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ジャイアンとスネ夫に関する覚え書き、の巻 [私の切り抜き帳]

こんなニュースがありました。

「仮に日本の関係者が対象になっていたことが事実であれば、同盟国間の信頼関係を揺るがしかねないものであって、深刻な懸念を表明せざるを得ない」というアベさんの発言。「仏独両国は強い怒りを表明した。これに対して日本政府の反応は抑制ぶりが目立つと指摘されている。」とありますが、国会会議中のアベサンの「抑制」のない答弁や不規則発言を思い浮かべると、失礼ですが、「相手に合わせて態度を変える」小人物の本性を浮き彫りにしただけと思えて、寂しくなります。






人気アニメ「ドラえもん」に登場する骨川スネ夫とダブって見えて仕方がありません。(言い過ぎました。スネ夫さん、ごめんなさい)

ちなみに、ウィキペディアには、こうありました。

ナルシストかつイヤミ、口が上手く虚言癖の持ち主。強者には徹底してへりくだる虫のいい選択しかしない。


一昨日の記事で、こんなことを書きました。

 > 「日米同盟」から抜けたからといって、喧嘩状態になろうというワケじゃなく、ほかの諸国に対すると同じように、対等な友好条約を結んで、親身な友好関係を築くだけのこと。

> 日米同盟から離れると、ならず者に狙われて攻め込まれるなんて、単純な子どもっぽい論理が大手を振って闊歩しがちですが、それって、外交とか平和友好とか
の努力を無視・軽視する未開・野蛮な本性を吐露してることになりませんかね。そもそも、国際的な世論調査では、「世界平和に最大の脅威をもたらしている
国」として、アメリカがトップに上げられるというのが、世界の常識。そんな国と適切な距離を置いたからと言って、安全が増しこそすれ、敵視される危険はか
えって薄まるのではないでしょうかね。

この記事、最初は、いつものように、「日米同盟」をジャイアンとの関係に喩えて書きかけていたのですが、回りくどくなるので、やめました。でも捨てがたい。

古い記事を検索してみると、2年前の、オバマよ!お前もジャイアンか!という記事で、こんなことを書いていました。


古い文章を探す過程の中で、ここを探ってみると、いくつか感慨深い文章がありました。
もう長く更新していない我が家のホームページ。windows95~2000の時代の作品です。     




その「更新履歴」の一部です。一〇年前の記事なのに、今書いているブログと大同小異ですね。


2003.2.15 トップページと作品のページを多少更新しました。
それにしても、イラク・朝鮮半島情勢は、人類史を逆戻りさせる愚劣さです。「ならず者国家」を成敗する先頭を、一番のならず者が突っ走るの図。泣くに泣けず笑うに笑えぬ出来損ない笑劇に、どこまでつきあわねばならないのでしょうか?
「空爆」は、民衆の側から見れば、「空襲」です。逃げまどう民衆を念頭に入れないアメリカの視点は、ベトナム以来変化なしということか?「戦場」が常に自国の外にあったアメリカにとって、逃げまどう民衆の姿はイマジネーションの限界の外にあるのかもしれません。
では、日本の姿勢はどうなの?「悪い政府」の統治下であろうがなかろうが、各地の大空襲とヒロシマ・ナガサキの辛酸を嘗めた日本の民衆の視座からは、「空爆やむなし」の結論は、生まれる余地のないもの。にもかかわらず、NATO傘下のヨーロッパ諸国に比べてさえもふがいない追随三昧。嘆かわしい限りです。



2003.2.26 
フランスのリベラシオン紙のコラムは、ブッシュを裸の王様にたとえたと言います。前々からそう思ってました。「王様は裸だよ」の声を、率直に伝えてあげる方が忠義かつ親切というものでしょうに。「お美しい」「お似合いでげす」のおべっかを、自分ばかりか周囲にも強要する幇間(太鼓持ち)の罪は如何?リンク集を緊急編成しました。



2003.4.20 ブッシュさん、3歳児をひねりつぶして、「勝った勝った」と誇っても、誰も腹でケーベツするだけ。ただ、手のつけられない乱暴者のやることだから、顔をしかめて黙って見ているまでのこと。
でも、ブッシュさんは気づいているのかしら?あなたに突如「ならず者国家」の烙印をおされ、第2第3のイラクとしての標的にさらされるおそれを感じている国々が、このイラク戦から何を学ぶか?について。

「力こそ正義」という、ブッシュ流の新しい(実は西部開拓時代以前の未開野蛮な)むき出しの力の政策の前では、国連中心の国際秩序を誠実に遵守することは愚挙であり、ましてや国連査察に誠実に応じたり、大量破壊兵器の廃棄など馬鹿正直に実行するなどもってのほか。細菌兵器、化学兵器、核兵器、無差別テロ攻撃・・・いずれをとわず、物量に勝るアメリカに「軍事的」に対抗する道すなわち無限の軍拡の連鎖、憎悪と報復の連鎖への道をひた走るしかない、と、向こう見ずな破滅的な決意を促したに違いないことを。

ブッシュ=アメリカをジャイアンに喩えた人がいました。ジャイアンは、自分のコンサ-トを誰もが歓迎しているに違いないと信じているのでしょうね。メーワクに感じながら、「いや」と言い出せないのは、ジャイアンに正義が存するからではなく、彼の腕力をはばかる故であることは、誰もが知っています。知らぬはジャイアン一人でしょう、かわいそうなジャイアン。

そして、ジャイアンの正義は、彼の腕力を上回る力(ドラエモン由来の)によってついえ去るしかないのです。ジャイアン少年は、心底、真の友情を求めながら、たまたま他を圧する腕力と粗暴さを備えていたが故に、怯えと追従と憎しみをもって遇されるしかなかったのです。もしも彼が、平凡な腕力の少年であったなら、その純朴な個性はより好ましい輝きを増し、周囲から真に愛され、好ましい友情を獲得できたに違いないのに・・・。

