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これだけは忘れない、の巻 [折々散歩]

共謀罪が衆院で強行されました。
とにかく最近忘れっぽくて困りますが、これだけは忘れないようにしなくてはなりません。
強行採決の口火を切ったのは、最後の質問者、「野党」維新の丸山穂高議員。「30時間以上質疑してきた。これ以上は足を引っ張る事が目的のピント外れの質疑は必要ない。論点も整理されて時は来た。私の質疑のあと、ただちに採決してほしい」とさ。このヒト法務委員でもない外野のヒト。維新という存在、「補完勢力」という手厳しい呼び方にいささかためらいもありましたが、今やそれ以外の何者でもありませんね。
そういえば、昭和初期、5・15.2・26等のクーデター事件を引き起こした青年将校や民間右翼の唱えたスローガンが「昭和維新」でしたね。彼らの暴力的な妄動によって妄動によって掃き清められた道の先には、暗黒の国家総動員体制が待っていました。役目を終えた「昭和維新」のスローガンは、用済みとなって立ち消えて行きました。その歴史を知った上で、彼らは「維新」を名乗っているのでしょうかね。
書きたい記事はこれではありませんでしたが、備忘のために記録しておきます。



今日書きかけていたのは、以下の話題でした。
昨日の留学生相手の日本語学習でこんな教材を使いました。

 1 次の文章を読んて、後の問に答えなさい。

日本には200種(しゆ)以(い)上(じよう)のトンポがすんでいます。大きく分けると、翅(はね)を閉(と)じてとまるイトトンボや、カワトンボの仲(なか)間(ま)、翅(はね)を開(ひら)いてとまるヤンマや、アカトンボなどの仲(なか)間(ま)に分けられます。幼(よう)虫(ちゆう)は水の中で暮(く)らします。池や田んぼにすむもの、川にすむものがあり、好(この)む水の深(ふか)さや、 流(なが)れの速(はや)さなどの環(かん)境(きよう)も種(しゆ)類(るい)によって様(さま)々(ざま)です。様(さま)々(ざま)な環(かん)境(きよう)の水(みず)辺(べ)があることが、トンボが生きていくためには、とても大切なことです。(海野和男「トンポのなかま」)
注 翅=虫の羽。

問1 この文章で述べられている事実を次から選び、 記号で答えなさい。
ア 日本にすんでいるトンポは、200種より少なぃ。
イ イトトンボとヤンマは、同じ仲間だ。
ウ 幼虫は、水の中で育つ。
エ トンボは、川にしかすんでいない。

問2 つぎの①~④の写真のトンボの名前を、アイウエから選びなさい。











ア カワトンボ
イ アカトンボ
ウ イトトンボ
エ ヤンマトンボ

2 つぎの文章を読んで後の問に答えなさい。

 「とても小さいトンボを見たのですが、 まだ子(こ)供(ども)ですか?」
 お母さん方からよく受(う)ける質(しつ)問(もん)である。昆(こん)虫(ちゆう)は幼(よう)虫(ちゆう)時(じ)代(だい)は脱(だつ)皮(ぴ)して大きくなるが、成(せい)虫(ちゆう)になるとそれ以(い)上(じよう)大きくならない。いくら小さいからといっても成(せい)虫(ちゆう)はりっぱな大人で、それ以(い)上(じよう)大きくならないのだ。ただし、体(たい)重(じゆう)は羽(う)化(か)後日数がたつにしたがって増(ぞう)加(か)する。これは胸(むね)の筋(きん)肉(にく)が発(はつ)達(たつ)したり、卵(たまご)ができたりするためである。
 ところで、日本で1番小さいトンボはハッチョウトンボで、体長(頭(とう)部(ぶ)の先(せん)端(たん)から腹(ふく)部(ぶ)の先(せん)端(たん)までの長さ)は2センチに満(み)たず、トンボというより、小(こ)型(がた)のアブのように見える。このトンボは世(せ)界(かい)的(てき)に見ても最(さい)小(しよう)レベルの大きさである。
 反(はん)対(たい)に、日本で1番大きいのはオニヤンマで、体長は10センチ余(あま)りもある。ただし世(せ)界(かい)にはもっとビッグなトンボがおり、 オニヤンマは世(せ)界(かい)レベルで見ると大(おお)関(ぜき)か関(せき)脇(わけ)クラスである。(新(あら)井(い)裕(ゆたか)著(ちよ)『トンボ入門」)

