますが、改めてそう思います。

教育学者の竹内常一さんが、「もう子どもは人間になれないかもしれない」と予言されたのは、40年以上も前のことになりますね。

 「こんにち、地域には縦割りの統一的な子どもの自治組織はどこにも存在していない。それどころか、地域のあちこちの空き地や片隅で群れをなして遊んでいた子ど
もたちのわんぱく仲間さえいまや亡びつつあり、それさえ存在しなくなった地域が多くなっている。そして、こうした子ども集団の滅亡は、子どもの文化の死滅
を決定的なものとしつつある。」(子ども集団の消滅)

「子ども集団はその遊びのなかでも自治的なちからを発揮していた。たとえば「かくれんぼ」のばあいをとってみても、年少の子どもを最初に捕まえてはならないという不文律が厳然として存在していた。」(子ども集団の自治力)



「親たちは子どもを自分のものとせず、6-7歳前後になると子ども集団のなかに押し出して行き、村人としての訓練を子ども組にゆだねたのである。子どもは
子ども組に参加することを通して村の子どもとなったのである。それはちょうど、子どもが生みの親の子としてだけでなく、---村人の子として育てられたの
と同じである。」(子ども集団の自治の承認)

「もしも子ども集団不在の状況が恒常化するのだとしたら、もう子どもは人間になれないかもしれない。」(竹内常一「地域子ども集団の消滅と再生」1972年論文)


老父母が栽培した野菜と、トウモロコシたくさん、6kg以上のものも含むスイカなど、子どもたちのお気に入りの食べ物も、どっさりもらって帰りました。

加えて、次男のお嫁さんの実家から、地元名産の朝採れトウモロコシを、クール便で送っていただきました。

自動車で3~40分のところに住む長女夫妻のところへもおすそ分けしたら、喜んでくれました。

孫達も、大喜びで、ごちそうを堪能したようでした。それを見届けずに、私は入院しましたが、、、。


追伸
入院を契機に、パソコン環境に変化が生まれました。

ブログ記事の編集を含めて、通常使用するのは、居間のデスクトップパソコンで、時代遅れの、非力なマシンですが、私の使用目的にとっては、十分快適です。ただ、じっと椅子に座って作業するのも疲れます。行儀は悪いが寝転んで作業できたら、と、ずるいことを時々考えます。

それが、妙なきっかけで可能になったのです。

例のネクサス7が、役に立ちます。家庭内の無線LANの電波を利用して、容易にネット接続ができます。しかも、フリーテルを経由するより遥かに確実で高速です。

さらなる快適を求めて、入院中にアマゾンで注文していたキーボード付きケースが、帰宅してみると届いていました。誤作動が多く、作りが粗雑なこれまでのものと取り替えて装着してみると、、、すこぶる結構です。





快適そのもの。しかも、値段はかなりリーズナブルで、意外に外観もチープでない。

良い買い物でした。


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プー太の父

退院おめでとうございました。入院していたことは
知りませんでしたが回復されてなによりに思います。

とてもいい故郷ですね。私は海のすぐそばで育った
ものですから山景色の見えるところに憧れていました。
ですから今も山の方にばかり行ってしまいます。
by プー太の父 (2015-07-31 09:17) 

otokomaeda

久しぶりにkazsanのブログを見てビックリ。入院してたんですね。でも無事退院で良かった良かった。
自分もネクサス7を使いはじめてもうすぐ2年になります。LTEモデルで旅先でも重宝してます。通信料月額900円なのでガラケーとの組み合わせでスマホよりとても安く上がります。
孫が盛岡なので、時々ハングアウトのテレビ電話を利用しています。
by otokomaeda (2015-07-31 11:52) 

kazg

プー太の父 様
ありがとうございます。
逆に、私などは、海辺への憧れが大きいです。今は、海にほど近いあたりに住んでいますが(笑)
by kazg (2015-07-31 12:38) 

kazg

otokomaeda様
先日、貴兄のブログを拝見したばかりでしたよ。
LTEモデル、月額900円という選択肢を知らず、初期費用の事だけを考えてwifiモデルにしたのが、苦労の始まりでした(笑)
元気でね。では、また。
by kazg (2015-07-31 12:45) 

ゆうみ

私の故郷も似てます。
山の見える暮らし 懐かしいです。
体調はいかがですか?
by ゆうみ (2015-07-31 12:50) 

kazg

ゆうみ 様
ありがとうございます。
ぴんぴん元気です、といいたいところですが、病気のため、というよりは暑さのために、動くのが億劫です。早朝の涼しいうちだけ、散歩に出かけ、後はごろごろです(笑)
山の見える暮らし、私にとっても、「原風景」のような気がします。
by kazg (2015-07-31 13:42) 

ぼっこ

空気が綺麗なのですね、青空が素晴らしいです^^
by ぼっこ (2015-07-31 19:22) 

kazg

ぼっこ 様
はい、ここまで来ると、青空の色が違いますね。
by kazg (2015-07-31 20:05) 

stove

ご退院おめでとうございます。
また、お孫さんと散歩ができますね。
暑い盛りですので、
しばらくは十分にご自愛ください。
by stove (2015-07-31 21:45) 

kazg

stove 様
ありがとうございます。
本当に、暑いですね。
入院中以上に、ごろごろして一日を過ごしています。
by kazg (2015-08-01 06:27) 

momotaro

海の日の充実した記録が日の目を見て良かったですねー
なされていること、自然環境、ご両親ご健在のことなど、最近では稀な健全性を感じました(^_^)v
by momotaro (2015-08-02 06:44) 

kazg

momotaro 様
ありがとうございます。
顔が火を噴きます(汗)
by kazg (2015-08-02 07:30) 

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