リンカーンの国、ホイットマンを生んだ国、民衆愛と寛容な民主主義の伝統ある朗らかなアメリカが、なぜこんなにも野蛮で狭量なふるまいしかできないのでしょうか。ベトナム戦争への苦い反省も忘れたかのように。ソ連、東欧の自滅をへて、対立軸を失い、「一人勝ち」してしまったことの不幸なのでしょうか?ジャイアンの不幸、孤独との相似が、なにやら真実味を帯びてきました。




(中略)

アメリカは、オバマの登場で、人権と民主主義の方向に劇的に舵を切る大刷新が果たされるかと、世界中が期待しました。社会保険制度、医療制度の改善の分野では、たしかに大きな胎動を感じます。


でも、大量破壊兵器である化学兵器を使ったとして、シリアへの空爆に走る姿は、やはりジャイアンでした。「オバマよ、お前もか?」です。


さらに、アメリカCIAによる盗聴の標的が「友人」たちにまで向けられていたことに、激しい怒りが集中しています。


一方、我らが安倍さんは、アメリカのシリア空爆方針を受けて、8月28日の記者会見で、こう述べました。

「日本政府としては、シリアにおいて化学兵器が使用された可能性が極めて高いと考えています。化学兵器の使用はいかなる場合でも許されるものではありません。シリア情勢の悪化の責任は、人道状況の悪化を顧みないアサド政権にあることは明らかであります。日本政府は、事態の改善のため国際社会と緊密に連携していきます。 」


そして、記者の質問に対しても、たびたび「国際社会との連携」を口にしました。


でも、その国際社会はというと、国連は、ロシアと中国の反対で、武力行使に賛同することはなく、アメリカが頼りにしていたイギリスも、議会が武力介入を否決し、ドイツも米国に協力せず、「国際社会」は総じてイラク空爆に批判的です。その状況の下で、国際社会と連携するとは、アメリカにきっぱりNOということでしょうが。日本はやっぱり、性懲りもなくスネ夫を演じるのでしょうかね。(2013-10-25記)

 

このころは、「安倍さん」と、漢字で表記していました。これまた感慨深いです。

私は、いまさら断るまでもなく、かなり偏った「文系人間」で、理科や工作は嫌いじゃないですが、とにかく数字が苦手で、何回検算しても答えが合わない苦痛を、子どもの頃から経験し続けていました。教員になったばかりの頃は、まだ手計算の時代で、成績処理をしても、何度やっても縦と横のトータルが合わずに泣きました。

いまは、エクセルなど表計算ソフトのお陰で、その苦労だけは減りましたが、依然として入力ミスや、範囲指定のミスなどで、何度もやり直しを強いられます。

そんな私が、ひょんななりゆきで、あるお仲間の「会計係」を担当しております。その一年分の決算の確認と、会計監査をしていただく都合があり、昨日の午後は、チョイとお出かけしました。やっと、懸案の重しが取れて、ほっとした足で、児島湖周辺をぶらりとしてきました。

過去のブログでも何回か話題にしましたが、以前は「岡山空港」として機能していた「岡南飛行場」の近くに、淡水の池があります。

「阿部池」と呼ばれ、季節によっては渡り鳥の憩いの場になります。漢字は「阿部」であって、「安倍」ではありません。従って、片仮名で書くことはしません。

今の季節、珍しい出会いは期待できませんでした。

アオサギです。

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水面に、何やら、音を立てて動くものが。

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トリミングで、拡大してみると。

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 小魚の大群です。

ボラかな?

常山がくっきり見えます。

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 オモチャ魚眼レンズで写すと、広大さが伝わりますか。
 
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阿部池はそれくらいにして、 ご近所まで帰ってきました。
 
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 稲田の中のダイサギです。

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あぜ道に、ヒバリが遊んでいました。

 
 
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 M師のご指摘通り、幼鳥でしょうか?

今日はこれにて。

 

 

 


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コメント 6

majyo

>言い過ぎました。スネ夫さん、ごめんなさい)
これには笑いましたぁ 座布団三枚!

北朝鮮とアメリカの関係も
ならず者がならず者を成敗する。無くに泣けませんとは
これまた秀逸です。パチハチ゚
アメリカジャイアン説、同感です
by majyo (2015-08-28 20:12) 

U3

晋三さんは父君には及ぶべくもないでしょう。
by U3 (2015-08-29 07:23) 

kazg

majyo様
座布団ありがとうございます(笑)
アメリカをジャイアンに喩えた方は既にあって、パクリに過ぎませんが、ホントにぴったりだと思います。大統領が変わっても、政権党が変わっても、脈々とその気質が引き継がれ、日本政府は日本政府で、代々、同じ役回り...寂しいことです。
by kazg (2015-08-29 14:20) 

kazg

U3 様
本当にそうですね。
お父様は、日本保守政治の中にあって、良識と沈着さを備えた得難いリーダーだったようにお見受けします、、、が。
by kazg (2015-08-29 14:28) 

momotaro

確かにジャイアンとスネオ状態ですね。
日米の関係は戦後ほとんど変わらず来ていますから、それを疑問視している人にとっては、ずっと同じ怪訝な気持ちなんですよね。
いつか晴らしたい!
そんな日が近づいているのでは・・・?
雲雀がよく何枚も収まりましたね(^_−)−☆
by momotaro (2015-09-01 12:05) 

kazg

momotaro様
> ジャイアンとスネオ状態
このたとえが、あまりにぴったりしているようで、可笑しいやら腹立たしいやら、ですね。

by kazg (2015-09-01 16:28) 

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