問1 本文の内容と一致するものを次から選び記号で答えなさい。
ア トンボは、羽化したばかりは小さいが、餌を食べることによってだんだん身体が大きくなっていく。
イ ハッチョウトンボは、小型のアブほどの大きさだ。
ウ 世界で一番大きいトンボはオニヤンマだ。。
エ トンボは幼虫時代も、大きさが変わらない。
問2 日本で一番小さいトンボは何ですか?カタカナで書きなさい。


3 つぎの文(ぶん)章(しよう)は、『山(さん)陽(よう)新聞』の記(き)事(じ)(2016年5月17日)です。これを読んで後の問(とい)に答えなさい

総(そう)社(じや)でハッチョウトンボ舞(ま)い始(はじ)め湿(しつ)地(ち)に世(せ)界(かい)最(さい)小(しよう)の「赤」映(は)える

 世(せ)界(かい)最(さい)小(しよう)級(きゆう)のトンボ・ハッチョウトンボが、総(そう)社(じや)市(し)福(ふく)井(い)のヒイゴ池湿(しつ)地(ち)で舞(ま)い始(はじ)めた。愛(あい)らしい真(ま)っ赤(か)な姿(すがた)が湿生植(しよく)物(ぶつ)の緑(みどり)と鮮(あざ)やかなコントラストをなしている。
 日当たりの良(よ)い湿(しつ)地(ち)に生(せい)息(そく)するハッチョウトンボは体長2センチほどで、1円玉(直(ちよつ)径(けい)2センチ)にすっぽり隠(かく)れる大きさ。成(せい)長(ちよう)するにつれ雄(おす)だけが赤くなる。
 ヒイゴ池湿(しつ)地(ち)は岡(おか)山(やま)県(けん)内有(ゆう)数(すう)の繁(はん)殖(しよく)地(ち)。地元の自(し)然(ぜん)保(ほ)護(ご)団(だん)体(たい)・北の吉(き)備(び)路(じ)保(ほ)全(ぜん)協(きよう)会(かい)によると、今年は例(れい)年(ねん)より数日早く12日に初(はじ)めて確(かく)認(にん)された。
 17日は30匹(ひき)以(い)上(じよう)がスイスイと飛(と)び交(か)い、植(しよく)物(ぶつ)の葉(は)や茎(くき)で羽を休めていた。かれんなトンボの“舞(まい)”は8月中ごろまで楽しめるという。
 総(そう)社(じや)市(し)環(かん)境(きよう)課(か)と同協(きよう)会(かい)は「湿(しつ)地(ち)は貴(き)重(ちよう)な自(し)然(ぜん)の宝(ほう)庫(こ)。むやみに踏(ふ)み荒(あ)らさないようマナーを守(まも)って観(かん)察(さつ)してほしい」と呼(よ)び掛(か)けている。

問1 ハッチョウトンボの説明として正しいものにすべて○をつけなさい。
ア ハッチョウトンボは、世界でも最も小さいトンボの一つだ。
イ ハッチョウトンボは、10円玉に隠れるほどの大きさだ。
ウ ハッチョウトンボは、日当たりのよい小川に住んでいる。
エ ハッチョウトンボは、雌だけが真っ赤になる。
オ ハッチョウトンボは、岡山県でも、総社市のヒイゴ池湿(しつ)地(ち)など、限られた場所だけにすんでいる。


実際のワープロ印刷物にはルビ(ふりがな)をつけているのですが、ブログ記事用にコピペすると、ふりがなが( )の中に入ってしまうので、読みにくいですね。
こんな教材を思いついたわけは、最近のNHKニュースで「岡山県自然保護センター(和気町)」で今年もハッチョウトンボが舞い始めたという報道があったので、トンボつながりの話題を集めてみたのでした。
引用した地元ローカル紙「山陽新聞』には、去年5月のヒイゴ池のハッチョウトンボが紹介されていました。
古いブログ記事からハッチョウトンボやその他のトンボの写真を引っ張りだし、授業に臨みました。
ハッチョウトンボ♂

