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朝から痛快!の巻 [日録]

朝、たまたま点いていたテレビに、ついつい見入ってしまいました。

NHKの「朝イチ」に久米宏さんが生出演していました。番組HPにこんな紹介がありました。

ニュース番組に革命を起こしたと言われる「ニュースステーション」。みんなが夢中になった歌番組「ザ・ベストテン」。数々の番組に斬新なアイデアを投入し、司会を務めた久米宏さんをお迎えしました。「ラジオもテレビも生放送じゃなければつまらない!!」と、久米さん。生放送の「あさイチ」でその魅力をたっぷり伺い、華丸、大吉を巻き込んだハプニングトークが炸裂して大いに盛り上がりました。
久米さんの番組作りや司会のスタイルで一貫していることは「誰もやっていないことをする」ということ。その原点はTBSにアナウンサーとして入社した直後に大病を患ったことだと言います。仕事をセーブしていた時期に、同期や先輩アナウンサーの番組を見て「テレビの画面の中でどんな風に動けば映えるか」「どう話せば気持ちをつかめるか」観察し、「久米宏だけの話し方を見つけること」だと気がつきました。
メディアの世界で生きてきて52年。テレビのこれから、そして役割についても語っていただきました。さらに、現在、司会を務めるラジオの生放送や懐かしい番組映像も交えて「オリジナル」を追求し続ける久米宏さんの魅力に迫りました。

7月19日付ハフポスト には、こんな紹介記事が載っています。

久米宏、NHKについて「人事と予算で、国家に首元を握られているのは間違っている」 あさイチで発言

7月19日に放送されたNHK「あさイチ」にゲスト出演した久米宏さんが、「NHKは独立した放送機関になるべきだ。人事と予算で、国家に首元を握られている放送局があっちゃいけない」と発言し、注目を集めている。
番組では、プレミアムトークというコーナーに久米さんを招き、キャスターの近江友里恵NHKアナウンサーと、博多大吉さん、博多華丸さんが久米さんに話を聞いた。
NHKに関する発言が出たのは、博多大吉さんの「メディアのこれからってどうなんでしょう」という質問に対してだった。

久米さんは「言いたいのはNHKに関してですよ」と切り出し、こう続けた。
「NHKはね、民間放送になるべきだと思います。(中略)で、NHKが民放になったら、他の民放はひどい目にあって、地獄を見ることになりますけど、NHKが国会だとか政府に首根っこ掴まれているような放送局でなくなるんだったら、そっちの方がよほどいい社会になります。
政治ニュースとか、社会を伝える、世界情勢を伝える放送局が、その国の国家に人事と予算の首根っこを握られているのは、絶対的に間違っています。先進国にそう事はあってはいけません」

■「政府を強烈に批判する放送局があってしかるべき」

また、久米さんが戦争に進んで行った時代と今の社会を比べ、「気がつかないうちに戦争に入って行ったんですよね。割と似ていると言えば、似ているような気もするんです、あの頃と今って。とっても危機感を持っていますね」と話した。
この発言に対し、近江アナウンサーが「メディアのあり方と言いますか、情報の伝え方とか。やっぱり同じ轍を踏んではいけないという…」と問うと、久米さんは「政府を強烈に批判する放送局があってしかるべきなんですよ」と応じた。
「アンチ政府、アンチ国家の放送局、新聞があってしかるべきなんですよ。だいたいみんな同じになって。すっかり流行語になった忖度みたいなところで、よくないと思いますよね」
そして、若い世代へのメッセージを続けた。

「政治家に限らず年寄りってあまり先の事、本気で心配してないんです。ところが、今の日本の困ったところは、若い人が先のこと心配してないんですよ。『なるようにしかなんないよ』って。それはいかん。少しでも自分の暮らしからよくしていこうと、若い人こそ思ってくれなきゃ。それが一番心配です」
近江アナウンサーが「明後日(参院選)選挙ですから、若い人も投票にもちろん行くべきですね?」と問いかけると、久米さんは「もちろん」と答え、続けた。
「投票に行って開票特番見るのと、行かないで開票特番見るのと、開票特番との距離が違いますから。投票して見ると特番の距離が近づくんですよ。ぜひ開票特番を楽しんで見ようと思うんだったら、投票所へ足を運んで、夜できればぜひNHK。一言ぐらい、お世辞言わないと(笑)」

番組の中でも、VTRで紹介されていましたが、実は久米さんのNHK出演は、7月13日(土)のTBSラジオ『ラジオなんですけど』で、聞いていました。ちょうど、草刈りとパソコン修理のために郷里に帰り、昼食を摂りに出かけた際に、カーラジオから流れてきたのが、久米さんの「ラジオなんですけど」で、「いつも批判している」NHKから出演のオファーがあることを紹介し、壮大なイタズラかもと疑った、と面白おかしく語っておられました。投票日直前のNHKでこの企画を通した関係者も、気骨ある人物が存在していたのでしょうが、「桶狭間」に喩えて「敵陣」に乗り込む心境で、ズバリもの申した久米さんもあっぱれでした。

今の日本の困ったところは、若い人が先のこと心配してないんですよ。『なるようにしかなんないよ』って。それはいかん。少しでも自分の暮らしからよくしていこうと、若い人こそ思ってくれなきゃ

まったくおっしゃるとおりです。

今日はこれにて。


nice!(42)  コメント(6) 

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コメント 6

momotaro

久米さん、言ってくれたのですね
そりゃ「あっぱれ」です!
あってはなりませんよ、あんな放送局は。
by momotaro (2019-07-20 06:36) 

U3

過去にNHKに突入取材をした事など、初めの方だけ見ていました。
こんな良いこと云っておられたのですね。
by U3 (2019-07-20 09:28) 

kazg

momotaro様
ズバリ核心に触れる指摘でした。「あっぱれ」です!
by kazg (2019-07-20 16:39) 

kazg

U3 様
絶妙のリラックス感・アットホーム感と共に、きりっとした緊迫感が漂って、見応えのある番組になっていました。逆に言えば、そのような番組が少なすぎることが、寂しい限りですね。
by kazg (2019-07-20 16:43) 

makkun

私もテレビを観てましたが
思わず笑いが出てしまいました(^。^)y-.。o○
by makkun (2019-07-21 15:15) 

kazg

makkun 様
同じくです、、。
by kazg (2019-07-22 08:33) 

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