819の日に寄せて [今日の暦]
今日は8月19日。819の語呂合わせから「俳句の日」とも「バイクの日」とも定められているとか。
「俳句の日」の提唱者は、坪内稔典さんだそうです。
坪内さんといえば、こんな句がまず頭に浮かびます。
たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ 坪内稔典
この句の言わんとするところは?なんて考えはじめると、よくわかりませんね。
ほかにこんなシリーズもあります。
一月の甘納豆はやせてます
二月には甘納豆と坂下る
三月の甘納豆のうふふふふ
四月には死んだまねする甘納豆
五月来て困ってしまう甘納豆
甘納豆六月ごろにはごろついて
腰を病む甘納豆も七月も
八月の嘘と親しむ甘納豆
ほろほろと生きる九月の甘納豆
十月の男女はみんな甘納豆
河馬を呼ぶ十一月の甘納豆
十二月をどうするどうする甘納豆
その坪内さんの蝉の句を一句。
神々も軽装好み蝉の朝 坪内稔典
大阪の孫はすでに去り、こちらの孫は宿題の仕上げに追われ始めています。
ねぎらいの意味も込めて(ジジ馬鹿)、倉敷市の水島地区にある福田公園でおにぎり弁当を食べ、直近のライフパーク倉敷で、時間を費やしました。プラネタリウムの天井(ドームスクリーン)を利用した 全天周映画「ウォーキングwithダイナソー ~太古の地球へ~」というのを見ました。
真上を見上げる体勢で、巨大な映像を見るので、首と目が疲れますが、白亜紀後期のアラスカに生きた恐竜たちの、リアリティに富んだ映像似、子ども達も大世満足そうでした。
真上を見上げる体勢で、巨大な映像を見るので、首と目が疲れますが、白亜紀後期のアラスカに生きた恐竜たちの、リアリティに富んだ映像似、子ども達も大世満足そうでした。
福田公園には、蝉の姿もたくさん見えました。
過去に撮影したツクツクホウシの姿は、このページにUPしていますので、参考までにご紹介しておきます。
「蝉」は夏の季語ですが、「ツクツクホウシ」「法師蝉」は秋の季語になるんですね。
種田山頭火は、旅の詩人だけに、野山で「ツクツクホウシ」「法師蝉」に出会う機会が多かったのでしょうか、多く詠んでいます。
こんな句が目につきました。ちょうど、今日のお昼の光景にぴったりです。
ちかく、あまりにちかくつくつくぼうし 種田山頭火
まへもうしろもつくつくぼうしつくつくぼうし 種田山頭火
おべんたうたべてゐるまうへつくつくぼうし 種田山頭火
中村汀女もたくさん、法師蝉を詠んでいますが二句だけ引用しておきます。
遠けれどそれきりなれど法師蝉 中村汀女
法師蝉到るところに日影かな 中村汀女
立秋もとっくに過ぎ、季節は秋というべきなのでしょうが、今日の空は秋空でしょうか?雲の様子も、夏雲といいたい感じですね。
熊本市古城町の県立第一高校グランド横には、中村汀女のこの句を刻んだ句碑があるそうです。
夏雲の湧きてさだまる心あり 中村汀女
何処からも見えて 山羊鳴く 夏の雲 中村汀女
炊煙と湧く夏雲と相交り 中村汀女
汀女の夏雲の句を他にも少し引用しておきます。
炊煙と湧く夏雲と相交り 中村汀女
虚子のこの句も有名です。目の前の光景は、「連峰」「高嶺」と言うほどではないですが、通うところはあるでしょうか。
連峰の高嶺々々に夏の雲 高浜虚子
拙ブログへのコメントありがとうございます。
四国のからの帰りに倉敷に宿泊しましたよ(^▽^)/
by johncomeback (2014-08-20 05:49)
johncomeback様
またのお越しをおまちします。
by kazg (2014-08-21 19:37)