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「これなあに?」3連発、の巻 [今日の「これなあに」?]

今日の記事には、不快画像(残酷画像)が含まれています。閲覧にはご注意ください。

先日、ジイジバアバと(8/14)孫たちと、深山公園を訪ねました。

夏の雲が勢いよく育っています。







ツクツクホウシが盛んに鳴いています。







今日のこれなあに?その1。



セミヤドリガの幼虫だそうです。




今日のこれなあに?その2。



























シマヘビに喰われるツチガエルでしょうか?

古い記事を引用しておきます。

芋の葉を日傘に幼き蛙哉







 彼らの姿、動き、表情は,見ていて飽きません。



IMGP0497.png





カエルと言えば草野心平氏の詩を思い出す人も多いことでしょう。

「第百階級」という詩集の題名からして、市民を意味する「第三階級」(僧シェイエス)より、いっそう格段に底辺に生きる存在への共感が根底にある。カエルは、力弱く、心優しく、底辺に生きる存在であり、詩人もまたその同類なのでしょう。



「第百階級」から一編紹介しておきます。



ヤマカガシの腹の中から仲間に告げるゲリゲの言葉 草野心平             

  痛いのは当り前じゃないか。

  声をたてるのも当りまへだらうじやないか。

  ギリギリ喰はれているんだから。

  おれはちっとも泣かないんだが。

  遠くでするコーラスに合はして歌ひたいんだが。

  泣き出すことも当り前じゃないか。

  みんな生理のお話じゃないか。

  どてっぱらから両脚はグチヤグチャ喰ひちぎられてしまって。

  いま逆歯が胸んところに突きささったが。

  どうせもうすぐ死ぬだらうが。

  みんなの言ふのを笑ひながして。

  こいつの尻っぽに喰らひついたおれが。

  解りすぎる程当然こいつに喰らひつかれて。

  解りすぎる程はっきり死んでゆくのに。

  後悔なんてものは微塵もなからうじゃないか。

  泣き声なんてものは。

  仲間よ安心しろ。

  みんな生理のお話じゃないか。

  おれはこいつの食道をギリリギリリさがってゆく。

  ガルルがやられたときのやうに。

  こいつは木にまきついておれを圧しつぶすのだ。

  そしたらおれはぐちゃぐちゃになるのだ。

  フンそいつがなんだ。

  死んだら死んだで生きてゆくのだ。

  おれの死際に君たちの万歳コーラスがきこえるように。

  ドシドシガンガン歌ってくれ。

  しみったれいはなかったおれじゃないか。

  ゲリゲじゃないか。

  満月じゃないか。

  十五夜はおれたちのお祭じゃあないか。




今日のこれなあに?その3。

昨日、自然環境体験公園を時ジイジバアバと小3の孫と訪ねました。

冬の間はカモの群れが憩う池に、今見えるのは。

カイツブリ。



オオバン。



 

ウチワトンボ。





イトトンボ。











などですが、池の中州あたりから、猫のけんかの声のような大きな声が聞こえて来ます。

鳴かすまで猫が池を泳いでいけるかどうか、妻と議論になりましたが、結論を得られません。

と、池の水面をかなりのスピードで横切るものがあります。







トリミングしてみます。



最初、泳ぎ方からヌートリアかと思ったのですが、どうも違うようです。

以下、トリミング画像です。











写りが鮮明でないですが、どうも前方はウシガエルのように見えます。そしてそれをくわえて泳いでいるのは、細長くてしっぽも長い獣のように見えます。

しばらくして今度は逆方向に泳いでいく生物が、よく似た生き物のようです。



トリミングします。手前のオオバンの無効を泳いでいる生物は?



以前写したイタチの画像ですが、どうでしょう似ているような気がするのですが、、、。





ところで、ウシガエルは、名前の通り、通常モーモーと低い声で、牛に似た鳴き声で鳴きます。しかし、危急の際には、猫の威嚇の鳴き声に似た警戒音を発するそうです。youtubeに、その音声入りの動画を見つけ、まさにこの声だと納得した次第です。



最後に今日の写真です。地元の図書館付近からの眺めです。

この山は、名前を知りません。その形のおもしろさから、いつも気になる山です。



常山を、この方角から望みます。



手前はグラウンドです。ナイター設備などもあり、児童から少年、市民にも広く利用されています。小3の孫も、週二回ほど、ここで練習します。



今日はこれにて。


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コメント 10

yakko

お早うございます。
セミヤドリガの幼虫を初めて見ました。蛇は大の苦手です。
アマガエルちゃんは大好きですよ。トンボもすきです ! イタチは見たことがありません。山はうちから見える山に似ています。
by yakko (2016-08-21 09:35) 

kazg

セミヤドリガの幼虫。私も初めてです。というよりなにやら正体がわからず、家に帰って図鑑で調べてやっとわかりました。
へび、大きさにかかわらず、ちょっと足がすくみますね。カエルを狙っていた彼が、ふとこちらに気づいて、鎌首をもたげてギロリとにらんだ時には、ヘビににらまれたカエルの心境がわかったような気がします(笑い)。
by kazg (2016-08-21 18:21) 

hatumi30331

セミヤドリガの幼虫?
初めて見ました!
すごく珍しいよね!^^

カエル・・・・丸飲みされちゃったね。^^;

毎日暑くて・・・引きこもり中。へへ;
by hatumi30331 (2016-08-21 19:23) 

cyoko1112

こんばんは。
ヘビのカエル丸呑みですね。
ちょっとキモイけど大丈夫!!
太刀魚の刺身、美味しかったです。
また来週??
by cyoko1112 (2016-08-21 19:24) 

majyo

カエルを呑みこむヘビ、一度見ましたが 丸のみではなく
徐々にで、終わらないから途中で帰りました
助けようも無いし、これが自然の摂理なんだと
自然界って残酷ですね。人も含めて
by majyo (2016-08-21 20:24) 

kazg

majyo様
手出しをするわけにも行かず、あるがままに認めなければならないこととも思います。命あるものを食糧にすることで、命の循環、命の連鎖がつながれているのだと思って、、、。
人間の残酷さは、その限りでなく、道理の通らない命の浪費ですね。特に戦争は。
by kazg (2016-08-21 20:43) 

kazg

cyoko1112様
太刀魚の刺身って、チョー贅沢ですよね。あっさりしていてほんのり甘みもあって、ふんわり深い後味が合って、想像するだけでたまりません〈笑)
そういえば蛇も美味だと漱石も(「吾輩は猫である」)芥川も(羅生門)書いてますが、確かめてみる気はしないですね。
by kazg (2016-08-21 22:48) 

kazg

hatumi30331様
ごめんんさい。コメントをアップしたつもりが、失敗していました、
不思議なものがたくさんありますね。
暑さがまだまだ続くのでしょうか。ご自愛くださいね。

by kazg (2016-08-22 19:29) 

momotaro

観察が鋭いので、珍しい場面に出会うことも多いですね!
草野心平の詩は、この写真を見た後読むとよく解りますね。
by momotaro (2016-08-30 16:52) 

kazg

momotaro様
やあ、驚きました。日常茶飯に繰り返されている光景なのでしょうが、実際目にすると面食らいます。
草野心平の詩は、シリアスであり同時にユーモラス、空想的であり同時にリアリティに富んでいて、引かれます。
by kazg (2016-08-30 22:28) 

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