ハッチョウトンボ♀

思ったほどには、反応がありません。、
暑いせいもあるのでしょうが、退屈して居眠りする学生も、、。ま、いいか、内心の自由は尊重しなくては。
それはそれとして、授業でハッチョウトンボを話題にしたことから、撮影意欲がむくむくとわいてきました。今日は五月晴れの上天気とあって、久しぶりにヒイゴ池湿地を訪ねてみました。時季的に、ひょっとしてハッチョウトンボに出会えないかと期待したのです。
すると、意外に大勢の訪問者がありました。立ち話で、テレビニュースや新聞記事に、今年のハッチョウトンボの情報が出ていたそうです。
帰宅後調べてみると、今年も、去年と同じ5月17日付けの「山陽新聞」にこんな記事がありました。
https://this.kiji.is/237599396957488630?c=75768590128873475

 

総社でハッチョウトンボふわり

 世界最小級のトンボ・ハッチョウトンボが総社市福井のヒイゴ池湿地で舞い始めた。1円玉(直径2センチ)にすっぽり隠れてしまうほどの小さな「赤」が、湿地の緑の中をふわりと飛んだり羽を休めたり。愛らしい姿を見せている。

 ハッチョウトンボは日当たりの良い湿地に生息する。体長2センチほどで、成長につれて雄だけが赤みを帯びる。

 地元の自然保護団体・北の吉備路保全協会によると、今年は例年並みの11日に初確認された。今月下旬から6月中をピークに、8月ごろまで見ることができるという。

 17日は10匹以上が湿生植物の葉や茎で羽を休めていた。湿地ではトキソウもかれんな淡いピンクの花をつけ始めている。

 総社市環境課と同協会は「湿地には貴重な植物が多い。立ち入らないようマナーを守って観賞してほしい」と呼び掛けている。


我ながら、良い狙いだったのですが、、、、残念。目を皿にして探したのに、発見できませんでした。
その代わり、こんなトンボを写して帰りました。








それから絶滅危惧種のトキソウ(朱鷺草、鴇草)も。








今日は小1の孫が動物園へバス遠足で、解散地点までジイジがお迎えを頼まれました。楽しい遠足だったようです。こんな遠足の場合も、地図や双眼鏡、メモ帳などを持ってると、共謀罪に問われるらしいです。
今日はここまで。

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コメント 5

majyo

維新の丸山穂高、私は忘れません。この人の事を
本当に頭に来ました。何を知っているのでしょう
何を学んだのでしょう
強いものにすり寄る嫌な男、許しがたい男として忘れません
by majyo (2017-05-20 18:42) 

kazg

majyo様
まったく同感です。
古い日本への回帰を煽るくせに、「恥」の感覚が微塵もないのですね。ま、アベ親分からして厚顔無恥では際立っていますがね、、。「美しい日本」の対極でしょうに。
by kazg (2017-05-20 23:20) 

アヨアン・イゴカー

>強いものにすり寄る嫌な男、許しがたい男として忘れません
テレビで彼が発言するのを見て、ぞっとしました。
人間には二種類あって、独立していきることが自由であると感じる型と、
隷属して命令に従っているほうが自由に感じられる型。
彼は、隷属型であることは間違いありません。一見、自己主張しているように見えますがとどのつまりは、作られた組織の中、敷かれたレールの上、他者の決めた価値観をそのまま受け入れて生きる奴隷人間に過ぎません。自分の基準がないからです。奴隷型の人間が危険なのは、他者の立場、環境を思い遣る能力が欠如しているからです。
by アヨアン・イゴカー (2017-05-21 23:06) 

kazg

アヨアン・イゴカー様
まったくです。
「自分が歴史に名を残す名優だと思って、更なる愚行を続け」ている空っぽアタマの「大婚約者」ロボットを、まわりでしきりによいしょしているロボット猫と蟹ロボット、飛行ロボットたちの同類ですかね。彼らもまた、自分の罪深さに気づかなければなりません。
by kazg (2017-05-22 06:50) 

kazg

訂正です。
「大婚約者」では意味不明でした。
「大根役者」に訂正してお詫び申し上げます。
by kazg (2019-05-17 12:48) 

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